シャンパンとすき焼き
さて「緊急事態」だそうです。
しかも「急所は飲食店」だそうで、本当に、そんなに感染させているかなあ・・・
と思いますが、ここで一介のド素人がボヤいても、何も良くはなりません。
まず時短要請は受け入れ、20時閉店とします。
それ以外のことは、自分にできること=例えば「普通にブログ更新」をしてまいりたいと思います。
で、あえてコロナとは全く関係ない話題です。
すき焼きにシャンパンは合うか?
です。そういうお問合せを頻繁にいただくからです。
結論から申しますと、卵にヨーグルトを入れていただけば、赤ワインと同様に、たいてい合います。
このブログで何回も書いているので「耳タコ」の方も多いかと思いますが、ほとんどの赤ワインでは「マロラクティック発酵」が行われていて、ワインの中に、それによって出来た乳酸があります。その乳酸とヨーグルトの中の乳酸がつながるので合うのです。
次にシャンパンですが、「シャンパーニュ委員会日本事務局」によれば、
「一部の醸造業者はあえてマロラクティック発酵を行わず、中には一部ワインのみに施す造り手もいますが、一般にシャンパーニュ地方ではこの発酵段階を経ることがほとんどです。」
それで「たいてい合う」のです。
シャンパンを飲んだ時に「そんなに酸っぱくないな」と感じるのは、酸味がさほど強くない乳酸が多いからでした。その乳酸がヨーグルト卵と合うのです。
またシャンパンの泡が、生卵の生臭さを吸着してくれるという要素もあるかと思います。
が、一点だけ不満も。それは、
シャンパンは冷やして飲むものだという点ですね。
温かい鍋ものを食べる時は、酒も温かい方が良いですよねえ。そこだけは日本酒に叶わないと思います。
なお一部の、「あえてマロラクティック発酵を行わない」シャンパンの作り手には、有名な「ランソン」「クリュッグ」がありますので、お気をつけくださいませ。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.967本目の投稿でした。