爆発事故

街の活性化やイベントに関わる立場の方は、福知山市の花火大会の爆発事故の、その後の経過に注目しないといけないと思います。

今回は、3人の方が犠牲になり、発生から1カ月となる今も、重いやけどを負った20人の方が入院し続けている、と聞きます。

そして、この方々への補償が適切に行えるのか、それが大きな問題になっているようです。

大会を主催したのは「実行委員会」ですが、これはいくつかの団体の集まりで、主要な団体は福知山商工会議所。会議所の会頭が実行委員長でした。

しかし会議所の会頭と言っても、そもそも名誉職で、花火やイベントの専門家ではないですね。

会議所の年間予算規模も1億円足らずで、積立金は約6000万円と報じられています。

その小所帯に巨額な補償問題が重くのしかかっています。

保険には入っていたものの、

屋台業者の団体が加入する賠償責任保険は、総額で上限1000万円だけ。

主催者の保険は上限1人5000万円、総額10億円。

人が何人も死ぬ、という事態に対応するには不十分ですね。しかも「保険が適用されるかも含めて保険会社側と協議中」なのだとか。

共催者だった福知山市の市長さんが市議会で「商工会議所と一緒に(責任を)かぶる」と明言したそうですが、税金投入が果たして簡単に出来るのか。

「被害者への見舞いを続ける幹部らは苦悩の色を深めている」とかで気の毒なことです。

こうした事態を受け、今後イベントの保険料は上がるでしょうし、出店業者への審査は格段にきびしくなり、各段に時間がかかるようになっていくことでしょう。

火気の管理が杜撰だったのは、所謂「テキ屋」でしたから、各地のイベントで「テキ屋排除」の方向が鮮明になるかもしれません。

来年は、神社の夏祭りに出かけたら、屋台の軒数がひどく少ない、という状況になることが予想されますね。屋台は、たいてい火を使いますからね。

あるいは、加熱方法は電子レンジでチン、という屋台が増えるかもしれません、冗談ぬきに。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.296日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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大人の感想文

二条彪先生の「台東区若手経営者サポートセミナー」が始まり、宿題が出ました。

それは、小説を読んで気づいたことを書け、というもの。先生は以前から、小説を読んで人間の感情の機微を学ぶことが大事だ、と説いておられます。

以下↓その宿題です。

小説の題名:夜明けのハンター 文明開化物語

著者名:三条杜夫

内容説明:

近代日本の幕開けとともに英国から神戸へ来たE.H.ハンター。牛肉文化、造船、たばこといった事業を展開、国際結婚もして、日本の近代化に大きく貢献。彼のもたらした風は21世紀の今も現在に息吹く。鎖国の長い眠りから覚めた日本が大きく変貌を遂げた文明開化の時代。時の流れに翻弄されながらも、いのちの炎を燃やして産業、文化の道を切り開いた人たち。ハンターの生き様を縦糸に、彼と関わる人々の活躍ぶりを横糸に、現代日本の原点を綾なすエピソードの数々を綴る小説。

気づいたこと:

・とにかく登場人物たちの創業者精神・チャレンジ精神がスゴい。産業化できると思った事業には、次々に手を出す。一見「いい加減」にすら見えるが、勿論失敗した場合の責任は自分が負う。日本で自殺した英国人もいた。現代人にはマネできない行動力。

・登場人物たちは産業化できると思った事業のすべてに着手したわけではなく、社会貢献になると信じるものを選んで着手している。そうすると自然に人が集まってくるので、次々に事業に着手しても、人材が不足しない。応援してくれる外部の人にも恵まれる。

・登場人物たちは、退職者と険悪にならず人間関係を継続している。独立する時に別の商圏に移るなどマナーを守っている。

・「日本人以上に日本人らしい」外国籍の登場人物たち。生まれ出た土地でなくても、深く学べば、その土地の人に成れる。

・本を刊行することについて、地元神戸のスポンサーを募っている。つまり商業出版と自費出版の中間形態の本。本が売れず、本が出しにくい情勢の中で、なんとか刊行する手法として評価できる。

・地域活性化の手法として評価できる。実際、この本は地域活性化を目的として刊行された。現代の、地元の人間が開拓者の精神を学べるので、大変良い。下手にB級グルメを開発するより、よほど良い手法。

(以上)

えっ、その本は御所坊の御主人から貰ったものだろう って?

そ、そうですけど、何か?

「小説を購入して感想を書け」っていう宿題じゃないですからね。ふん。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

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追伸②

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現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.295日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

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かっこいいスキヤキ

テレビ東京の「孤独のグルメSeason3」が始まったせいで、久住昌之さんに注目が集まっているようです。

久住昌之さんは漫画の原案作者です。

「孤独のグルメ」では作画担当の谷口ジローさんとコンビを組んでいますが、以前は泉晴紀さんと組んで「泉昌之」と名乗り、数々の異色の作品を発表して来ました。

「泉昌之」さんがデビューしたのは1981年。当時サブカルチャーの総本山的な位置を占めていた漫画雑誌『ガロ』からのデビューで、今でも「ガロ出身の漫画家」と分類されているようです。

泉さんのタッチは暗~い劇画風。で、久住さんの原案は細かいコト、特に食べ物には徹底して過剰にこだわる主義で、その合作がユニークな漫画を産みだしてきました。

「泉昌之」を代表するキャラクターは、ハンフリー・ボガートをモデルにしたハードボイルドな「トレンチコートのおじさん」です。この男が、初期の作品『夜行』では、駅弁の幕の内弁当を美味しく食べる方法にこだわりまくります。

同じ時期の、すき焼きを採り上げた作品『最後の晩餐』も、勿論その路線です。

「トレンチコートのおじさん」が未だ若い頃、男ばかりですき焼きを食べるのですが、すぐに肉の取り合いが始まります。

「俺はそんなに肉ばかりを食べていないよ」と他の男に見せかけるため、シラタキの中に肉を隠して食べる場面は、実に笑えます。

やがて争いは醜さを増し、肉を多く食べる男の出身地をバカにして「このブタ!」と叫ぶなどエスカレートしていきます。

実に下らなくて、私はこういうのが好きです。

ビールを飲む様が非常に上手に描かれているのも良いですね。

この頃の作品が集められて文庫本に成り、『かっこいいスキヤキ』という題で売られていまして、13刷りまで刷られていますから、今でもファンがいるのですねえ。

是非、どうぞ。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.294日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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外国通

9/11の弊ブログで単行本『夜明けのハンター』について触れました。今日は、もう少しその話しを、と思います。

この本では、神戸ビーフを普及させた人物として、キルビー商会のキルビーと、その部下・ハンター、それから初代の兵庫県知事・伊藤博文(=後の総理大臣)が登場します。

ここで誰でも疑問に思うことは、伊藤が何故27歳と若いのに知事に成っているのか、ということです。

少し長くなりますが、説明しますと、明治維新で政権を獲った薩長方には外国通の人物が少なく、伊藤が、その数少ない外国通だったから、というのが、その理由です。兵庫が開港して、外国人居留地が建設されていましたので、外国通が起用されたのです。

なにしろ長州藩と言えば「尊皇攘夷」の総本山でしたから、外国のことを学ぶなんてトンデモなかったわけです。維新の前夜になって薩長同盟が成立して、それでようやく「攘夷」の旗を下した位ですから、外国通なんてほとんど藩内にいません。

そんな中、伊藤と井上馨は密航同然で英国に渡った経験があり、英語が話せたので外交通と看做されていた、という次第です。

薩長=国際的、幕府=守旧的というイメージは間違っておりまして、当時むしろ幕府方に外国通がたくさんいました。福沢諭吉先生がそうですね。

先生は適塾で学んだ後、咸臨丸の艦長・木村摂津守の従者としてアメリカへ渡り、帰国後は摂津守の推薦で、中津藩に籍を置いたまま幕府外国方に出仕することになりました。だから当然幕府方ですね。

徳川慶喜もフランス公使と親密で、フランス式の軍隊を新設したりしました。

このように幕府方には外国通がいましたが、長州藩には少なく、わずかな例外が伊藤・井上、それから大村益次郎でした。

大村は元々武士ではなく医者で、適塾で福沢先生と同門。蘭学を学ぶ内、西洋の兵術・砲術なども学び、その学問を活かして薩長方の実質的な参謀総長になります。

実に人生とは数奇なものです。

さて肉の話しに戻ります。そんな日ノ出の政治家・伊藤とキルビー・ハンターの出会いが、神戸ビーフを有名にした、というのが『夜明けのハンター』の筋です。

伊藤は27歳、ハンターは10代でアイルランドを出奔して来ていますから、伊藤よりも年下。そんな若い面々が神戸ビーフを推進した、というのが、この本が描く情景です。

小説の形態をとっておりまして、描かれていることの全てが史実ではありませんが、有馬温泉「御所坊」の御主人によりますと、

「だいたいは本当です」ということですので、皆さんも、是非どうぞ。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

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追伸②

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この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.293日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

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おもてなし

フランス語ブームが来そうですね。

なにしろオリンピック・ムーブメントを創めたクーベルタンはフランス人ですから。

日本人が挙ってフランス語を学び、道端で外人さんを見かけたら、フランス語で話しかけてみましょう。

O-mo-te-na-shi! と。

えっ、それは英語で言っても、中国語で言っても同じだろう って?

そんなことはありませんよ。フランス語には母音が16種類あると言いますから、その母音を駆使して発音すれば違います。

そして、外人さんと一緒に記念撮影する時は、Say Cheese!ではなく、

Say Su-ki-ya-ki!

と叫びましょう。おっとスミマセン、Sayじゃ、英語でしたね。勿論フランス語で言わないといけませんが、

えっ、フランス人はそういうことをしない ですって?

とあるフランス人曰く「フランスでは自然な姿を撮る」⇒人工的な笑いは撮らない、んですかあ。

うーん、そうなんだ、恐るべしフランス人。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

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島育ち~長期肥育と長期熟成

7週間熟成させた肉を食べてみました。

食べてみましたのは、個体識別番号:1334790070の牛。「隠岐潮風ファーム」産の「隠岐牛」のサーロインを、我が家の夜食としてステーキにしてみました。

この牛は隠岐生まれ、隠岐育ち。島内一貫肥育で育てられ、肥育期間は33カ月と充分です。

この位肥育されていない若い牛ですと、どうしても体内に水分が多く、熟成させてもしっかり乾かず、逆に状態が劣化してしまって⇒上手く行かないことが多いです。そう、充分肥育されていない牛は長期熟成に向かないのですが、この牛なら33カ月ですから、7週目でも良かろうと想像して食べてみました。

実は、この牛は「今週の特選牛肉」として8月21日から売っていたもので、そのことを今頃ブログに書いているようですから、

住吉も相変わらず商売っ気が足りないなあ!と言われてしまいそうですが、それは、まあ、さて置きます。

残りの在庫はだいぶ少なくなりましたが、まだ販売継続中ですので、どのような状態か試してみたわけです。

熟成に関して、私は元々4~6週間が好みでして、8週位になりますと脂に独特の風味が出てくることがあり、そこが好き・ずきで、私は4-6が好みです。

さて、7週目の隠岐牛ですが、なかなか美味でした。

長期熟成肉ですのでステーキにしますと、やはり少しスパイスを効かした方が良く、七味とかワサビが欲しくなりましたが、すき焼きなら、そのままでも旨いと思います。

隠岐に限らず、だいたい島の牛は、ミネラルをたくさん取り込みますので、味が複雑になる傾向がありますね。それが良いのです。

だから、是非ともそういう土地で牛を飼う場合は、この牛のように長期肥育をして欲しいものだと思います。

せっかく良い味が出る土地柄なのに、短期肥育では面白くないです。餌も地元由来のものに限れば、さらに良いと思います。

今時は、畜産経営の採算性を考えて、肥育はより短期で、ということになりがちですが、それでは土地柄が活きません。土地柄を活かして、面白みのある畜産日本にして欲しいと思うのですが、むしろ現状は逆のようで、私的には日頃不満を持っています。

長期肥育して、さらに長期熟成をさせると、採算上良くないことがさらにあります。

肉の色が濃くなり、見栄えが悪くなりますから、肉の知識をお持ちでない方から、

色が悪い!と嫌われたりします。

しかし、そういう見栄えばかりを気にする人は旨い肉を食えません。

この点は業界人だけでなく、是非一般の方にもご記憶いただきたいですね。

ともあれ、島育ちで長期肥育の「隠岐牛」を、私は今後も買っていくと思います。

 追伸①

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トリップアドバイザー

ある日イギリスの知らない会社から航空便で、ステッカーが送られて来ました。

「トリップアドバイザー」というサイトを運営している会社のようです。

手紙を読みますと、どれどれ・・・

「Chinya様、ご存知でしたか?世界最大の旅行口コミサイト トリップアドバイザーにおいて、Chinya様は旅行者から高い評価を受けています!旅行者からの支持に敬意を表して、「トリップアドバイザー推薦」ステッカーを貴施設に贈呈させていただきます。」

イギリス人のくせに「口コミ」などと日本語が旨いイヤ上手いですねえ。でもねえ、日本人はステッカー程度の品物を「贈呈」とは言いませんよ。

「毎月2億人ものトリップアドバイザー利用者がサイトを訪れ、ホテル、レストラン、観光名所などへ投稿された口コミを読んでいます。この新しいステッカーによって、貴社がトリップアドバイザーで支持されており、貴施設がこうした旅行者からの声を大事にしている事を示す事ができます。是非御活用ください。」

うーん、「観光名所などへ投稿された口コミ」ですか、チト直訳っぽいですねえ。学校英語を思い出してしまいます。「観光名所について」にした方が日本語っぽいですよ。

それからですけど「大事にしている事を示す事」と「事」を繰り返すのはしつこいです。「大事にしていると示すこと」で充分でしょう。意訳しないと学校英語から抜け出せませんよ。

訳し方が今市ですが、2億人とは聞き捨てならないので、一応サイトを開けてみますかね。たしかに「ちんや」が載ってますな。なんて口コミされてるんでしょう・・・

We had a lunch set and enjoyed the Sukiyaki, but quite expensive.

うるさいよ!オーストラリア人のくせに。

The service was excellent and the waitress dress in traditional kimonos.

そ、そうですかあ。それはどうも、ありがとうございます。

で、元の手紙に戻りますが、

「トリップアドバイザー」のオーナー管理ページには、貴施設のゲスト訪問客獲得をサポートする無料マーケテイングツールを各種ご用意しております。「施設ページの管理」からご確認ください。旅行者からの投稿口コミに対して返事を投稿したり、最近訪れてくれたゲスト訪問客の方に口コミ投稿を促したりすることができます。」

えっ、「ゲスト訪問客の方に口コミ投稿を促したりする」んですかあ!

それって、日本語では、

Ya-ra-se とか

Ste-mar って言うんですよ。

考えることは同じだなあ、日本人もイギリス人も。

追伸①

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歯医者へ

ある午後、普通に歯を磨いていたら、普通に歯が欠けました。

焦って、歯医者さんに行きました所、以前に型を被せた内部で虫歯が出来ていて、そこから歯の一部が欠けて取れてしまった模様です。

型はしぶとく残っているのに、歯の方が取れました。以前から、どうも食べた物がひっかかるなあ、と思っていた箇所で、もっと早く診て貰えば良かったです・・・

などと言っても後の祭り。今となっては、今の型を外し虫歯の部分を削って、新たな型を作って被せる他ありません。

では、住吉さん、と歯科衛生士のお姐さん、

最近は美観上大変良い型があるんですが・・・

そりゃあ、いかにも金歯って感じじゃない方が良いですけど、え、ええっ、結構良いお値段ですねえ。その金で「ちんや」で豪遊できますよ。

え、お安くする? そうですかあ。じゃあ、それで行っちゃって下さい。

では、麻酔をしますね!

え、ええっ、虫歯と言っても、しみて痛いとかゼンゼンないですから、麻酔は無しでも良いんじゃないですか。

虫歯がどの位深いか分からないから、麻酔が必要です って?

そうですかあ。麻酔を注射する時の痛みの方が痛いってことはないですかねえ。

え、そんなことはない?

そうですか、では、お願いします。

あ、痛。やっぱり結構痛いですよ。それに、随分麻酔液を入れるんですね。たかが虫歯ですけど。あ~もう、唇の感覚がマヒして来ました・・・

とトホホな事態になってしまいましたが、歯医者さんに行って良いことは、歯をピカピカにクリーニングして下さることです。

最近しゃべりの出番の時に、歯の着色が気になっていたので、綺麗に成るのは有り難いことです。

2週間ほどで、リフレッシュ・デビューいたしますので、どうぞ、御期待下さい。

 

追伸①

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皆様も、是非御参加下さい!

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ブランデイング

牛脂の登録商標「牛ゅっとハ-ト」の出願手続きをして下さった弁理士の先生が、とある地方の商工会議所青年部の依頼で「ブランデイング」に関するセミナーを行うことになったそうです。で、

つきましては、「ちんや」さんの名前と、「牛ゅっとハ-ト」をセミナーの題材として使わせてもらっても良いですか?また、ちんやさんとして、今後、これらを使って広告宣伝をどのようにやっていくか等の具体的なアイデアはありますか?教えていただけないですか。

よろしくお願いします。

というメールが来ました。なんでも、地元名産の茶の「ブランデイング」を研究中なのだとか。

そりゃあ、勿論、結構です。宣伝になりますから、有り難いです。

とお受けしましので、その御返事を用意しないといけません。

さて、口はばったいですが、「ブランデイング」の大根幹は、お客様との約束ないしお客様への誓い だと思います。

例えば、有名な靴のブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」の信条は「履き心地のよい靴」でした。滅茶滅茶シンプルですが、それが「お約束」です。

フェラガモ氏は「スターの靴職人」として有名で、イングリッド・バーグマン、マリリン・モンロー、オードリー・ヘプバーン、ソフィア・ローレン、マレーネ・ディートリッヒ、といったハリウッド女優との交際が知られていますから、我々はそちらに注意を向けてしまいがちですが、信条は「有名人向きの靴」では決してなくて「履き心地のよい靴」でした。

足を痛めない靴を製作するため、フェラガモ氏は南カリフォルニア大学で解剖学を修めたそうです。客の足に触れただけで体調の良し悪しが分かった、ということすらあったそうです。

信条が無いのに有名人のコネでブランドを作った、ということなのではなく、全ての御客様に「履き心地のよい靴」を提供すると約束したことでブランドを確立したのです。

で、「牛ゅっとハ-ト」ですが、「ちんや」の「ブランデイング」の根幹、つまりお客様との約束ないしお客様への誓いを象徴的に、目に見える形で提示する素材として使って行きたいと考えています。

「ちんや」の理念を、ここでご紹介しますと「心に残る思い出を!」です。

ですので、お爺さんの還暦のお祝いの会であるとか、結婚記念日の夫婦のお食事であるとか、あるいは先代社長の1周忌とか、そういう場面で使われる店でありたい、と思っております。

そういう店で在りたい、という願望や、

必ず、いつでも、そういう場面に相応しい店で在り続けます、という誓い

それを画像で象徴するのが「牛ゅっとハ-ト」です。パンフレットやネットで、そして勿論客席で、理念=お客様との約束=画像(=「牛ゅっとハ-ト」)が連動した形で提示して参りたいと思っています。

そして、これも重要なことですが、従業員のモチベーション維持のためにも使ってまいります。

なお「LOVEらかたあぶら」も基本的には同趣旨ですが、「牛ゅっとハ-ト」よりはエンタメ性を持たせてイベントにしたり、あるいは食育に使うことを考えております。

どうぞ、御期待下さい。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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摂津国有馬

その、有馬温泉の御方には3回驚かされました。

まず到着しまして、すぐ本が支給されたことです。

その本は、神戸に牛肉を普及させ「神戸ビーフ」の基礎を築いた外国人・キルビーとハンターの生涯に関する本「夜明けのハンター」でした。

キルビーとハンターは、青雲の志を抱いて開港直前の神戸にやって来ました。当時はまだ居留地も神戸港も建設が進んでいない状態でしたので、「兵庫にやって来た」というのが正確かもしれません。

で、キルビーとハンターは、最初のビジネスとして牛肉の販売を始めます。近隣の農村を回って牛を分けてもらい、それを屠畜して売ったのです。

その肉の評判を聞きつけた人物の中に、初代の兵庫県知事・伊藤博文=後の総理大臣がいて⇒博文の尽力もあって⇒「神戸ビーフ」が有名になって行った、という次第です。

その御方の旅館では、そういう経緯を踏まえ、「神戸ビーフ」を熱心に提供されていて、しかも伊藤博文が揮毫した書が客間にかけられているのです。

その書の文字は「高談娯心」。

「高い志の話をすれば、お互い気持ちが良くなる」という意味の言葉で、神戸の文化人たちはこの書の下で、すき焼きを食べることを習慣にしていた、と聞きます。

有り難いことに、その部屋に泊めていただき、すき焼きは現在は定番メニューにないそうですが、牛肉を食べさせていただきました。

こうして、支給された本を読み、博文の書の部屋で肉を食べた翌朝、その方=「御所坊」主人のKNIさんとお話しすることになりました。

そうしましたら、御主人は、こちらのブログやFBを調べていらして、

いやあ、実はお目にかかりたいと思ってたんですよ!

とおっしゃるので、二度目の驚き。

そして、三番目は、いただいたお名刺の住所が「摂津国有馬」となっていたことです。

この住所に関する事情は浅草と似ています。浅草は、江戸が出来る以前から存在していたのに江戸に吸収されて江戸の一部に成ってしまったのですが、有馬温泉も日本書紀の時代から在ったのに、戦後に神戸市に吸収されて、今は「神戸市北区」です。

しかし、御主人は歴史に誇りをもって、名刺の住所を「摂津国有馬」にしておられました。

へえ、有馬温泉が神戸市とは知りませんでした。

こちらも浅草が台東区とは知りませんでしたよ。

神戸ビーフを扱いながらも、土地の歴史はまた別なので正統に主張する、という方向は、まったく正しいことだと思います。

勉強になりました。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

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時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.287日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)