お一人様

79日の弊ブログの、「お一人様」の件では、多数の方からメッセージを頂戴し、とても嬉しく思いました。

この場にて紹介させていただきます。

 

・投稿は「素晴らしい!」の一言でございます!拝読しておりまして,涙が出てきました。多くの経営者の範となる素晴らしいお心掛けと実行力です。お客様のために何ができるか?の一点とお見受けいたしました。必ずやちんやさんのファンが増えていくものと確信しております。全国で拡散させていただきます!!!(Nさん)

・ この文章で泣きました。おひとりさまになった時、いつもいっていたお店に一人で行くのはほんとにハードルが高いのです。お店からの温かいご配慮、どれたけ嬉しいことか!おひとりさまが一歩を踏み出すきっかけにもなりますように!

シェアさせて下さいね。(Sさん

・休憩時間に拝読して涙がとまらなくなりました、困りまーす。

私の母も始終エプロン姿で働いてましたが、小唄を楽しみ、旅行したりと楽しい浅草の生活を過ごしてました! ちんやさまも奥さまも頑張ってらして、ご立派です。

暑い夏、浅草を盛り立ててらした故人を想います!南無。(Kさん)

・感動しました。真の顧客本位のサービスを教えてもらいました。益々の繁盛をお祈りします。(Hさん)

・拝読して、目頭が熱くなりました。素晴らしいご決断、そして、私自身も、人が生きる、そのことでの大切なことを教えて頂いたような気がしてなりません。(Kさん)

・予約ではありませんが、改装前の新宿の「中村屋」さんには相席用の大きなテーブルがあり、シルバー世代の方がおひとりで「インドカリー」を召し上がっていました。「昔を懐かしんでいるんだろうなあ」と思っていました。

 マーケティング的な「ひとり客マーケットを取り込め!」ではなく、「原点」からのその取り組み、心から尊敬致します。(Oさん)

・素晴らしいご母堂様です。感動しています。もちろん「お一人様」の対応にも。(Uさん)

・冒頭にイメージした一人客でなく、文章を読み進めるうちに住吉君の意義深い決断の意味を知り、感じ入りました。飲食店に限らず、オーナー経営者はこうあって欲しいです。素晴らしい!(^o^)(Nさん)

・私もほおずき市を迎える度に【お一人様】の住吉さんの投稿を思い出させて頂きます。きっとあちらでお母様も喜ばれていらっしゃる事と思います。(Cさん)

・心に染み入る文章を拝読いたしました。歴史を作る老舗の心。伝統のおもてなしをバージョンアップされている経営(けいめい)を感じました。ありがとうございます。(Nさん)

・良いお話ですね。ご両親への愛とご両親からの愛を感じました。(Yさん)

・住吉が息子で、二人のおふくろさんも、二人の親父さんも、とても幸せだと思うよ。(Kさん)

・時間、曜日など一切の制約も無くしたのは本当に素晴らしいです。その姿勢を見習いたいと思います。(Sさん)

・素晴らしいご決断ですね。「ちんやのすき焼き」は「すき焼きを超えたすき焼き」ですね。益々のご繁盛をお祈り致しております。(Yさん)

・一人鍋、一人焼肉、をゆったり優雅にしたい人が増えているようですから、きっと皆さん喜びますよ!素晴らしいご決断!!(Eさん)

 

皆さん、コメントありがとうございました!

 

追伸1

雑誌「dancyu」2017年8月号の「美味東京」特集に、「ちんや亭」の「適サシ肉」の「ちょい食べ」が採り上げられました。ありがとうございます。

<「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りでした>

「文春オンライン」2月8日より掲載中

日本テレビ「スッキリ!!」2月9日放送済み

TBSテレビ「白熱ライブビビット」2月10日放送済み

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2月10日16時50分放送済み

東京新聞(特報面)2月12日掲載済み

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」2月12日10時放送済み

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2月15日15時44分放送済み

「肉メディア.com」(インターネット)2月15日掲載済み、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」2月16日7時35分放送済み

産経新聞(生活面)2月21日掲載済み

日刊ゲンダイ2月24日掲載済み

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号掲載済み

FMえどがわ(84.3MHz)3月2日放送済み

読売テレビ「そこまで言って委員会」3月12日放送済み

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」3月25日朝6時放送済み

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3月31日19時56分放送済み

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)2017年5月号掲載済み

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送

ブーストマガジン(インターネット)5月12日(前編)、19日(後編)掲載中

テレビ東京「和風総本家」5月18日放送済み

「婦人画報」(雑誌)2017年7月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)2017年6月号、文:山本謙治様

「dancyu」2017年8月号、「美味東京」特集

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.691日連続更新を達成しました。

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ハマの牛鍋どころ

横浜の、老舗牛鍋店「荒井屋」さんの本店は、店舗新築のため、しばらく休業しておいででしたが、このたび芽出たく落成。弊店も「荒井屋」さんも加入している「国際観光日本レストラン協会」でお祝いの会をすることになりました。

「荒井屋」さんは明治28年のご創業。

関東大震災、1945529日の横浜大空襲に遭った後、これまでの店舗が、三代目・荒井精一氏によって建てられました。

私は、その御店の風情がかなり好きだったので、取り壊し・新築と聞いて、少し悲しかったのですが、新しい御店も、かなりステキです。木材をふんだんに使っていて、風格があります。

牛鍋ももちろん、結構でした。

皆様も、どうぞお出かけ下さいまし。

横浜市中区曙町2-17です。

なおですね、横浜のすき焼き屋さん達は、ある時から「すき焼き」という名前を廃止して、「牛鍋」という言い方に統一なさいました。横浜開港時代に回帰し、歴史の旧さをPRするためです。「荒井屋」さんも「牛鍋」と言っておられますが、関東式すき焼きと大きく異なるわけではありません。そのおつもりでお出かけ下さい。

追伸1

6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。

今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、

「世界が恋するWASHOKU」。

旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。

 

追伸2

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幹事会

料飲三田会の幹事会を開催しました。

私が会長に成りまして、最初の幹事会ですので、基本的な考え方を申し上げました。

<目指すところは>
会員が皆で三つの「脈」を共有していくことです。
人脈=こんな素敵な人(講師)を識っている。
店脈=こんな美味しい店を識っている
酒脈=こんな旨い酒を識っている
各会員が持っている、「脈」を個人のものにせず、共有する会にしたいと思います。
それが三田会の醍醐味だと私は思っています。
<脈のつくり方>
まずは、副会長さん達に例会の講師を出していただきます。例会場の店も設営していただきます。(年に一回担当していただきます)
幹事さん、会員さん方にも、いずれはご自分のネタを出していただきます。
各種の会には、人脈・情報を自分だけゲットして、逆に自分からは出汁惜しみする人が、いや、間違えた、出し惜しみする人がいたりするものですが、この会はなるべくそうならないようにしたいと思っています。
そうすることで、会の雰囲気も必ず良い感じになるものと確信しております。
どうぞ、2年間、よろしくお願い申し上げます。

追伸1

6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。

今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、

「世界が恋するWASHOKU」。

旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

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るるぶキッチン

JTB グループの出版会社JTBパブリッシングさんが、初めての飲食店editor’s fav 『るるぶキッチン』をオープンするそうで、私の知人が関わっています。

このお店は、地域食材の販促や観光プロモーションを店内で展開して、その地域に行ってみたくなるようにさせようというのが特徴だそうです。例えば、メニューブックに観光情報が載っていて、それを持って帰って良いのだとか。

期間ごとに特集地域を定め、その土地の旬の食材を活かしたオリジナルメニューを提供するとかで、オープンから1ヶ月間は、岩手県宮古市がテーマだそうな。

結構なコンセプトと思います。

シェフは、毎月食材が変わると大変だと思いますけどね、やりがいがかなりありそうです。

615日「赤坂バル横丁」内にオープン。

期待しましょう。

 

追伸1

6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せていただきました。ありがとうございます。

今回の特集は、なんでも婦人画報社さんが「総力をあげた特集」だそうですが、題して、

「世界が恋するWASHOKU」。

旨味とか醗酵とかを採り上げた後、しんがりがWAGYUです。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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東若会

東都のれん会「東若会」の例会を、浅草駒形「前川」さんで開催しました。

「東若会」は文字通り「東都のれん会」の青年部です。今回は私が幹事長に成って初の例会なので、当然会場を浅草にもってきました。今年度は全部の例会を浅草でやろうと思っています。

さて「前川」さんは言わずと知れた、文政年間創業の老舗。

会員である若旦那に卓話「東若会にだけ話せる鰻の裏話し」をしていただいた後、早速宴会です。

窓の向こうは隅田川。そして、その向こうはスカイツリー。ベタではありますが、悪い気分の筈がありません。

今回少しだけマイナーチェンジを致しました。

まず席次。今までは、なんとなく先輩から座っていましたが、今回よりくじ引き。

乾杯の発声もくじ。〆の言葉もくじ。皆さん、地元では「若旦那」と呼ばれる存在ですから、こういう機会に練習したいただきます。

若旦那の卓話に対するコメンテイターもくじ。当たってしまった方、お疲れ様でした。

そして、その後は浅草観音裏の花柳界で四次会まで。結構飲んじゃったな。うーい、ひっく。

 

追伸1

6/1発売の「婦人画報」7月号(創刊記念号)に載せて頂きます。ありがとうございます。

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長澤鼎ワイン

長澤鼎ワインをいただきました。

長澤鼎(ながさわ・かなえ)というのは人名です。ワインのラベルを見ますると、日本人男性が写っています。一見して強情そうな人物ですが、この人物が長澤です。

1852年生まれ、1934年没。薩摩藩士出身のワイン醸造家です。強情そうなのは薩摩だからですね。

13歳の時に藩命でイギリスに留学し、後にカリフォルニアに渡り「カリフォルニアのワイン王」「葡萄王」「バロン・ナガサワ」と呼ばれようにまでなった方です。

イギリスからアメリカに渡ったのは、キリスト教系新興宗教「新生兄弟社」に入って、信者らと共同生活を送るためで、ワインを始めたのも教団の経営のためです。薩摩であることに加えて、宗教的信念が強烈なのですから、この顔つきは当然かもしれません。83歳で亡くなるまで生涯独身を貫きました。

そんな長澤ですが商才もありました。

ワインの品質を上げ、米国内のワインコンクールで好成績を納めました。フランスに特約店を設け、イギリスに輸出された最初のカリフォルニアワインも長澤ワインでした。ワイナリーは広大な広さに成長しました。

しかし長澤が亡くなる少し前より、アメリカの世論は排日に傾きます。長澤の財産やワイナリーは排日土地法のため相続できず他人の手に渡り、彼の名もまた、1983年にレーガン大統領が日米交流のシンボルとして演説で採り上げるまで、忘れ去られてしまいました。

現在はワイナリーの一部が「パラダイスリッジ・ワイナリー」として継承され、少量の生産が行われています。

日本へは「布袋ワインズ」社が輸入しており、またレストランで飲みたい!という方は、大手町フィナンシャルシティの中に在る、私の知人の店Orchestra vino で飲むことができます。

品種はシャルドネ。

ほど良い苦みは、日米の歴史の苦みでしょうか。

 

追伸1

「ブーストマガジン~人生の楽しさを加速するメディア~」(ネットメデイア)に「適サシ肉」の件を載せていただきました。ありがとうございます。

追伸2

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ネノネ

近江八幡のすき焼き店「毛利志満」の森嶋さんが会社のPR誌を発刊されました。

名付けて「ネノネ」。

歴史的な「ルーツ=根」から聴こえる音。もうひとつが、周辺のさまざまな生産業者さんとの「繋がり=根」から発する音。「ネノネ」とはこの二つの音色を意味しているのだそうです。ユニークですね。

タイトルがユニークなら中身もユニークです。私の知る限り、すき焼きのPR誌の中で、こういうのを見たことがないです。

初回から、すき焼き業界の、忘れられた偉人を採り上げます。

その偉人とは、浅草「米久」二代目・竹中久太郎。

なぜ「毛利志満」さんが「米久」さんの店主を採り上げるかは、説明が必要と思いますが、森嶋家と竹中家はご親戚です。親戚の内で森嶋家が近江に残って牛を出荷する側。竹中家は東京に進出して牛を牛鍋にして売る側だったのです。

その「米久」竹中家は初代・久次の時に既に大を成し、東京の食肉業界を代表する人物でしたので、業界関係者なら知っているのですが、二代目・久太郎については、私もまったく知らなかったものですから、事績を知って、かなり驚きました。

関東大震災後の、階級対立が深刻化する世相の中で、久太郎は社会事業を行う決意をして、地元・近江に図書館や公会堂、庭園、娯楽場を建設して一般に開放したのです。

事業の趣旨と決意を語った著書「米久の真生命」(1926年)は、国会図書館に収められていて、デジタル化されているので、ネットで全文読めます。拝読しましたが、社会への問題意識がとても高い方だったようです。

久次ではなく久太郎に注目したところが、今回の着眼点の面白さだと思います。かなりマニアックですけどね。

大変勉強になりました。「ネノネ」発刊お芽出とうございました。

それにしても、あの時代の牛鍋屋って、本当に儲かったんだなあーと思います。私の曾祖父も議員とかをしていました。今では信じられないことです、まったく。

 

追伸1

「ブーストマガジン~人生の楽しさを加速するメディア~」(ネットメデイア)に「適サシ肉」の件を載せていただきました。ありがとうございます。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.634日連続更新を達成しました。

 

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第3回⑨

国際観光日本レストラン協会の「第3回青年後継者の集い」が開催され、不肖の私がセミナー講師を務めさせていただきました。

「適サシ肉」の話しを聞きたいということでしたので、以下のような内容になりました。長いので、4/21から8回に分けて公開していますが、本日が最終回です。さて、

<以下本文>

そして、ついでにもう一つだけ申し上げますと、世間の皆さんが内心やって欲しくて仕方なかったのに、誰もやってくれる業者がないことをパっとやってあげると、こんなにもウケるということです。

リアルな私の身の回りの体験でも、適サシ宣言、良かったです! 私も以前から、絶対そうだと思ってたんです!俺も同じこと思ってたんだけど、自分の年のせいだと思ってたんだよね。でも、違ったんだね。原因が分かって良かったよ!

皆さん、目を輝かせてそう言います。皆さん、内心、今の霜降りは行き過ぎて美味しくないと思っていたのに、言えなくて黙っていたのです。自分が少数派ではなく、多数派だと分かったことが嬉しくて仕方ないのです。そう、多数派に属していることはやたらと嬉しいことなのです。日本的ですけどね。

そして話しはまたまた膨らみますが、商いの歴史を調べてみましても、皆(多数派)が内心そう思っていたのに、言えなくて黙っていたこと、それを実現した人が結局成功しています。

最近「100年経営研究機構」という学者さんのグループと仕事をしているのですけど、そこで学んだことに、例えば「正札販売」というのがあります。

商品に、値段を書いた札(=正札と言う)を付けて販売することを正札販売と言い、今日では当たり前ですが、それが始まったのは1876年。アメリカ・フィラデルフィアの商人ジョン・ワナメーカーによって始められたそうです。それまでは客の様子を見て、値段を変動させていたのです。

現代でも「ぼったくり寿司屋」に行けば同じ目に遭います。またイスラム圏では正札販売が普及していないので、客は店員と駆け引きして買います。駆け引きは面倒だし、それに不公正ですよね。

そういう「ぼったくり」はイヤだと、それまで庶民は皆思っていたのに、言えなくて黙っていました。それが多数派でした。

そして、言えなくて黙っていたことを、アメリカ人より先に実現した日本人がいました。三越さんの前身の越後屋が1673年(延宝1)に実施しているのです。スゴいことです。

やや遅れて1726 (享保11)、大丸さんの前身も大阪心斎橋筋で現金正札販売を始めます。どんな人間にも現金正札販売する、この店の姿勢は支持されまして、どの位支持されたかと申しますと、1837 (天保8)に大塩平八郎の乱が起きた時に「大丸は義商なり、犯すなかれ」と、焼き討ちを免れたのです。

これはドラマティックです。他の商人は幕府と結託していたので、「義商」ではないと見做され焼き討ちされましたが、大丸さんだけが免れたのです。現金正札販売が、どれだけ人々に革命的なことで、支持されたか、良く分かります。今日でも通用する教訓だと思います。

さてさて、もう時間ですので、最後に「適サシ肉」に戻りますが、この大ブームを観て、嬉しい言葉を贈ってくれた方がおいででしたので、ご紹介します。

私は2008年から食文化研究家の向笠千恵子先生と一緒に「すきや連」という会を年に3回催しています。すき焼き屋とすき焼き関係者、すき焼き愛好家が全国から集う、美味しくも楽しい会で、レス協の、今日おいでの、藤森さんや荒井さん、藤本さんも参加してくれています。尾川会長にも参加していただいたことがあります。

その向笠先生も、今回の「適サシ肉宣言」に大変共感して下さいまして、こうおっしゃいました。先生の流石の文才を感じさせる言葉です。

「適サシ肉」は「素敵サシ肉」。

お後がよろしいようで。本日はご清聴誠に在り難うございました。(終わり)

追伸

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第3回⑧

国際観光日本レストラン協会の「第3回青年後継者の集い」が開催され、不肖の私がセミナー講師を務めさせていただきました。

「適サシ肉」の話しを聞きたいということでしたので、以下のような内容になりました。長いので、4/21から8回に分けて公開しています。さて、

<以下本文>

そしてついにA5等級を止めて、「適サシ肉宣言」をするにつき、店のスタッフが支持してくれたことは支えになりました。

実は201610月より12月中旬まで「全社員一対一肉の話し面談」を行いました。パートさんに至るまで全員に今後「ちんや」の肉の仕入れ方針をどうするのか、牛の性別・月齢と脂の融点の件、熟成期間とアミノ酸の増加率の件、肉の加熱方法と和牛香の件など・・・完全に分かるまで、紙を一切使わずに説明し、耳から聞いて分かるように努めました。

およそ1時間半かけて説明するので、一日一人しかできず、師走になってようやく終わりました。この過程で全員の認識が統一できたことで、すべての環境が整いました。

結局、宣言を敢行したのは、2017115日でした。そして大拡散したのは、28日。その後の成り行きは、先ほどお話しした通りです。

この顛末を経験して、私はある想いを強くしました。

「単純化と数値化は嫌いだ」「二元論は嫌いだ」という想いです。

「霜降VS適サシ」「改革派VS守旧派」というテレビの「二元論仕立て、対立仕立て」の手法は、本当にウンザリです。そして、なぜ牛の業界は「A5等級イ―コール高級」という、あまりに単純なメッセージを平押しに押して来てしまったのか、ここが本当に疑問です。

今、家畜改良技術研究所が策定しようとしている「肉のおいしさ総合指標」では数十にも及ぶ物質が肉の美味しさに寄与していると想定しています。美味しさは複雑なんです。

それなのに、各県の畜産試験場の行政評価の尺度は「A5等級の出現率」です。単純過ぎます。本来畜産試験場は美味しい肉を造るのが使命なのに、「A5等級の出現率」を上げることが自己目的化してしまったのです。本末転倒の一語です。

皆さんも会社を経営しておいでですが、単純な数値目標を設定して、それを追いかけることの弊害に、さし出がましいですが、ご留意いただけたらと思います。

このように美味しさは複雑です。だから単純化に馴染みません。しかし「複雑です!」と叫んでいては、お客様から「わからないよ!」とそっぽを向かれます。どこかで妥協して、複雑と単純の間をとらないといけません。

味の世界が結局は「塩梅」であるのと同様に、お客様とのコミュニケーションも、また塩梅だ、今回の顛末で私が経験したのは、まさにこの点でした。本日は、それを発表する時間をいただけましたので、一つの体験談として紹介させていただきました。

そして、ついでにもう一つだけ申し上げますと・・・

<続きは明日の弊ブログで>

追伸

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題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

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第3回⑦

国際観光日本レストラン協会の「第3回青年後継者の集い」が開催され、不肖の私がセミナー講師を務めさせていただきました。

「適サシ肉」の話しを聞きたいということでしたので、以下のような内容になりました。長いので、4/21から8回に分けて公開しています。さて、

<以下本文>

さて話しを戻しますが、同じ頃つまり2000年代の初頭、私は牛の個体識別制度に注目していました。BSE対策として、国は全ての牛に10桁の背番号を付け、その牛の生年月日、屠畜日、移動履歴、親牛の番号といったデータを、ネットを通じて公表するようになったのです。

この仕組みを見て、私は考えました、おお、これからはデータに基づいた仕入れが出来るぞ!ヤマ勘の時代が終わり、美味しい牛がデータで分かるようになったんだ!

実は、この頃私はBSE問題をきっかけに、どうせ苦労するのなら、本当にお客様を喜んでいただける仕事をしたいと願うようになっていたのです。

で、美味しさのことを考えたら、どうしても生化学に入って行き、データに基づいた仕入れが出来ることを、ものすごく便利に思ったのでした。

もともと私は文系の学生で、店の個室に明治時代の錦絵を飾ったりして、文化的な店・歴史を感じさせる店ということで押して行こうと思っていたのですが、ここで関心の方向が大きく変わりました。

今では、何カ月の肥育期間の牛の脂肪の構成がどうなっているか、詳細な研究結果が公表されています。だから、美味しい脂を求めたければ、何カ月の肥育期間が必要なのか分かるのです。すばらしいことですよね。

ところが、です、美味しさを科学できて来たと言うのに、残念なブランド化つまりサシの過剰化も同時期に進行し続けました。

最近では、「霜降り肉」というメニューをお客様にお勧めしようとすると拒否されてしまう在り様です。

「いやあ、俺も年だから、霜降りは無理だよ・・・」

「いやいや、「ちんや」の「霜降り」の脂は、霜降りと言っても、モタレないんです。なぜなら、不飽和脂肪酸が多いから・・・」と申しまして、お客様に伝わりません。それほどに「霜降り」はネガテイブ・イメージの言葉に成っていたのです。

一番高いメニューが売れないのではビジネスとして本当に困ります。事此処に至っては「霜降り」という言葉を廃止するしかない、私はそう思い至りました。

しかし、いつやるのか?

失敗したら、どうなってしまうのか?

そう簡単に決断できる筈もありません。「霜降り」というビッグワードを廃止するのですから、かなりのリスクです。

いたずらに日が過ぎて行きました。そんな私に決断を促したのは、自分が出した2冊の本でした。

1冊は、「ちんや」創業135年を記念して、2015年に出版した『すき焼き思い出ストーリーの本』です。そこに掲載されているストーリーは、一般の皆様から投稿していただいたものです。人々の思い出と一番つながっている料理はすき焼きではないかと考えて、2010年から投稿を集めて保存してきたのですが、それらを纏めて本にしたのです。

内容は、感動して落涙を禁じ得ないものから、クスっと笑ってしまうものまで、様々なストーリーが約70本集まりました。そして、皆様の思い出ストーリーを全部読み終えた時、私は気づきました、牛の産地が出てこない。等級も出てこない。

そうか、それらは皆、売り手側の都合だったんだ!この時、それがしみじみと分かりました。

もう1冊は、2016年に刊行した『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』(㈱晶文社刊行)です。この本は、浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集で、「浅草ならではの商人論」を目指した本です。戦争で丸焼けになり、その後1970年代に「イケていない街」と言われて没落した浅草で、生き残って来た先輩方の人生に迫った本です。

これらの対談で分かったことは、危機に遭遇した時に小手先の対処をせず、商いの本質に迫って行った人だけが生き残っている、ということでした。どんな寿司が美味しいのか、どんなおでんが美味しいのか、どんな洋食が美味しいのか、料亭とは、どうあるべきか、商いの本質に迫って行った人だけが生き残っていたのです。

私も後を追う以外に選択肢はありませんでした。

そしてついにA5等級を止めて、「適サシ肉宣言」をするにつき・・・

<続きは明日の弊ブログで>

追伸

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.615日連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)