ロシアの蟹

今月はウクライナ侵攻一年ということで多くの報道がされていますね。

その中で私が気になったのは、

ロシアへの経済制裁は効いていない、

その理由は、

日本がロシアの蟹を買うから

という件でした。

欧米はロシアの蟹を輸入禁止にしていますが、日本はしていません。欧米が買わない分ロシアの蟹は余り、その分値が安く、日本にとっては「おとく」であるようです。

アメ横の食材屋さんがテレビに登場して、

今年は蟹が「推し」だと主張していました。

うーん。

日本人って、

国産品だと産地をやたらと気にしますが、一方、輸入ものだと、どこから来たか、ゼンゼンに気にしなかったりして、理解しづらい国民性だと思います。

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Filed under: ぼやき部屋,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 10:00 AM  Comments (0)

酒の効能

本日、慶應義塾「台東三田会」の冬例会を開催します。

私は2020年より会長職をお預かりしておりますので、一言ご挨拶などしないといけません。

ええ、本日は台東三田会としましては、コロナ後二回目の飲食する会合でございます。

お久しぶりの「三定」さんで名物の天麩羅を頂戴するのは勿論ですが、このところしばらく酒を飲むのが憚られるご時世でしたから、久しぶりに酒でも飲もうよ!ということで、酒についてのレクチャーを聞いてから飲むという趣向でございます。よろしくお願いいたします。

実は慶應義塾には公式の日本酒があります。ご存じでしたか?義塾が酒を売っているんですが、今日飲むのが、その酒です。

先端生命科学研究所というところで、最先端のバイオテクノロジーを用いて酒を分析しまして、どういう酒が良いのか考えて、そのレシピで酒を造っているんです。

今日の講師の加藤さんの会社(「加藤嘉三郎酒造」さん)は、その酒の実際の醸造をやっている山形県の蔵元さんでして、加藤さんは、その功績で特選塾員になった方です。

食べ物の功績で特選された人って珍しいですよね。

特選塾員というのは、東大とか他の大学を出て慶應に来て教授になった方とか、逆に慶應高校から他の大学に行って教授になった方とか、学問が出来る人が成るもんですが、加藤さんとラーメン「二郎」さんは食べ物の功績です(笑)しかも、「二郎」さんと加藤さんは、特選の年度が同期だというから面白いです。

そういう次第で、今日は酒の会なんですが、ゲロゲロ飲んで、ガーガーしゃべる会とは少ーしだけ違います。

思えば、福澤諭吉先生本人は日本酒をこよなく愛し、酒席で塾生たちと大いに議論し近代日本を創造されました。今夜も酒にインスパイアされる知的で楽しい一席になればと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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卵を混ぜる

以下はネットでしばしば見かけるジョークです。

「この前皆ですき焼き食べた時に、卵を割ろうとしてた小春に「割らずにそのまま振れば中できれいに混ざるよ」と言ったら「本当!?」とシャカシャカ卵を振ってた。当然ながら卵は混ざってない。でも小春は「あれ?振りが足りないのかなぁ」と他の人の卵をシャカシャカ振り続けてた」

このジョークが、「小春」という人名の部分だけ変化させて出回っています。毎週のようにみかけます。

が、私には面白く思えません。

これは、卵の扱い方を知らないことを馬鹿にしているというより、人の言うことを信じやすい人を馬鹿にしているように見えます。

人の言うことを素直に信じるって、善良な資質ですよね。それを笑うのって、なんか、いやです。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 4:05 PM  Comments (0)

路上検索

時代が変わったと言えば、それまでですが、

休日の遊び方って、当日路上で決めるもんなんでしょうか。

私が20歳代のころは、ネットもスマホもありませんでした。

大学の「情報学概論」ではCOBOL(コボル)というプログラミング言語で、小学校の算数のような演算をやっていました。

面白くないし、これがすぐに実用化されるとは思えませんでした。

当時遊びの情報は、雑誌かガイドブックから獲りました。だから数日前には本屋さんに行って、本を買う必要がありました。

その本が手元にありますから、当然読みます。熟読していました。そうして当日を迎えるのが普通でした。

時代は巡って、今はスマホです。

現地に行ってからでも、色々調べられるので、若い人達は浅草の路上でスマホをいじって、あれこれ相談しています。寒いのに。

路上でやっているので邪魔だと思うこともありますが、まあ、仕方ないです。

でも、ねえ、面白い店って、ネットに載ってないことがあります、よ。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 3:49 AM  Comments (0)

梅の季節

隅田公園の梅園が良い感じです。

梅園は、言問橋と桜橋の間、つまり「ちんや」のすぐ近くにありまして、約150本の梅の木が植えられています。

隅田公園というと、桜があまりにも有名ですが、こちらも悪くありませんで、そして桜の時期と違って静かです。

去年のこの時期、今の店の準備の為に花川戸に私達はやって来ましたが、ちょうど梅が見ごろだったのを思い出します。

開店は3月18日でした。

皆様も、どうぞ、お出かけ下さいませ。

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Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 3:56 PM  Comments (0)

割り下と衣

豚カツチェーンの「かつや」さんの、

「牛すき焼きとチキンカツの合い盛り」

を食べてみた件です。

「すき焼き」と言っていますが、具は牛肉とシラタキ(マロニー?)だけでした。

牛肉については想定の範囲内でした。

次に、チキンカツですが、この丼の中に在っても違和感ございませんでした。

カツの衣については、違和感ないどころか、ここに是非在るべきものでした。衣にも、すき焼きの割り下が染みていて、これはなかなか良いです。

汁蕎麦に天麩羅が浮いているような感じと言っても良いですね。カツの衣と割り下は、合うのですねえ。

中身はチキンでも豚でも、エビでもなんでもOKかもしれません。

なかなか面白い食べものでした。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,食育ナウ — F.Sumiyoshi 3:45 AM  Comments (0)

国犬

2月22日は、にゃんにゃんで「猫の日」ですが、

「ちんや」は狆屋で猫には関係ないので、以下は犬の件です。

狆は、非公式ですが、日本の「国犬」です。「国犬狆保存会」という団体もあります。自称に近い国犬ですけどね。

他の国では、

イギリス:ブルドッグ

フランス:プードル

スイス:セント・バーナード

と決まっています。

アメリカには州犬を決めている州があるとか。

日本で天然記念物に指定されている犬は、

柴犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬、北海道犬、秋田犬と6種ありますから、

それぞれの県で県犬を決めても良いような気がします。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 5:02 AM  Comments (0)

地場産品

とある日のとあるツイートに曰く、

「ふるさと納税で届いた馬刺がカナダ産だった」

そのツイートには、食品表示の画像も付けられていて、

原産国 カナダ

と畜場 カナダ506

と表示されています。

加工者だけが熊本のファーム名になっています。

これは違法ではありません。

カナダ産の馬肉をカナダ産と表示しているんですからね。

では、これを「ふるさと納税」として売ることは合法なんでしょうか?

総務省が返礼品として認めているのは、以下の基準に合うものです。

(3)自治体内で製造・加工などの主要な部分が行われ、付加価値が生じているもの。

ここがグレーなんです。

原産地が海外でも、加工の「主要な部分」が、その熊本で行われていれば、地場産品として認められるんです。

けどねえ。

なんだかなあですよね。

一生をカナダで過ごした、お馬さんの、没後の処理だけを熊本でして、

熊本の産品として売られて行くことについて、お馬さん本人は納得するでしょうか。

うかばれるんでしょうか、ねえ。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 10:00 AM  Comments (0)

シャンシャン返還

上野動物園のシャンシャンが中国に返還されるということで多くの人が別れを惜しんだと報道されていました。

このタイミングで気づいた方も多いと思うのですが、

日本国内で最多数のパンダを飼っているのは、上野ではなく

和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」です。現在7頭います。

「アドベンチャーワールド」はパンダが来る前から繁殖技術が高く、「永明」というスーパー種パンダに恵まれたからでした。「永明」は16頭もの子供を設けました。

パンダの種を保存するため、日本国内で誕生したパンダも、性成熟に達する2歳になったら中国に返還しないといけませんが、「永明」がたくさんの子を作ったので、返還してもなお7頭がいるのです。

そして、白浜が有利な点がもう一点。

近くて良質な竹が近くで採れるから。

パンダは新鮮な竹しか食べず、冷凍した竹ではダメなので、近くで採れることが重要なんです。

新鮮でないとダメで冷凍はダメって、人間より進化してますね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.741日目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 11:32 AM  Comments (0)

70年記念ドラマ

中学の同期生でNHKに入った友人が

「テレビ70年記念ドラマ」

を制作しました。

地上波での放送の際には弊ブログでご紹介しそびれましたが、まだBS放送がありました。

『大河ドラマが生まれた日』

放送日=NHK BSプレミアム2月20日(月)夜9時00分~10時29分

黎明期のテレビ業界で

映画に負けない時代劇を作れ!

と奮闘したスタッフ達の奮闘をドラマ化した作品です。

大河ドラマ第一作「花の生涯」(1963年)に出演した佐田啓二の実子である中井貴一さんが、当時のNHK芸能局長役を演じます。

今では大河ドラマが毎年放送されるのが普通という感覚になっていますが、最初はまだ名前も「大河」とは言わずに「大型時代劇」と言っていたようです。

ゼロから立ち上げるのはやはり大変なことだなあと感じさせてくれる放送です。

皆様もご覧くださいませ。

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