本当においしいやつ

「〇〇の味が苦手」と言う人に対して、

「それは本当においしいやつを食べてないからだよ」

というマウントを取ってくる人がいると、女性実業家の人がネットでつぶやいていました。

若くて有能で、そして美しい女性実業家に対して、若くなくて普通能力と普通ルックスのオジサン実業家が、食べ物分野でマウントを取ろうとする姿は容易に想像がつきますね。

が、ここでは、そういう関係性はさて置いて、考えてみましょう、「本当においしいやつ」つまり流通量の上位10%くらいは誰でもおいしく食べられるが、その他の90%はそうではないという現象は本当に起きているのでしょうか。

品質面の配慮から薬剤が添加される場合は、そういうことがあるかもしれません。

ワインには、広範囲に流通させるため酸化防止剤が入れられることが少なくないですが、私はあれは苦手です。酸化防止剤の多いワインに遭遇してしまった場合は「本当においしいやつ」を飲みたいなあと真剣に思いますが、同席者に「マウント」とは思われたくないので、何も言わないことが多いですね、私は。

薬剤以外で考えられるのは、産地サイドが偏ったマーケティングをしていて、その手法が業界内で主流になってしまった場合です。

偏ったマーケティングとは、例えばトマト。消費者は酸っぱいトマトは嫌いだと信じて、ひたすら酸味の少ないトマトを生産しようと改良している農家さんがおいでです。結構大勢おいでです。

そうなると、酸味のあるトマトは少数となり、それを食べたことのある人も少数派となります。

その少数派の人たちにとっては、自分が食べたことのあるものが、貴重な「本当においしいやつ」と思えるのかもしれません。

「本当においしいやつ」

「マウント」と言われたくなかったら避けた方が良い表現かもです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.991本目の投稿でした。

4.000本まで後9日です。

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給料日はすき焼き

おお、ハチミツ二郎さん、「給料日はすき焼き」と決めておられたんですね!

「1ヶ月休んだから今月の給料は少なかったけど、給料日はすき焼き、それが我が家のルール。先月も正月もやれなかったけど、父ちゃんが帰ってきたからには給料日はすき焼きだ。」

25日に、そういうツイートが。

ご存じの通り、お笑いコンビ「東京ダイナマイト」のハチミツ二郎さんは昨年末に新型コロナウイルスに感染し、一時は重篤な状態となりました。

そこから生還しての、すき焼きです。

めでたいですね。

ご回復誠におめでとうございました。

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4.000本まで後10日です。

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変わり目

今日は「土用の丑の日」です。

「土用の丑の日」は夏だと思っている方がおいでかもしれませんが、

土用は年四回あります。

立夏・立秋・立冬・立春の直前18日間が「土用」で、要するには、季節の変わり目ということだと思います。

ですので、立春の前18日の間にも丑の日があるわけで、それが今日です。

今は鰻を食べる気分になれない方は、「ちんや亭」で「うし重」はいかがでしょうか。

「うし重」テイクアウトをご注文の方は、くじ引きができますよ。

なお、どうしても夏に鰻を食べたい方にお知らせしますが、

今年の、夏の土用の丑の日は、

7月28日です!

その頃はオリンピックの最中ですが、どうなっているでしょう。

そして、コロナはどうなっているでしょうか。

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開運牛ゅっとくじ

丑年だから、それにちなんだことを何かやった方が良いのかなあ・・・

と思いつつも思いつかず、そうこうしている内に緊急事態となり何もできずにいて、やっと思いつきました。

くじ引きを致します。

題して

「開運牛ゅっとくじ」

当選した方は「うし重」テイクアウトが割引で食べられます。

割引率は、お得です、大変に。

大吉であれば商品価格2.500円から1.000円引きになります。つまり1.500円で買えちゃいます。

中吉であれば500円引き。

小吉であれば200円引きです。

(空くじ無し=最悪200円引きです)

皆さま、今年の運勢をお試し下さい。

「うし重」テイクアウトは、ランチタイム(11:30~)は地下一階「ちんや亭」にて、夜(16:30~)は「ちんや」お座敷の玄関で承ります。

くじの参加費は100円です。

おひきなさい。

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どうする家康

ある日リアルタイム検索で、こんな↓ツイートを発見しました。

「2022年の夏から1年半くらいNHKの食堂で働きたい。大河主演の為に常温でスペシャルなお水用意しとくし、梅干しお取り寄せもするし、カリっと揚げたカニクリームコロッケ定食も作るし、赤字覚悟で穴子やすき焼きも出しちゃう☺☺☺ #松本潤 #どうする家康」

ツイ主は、おそらく松本さんの熱狂的なファンでしょう。

と、いうことは、今や家康を演じることになった松本潤さんは、すき焼きが好物なのでしょうか。

不勉強で存じませんでした。

調べてみますと、本当のようです。

2012年5月に放送された「嵐にしやがれ」のトーク場面で、

「明日地球が滅亡するとしたら最後に何を食べたいか?」

というテーマに対し松本さんは、

「すき焼き」と発言しているのです。

この発言は、嵐の他のメンバーには意外だったらしく、

「初めて」(相葉さん)

「初めて聞いた」(二宮さん)

「見たことないよ、すき焼き食べてるとこ。十何年一緒にいるけど、すき焼きだけはない!」(桜井さん)

こうなったら、大河ドラマにもすき焼きの場面を造って欲しいところですけ、ど、

どうする家康

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赤ワイン 味噌すき焼き

また発見してしまいました、割り下にワインを入れるレシピを。

料理家で料理教室を主宰しておられて、本を出している方がネットに上げていましたー

赤ワイン 味噌すき焼き 

というものを。

「赤ワインとコクのある八丁味噌は相性抜群!発酵食品ならではの奥深い味が、牛肉や土の香りの根菜に合う」

ということです。

赤ワインをいったん沸騰させ、それで味噌を溶いて行くというものです(昆布も加える)

明治前半の牛鍋では味噌仕立ても多かったそうですから、それを溶くのに和風出汁でなくワインを使ったと思えば良いでしょう。

個人的には何度も申しておりますが、私は割り下全体を酸っぱくしたくない派です。卵にヨーグルトを入れて、そこだけ酸っぱくしたい派ですね。

そして、せっかく割り下にワインを入れても、それで作ったすき焼きがワインに合うわけではないです。

ワインは生卵に合いませんからね。それを解決するのは、ヨーグルト卵。

なんか、最近、このネタが多いなあ、我ながら。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.986本目の投稿でした。

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ジャパネット

「ジャパネットたかた」さんが地方の農産物の通販に力を入れだしたようで、テレビでよくみかけます。当然その中には牛肉も。

そして、試食シーンを視た方から、こんな↓ツッコミが。

「ジャパネットの番組視てるがすき焼きの牛肉を啜って食べてる^^;蕎麦やうどんじゃあるまいし」

ええ、私も視ていて、

あ、いま、啜ったなあ。

と思いました。

が、ツッコミ主さんほど怪しからんこととは思いませんでした。薄切りで長さもある食べものを一気に食べようと思うと、啜るのが実は良いです。

NHKの料理番組ですき焼きをやった時も局アナの人が啜っていましたし。私も自宅で食べる時は、啜ります。

啜る時に空気も吸い込みますが、その空気には肉の和牛香が含まれていますから、香りを満喫できる食べ方とさえ言えます。蕎麦を食べる時も香りを楽しみますが、同じです。

気のおけない人とすき焼きをする時は、啜るのも悪くないと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.985本目の投稿でした。

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特有の習慣

正月早々、名古屋のテレビ局が、大みそかにすき焼きを食べる習慣について、

東海地方特有の習慣だと報じたそうです。

「東海地方の多くの家庭では、大晦日に「すき焼き」を食べるのが通例。年末にはおいしいすき焼き用の肉を求めて、人気の肉屋には朝4時から行列ができるほどです。でも実は、これは全国的にみても珍しい習慣らしいのです。」

そ、そうかなあ。

関東でも京都でも、そういう習慣のある人はいますよ。

「ちんや」の肉の売店では、大晦日は平日の10倍以上売れますね。

東海地方の習慣である理由については、ご丁寧にも名古屋文理大学短期大学部の教授だという方が、

「そのルーツは、東海地方の「ひきずり」と呼ばれる伝統料理にあるとのこと。「ひきずり」は、鶏肉を使ったすき焼き風の鍋料理で、鍋の中で鶏肉をひきずるようにして食べることからこの名前がついたそう。「過去をひきずらない」との意味から縁起をかついで大みそかに食べられるようになり、鶏肉から牛肉へと変化して、「すき焼き」を食べる習慣が今なお根付いているとのことです。」

そ、そうかなあ。

追伸、

今年も発売しました「大寒卵」。

大寒(今年は1月20日だった)の日に採れた卵は栄養が多いと申します。食すと、金運も上昇するとか・・・ご希望の方は「ちんや」精肉売店へ。

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CIC LIVE

CIC LIVEに出演させていただきました。

CIC LIVEは、「国内最大のスタートアップ企業集積拠点」を目指しているCIC Tokyoの事業の一環でして、面白そうな起業家が登場してトークします。

そのトークライブに何故私か。場違いのようですが、週に一度「日本の老舗」というコーナーがありまして、老舗企業の継続につながったイノベーションの件を中心にトークするのだそうです。

場所は、最近できた虎ノ門ヒルズ。

高層階に上がると宇宙空間のようですねえ。

下界ではコロナが流行っていますけど、こっちにも上がって来るのでしょうか。

スタジオを覗きますと、ビルは大きいけどスタジオはコンパクトですな。

司会のマーク林さんと技術さんと私が中に入ると結構密です。

あ、私は神経質に気にしているわけではないですから、構わずやりましょう。ライブスタート。

「ちんや」や私がイノベーションを起こしたことはないので、

一応「適サシ肉宣言」の話しをしましたが、あれはイノベーションというよりや、ブランドづくりとか、お客様とのコミュニケーションの話しだと自分では思っております。

楽しい出番でした。

林さん、ありがとうございました。

追伸、

今年も発売します、「大寒卵」を。

大寒(今年は1月20日だった)の日に採れた卵は栄養が多いと申します。食すと、金運も上昇するとか・・・ご希望の方は「ちんや」精肉売店へ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.983本目の投稿でした。

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365日の献立日記

正月のめでたい気分がまったく無い中で、今年の1月は過ぎつつあります。

そんなおりNHK・Eテレの「365日の献立日記」で、沢村貞子の平成元年(1989年)1月16日の献立が「すきやき」だったことを知りました。

浅草出身の、昭和の名女優・沢村貞子(1908~1996年)(「おていちゃん」)は文才があったことでも知られ、その著作の中でもユニークなのが、26年以上毎日書き続けた「わたしの献立日記」。それを映像化しているのがNHKの「365日の」です。

その「すきやき」の具は、肉、葱、しらたきという普通のすき焼きの具に加えて、ほうれんそう、生麩、生湯葉、もちが入っています。

も、餅?

餅はたしかに正月らしいし美味しいのですが、溶けて鍋にくっつくと厄介なので、すき焼き店では避ける傾向にあると思います。

そう言えば、1989年の正月も、あまり目出たくない正月でした。

昭和天皇は前年秋から体調を崩されていました。年末年始は自粛ムードの中で過ぎ、結局1月7日に崩御、平成時代が始まりました。

「献立日記」の1月16日に「すきやき」が登場するのは、自粛が明けたからなのかもしれませんね。

今年の自粛はいつ明けるのでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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