谷中参り 四川ランチ
6/22は、休みを利用して、知人の御墓に参るため、谷中の「明王院」に行ってきました。
故人は、嫁が若い頃から親しくしていただいた先輩だったのですが、今年、還暦を迎えることなく、亡くなられました。仕事の都合で、納骨に行けなかったため、今回が初めての墓参で、故人のお嬢さんも同行です。
台東区に土地勘のない方のために解説しておきますと、谷中(やなか)とは、上野台地の西北部分のことです。歴史上の有名人が眠ることで知られる、谷中墓地がある他、多数のお寺が散在する、寺町として知られています。
また東京芸大に近いことから、ハイセンスなショップやカフェがあります。
同じ台東区内ではあるものの、浅草から谷中へ行く便利な交通機関が、最近までなかったため、距離感がありました。気質的にも距離感があり、台東区というより「谷根千(やねせん)=谷中+根津+千駄木地域」、「文京区の根津・千駄木と一体の所」という、イメージがありますね。
お寺に着いてすぐ、お墓を掃除して⇒線香を備え⇒花を活け⇒合掌。3人がかりですので、30分強しかかかりません。
その後は、ちょうど昼飯時だったので、当然なにか食べることになりました。台東区民なのに、この辺りで昼飯を食べるのは、久しぶりです。結局、谷中から千駄木方向へ坂を下り、不忍通りの、四川料理の「天外天」さんに落ち着きました。
以前から、この場所にこの御店があることを知っていたので、私は「老舗」と思っていましたが、それは、私の勘違いで、創業21年目ということでした。でも、評判は良いらしく、平日の昼なのに込んでいます。
食事する間、当然話題は、この後やって来る、新盆や一周忌のことになりました。お嬢さんは、一人っ子だったので、お若いのに、法事を主催しないといけないのです。
一周忌の後には、親戚と食事をしないといけませんから、この店でも「ご法事のお献立」と題したパンフレットをもらっていました。そのパンフレットをながめつつ、「いきなり大人になっちゃったわー、アタシ・・・」と一言。
「ちんや」でも法事をなさる方が多いですが、ご遺族が若くて、法事慣れしていない場合もあります。そういう時は、親切にして差し上げないといけませんね。
合掌。 アーメン、じゃなかった、間違えた。 はんにゃあしんぎょう。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。