山形県 恐るべしー「浅草うまいもの会」研修旅行
6/23〜6/24「浅草うまいもの会」の研修旅行で、山形県を訪ねました。
近年世界的な評価を得ている「タケダワイナリー」さん、蒟蒻づくし料理が有名な「楢下宿こんにゃく番所」さん、さくらんぼう生産者の「黒田果樹園」さんなどを訪問し、夜は、かみのやま温泉の「名月荘」さんで1泊しました。
山形の皆さんは、当然みな山形弁で朴訥な話し方ですが、料理や食べ物の水準は言うと、まったく田舎っぽくはなく、結構なもので、品質とセンスが感じられるものばかりです。一同、「山形、恐るべし」と言い合って、現地を後にしました。
今回私が、嬉しかったのは、「こんにゃく番所」の若旦那Tさんと、久しぶりの再会が出来たことです。と思っていたら、「こんにゃく番所」の料理長は、若いころ浅草の鰻の「川松」さんで修行した方だとか。「川松」の社長K子さんも料理長との再会を喜んでおられました。奇遇ってあるんですねえ。
今回、Tさんご家族にはスッカリお世話になりました。御礼申し上げます。
二日目の夕刻、会のメンバーが帰りの新幹線に乗り込み、缶ビールが配られて、最後の宴会(?)が始まる頃、私は一人団体を離れて、米沢で途中下車、もう1軒の訪問先へ向かいました。
行き先は、米沢牛の名店として天下に知られた、「登起波(トキワ)牛肉店」さんです。若社長Oさんがいつも「すきや連」にご出席下さるのですが、こちらからは御店を訪問したことがなく、「機会があれば是非」と思っていました。今回、米沢のすぐそばの、かみのやま温泉まで来ましたので、寄らない手はなく、Oさんに連絡を入れると、駅まで出迎えて下さいました。
米沢牛は、言うまでもなく有名ブランドですが、「登起波」さん以下の、現地の肉屋さんや、すき焼き屋さんが元気なので、牛は皆、米沢市の食肉市場で買われてしまいます。東京の肉屋から見ると、有名なのに、実は良く知らない産地・良く知らない市場なのです。
今回Oさんの御店の個室で、結構な御肉をつまみながら、米沢の現地事情を少し教えていただいたので、今までの、米沢牛についての不勉強が多少補えました。実に助かりました。
「登起波」さんの御肉に、オリジナルの純米酒をいただいて、良い気分になる内、Oさんが、「実は自分も明日東京に用事があって、遅い時間の新幹線に乗るので、ご一緒しましょう」
それは、是非そうしましょう、とOさん手配の車で、駅まで送っていただき、東京行きの新幹線に乗り込みました。
さっき、すっかりゴチになった私は、少しお返ししないといけません。車内販売の酒をとって、東京へ持って帰るハズだった、お土産を開封。東京へ着くまで2時間半、業界よもやま話しの二次会で、あっという間でした。
あーあ、土産食べちゃった。
ヨメのご機嫌、どうやって獲ろうかなあ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
*「楢下宿こんにゃく番所」さんについては、こちらです。
*「登起波牛肉店」さんについては、こちらです。
*「浅草うまいもの会」については、こちらです。