カープ女子

プロ野球の球団経営と言えばこれまで、

球団で生じた赤字は親会社の宣伝費と見做す。

というのが基本路線で、球団は鉄道会社や食品会社・IT会社のオマケのような存在でした。野球事業を真剣なマーケティングの対象として考えていないようにも見えました。

その傾向が最近変わりつつあるようで、経済評論家ぐっちーさんがその件を論じた『AERA』2016/10/03号の記事を、私は大変面白く読みました。

その記事は「ここだけの話/親子3代にわたるカープ女子の凄さ」という記事でした。

内容を要約しますと、

・広島東洋カープを愛する「カープ女子」は若い娘ばかりではない。テレビは若い娘ばかりを撮るが、若い「女子」のお母さん・お婆さんもカープを応援してきた。

・女性が中心になって応援することで、「カープ愛」が次世代へ継承される。逆に男性ばかりが応援するジャイアンツでは「ジャイアンツ愛」が次世代に継承されない。

・女性主導で一家がカープを応援する体制が出来ていることで、「客層が全世代」という、マーケティング上大変好ましい状況が出来ている。

人口が120万人ほどしかない広島市がプロ野球の球団を持てている秘訣は、これだったのです。

いいですね。弊社と似ています。

客層が全世代

「ちんや愛」が次世代へ継承される

似た路線です。

よく取材の記者さんなどが、「ちんやさんの客層は何歳くらいですか?」

と私に聞いてきますが、あれは、

老舗の客層は年寄りばかりに決まっている→将来が悲観される

という思い込みと悪意のこもった質問です。

ところがどっこい、記者さん達が想定していない「客層が全世代」は実現可能なんです。嫌味な記者さん、お生憎様です。

まもなく「クライマックス・シリーズ」ですが、「客層が全世代」の球団に日本一に成って欲しいものです。頑張れカープ。

追伸

CSフジテレビONEの
『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、10/09(日) 18:40~19:10です。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.416連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)