またまた、肉の王者

 このブログの10/25号と10/26号に、応援歌「若き血」の変え歌=♪肉の王者♪のことを書きましたら、

 「他大学出身の者には、どこが変え歌なのか分からないぞ。分かるように書いてくれよ!」という文句が来ました。

 他大学と言っても、東京六大学のご出身の方なら、「若き血」は神宮球場でイヤというほどお聞きになっているでしょうから、ご存じないハズはありません。

 そういうことを言ってくるのは、さてはC大かN大あたりの出だろうな、イヤ待てよ、東大は六大学だけど、東大の連中は神宮なんて、ほとんど来ないから、ひょっとして東大出かあ、と思いましたが、そういう詮索は野暮なので止めにして、一応「若き血」の説明をしておきましょう。

 「若き血」は、慶應義塾のカレッジソングの十八番とも言うべき応援歌で、昭和2年から歌い続けられてきています。「塾歌」より以前から歌われている歌です。さて、その歌詞ですが、

 若き血に燃ゆる者 光輝みてる我等
 希望の明星仰ぎて此処に
 勝利に進む我が力 常に新し
 見よ精鋭の集う処 烈日の意気高らかに
 遮る雲なきを
 慶應 慶應 陸の王者 慶應

 作詞・作曲は堀内敬三。個人的には「勝利に進む我が力 常に新し」という部分が一番好きです。この歌詞こそ「新し」と思います。

 今回、この歌詞を最後の部分を「肉の王者 慶應」と変えて歌ったわけです。ちなみに隅田川での早慶レガッタ(=ボートレース)の時は「水の王者 慶應」と歌います。

 以上が変え歌の説明ですが、ついでですので楽譜の説明もしておきましょう。

 「若き血」の特徴は最後の音、つまり「慶應!」の「オー!」の所が、曲の主音でなくて属音で終わることです。イ長調(Adur)で書かれているのに、イ(A)音でなくてホ(E)音で終わるのです。

 しかもA〜C♯〜Eと上行して終わるので、曲が完全に終止した感じがしません。

 しかし、そのためこの曲は何回も繰り返して歌うのに丁度良いのです。 

 神宮では、ゲームが重要な局面の時、つまり慶應側がチャンスかピンチの時に「若き血」を歌います。何回も繰り返して歌います。

 ワセダの「紺碧の空」も結構な歌ですが、「若き血」の方が、歌詞が一番までしかなく、属音で終わるので、何回も繰り返して歌うのには向いていると断言できましょう。

 特にピンチの時に歌っていると、気合が入るものです。

 「肉の王者」も不景気で苦戦していて、ピンチと言えますが、繰り返して歌っていると勝てそうな気がしてきます。

 ♪肉の王者〜慶應〜♪

追伸

 昨日放送の、私が出ました、TV番組「土曜スペシャルーなるほど!発見!なつかし写真でめぐる東京今昔散歩」(テレビ東京)を、多数の方にご覧いただき、ありがとうございました。ちょうど台風が来て、皆さんご自宅にいらしたようですね。

 恥ずかしいので、「なるべく見ないで」と言ってたのに!

 じゃあ、ブログに書くなって? へえ、そうでした。

 なお、その他?の出演者は、荒俣宏様、錦野旦様、藤田朋子様、半田健人様、伊藤聡子様でした。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。本日で弊ブログは八ヶ月連続更新を達成いたしました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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陰影礼賛

 10/26の午後、日本橋小伝馬町の老舗すき焼き店「伊勢重」さんを訪ねました。

 実は11月に第7回「すきや連」を開催予定で、「伊勢重」さんに会場をお引き受けいただきましたので、事務局の私は、現場で段取りの打ち合わせをしておかないといけなかったのです。

 「すきや連」は、全国からすき焼き屋さんが大集結しますし、その人数も毎回50人以上と大勢なので、引き受け店にとっては、かなりのご負担です。だから、段取りは丁寧を心がけています。

 しかも「伊勢重」のご主人Mさんは、東京都食肉販売同業組合の専務理事で、お忙しい方なので、今回は事前にうちあわせ事項を書き出してFAXしておきました。

 「すきや連」も7回目なので、過去のファイルを加工するだけで、すぐに打ち合わせ書類が作れるようになっています。当日4時半から「すき焼き俳句の会」があるパターンも、今回が2度目で問題ありません。

 このように、周到に段取りしたら、お目にかかって相談することが余りなくなってしまいました。打合せはすぐに終わり、後は雑談。

 雑談と言っても、良い話しをするハズもなく、たいていはボヤキです。特に今回はグルメランキングのサイトについてのボヤキ。

 昨今、ランキングというものが、デジタル時代・ネット時代に良く合うせいか、グルメランキング・サイトは雨後のタケノコのようにたくさん存在します。Mさんは真面目な御方だけに、気になる御様子。

 人を接待する時に、事前に自分で、その店を使ってみずに、ランキングだけで店を決める人が増えたけど、実に嘆かわしいですよ!

 そうそう、ランキングって思考の浅い人間御用達ですよね!とボヤキの意気投合。

 日本人ってのは「陰影」がわかる民族のハズが、なんたる体たらくだろうか、と二人して興奮。

 でも・・・とMさん我に帰り、自分が通販でモノを買うときは、やっぱりランキング見て決めますねえ。

 はあああ、私はゼッタイにそんなこと・・・してますねえ、そう言えば。

追伸

 本日30日の19:00〜テレビ東京の「土曜スペシャルーなるほど!発見!なつかし写真でめぐる東京今昔散歩」という番組に「ちんや」が出ます。私も出ますが、なるべく見ないで下さい、恥ずかしいので。それにカットされてるかもしれないし・・・

 なお、その他?の出演者は、荒俣宏様、錦野旦様、藤田朋子様、半田健人様、伊藤聡子様です。

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あぶり出し

 10/25の朝「台東区芸術文化支援制度」の助成金をもらって、アニメ作品を制作中の、平竹晋也さんと面会しました。

 私は、台東区アートアドバイザーの一人なので、助成対象となっている人から、制作途中の進捗状況の報告を受けることになっています。芸大BiOn社長のTさん、日経新聞に音楽評論を書いておられるⅠさんも一緒でした。

 平竹さんは区内の某大手玩具メーカーで働いているサラリーマン・クリエーターなのですが、そのかたわらアニメ作品を創っています。

 その作品が、面白いのです。あぶり出しを使って、アニメを創るのです。

 あぶり出しとは、小さい頃図画工作の時間でやった、あの、あぶり出しです。

 あぶり出しで絵をたくさん作っておいて、それを連続撮影して、アニメにするわけです。

 内容もなかなかです。メインのキャラクターが区内をうろついて、街を行く人にコンタクトして、その土地にまつわる、話しを引き出します。

 通り一遍の観光案内ではなく、その内容も土地の歴史を「あぶり出し」するわけです。土地の歴史から、日本人が「忘れたくないもの」をあぶり出そう、という趣向で、意欲的です。

 こうした創造的な才能のある人の創った、御作品の中に、台東区が登場するのは大変良いことです。薄っぺらい観光情報に飽き飽きしている人の目にも止まることでしょう。

 さらに言うと、メインのキャラクターが超ユニークで、最初に聞いた時は目が点になり、開いた口も、しばらく開きっぱなしになった位でした。また街を行く人とのコンタクト方法にも、ビックリさせられました。

 でも、もちろんネタ・バレは厳禁なので、書けません。

 あー、書きたいなあ、最高なんだけどなあ。このアニメ。

 請う、御期待です。

追伸

 明日30日の19:00〜テレビ東京の「土曜スペシャルーなるほど!発見!なつかし写真でめぐる東京今昔散歩」という番組に「ちんや」が出ます。私も出ますが、なるべく見ないで下さい、恥ずかしいので。それにカットされてるかもしれないし・・・

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すき焼き芸者

 向嶋の花街に「すき焼き芸者」として知られた、お姐さんがいます。名をCH姐さんと言い、私も旧知の女将AY子女史が経営する、料亭「きよし」の専属です。

 なんで「すき焼き芸者」って言うかって? それは芸者さんなのに、すき焼きを作れるからです。

 CH姐さんがすき焼きを作れるのは、若い頃、神田万世橋の肉料理店「M」に勤めていたことがあるからです。

 あっ、CHさん、失礼! 今も若いです、当然ですが。

 えー、話しを戻しますが、そういうわけでCH姐さんは、すき焼きを作れます。

 「きよし」のお客様が、すき焼きを所望すると、AY子女史は「ちんや」へ肉を買い出しにやってきます。その肉を使って、CH姐さんがすき焼きを作ります。完全予約制・完全指名制ですが、もちろん。

 某大手食肉企業のオーナーさんも、このコースがお好きだとか。

 先日、この話しを『すき焼き通』の著者・向笠千恵子先生が聞きつけて、ご対面。彼女をいたく気にいってしまわれたようです。

 先生がこのことをどこかに書いて、さらに彼女が有名になると、それはそれでチト困るなあ。

 我々が遊びに出かけた時、彼女にお目にかかりにくくなるかもしれないし、それに、「ちんや」のお客様が減っちゃいそうだし・・・

 でもこの話しはかなり面白いので、思わずここに書いちゃいました。失敗したかなあ。

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女将さん・若女将・奥さん・お嬢さん昼食会

 10/25に、浅草料理飲食業組合の「女将さん・若女将・奥さん・お嬢さん昼食会」が「ちんや」で開催されました。

 20人以上の、女将さん・若女将が見えて、また取材の新聞社の方も見えて、盛況でした。

 この企画は、初めての試みでした。組合活動の活性化のため、女性経営者の皆さんの、知恵とパワーを活用しようと計画されました。まず最初の段階として、今回の研修会+昼食会が開催された次第です。

 皆さんが集まって来るや、一日ハーレムいや、一日大奥が実現して、組合長(=男)は上機嫌。

 随分と楽しそうな、昼食会になりました。

  あ、研修もありました、一応。

 アサヒビール吾妻橋支店長様による、ミニレクチャー①「料飲業界の最新トレンドについて」と②ミニレクチャー「今売れている商材について、有機ワイン・低アルコール飲料・シードルを中心に」もありました。

 また余興は、私の仕切りで、すき焼きクイズ。(ブログ読者の皆さんは内容をご存じですよね!)

  皆さん「また、会いましょう」と言い合って散会しました。

 それにしても、出席していたウチのヨメ、よその奥さん達と何を話していたのか・・・

 しかけておくんだった、盗聴機。

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肉の王者②

 10/23に、第0回「すき焼き三田会」を「ちんや」で開催しました。初めてのことなので、第0回というわけです。松阪の「和田金」のMさんと私が呼びかけて実現しました。

 慶応卒で、すき焼き店を経営している皆さんと、慶応卒で、すき焼きを愛好している皆さんが、史上初めて(?)大集結です。

 以下は当日書いていただいた、寄せ書きです。

・すき焼きに若き血燃やす夕べかな(食文化研究家・向笠千恵子先生)

・スキヤキ在味覚凧在風格(「たいめいけん」M先輩=料飲三田会会長)

・肉食人間です 特に牛肉は一番好きです(「スターゼン」U先輩=食肉三田会会長)

・すき焼き大好き人間です。すき焼きパワーで頑張ろう(「なだ万」T先輩)

・すき焼、好きや(「濱田屋」「明治座」M先輩)

・お肉大好き 生たまごも(「香味屋」K恵女史)

・すき焼は人の心を暖かくします。だから大好きです。(「馬渕商事」M君)

・スキヤキ三田会おめでとう(「ニューオータニ岡半」S先輩)

・食は人を幸せにします。(「野心満々」S先輩)

・肉も魚も沢山食べよう!(「綱八」C君)

・亡き父のおみやわいつも好きやきに笑顔たえない思い出の味

(「愛宕小西」KY子女史+K君)

・食べた時、思わず笑顔になる「ちんや」のスキヤキ(「松乃鮨」T君)

・子供のころから「すき焼き」は大大大のごちそうで大好物です。今後とも宜しくお願い申し上げます。(「美味サライ」O先輩)

・「トップになるにはすきやき食べよう!」〜宝塚歌劇『愛と青春の宝塚』(大石静原作)より(「慶應大学出版会」M子女史)

・とても美味しいお肉ありがとうございました。今後とも宜しくお願いいたします。(「JTBパブリッシング」Ⅰ先輩)

・祝 すき焼き三田会 やはり日本酒!と思うが今日のワインは素晴らしい (「アサヒ商会」H先輩)

・縁を大切に 良い出会いを有り難うございました。(「小桜」Ⅰ先輩)

・学生時代より肉は大好き すきや連の益々の発展祈ります。

(「常盤堂雷おこし本舗」H先輩)

・下町の三田会楽しきすき焼きで(「伊豆安」H先輩)(台東三田会幹事長)

  最後に、お約束の応援歌『若き血』を熱唱!ただし変え歌で・・・

 ♪慶応〜慶応〜肉の王者〜慶応〜♪

 

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肉の王者

 10/23に、第0回「すき焼き三田会」を「ちんや」で開催しました。初めてのことなので、第0回というわけです。松阪の「和田金」のMさんと私が呼びかけて実現しました。

 慶応卒で、すき焼き店を経営している皆さんと、慶応卒で、すき焼きを愛好している皆さんが、史上初めて(?)大集結です。

 「すき焼き通」の著者・向笠千恵子先生も来て下さいました。

 献立は以下の通りですが、この内、

デザートの砂糖を提供して下さった、「沖縄さとうきび機能研究所」のTさんは同窓、またワインを選定して下さった、「愛宕小西」のKさんも同窓で、この日もご出席下さいました。

 また、やはり同窓の、橘倉酒造のⅠさんが銘酒「若き血」をご寄贈下さいました。

 今回「変わりザク」を生野菜でなく、温野菜にして、「鍋に入れるも良し・キュウイドレッシングを付けるも良し」、ということにしたのが新工夫です。

<以下、献立>

先付け①  柿と牛モモ肉 みぞれ和え

先付け②  ホウレン草と帆立、なめこのお浸し

すき焼き肉①黒毛和種、雌、尾花沢市「スカイファーム尾崎」産(ロース)

         平成20年1月23日生まれ⇒22年9月24日と畜

      ②黒毛和種、雌、中津川市・大山経平牧場産(赤身)

         平成20年5月11日生まれ⇒22年9月24日と畜

 ザク   葱(千住「葱雅」)、豆腐(「市川食品」浅草)、シラタキ(同)

      春菊(宮城県産)、椎茸(岩手県産)、卵(「浜屋食品」浅草)

変りザク <温野菜> 牛蒡、蕪、チンゲン菜、マッシュルーム、

       大黒シメジ、トマト

      *変りザクは、鍋に入れるも良し。

       キュウイドレッシングを付けるも良し。

お食事   ご飯(「塚原米店」文京区、福島県湯川町産コシヒカリ)、

味噌(「万久太田味噌店」浅草)、牛佃煮(自家製)

デザート  栗ムース、栗煮(自家製)

*生なり糖(粟国島産「沖縄さとうきび機能研究所」製)使用

ワイン   「愛宕小西」選

日本酒 銘酒「若き血」(橘倉酒造)

日本茶 「増田園総本店」(浅草)

  福沢先生の「福翁自伝」の、適塾のくだりには、牛鍋を食べたと書かれていて、先生とすき焼きとは御縁が浅くありません。その御縁をしのびつつ、卒業生が集って鍋を囲み、すき焼き談義に花を咲かせた・・・

ハズが、どうも中途から、学生時代のバカ話しに移行。先輩方はさすが武勇伝がスゴイです。すき焼き談義はどこへやら。

 でも、それでOKと、私は思います。「美味しかった」より「楽しかった」が、すき焼き屋の本懐と思っていますから。

 〆は、天麩羅「綱八」Cさんのエールで、お約束の応援歌『若き血』を、一部変え歌で(!)熱唱して散会しました。

♪慶応〜慶応〜肉の王者〜慶応〜♪

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群馬のすき焼き

 向笠千恵子先生の連載『続すき焼き ものがたり』が掲載されている、月刊「百味」11月号が届きました。5月号より連載が始まりましたので、今回で第7回です。

 今回、先生は群馬県前橋市まで出かけ、「牛や清(ギュウヤキヨシ)」さんのすき焼きを取材してこられたようです。

 「牛や清」の女将F女史は、「すきや連」にたびたび見えていて、またお嬢様が私の知人に日本舞踊を習っておいでで、私も存じ上げています。群馬県内を走り回って、地産地消の、すき焼きを実現されている方です。

 地産地消のことは存じていましたが、今回、おやっと思ったのは、すき焼きの締めくくりの、うどんのやり方です。

 「これは邪道なのかもしれませんが、とにかくおいしいから・・・」との女将さんのオススメで出されたのは、

 キムチ!

 キムチを鍋に入れ、それに割り下と水、うどんを加えて食べるのだそうです。

 「これが、あっとおどろく爽やかな味。キムチの香りも辛味もマイルドになり、すき焼きのだしとうまくからんでいるし、うどんがこれまたおいしい。(後略)」そうです。

 うーん、私には味の想像がつきませんが、しかし、このニッポンに色々なすき焼きが在るのは良いことです。

 一人のお客様が、何軒ものすき焼き屋をまわり、それぞれの個性を楽しんで下されば良い、と思っています。

  対抗して「ちんや」は、すき焼きに納豆でも入れるかな、いや、それじゃあ、インパクトがイマイチだな、チーズの方が良いのかもな。

 *雑誌「百味」については、こちらです。

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*「牛や清」さんについては、こちらです。

防災訓練

 10/21は、店の防災訓練がありました。日本堤消防署から5人の隊員の方が見えて、指導して下さいました。

   さて、出血してしまった場合の応急処置は、

①     出血箇所を押さえる

②     「止血点」(=指、手、足のつけ根)を押さえる。

*押さえる時は幅の広い布で、ズラしながら巻きつける。

③出血箇所を心臓より上に上げる。

④冷やす。以上がコツだそうです。

  包丁を使っていて指を切った場合も、こうやれば良いわけです。

  さらに、道で倒れてる人を見つけた時は、

①     体温の確認

②     意識の確認(「分かりますか?!!」)

③     呼吸の確認

*6秒間呼吸がなければ異常

④119番通報

⑤AEDを探す。以上が正しい段取りだそうです。

 おかげ様で勉強になりました。

 それにしても、毎年思うのですが、隊員の皆さん、訓練に出かけるのに赤い消防車に乗って見えるのは、どうなんでしょう。

 通行人には、「ちんや」で火事を出したみたいに見えますよねえ。

 

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創業85周年記念晩餐会

 10/19に、「料飲三田会」「台東三田会」で旧知の、K恵女史が経営されている、老舗洋食店「香味屋(かみや)」さんで「創業85周年記念晩餐会」がありました。お招きいただいたので、参加させていただきました。

 御店の場所は、台東区の反対側・根岸ですが、この界隈は、その昔花街のあった、粋な所です。

 K恵さんのご先祖は、最初この土地でハイカラな輸入品を並べて売る店を始めたそうですが、その売り物の中にコーヒー豆などの食料品がありました。やがて、そうした物を飲ませたり・食べさせたりする座席ができ、ついには本格的洋食店になってしまったそうです。K恵さんは、その4代目です。

 私は、味覚が完全に下町味覚なので、ニッポンの洋食は大好きです。目が無い、と言っても良いでしょう。

 そんな私も、この日の一皿目がフライなのには驚きました。オードブルがなかなか出て来ないなあ、と待っていると、松茸と牡蠣とカニクリームのフライ盛り合わせがオードブルでした。洋食好きには、こういうモノはたまりません。

 その後も、コキールとかローストビーフとか続きましたが、味付けが微妙に下町で極楽です。お仏蘭西人には分からないだろうなあ、この味、と思う内、あっという間に完食しました。

 洋食は、すき焼き同様味が濃かったり、脂肪分が多かったりするので、イマドキとは言いがたいのですが、是非90年〜95年〜100年と、この味を守ってほしいものです。

 90年になったら、また「晩餐会」によんでくれたら嬉しいですね。あ、その前に88周年も結構目出度いと思いますよ。楽しみだなあ。

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