肉の王者

 10/23に、第0回「すき焼き三田会」を「ちんや」で開催しました。初めてのことなので、第0回というわけです。松阪の「和田金」のMさんと私が呼びかけて実現しました。

 慶応卒で、すき焼き店を経営している皆さんと、慶応卒で、すき焼きを愛好している皆さんが、史上初めて(?)大集結です。

 「すき焼き通」の著者・向笠千恵子先生も来て下さいました。

 献立は以下の通りですが、この内、

デザートの砂糖を提供して下さった、「沖縄さとうきび機能研究所」のTさんは同窓、またワインを選定して下さった、「愛宕小西」のKさんも同窓で、この日もご出席下さいました。

 また、やはり同窓の、橘倉酒造のⅠさんが銘酒「若き血」をご寄贈下さいました。

 今回「変わりザク」を生野菜でなく、温野菜にして、「鍋に入れるも良し・キュウイドレッシングを付けるも良し」、ということにしたのが新工夫です。

<以下、献立>

先付け①  柿と牛モモ肉 みぞれ和え

先付け②  ホウレン草と帆立、なめこのお浸し

すき焼き肉①黒毛和種、雌、尾花沢市「スカイファーム尾崎」産(ロース)

         平成20年1月23日生まれ⇒22年9月24日と畜

      ②黒毛和種、雌、中津川市・大山経平牧場産(赤身)

         平成20年5月11日生まれ⇒22年9月24日と畜

 ザク   葱(千住「葱雅」)、豆腐(「市川食品」浅草)、シラタキ(同)

      春菊(宮城県産)、椎茸(岩手県産)、卵(「浜屋食品」浅草)

変りザク <温野菜> 牛蒡、蕪、チンゲン菜、マッシュルーム、

       大黒シメジ、トマト

      *変りザクは、鍋に入れるも良し。

       キュウイドレッシングを付けるも良し。

お食事   ご飯(「塚原米店」文京区、福島県湯川町産コシヒカリ)、

味噌(「万久太田味噌店」浅草)、牛佃煮(自家製)

デザート  栗ムース、栗煮(自家製)

*生なり糖(粟国島産「沖縄さとうきび機能研究所」製)使用

ワイン   「愛宕小西」選

日本酒 銘酒「若き血」(橘倉酒造)

日本茶 「増田園総本店」(浅草)

  福沢先生の「福翁自伝」の、適塾のくだりには、牛鍋を食べたと書かれていて、先生とすき焼きとは御縁が浅くありません。その御縁をしのびつつ、卒業生が集って鍋を囲み、すき焼き談義に花を咲かせた・・・

ハズが、どうも中途から、学生時代のバカ話しに移行。先輩方はさすが武勇伝がスゴイです。すき焼き談義はどこへやら。

 でも、それでOKと、私は思います。「美味しかった」より「楽しかった」が、すき焼き屋の本懐と思っていますから。

 〆は、天麩羅「綱八」Cさんのエールで、お約束の応援歌『若き血』を、一部変え歌で(!)熱唱して散会しました。

♪慶応〜慶応〜肉の王者〜慶応〜♪

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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