事業承継支援

東京都中小企業診断士協会の「事業承継支援コンサルティング研究会」で講演をさせていただきました。

演題は、日本のすき焼き文化

では勿論なく、

すき焼き「ちんや」元・六代目の事業承継赤裸々ばなし

でした。

皆様ご存じの通り、「ちんや」は2021年8月に「WDI」社への事業継承を決めた後、一時閉店、22年3月に現在地に移転して再開しております。

元々身内に後継者がなく、店舗ビルの老朽化が酷かった為、私は二つの問題を自身の55歳(2020年)を目途に決着させようと考えていました。そこへコロナ禍が来て、話しは一気に進捗、資産のうち不動産は不動産会社に売却、営業権は大手外食のWDI」社に譲渡しました。

「WDI」社は海外他社ブランドを日本に導入する実績のある会社で、元のノウハウやストーリーを大切にする社風なので、スムーズに移行。スタッフも多数が移籍しました。

事業継承後まだ1年経過していませんが、このところの旅行ブームの追い風もあり、業績は順調です。

この件は当初Yahoo!のヘッドラインにも載って話題になり、22年9月には日本経済新聞に私のインタビュー記事が掲載されました。それを読んだ診断士の知人が連絡をくれた、といういう流れです。

そもそも店のノウハウ(「ちんや」の場合「適サシ肉」)やストーリーが活き続けることが事業承継で肝要(経営者のDNAは「二の次」)と私は考えます。これはレアケースであるものの、今後の大事業承継時代においてご参考になる部分も多少はあると存じます。

今や事業継承の経験者となりましたから、今後の案件にも、たぶんお手伝いが出来るかと思っています。

 「事業継承に悩んでいる方とメシを食ってさしあげるサービス」程度ですけどね(笑)

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.728日目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 11:00 AM  Comments (0)