超二流

二位じゃダメなんですか?!二位じゃ?
というレンホウ議員の発言は、今や民主党政権の残念さを象徴する発言のように言われています。
が、皆さん、本当に二位や二流はダメなんでしょうか?
一位、一流、最高を目指したばかりに、無理のある仕事になってしまっていることって、世間に多くないですか?
と内心思っておりましたら、もう一人が一流を目指さない方がおいででした。高松に。
高松市の料亭「二蝶」さんをお訪ねした件は昨日の弊ブログに書きましたが、御主人のお話しを伺う内、御主人のモットーが
「超二流」
であることを知りました。
御主人は勉強家で、一流のお店のことをちゃんと知っておられるのですが、地方の料理屋という前提の中では、一流や超一流を狙った時に生まれる違和感を嫌い、そうした違和感を避けて仕事をなさっていると言います。良いお考えと感心しました。
この話しを東京に置き換えます。
東京はたしかに日本の首都で、経済力もここに集中しています。
では、その東京では必ず「日本で最高」の食材を食べるべきでしょうか?
その「日本で最高」の食材の産地が遠い遠隔地であって、東京とは全く風土の違う土地の産物であったとしても、それを遠路取り寄せ、高い値をつけて売るべきでしょうか?
これは真剣に考えないといけないテーマだと思います。
地方の生産者の人は、どうしても東京を目指しがちです。
香川の牛の生産者さんもそうでした。優秀な牛を、地元に出さず東京ばかりに出荷するので、「二蝶」の御主人は県庁の農政部に苦情を言いに行ったことがあるそうです。
が、地元で親しまれることより先に、まず東京で高い値がつくようにしたいと考える県は聞く耳を持たなかったと聞きます。いったん安値で安定してしまうと値段を上げて行くのが難しいと考えたようです。
ブランド志向の罪
一流志向の罪
だと思います。
評判が良くて皆が買いにくれば自然に値段は上がると私は思うんですけど、公務員としては知事さんの任期中に高値がつかないと困るらしいのです。とほほ。
私の店は、東京は東京ですが、下町です。
「超二流」
参考にしたいと思います。

追伸
本日は浅草神社例大祭(=「三社祭」)の中日です。
例年、祭礼期間3日間(5/17〜5/19)の内、1日は必ず雨が降りますが、今年はどうでしょう。
主な行事は、
18日正午 町内神輿連合渡御(浅草寺境内)
19日午前6時 本社神輿「宮出し」(浅草神社境内)→午後8時頃まで各町渡御

Filed under: ぼやき部屋,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

うどん県

国際観光日本レストラン協会の会合で高松市の料亭「二蝶」さんを訪ねました。
最近香川県は「うどん県」だと自称していて、それが結構当たっていたりしますが、そのような恐るべき単純化が良いわけはないと私は思います。一度「二蝶」さんを訪ね、地元の食材を使った献立「美味讃岐の旅」を食せば、ここが食の都とも申すべき土地であることが分かります。
まず当然ながら瀬戸内の恵み、そして南の山塊が近いことから山の幸もあるのに、訪問者が三食うどんを食べているのは、いかがなことかと思います。
「二蝶」さんは店の建物も素晴らしいです。数寄屋風の建物は、国(文化庁)の登録有形文化財に指定されているとか。
もう一つの高松の魅力は花街があることです。
四国と本州を結ぶルートが宇高連絡船だけだった頃が高松花街の全盛時代で、二百人以上の芸者衆がいて、「讃岐は芸どころ」と言われていたとか。店の屋号「二蝶(にちょう)」も当時の芸者さんの芸名を受け継いだものです。今は往時の賑わいとは行きませんが、芸事が伝承されていて結構と思いました。
あ、そうそう、お酒もあります、もちろん。
こちらのご主人はお酒のことも勉強されていて、色々なタイプの酒を、それに合った料理と食べさせようとなさっています。今どきは「なまげん」とか「あらばしり」とか「女性杜氏」とか話題性で酒を売ろうとする方が多く、どういう酒質なのか良く知らぬまま飲んでしまうことがありますが、ご主人は違っていて結構だと思いました。
が、今回の会合、昼間の会合だったんですよね。
したたか飲んだ後に、まだ明るいから庭園を見学しろとおっしゃいます。
いやあ、こちらのお庭、素晴らしいけど、上がったり下がったり、右に曲がったり左に曲がったり、歩きにくいですなあ。そういう趣向なんですか、ね。いや、自分のせいか、な? うーい、ひっく。

追伸
本日は浅草神社例大祭(=「三社祭」)の初日です。
例年、祭礼期間3日間(5/17〜5/19)の内、1日は必ず雨が降りますが、今年はどうでしょう。
主な行事は、
17日昼1時 大行列(浅草見番発)
18日正午 町内神輿連合渡御(浅草寺境内)
19日午前6時 本社神輿「宮出し」(浅草神社境内)→午後8時頃まで各町渡御

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

過去最高

国際ホテル・レストラン・ショー(HOTERES JAPAN 2019)の企画委員会に出席しました。
展示が2月19日から22日まで行われたので、今回は、その反省会です。
結果は、来場者数・出展者数とも過去最高。
来場者・出展者にアンケートで満足度を聞いたところでも、好印象の回答が多いとかで、芽出たいことでした。
私が会場のビッグサイトに行った日も、各種のセミナーが好評で、定員をオーバーしてお断わりしたケースもあったとか。セミナーが集客を牽引していたようです。
しかし、これはもったいない話しで、今どきは動画をカンタンにネットで引けますから、ライブビューイングのようなこともやったら良かったのは?と委員会で発言させていただきました。
ところで、この日、会議よりも印象的だったのは、帝国ホテルの廊下での「歩き食い」。
企画委員長が帝国ホテルの方なので、会議の会場は帝国なのですが、その廊下で、ハンバーガー(?)を歩き食いしている外国人を目撃してしまったのです。
信じられますか?
帝国ホテルの廊下で、
ハンバーガーを手に持って、
歩きながら食っていたのです。
帝国で歩き食いするのだから、浅草では当然するわけです。
トホホ。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
改元連休中の、以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月30日(火曜)(祝日)

Filed under: ぼやき部屋,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

66期

本日、慶應義塾「料飲三田会」の第66期の総会を開催します。
会場は、会員である手塚良明さん・良則さんのお店「松乃鮨」さん。
「松乃鮨」さんは、ご創業1910年。花街・大森海岸の老舗の鮨屋さんです。場所的には「江戸前」の本場。手塚良則さんの卓話『大森花街今昔』を聞いてから、お料理を堪能させていただく予定です。
あ、その前に総会をしなきゃ。
そして、そう言えば、この総会で、私の総会としての任期(2年)が芽出たく満了になるのでした。
どうなることやら。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
改元連休中の、以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月30日(火曜)(祝日)

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

旗手長

三田の「慶應仲通り」 の、ワインとスキヤキ、お肉料理の店「フラッグ」に行ってきました。
ここは以前慶應の学生が通っていた喫茶店だったのですが、オーナーが体調を崩されて続けられなくなり、その物権を利用して、2017年に卒業生が始めた店だそうです。
「すきや連」でお世話になっている向笠千恵子先生が、たまたまこの店に行って、メニューにすき焼きがあることに気づき、
住吉さんも行ってみて!
と指令が来ました。
メニューにすき焼きがある理由は、現オーナーがすき焼き屋さんでバイトをした経験があるから、ということでした。
また「フラッグ」の店名は、現オーナーが学生時代、應援団の旗手長だったことに由来するとか。
塾員の皆様、三田には意外と卒業生がオーナーの店というのは少ないですよね。ここは数少ない、そういうお店ですので、どうぞ、ご利用を。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

<「ちんや」臨時営業のお知らせ>
改元連休中の、以下の日は火曜日ですが臨時営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。
4月30日(火曜)(祝日)

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

三四四会

日本橋三四四会の皆さんにお越しいただきました。
「三四四(みよし)会」さんは、昭和34年4月に日本橋料理飲食業組合の青年部として発足。名前はスタートの日にちなんでいます。以来六十余年、真摯な料理づくりはもちろん、会員間の交流の輪を広げてこられました。
近年は地域のさまざまな活動に積極的に参加され、地域の活性化という課題にも前向きに取り組んでおられます。デパートの催事に共同で出たり、街場のイベントを賑やかにしたりが盛んのようですね。
現在会員さんは約70名もおいでだとか。
浅草の料理飲食業組合にも青年部がありまして、私も以前代表をしていたことがありますが、人数・活動規模とも、残念ながら三四四会さんの方が上手ですね。
立派な独自のサイトも在りますねえ。
言い訳として、浅草の店は定休日が月曜・火曜・水曜・木曜とバラバラなので、会員総出で活動しづらいということがあります。その点日本橋は、ほとんどが日曜定休で一緒に行動し易いということがありますね。言い訳ですが。
定休日のたびにイベントに出動ではお疲れになるだろうと思うのですが、疲労より街への愛情が勝っているようで活発に行動なさっています。恐れ入ることです。
さて弊店に見えた日は、対岸のアサヒビールさんの本社を訪ねて、ビールの研修を受けて、それからすき焼きというコースだったようです。
総出でお越しいただき嬉しいことでした。途中から一緒に酔っぱらって悪しからずでした。

Filed under: 今日のお客様,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

鰻クイズ~正解

「浅草うまいもの会」の新年会が、鰻の「やっこ」さんでありましたので、毎度余興担当の私は、「鰻クイズ」を創りました。
今日は、その正解です。
<鰻クイズ>
・鰻料理店の屋号の問題です。次の3軒の中で、日本橋の鰻屋ではない店は、どれでしょう?
3大和田
・蒲焼の焼き方についての問題です。関東では鰻を背開きにして、蒸してから焼きます。関西では腹開きで、蒸さずに焼きますが、さて、背開きで蒸さずに深めに焼く地方はどこでしょう。
2九州
・鰻の生産に関する問題です。日本の鰻の出荷量の内、天然鰻の出荷量は、ずばり何%でしょう?
25%
・鰻の消費に関する問題です。実は日本は2007年以降、世界最大の鰻消費国ではなくなっています。では世界最大の鰻消費国は、ずばりどこの国でしょう?
1中国
・鰻業界最大のイベントと言えば「土用の丑の日」ですが、この日に鰻を食えと唱えた人物は誰でしょう?
2平賀源内(他の説もあります)
・「土用の丑の日」は、たいてい夏の土用に行われますが、実は夏の鰻は味が落ちるとされ、鰻の旬は夏ではありません。では鰻の旬は、ずばりいつでしょう。
1(冬眠に備えて身に養分を貯える)晩秋
・鰻が登場する文学の問題です。万葉集で「石麻呂に吾(あれ)もの申す夏やせによしといふ物そむなぎ取り食(め)せ」と歌った歌人は、次の3人の内の誰でしょう?
2大伴家持
・鰻特にヨーロッパウナギは魚類の中では長寿ですが、これまでに確認された、もっとも長生きなヨーロッパウナギは何歳だったでしょう?
357歳
・ニホンウナギの産卵場所は2009年に東京大学海洋研究所が初めて特定しましたが、さて、その場所はずばりどこでしょう。
3西マリアナ海嶺
<皆さんは、何問できましたか?>

鰻クイズ

「浅草うまいもの会」の新年会が、鰻の「やっこ」さんでありましたので、毎度余興担当の私は、「鰻クイズ」を創りました。
さて、皆さんは、何問できますか?全部三択です。
<鰻クイズ>
・鰻料理店の屋号の問題です。次の3軒の中で、日本橋の鰻屋ではない店は、どれでしょう?
1伊勢定、2いづも屋、3大和田
・蒲焼の焼き方についての問題です。関東では鰻を背開きにして、蒸してから焼きます。関西では腹開きで、蒸さずに焼きますが、さて、背開きで蒸さずに深めに焼く地方はどこでしょう。
1北海道、2九州、3島根県
・鰻の生産に関する問題です。日本の鰻の出荷量の内、天然鰻の出荷量は、ずばり何%でしょう?
11%、25%、314%
・鰻の消費に関する問題です。実は日本は2007年以降、世界最大の鰻消費国ではなくなっています。では世界最大の鰻消費国は、ずばりどこの国でしょう?
1中国、2スペイン、3アメリカ
・鰻業界最大のイベントと言えば「土用の丑の日」ですが、この日に鰻を食えと唱えた人物は誰でしょう?
1十代目金原亭馬生(きんげんてい・ばしょう)、2平賀源内、3井原西鶴
・「土用の丑の日」は、たいてい夏の土用に行われますが、実は夏の鰻は味が落ちるとされ、鰻の旬は夏ではありません。では鰻の旬は、ずばりいつでしょう。
1晩秋、2厳冬期、3梅雨
・鰻が登場する文学の問題です。万葉集で「石麻呂に吾(あれ)もの申す夏やせによしといふ物そむなぎ取り食(め)せ」と歌った歌人は、次の3人の内の誰でしょう?
1柿本人麻呂、2大伴家持、3持統天皇
・鰻特にヨーロッパウナギは魚類の中では長寿ですが、これまでに確認された、もっとも長生きなヨーロッパウナギは何歳だったでしょう?
113歳、227歳、357歳
・ニホンウナギの産卵場所は2009年に東京大学海洋研究所が初めて特定しましたが、さて、その場所はずばりどこでしょう。
1フィリピン海嶺、2パラオ海嶺、3西マリアナ海嶺
<正解は明日の、このブログで。>

ホテレス2019

今年もHOTERES JAPANこと国際ホテル・レストラン・ショーが東京ビッグサイトで開催されます。
HOTERES JAPANは、ホテル・旅館・観光といったホスピタリティとフードサービス向けの商談会で、規模は日本最大です。
800社の企業が出店し、100以上のセミナーを聞くこともできます。
実は私は、この展示会の「企画委員」として参画してきました。
・インバウンド一本やりは、もう止めましょうよ。
とか、
・フードロス問題もやりましょうよ。
とか発言して、委員会を掻きまわしてきましたが、どうやら少しだけ反映された模様です。
今年も無事開催されて結構なことと思います。
関係ある方、是非お出かけ下さい。
会期は2月19日〜22日です。よろしくお願い申し上げます。

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

亥年

さて亥年です。
昨年両国の「ももんじや」さんをお訪ねしましたら、ご主人は、
来年は亥年だから12年に一度のフィーバーですよ。
と言っておられました。
干支でそんなに忙しくなるもんですか?ウチは丑年が来ても全然関係ないですよ。
と申しましたが、亥年はやはり大忙しなんだとか。特に年始はお忙しいそうで、結構なことです。寒さが緩んだら、また伺おうかと思っています。
ところで亥年は、牛肉だけのことではなくて、肉食全体のことを考える気にさせてくれる年です。牛鍋というものは江戸時代の猪鍋の具が変わっただけだからですね。
江戸の外れの、街道筋の町にはたいてい「百獣屋(ももんじや)」という料理屋があり、そちらの方面で獲れた猪などを食べさせていました。当時日本人は幕府の政策で、どこかの寺の檀家になっていたはずですが、肉食は止められなかったようです。だいたいお経って、難しくてゼンゼン分かりませんからね(笑い)
興味深いのは、一口に「肉食」と言っても、家畜と野生では同じ意識ではなかったことです。野生の獣を獲って食べることは、家畜を食べることに比べて罪悪感が小さかったようです。この辺の感覚は現代と逆ですね。
牛さんは田圃で働いてくれていたので、食べることに特に罪悪感が強かったようです。その後御一新により、意識が変わったことは御承知の通りです。
家畜を食べるのと野生を食べるのでは、どちらが罪か?
私は勿論わかりませんから、どちらも感謝して、美味しく食べようと思うのみですね。
南観世音菩薩。

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)