住吉史彦の十大ニュース2016

お待たせしました!

今年も「住吉史彦の十大ニュース」の時間がやってまいりました。

え? 誰も待っていないって?

そういう声は無視して、どんどん行きましょう。

今日はポイントだけを書きますので、詳しい内容を知りたい方は、アンダーラインのある所をクリックして下さいね。さて、

2月 国際観光日本レストラン協会に青年部が設立され、不肖・私が初代代表世話人に就任致しました。

代表世話人として、4月に国際観光日本レストラン協会「第一回 青年後継者の集い」を新橋「今朝」さんで開催。9月には第二回を鎌倉「御代川」さんで開催しました。

2月 拙著が刊行されました。タイトルは『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』。225日に㈱晶文社さんより発売されました。浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

これにともない、刊行前日にメデイア向け・書店向けの披露会を開催。6月には、私の知人を中心に「住吉史彦の対談本『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』刊行記念「すき焼きを食い、カクテルを飲み、著者・関係者と語る会」を開催しました。

3月 第23回「すきや連」を開催しました。会場は松阪市「牛銀本店」さん。今回も全国のすき焼き関係者が集結して大盛況。特産松阪牛の味と、昭和初期建築という御店の風情を堪能させていただきました。

7月 第24回「すきや連」を開催しました。会場は八王子市の「坂福」さん。今回は八王子花街の芸者衆にご出演いただき、賑やかに開催しました。

8月 「ちんや」リクルート用のサイトを開設しました。テーマは「すき焼きを売ることは思い出を売ること」。

10月 すき焼き文化を象徴する古書『安愚楽鍋』(あぐらなべ)を購入しました。

10月 「ちんや」に革命的に新しい溶き卵2種が登場しました。

10月 「ちんや」精肉売店で「一生もの」の道具を売り始めました。

10月~12月 「全社員一対一肉の話し面談」を実施しました。「ちんや」の肉は何故美味いのか?パートさんに至るまで弊社員全員と私が一人ずつ面談して、ナットク行くまで説明しました。

11月 第25回「すきや連」を熊本「加茂川」さんで開催しました。益城・熊本城などの被災地を訪問。県庁も訪問して副知事さんに義援金をお贈りしました。

 

いやあ、今年も忙しかったです。

これにて2016年の弊ブログも千秋楽となりました。また、これにて2.499日連続更新を達成しました。

まずは御礼だけを申し上げます。読者の皆様、ご愛読いただき誠にありがとうございました。

2017年もご愛顧を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

東西、東〜西〜

 

追伸

年末年始の営業案内です。

年末=12月31日まで休まず営業致します。

年始=1月1日のみ休業し、2日から9日まで休まず営業致します。

どうぞ御利用下さい。

 

 

食の十大ニュース

私の知人が何人も参加している、「食生活ジャーナリストの会」が、今年の「食の十大ニュース」を選びました。

1位=豊洲新市場の移転暗雲

2位=環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の事実上の消滅

3位=災害の続発で野菜などが高騰

4位=国内で製造される全加工食品の原料原産地の表示案決まる

5位=牛海綿状脳症(BSE)の検査廃止

6位=異物混入による食品回収が依然として続発

7位=トクホ(特定保健用食品)製品の初の取り消し

8位=高病原性鳥インフルエンザの発生

9位=冷凍メンチカツによるO157食中毒事件

10位=廃棄向け冷凍ビーフカツの横流し事件。

となったのだとか。

私としては、勿論5位が感慨深いですね。

BSEの2001年は、私が社長に成った年でもあり、本当に大変でした。それから15年。やっと検査が廃止されるということは、日本からBSEがなくなったことを意味します。

あれが歴史に成るのか、としみじみ思い、そして気がつけば私も51歳。

明日は、住吉史彦の十大ニュース2016を発表します。お楽しみに。

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.498日連続更新を達成しました。

飛騨のねぎ

飛騨のねぎをお送りしましたのでお召し上がりください!!太くて甘い飛騨ねぎです。

・・・ということで、飛騨高山の知人から「飛騨一本太ねぎ」が送られてきました。

ねぎのことは多少勉強したつもりでしたが、飛騨のねぎは初体験です。

早速開けてみますると、関西系のねぎかと思いきや、品種としては根深葱系なんですね。しかし関東の、同じ根深系統の千住ねぎより、かなり太いです。

「JAひだ」さんの資料によりますと、

・根深系のねぎです。

・収穫時期は11月~12月で、初冬頃に霜にあわせることで、一段と柔らかくなり、粘りけや甘みが増します。

・鍋物ほか、郷土料理「朴葉味噌」などにも利用され、この地域の冬場の欠かせない食材のひとつとなっています。

・岐阜県知事が認定する「飛騨美濃伝統野菜」の認証を受けています。

・地元・県内市場への出荷も行っておりますが、贈答用等の宅配が主となっています。

とのこと。あまり数が出回っていない貴重品のようですね。ありがたいです。「ちんや」出入りの千住の葱商さんも珍しがっていました。

地元でもこれをすき焼きに入れるのか、贈り主さんに確認しましたら問題ないということでしたので、こちらでも早速すき焼きにしてみました。

芯の部分は粘りがあって、下仁田葱のよう。しかし下仁田より長い。

なかなか美味しいものでした。ご馳走様でした。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.497日連続更新を達成しました。

 

 

 

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

友達だったら

今日は、店員とお客様のコミュニケーションの仕方について、です。

例えば商品説明という行為が必ず行われますが、「大鰐温泉もやし」を例にとって説明しましょう。

「大鰐温泉もやし」は、

・歴史が大変古く、津軽藩三代藩主・津軽信義侯の頃から、少なくとも300年以上生産されている。

・もやしを栽培する土の周囲に温泉を循環させ、その熱を利用して育てている。

・非常に珍しい土耕栽培(他のもやしは水耕栽培)

・無農薬、無化学肥料栽培

・豆の種類は、門外不出の「小八豆」 

・実は近年生産者が5軒まで減ってしまった。そこで地元では協議会を設立し、これまで栽培技術を一子相伝で伝えてきたのを改めて生産の復活を目指しておられる。

店員は、これをお客様に説明します。仕事ですからね。

で、どうですか?買いたくなりましたか?

買いたくなる方もおいででしょう。

でも、ピンとこないなあ、という方も多いと思います。

上に書いた情報はメニューに書かれていて、読めば分かるからです。ネットでも読めます。

その店員さんが、この商品について本当にどう思っているか、リアルに感じられないから、ピンと来ないのです。

では相手がお客様ではなくて、友達だったらどう言うか、考えてみましょう。

このもやしね、とにかくビックリする位立派なのよ。

これはね、この時季の名物でね、「ちんや」に来てこれを頼まないと「ちんや」に来た気がしない!っていう人が多いんだって。

「ちんや」に来て、温泉もやしを頼まないなんて、信じられない!なんで頼まないの?!

どうですか?買いたくなってきましたね。買いたくなったのは、

・「ビックリする位」という個人の感覚が入っているから。

・これを頼まないと「ちんや」に来た気がしない!っていう人が多い、という個人が見聞きした情報が入っているから。

そう、友達と話すと時は、本で知ったことや・ネットで調べたことを、そのまま話すとだんだん相手にしてもらえなくなります。

それなのに相手がお客様だと、何故調べたことを、そっくりそのまま言ってしまうのでしょう。

それは、おそらく会社の公式見解に囚われ過ぎて、違うことを言ってはいけないと信じ込んでいるからです。真面目過ぎると言っても良いでしょう。

私は、弊店で働く人たちが個人の感じ方をお客様に言ってしまっても、それが公式見解の真逆でない限りOKだと思っています。

その方が、きっと売れます。口調はもちろん変えないといけませんけどね

「相手が友達だったら」~試してみませんか?

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.496連続更新を達成しました。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

全社員一対一肉の話し面談

10月よりスタートさせた、「全社員一対一肉の話し面談」が、12月中旬にようやく終わりました。

パートさんに至るまで全員に「ちんやの肉は何故うまいのか」、

牛の性別・月齢と脂の融点の件、

熟成期間とアミノ酸の増加率の件、

肉の加熱方法と和牛香の件など

・・・完全に分かるまで、紙を一切使わずに説明し、耳から聞いて分かるように努めました。

およそ1時間半かけて説明するので、一日一人しかできず、師走になってしまいました。

 なお「耳から」というのは、福澤先生が『学問のすすめ』を書いた際、原稿をお手伝いさんに読み聞かせ、理解できるか確認したという故事に倣ったものです。

「全員」というのは、ひと仕事でしたが、

「天は富貴を人に与えずして、これをその人の働きに与うるものなり」ですからね。

 

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.495連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

昭和は遠くなりにけり

あのお、是非是非お勧めしたいのです、一度ご自分で下見にお越しになりませんか?!「大事なお客様の接待」なんですよねえ。

いえいえ、違いますよ、鍋は一人一台ではなく、四名様で一台を囲んでいただきます。

それもご自分じゃなくて、秘書さんに電話で確認させるって、きっと優秀で一心同体の秘書さんなんですねえ。裏山しいです、いや、羨ましいです。

それでも、やはりお勧めしますが、一度ご自分で下見にお越しになりませんか?!

「大事な」と言いながら、さほどでもないのかあ、と思ってしまいますよ。

なんだか、最近日本のビジネスマンが接待に力を入れなくなったなあと感じます。私のような昭和の男は、自分が行ったことのない店で人様を接待なんて、怖くて出来ません。

昭和は遠くなりにけり、だなあ、と思っていたら、「東洋経済オンライン」に、こんな↓記事が。

仮にお店のタイプをきちんと選べていたとしても、「初めていくお店」は危険なのです。ネットで調べたお店はいくら評価が良くても、選んでいる人が一定の基準で評価しているわけではないため、口コミの投稿者にとってよいお店でも、自分たちにとってもそうかはわからないのです。したがって、お店は上司の顔なじみか、そこまではいかなくても、今までに行ったことがあるお店の中から選ぶことが重要です。」

「誘われた方も、相手が通い慣れているお店なのだ、という雰囲気が伝わってくると、居心地がよいもの。反対に、「初めてのお店」でこちらがぎくしゃくしていると、相手も落ち着かなくなってしまいます。」

ですよねえ、まったく。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.494連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

創業366年

糸魚川大火で焼失した、創業366年の酒蔵「加賀の井酒造」さんのお酒が、東京・表参道の県産品アンテナショップ「新潟館」で1日80本売れたそうです。

十八代目蔵元の小林大祐さんが、お辛いだろう中メデイアの取材に応じて、

「この大惨事の中で、人の被害がほとんどなかったということに安堵しています」

「ここは加賀藩の本陣があった場所。だからまた、同じ場所で新しくやりたいんです」

「下を向いても未来は来ない。この場所で、また酒を造りたい」

と語ったことが共感を呼んだのだろうと思います。

関東大震災と太平洋戦争で二回焼けた浅草の人間としては、火事被害というのが、どうにも気の毒に思えてなりません。

で、この件をFBに投稿しますと、学校の同期君から、すぐコメントが入り、

「三越前のアンテナショップにはすでになかったな、昨日。」

彼は、火事がまだくすぶっている時にショップを訪れていたようです。素早いですね。

日本人について残念な話題も多い昨今ですが、伝統を守る為に力になりたいと思う人が、まだまだ多いのですね。

神仏も「加賀の井酒造」さんを見棄てないと信じます。

南無観世音菩薩。

 

追伸① 今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸② 拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』 浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。 東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁 、価格:本体1600円+税 978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売 、株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.493連続更新を達成しました。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

大火

「大火」が糸魚川で起きてしまいました。

「大火」というものを、すっかり忘れていた人も多いかと思いますが、

・家屋が密集している。

・フェーン現象が起きている。

・消防力が非力(消防車が6台しかなかった)

という条件の下では、いったん火事が拡がれば「大火」に成る可能性が最初からあったと思われます。

実際、今回火災があった「大町」周辺では1928(昭和3)年に105棟を、西側にある「横町」では1932(同7)年に380棟を焼く大火する大火が発生していたとか。

報道では「何故「大火」に成ったのか」ということばかりを論じていますが、むしろ、私は何故「初期消火」が出来なかったのか、という点を詰めた方が良いと思います。

「何故初期消火が出来なかったのか」は、

どうしても個人の責任追及の雰囲気を伴いますから、とても論じにくいとは思います。今回火元はラーメン店ということでした。テレビの画像で視る限り、零細な感じのお店さんですから、尚更です。

しかし、いったん火事が拡がれば「大火」に成る可能性が高かったのですから、そこはやらねばならぬことと思います。そして、我々のような飲食業者にも、検証結果を伝えてもらいたいものだと思います。

県警によると、ラーメン店の男性店主が鍋を空だきしたことが原因だったとも言われていますが、どうだったのでしょう。

なお、偶然ですが、同じ日に「いきなりステーキ大宮東口店」からも火が出て、3棟が全焼・1棟の外壁が焼けるなどしましたが、こちらは「油に引火した」という理由が分かっています。

何故初期消火が出来なかったのか。消火器の場所を店員は知っていたのか。消防訓練はやっていたのか。検証結果を伝えてもらいたいものだと思います。

 

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.492連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

1円ライター②

WELQ事件の続編です。

IT企業の不祥事なんて、住吉さんに関係あるの?!

と、言うなかれ。

私は常日頃から、老舗的企業経営の良さに日本人が気づいて欲しいと念願しておりまして、拙著『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の最大のテーマも、それでしたが、WELQ事件は、どうやら老舗的経営の対極にある会社が起こした事件、老舗的経営者の対極にいた経営者が起こした事件と言えるらしいのです。

一橋大学の楠木建教授は彼女(女性だったそうです!南場さんではなくて事業部長だった方)について、

企業だけに情熱と力を発揮するタイプ

企業のち、よきところで売却の専門家

と書いておられます。

実際、彼女は学生時代から自分でサイトビジネスを始め、やがて自分が創ったサイトをDeNA社に売る、という形でDeNAに入ったのでした。

再び楠木教授によると、起業家は必ずしも経営者ならず。

おそらく彼女が「お客様」と考えていたのは、そのサイトを丸ごと買ってくれるスポンサーだけだったのであって、サイトのユーザーさんではなかった。だから、本来のお客様であるユーザーさんに対して、あんなにも不誠実なことが実行出来た、そういう次第であったようです。

結局、この方は「1円ライター」におかしな医療情報を書かせ、大勢の人に大きな迷惑をかけた上で、海外に「高飛び」なさったとか。

これもまた老舗大国・日本の一つの風景です。南無観世音菩薩。

追伸① 今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸② 拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.491連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

1円ライター

基本的に毎日一回、その日のニュースに「すき焼き」と入れて検索をかけています。現代人が、すき焼きをどのように考えているか、知りたいからです。

そうすると、見つかります、見つかります、いい加減な記事が。 こんな記事を、いったい誰が書いているのか!と思いますが、たいていは無記名。 責任を回避するかのように、語尾を「・・・と言う人もいる」「・・・という説もある」などと誤魔化しているケースも目立ちます。

まあ、食べ物のことだから、多少いい加減なことを書いても重大事件には結びつかないだろう、それで記事が低レベルなのだと思っていました。 しかし、違うのですね。

WELQ事件で明らかになったように、医療問題ですら、いい加減ライターによる、いい加減な記事が罷り通っていたのです。

ライターさんの報酬は1文字1円以下なので、「1円ライター」と言われているとか。

その仕事の内容は、質の良い記事を書くことではなく、SEOで人気のキーワードを適当に文章の中に散りばめること。「肩こり 霊」という検索が多かったから、肩こりと霊に関する記事を書いたまでだったのですが、さすがにまずかったですねえ、あれは。

この調子では、食べ物のことなんかテキトーに書くわけです。

そして今回、もう一つ分かったことは、ライターさんの状況。

・ライターさんは、例えば、1歳児の子育てをしている主婦

・ライティング業務は1文字1円以下だが、タイピングが速ければコンビニやスーパーのバイトより時給はマシ

・熱を出した子供の面倒を見るために業務を休んでも誰もが怒らずに肩代わりしてくれる

PC操作にうとくても分かるまで発注者側が親切に教えてくれる

・だからここは子育て中の主婦でも働ける夢のような職場である

根本的な問題は、子育て中の主婦が働ける場所がないということだったのです。そして、それを搾取する、倫理観なきIT企業。

私も叫びたくなってきました、

日本死ね。

追伸① 今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸② 拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.490連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)