革命

「ちんや」に、革命的に新しい溶き卵2種が登場します。

新メニューです。

しかも、そのネーミングを公募。応募作が将来本当にお店のメニュー名として使われます。ゆくゆくは商標登録を目指します。

これは、すき焼き界の革命だ!
しかし明治維新が必然だったように、この革命もまた必然と言えるでしょう。なんてね。

■メニューの紹介
・メニュー名=「変わりタマゴ」
①カレーオイル入り卵(仮称)
②ヨーグルト入り卵(仮称)
・価格=各200円(税込み)
・提供店舗=すき焼き「ちんや」浅草本店お座敷

■卵の詳細
①溶き卵にカレーオイルを加えます。
②溶き卵にヨーグルトを加えます。
*「甘」「辛」「旨」の三味が強烈なすき焼きは、最初美味しく感じるが、食べ続ける内に飽きてしまうことがあります。そこで「苦」「酸」を足すことで、五味が揃い、最後まで美味しく食べ続けられます。
*伝統に反するので一見革命的に見えますが、食の理論に沿ったレシピです。

(カレーオイル入り卵)
・カレー粉と若干のスパイスをオイルに入れて溶き、それを生卵に加えます。
・すき焼きに足りない「苦味」を補い、アクセントを付けます。
・カレー風味のすき焼きは映画監督の小津安二郎(おづ やすじろう、1903年-1963年)が好んで食べました。小津が愛した旅館「茅ヶ崎館」さんで今でも食べることが出来ます。
・ただし小津方式は、カレー粉をそのまま振りかけるところが、「ちんや」方式と違います。オイルに溶かす「ちんや」方式は吉田裕一調理長が平成26年に発案しました。
・シラタキに良く合います。(キンピラに七味をかけると美味しいのと同じ原理です)
・金彩の器に入れてお出しします。
・風水によれば、カレーのウコン色は、運気・パワーが上昇します。目出度い会合、あるいはご商談にピッタリです。(会社の新年会、創業記念日、ご接待)
・使い残したら、ごはんにかけて食べると美味しくいです。どこか懐かしい味がします。

(ヨーグルト入り卵)
・ヨーグルトを生卵に加えます。
・すき焼きに足りない「酸味」を補い、味を中和させます。(「味の抑制効果」と言います。)
・甘辛味と酸味とがバランスして、信じられないくらいサッパリ、マイルドに感じます。(酢の物に醤油を加えると美味しいのと同じ原理です。)
・どの具材もサッパリと食べられます。
・日本料理店「バサラ」さんが開発した「トマトすき焼き」にヒントを得て、「ちんや」六代目住吉史彦が平成27年に発案しました。
・ただし「バサラ」方式では、トマトを鍋の中に入れて、全てを酸っぱくするのに対し、「ちんや」方式では、玉丼の中だけを酸っぱくします。
・酸っぱいヨーグルトが苦手な方でも「抑制効果」で中和することで美味しく食べられる。ヨーグルトの新しい使い方でもあります。
・柿釉(かきゆう、朱色)の器で提供します。ヨーグルトの白色がよく映えます。

■ネーミング公募について
・浅草の「ちんや」店舗にて実施しています。実際に店舗で食べた方だけが投票できます。ネットでの募集は致しておりません。
・参加費無料。
・お一人様一作に限らせいただきます。
・募集期間:平成28年12月5日(月曜)まで
・結果発表:平成29年1月1日(元日)
「ちんや」すき焼き思い出サイトにて
http://www.sukiomo.com/
・入選者の特典:すき焼き券 10.000円を進呈します。

(以上)

追伸

CSフジテレビONEの
『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、10/09(日) 18:40~19:10です。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.415連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)