官製講談

近江牛の講談が出来たとかで、それに私の旧知のすき焼き屋さんも関わっていたそうで、結構なことだと思いました。
この講談は「官製講談」です。滋賀県竜王町が講談師の玉田玉秀斎さんに依頼して創ってもらったそうな。
町が特産物をPRしたり、農業の高度化支援をしたりする「まるごとスキヤキプロジェクト」の事業の一環として、創ってもらったそうです。
玉秀斎さんは町から提供を受けた本や資料を読み込んだり、すき焼きの名店「毛利志満」(もりしま)(近江八幡市)の森嶋篤雄社長などに取材をして、創ったそうです。
森嶋さんのご先祖は、現在の竜王町の出身で、明治初期、江戸や横浜で牛肉が求められていると知り、竜王から牛を運ぶだけでなく、江戸で牛鍋店「米久」を開いて近江牛の名声を広めました。
当時牛の出荷は徒歩移動でしたから、「移動中に暑さで弱った牛に生卵を口移しで飲ませた。わが子のように接した」「鈴鹿山系の伏流水が良質で良い牛が育つ」といったエピソードを講談に仕立てたとかです。
地元でのお披露目会が10月3日にあるそうです。私は滋賀県まで行けないので、お近くの方、行かれてはいかがでしょうか?

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.131日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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夏野菜セイロ

夏の終わりのある日、「更科堀井」のご主人と話しておりました時のこと、
「ちんや」では溶き卵にヨーグルトを入れますよ!
と申しましたら、
ウチではね、そばつゆにバルサミコ酢を入れるよ!
と、かなり強烈なカウンター・パンチが。
それは「季節のおすすめ種物」として提供されていた「夏野菜セイロ」のことなのだそうです。
温かいおつゆに、茄子、おくら、きくらげ、 ズッキーニ、ミニトマト、ヤングコーン、みょうが、ねぎが入っています。
で、「お好みで生姜とバルサミコ酢を入れてお召し上がりください。」とのオススメが。
なるほど。
野菜の苦みと、生姜の辛味と、酢の酸味をバランスさせるのですねえ。
上手い作戦です。
このブログがUPされる9月には、もう食べられないのですが、
一年中おやりになれば良いのに。

追伸⓵
日本テレビの番組「ヒルナンデス!」に、カットされてなければ、出演させていただく予定です。本日の11時55分~です。ご覧くださいませ。

追伸⓶
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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大変だよ

鰻屋さんから、
鰻が高くて大変だよ。肉はいいねえ。
と言われることが多い昨今ですが、
肉も高くて大変です。
この件、ご存知ない方が多いので、この際お知らせしておきます。

追伸、
「ちんや」は下記の日程で、遅めの夏休みを頂戴します。ご不便をおかけしますが、ご諒解賜りたく、お願い申し上げます。
夏休み:9月3日(月)から9月6日(木)まで

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

一期一絵

読売新聞朝刊都民版に桐谷逸夫さんが描いている「一期一絵」のコーナーには、東京の懐かしいものが登場します。知人の経営する店が登場することもあるので楽しみにしています。
桐谷さんは谷中の町の画家として有名ですが、「一期一絵」では、谷中に限らず・建物に限らず描いておられます。でも、やはり私は建物の絵に魅力を感じてしまいますね。
最近登場したのは、新富町の、知人が経営する割烹料理店の建物でした。
店の名前は「躍金楼」さん。
読めない・・・
という方は、以前弊ブログの2016年11月3日号に書きましたので、そちらをご覧ください。
「躍金楼」さんは明治六年のご創業。新富町が芝居の町で、花柳界もある町だった頃の記憶を思い出させてくれるお店です。若旦那に、
読みましたよ!
とメールしましたら、
新富町では、段々と昔の面影が薄らいでおります。少しでも、粋な街となれますように精進して参ります。
いつも ありがとうございます。
と返信が。
是非そう在って欲しいと願います。

追伸、
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、こちらです。

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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ぶつ切り肉

どういう料理を「牛鍋」と呼ぶかについて、統一見解はありません。
統一見解がないので、インタビューなどで質問された時に往生するのですが、無いものは無いので仕方ありません。
そのように色々なタイプがある牛鍋屋さんの中で、横浜末吉町の「太田なわのれん」さんは、ひときわユニークな食べ方をさせるお店さんで、しかも「牛鍋元祖」と名乗っておられるので存在感がありますが、上記のように、その他の牛鍋屋さんも同じやり方をしているかというとそうではありませんで、最初に戻りますが統一見解はありません。
同じ横浜の「荒井屋」さんや、浅草ひさご通りの「米久」さんも「すき焼き」と言わずに「牛鍋」と言っておられますが、やり方は「なわのれん」さんとはかなり違います。すき焼き界は未だ天下統一されていないのです。
さて、その「なわのれん」さんを久しぶりにお訪ねしました。
「すきや連」の会場をお引き受けいただいたのが2010年。その後も二度ほどお訪ねしましたが、ここ3年ほどはご無沙汰しておりました。
「なわのれん」さんの牛鍋のやり方について、弊ブログの読者さんの多くはご存知かもしれませんが、念のため書いておきますと・・・
肉は全て「ぶつ切り」。サイコロステーキのようです。
「なわのれん」の初代音吉は、太田の地で鍋屋を始める前は、肉の串焼きを売っていました。「ぶつ切り」は、その名残りでしょう。
鍋は味噌仕立て。
これは肉の臭みを消すための工夫で、当時多くの牛鍋屋が採用していました。その後畜産業が発展し、臭みが減るにつれて味噌は次第に使わなくなりましたが、「なわのれん」さんは今でも味噌を入れていて、しかも貴重な江戸甘味噌を使っています。
「ちんや」が非常に甘辛い割り下を使っていて、それで肉に旨味が必要なのと事情は似ていると思うのですが、「なわのれん」さんの味噌入り割り下は甘辛いです。その割り下と拮抗させるため、「なわのれん」さんの肉には旨味がしっかりあります。私の好みですね。
かねてサイコロ肉を薄く切って、この味噌で煮てみたいと思っているのですが、こちらのお店の仲居さんが、そういうプレイを許してくれません。
今回も目を盗むことは叶いませんでした。残念。

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、こちらです。

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

茶寮

「八雲茶寮」さんを訪ねました。
青木ゆり子さんと私とで開催したイベントに、八雲の料理長が来て下さったからです。
ゆり子先生の世界の料理や私のすき焼きを経験してみようというのですから、間違いなく勉強熱心な方だろうと確信していましたが、果たして、そうでした。
まずウエルカム・ドリンクが「煎茶のスパークリング」だと言います。「炭酸割り」と言わないところがオツですね。
お料理は、創意工夫に満ちていて、酸味を上手に使い、しかし優しい感じのお味でした。
クエの刺身が、小さい赤絵の角皿で運ばれてくて、付けられていた「炒り酒」が上品で深みのある結構なものでした。
ドリンクの「おまかせ」も出来て、その途中でお茶もはさむというのは良い案だと思いました。
親会社が建築・デザイン関係ということで、建物も庭も食器もすべておしゃれ。机の上に極力文字を出さないというのも斬新。
おデート向きと言えます。
ご馳走様でした。

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、こちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.093日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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川の恵み

国際観光日本レストラン協会の例会が、天保8年ご創業の「福寿家」さんで開催されました。
「福寿家」さんが在るのは埼玉県吉川市。江戸川と中川に挟まれた地帯と言った方が分かり易いかもしれません。
徳川家康が江戸に来た頃、関東平野には未だ多数の湿地があり、川の流路も定まっていないところがあったようです。その関東平野を、徳川幕府は「改造」と言っても良いくらい治しました。
一番有名なのは「利根川の東遷」。利根川は、現在の茨城県に流れるようになりました。
「荒川の西遷」もやりました。荒川の治水が昭和までかかった件は最近、弊ブログの7月10日号に書きましたね。
「福寿家」さんが在るのは、その「西遷」する前の元荒川と中川が合流する地点のちょうど対岸。当日は川の向こうに沈み行く夕日が美しく、実に結構な思いをさせていただきました。
あ、そうそう、料理の件も書かないと。
・・・そういう次第で、この地は川魚料理が有名です。
特に吉川は鯰(ナマズ)が有名です。それを天婦羅にしたものと、薩摩揚げのように、挽肉にして揚げたものの両方をいただきました。
鯉の洗いは、酢味噌との相性がオツ。味博士に相性を測定してもらいたい感じです。
そしてそして、鰻。満腹。
先人の、血の滲む努力により関東では洪水に遭うことが少なくなり、現代人は川に関心を持たなくなりましたが、昨今の洪水をキッカケに川に関心を持ち、さらには川魚料理に関心を持てば・・・と私は思います。
そう、埼玉の食の名物と言えば、ガリガリ君ではなく、川魚なのです。
「福寿家」さん、御馳走様でした。

追伸、夏季の「ちんや」の、臨時営業のご案内です。下記の日は火曜ですが、営業いたします。どうぞご利用下さいませ。
8月14日(火曜、お盆)

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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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大人のキッザニア

たまたま点けたテレビで視た時、
これは良いなあ!サイコーだなあ!
とすぐに思いました。
「大人のキッザニア」。
つまり「キッザニア」を大人が利用できるプランがあるのだそうです。
「キッザニア」は有名ですが、念のため説明しますと、
憧れの職業にチャレンジし、楽しみながら社会の仕組みを学べる職業・社会体験施設が「キッザニア」です。3分の2サイズの街の中で、お菓子職人、ピザ職人や消防署、運転士など約100種類の仕事やサービスを体験できます。
「キッザニア」を運営するKCJグループの住谷さんは、国際観光日本レストラン協会でご一緒する機会があり、素敵な経営者の方だとひそかにレスペクトしておりましたが、今回のアイデイアもサイコーです。
SNSでは「大人のキッザニア」に15万4千いいね!が来たそうです。
「おれ、パイロットになりたかったんだよなあ」
「本当は看護師が夢でした」
「過ぎ去った思い出がダダ洩れで、帰ってから少し泣きそうになった。めっちゃ楽しかった」
といった投稿がネットに溢れたそうです。
残念ながら、一般の大人が入場できるわけではないらしく、団体で「貸し切り」する方式なのだそうですが、一般向けにもやって欲しい、という要望が多数寄せられるのは確実でしょう。
サイコーだと思います、このアイデイア。

追伸、夏季の「ちんや」の、臨時営業のご案内です。下記の日は火曜ですが、営業いたします。どうぞご利用下さいませ。
7月10日(火曜、浅草寺の「ほうずき市」)
8月14日(火曜、お盆)

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蕎麦クイズ

「浅草うまいもの会」の総会が、蕎麦の「尾張屋」さんでありました。
毎度余興担当の私は、「蕎麦クイズ」を創りました。
さて、皆さんは、何問できますか?全部三択です。
<蕎麦クイズ>
・江戸っ子は蕎麦を粋に食べることを大変重んじ、蕎麦を食べることを「食べる」と言いたがりませんでした。では、粋な江戸っ子は、蕎麦を食べることを何と言ったでしょう?
1蕎麦をひねる 2蕎麦をたぐる 3蕎麦を流す
・江戸時代に江戸で蕎麦が大流行したのは、健康食品として食べられていたからですが、さて、蕎麦にはどの病気を予防する効果があるでしょうか?
1梅毒 2脚気 3盲腸
・江戸っ子が死ぬ間際に「一度でいいから蕎麦をつゆにたっぷりつけて食ってみたかった」と言い残して事切れる、という有名なオチを落語に付けたのは、十代目金原亭馬生(きんげんてい・ばしょう)でしたが、さて、その噺の題名は何でしょう?
1そば清(せい) 2そば甚(じん) 3そば勘(かん)
Qそば屋の屋号には「〇〇庵」と「庵」が付いていることが多いですが、これは、あるお寺のお坊さんが、そば打ちの名人で、江戸時代のそば名人番付で有名だったからです。さて、そのお坊さんのいたお寺は、どこにあったでしょうか?
1芝 2本郷 3浅草
・地方の蕎麦の問題です。一口大の蕎麦を給仕係が客のお椀に投げ入れ、客がそれを食べ終わるたびに、次々とそばを入れ続けるというスタイルの蕎麦は「わんこそば」と言いますが、そのわんこそばの起源は、とある人が蕎麦を何杯もおかわりしたからだそうです。さて、そのおかわりした人とは誰でしょう?
1遠野の座敷わらし 2盛岡南部家の当主・南部利直 3岩手山の鬼
・そば店の名前の問題です。次の3つの蕎麦店の内、神田にないのはどれでしょう?
1やぶそば 2まつや 3更級堀井
・蕎麦を決まった日に食べる風習としては「年越し蕎麦」が有名ですが、さて、日本人のずばり何パーセントが大晦日に蕎麦を食べるでしょう?
132.5パーセント 257.6パーセント 375.8パーセント
<正解は明日の弊ブログで!>

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.050日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

生衛組合

日本橋小伝馬町のすき焼き店「伊勢重」(いせじゅう)さんのご主人が、
東京都食肉生活衛生同業組合の理事長に就かれました。
私は遠い親戚でもありますし、2010年に第七回「すきや連」の会場をお引き受けいただいたこともありましたので、お祝い言上に行って来ました。
「生活衛生同業組合」という言葉は、部外者には???かと思いますが、
肉屋、料理屋、美容院、銭湯、旅館といった生活衛生にかかわる事業分野ごとに組織されている、厚生労働省監督下の団体でして、要するに、お上が発する衛生行政上の指導を、街中の店に伝達・徹底させる為の団体です。
ですので、言い換えますと、もっともオフィシャル度・シリアス度が高い団体と申せます。生衛組合の理事長が、その分野の代表者だと言っても良いでしょう。
随分な大役を請けられたものだと、頭が下がります。
お芽出とうございます&ご活躍を祈念致します。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.046日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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