365日の献立日記

正月のめでたい気分がまったく無い中で、今年の1月は過ぎつつあります。

そんなおりNHK・Eテレの「365日の献立日記」で、沢村貞子の平成元年(1989年)1月16日の献立が「すきやき」だったことを知りました。

浅草出身の、昭和の名女優・沢村貞子(1908~1996年)(「おていちゃん」)は文才があったことでも知られ、その著作の中でもユニークなのが、26年以上毎日書き続けた「わたしの献立日記」。それを映像化しているのがNHKの「365日の」です。

その「すきやき」の具は、肉、葱、しらたきという普通のすき焼きの具に加えて、ほうれんそう、生麩、生湯葉、もちが入っています。

も、餅?

餅はたしかに正月らしいし美味しいのですが、溶けて鍋にくっつくと厄介なので、すき焼き店では避ける傾向にあると思います。

そう言えば、1989年の正月も、あまり目出たくない正月でした。

昭和天皇は前年秋から体調を崩されていました。年末年始は自粛ムードの中で過ぎ、結局1月7日に崩御、平成時代が始まりました。

「献立日記」の1月16日に「すきやき」が登場するのは、自粛が明けたからなのかもしれませんね。

今年の自粛はいつ明けるのでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.982本目の投稿でした。