群馬のすき焼き
向笠千恵子先生の連載『続すき焼き ものがたり』が掲載されている、月刊「百味」11月号が届きました。5月号より連載が始まりましたので、今回で第7回です。
今回、先生は群馬県前橋市まで出かけ、「牛や清(ギュウヤキヨシ)」さんのすき焼きを取材してこられたようです。
「牛や清」の女将F女史は、「すきや連」にたびたび見えていて、またお嬢様が私の知人に日本舞踊を習っておいでで、私も存じ上げています。群馬県内を走り回って、地産地消の、すき焼きを実現されている方です。
地産地消のことは存じていましたが、今回、おやっと思ったのは、すき焼きの締めくくりの、うどんのやり方です。
「これは邪道なのかもしれませんが、とにかくおいしいから・・・」との女将さんのオススメで出されたのは、
キムチ!
キムチを鍋に入れ、それに割り下と水、うどんを加えて食べるのだそうです。
「これが、あっとおどろく爽やかな味。キムチの香りも辛味もマイルドになり、すき焼きのだしとうまくからんでいるし、うどんがこれまたおいしい。(後略)」そうです。
うーん、私には味の想像がつきませんが、しかし、このニッポンに色々なすき焼きが在るのは良いことです。
一人のお客様が、何軒ものすき焼き屋をまわり、それぞれの個性を楽しんで下されば良い、と思っています。
対抗して「ちんや」は、すき焼きに納豆でも入れるかな、いや、それじゃあ、インパクトがイマイチだな、チーズの方が良いのかもな。
*雑誌「百味」については、こちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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