苦手

在東京外国大使館員向けの視察会が開催され、途中の昼食を「ちんや」で摂っていただいた件は7日の弊ブログに書きました。
これは、2020大会を控え、大使館関係者に東京の魅力を知ってもらう為の視察ツアーでしたが、このツアーに同行された外務省の方から御礼状をいただきました。
「お肉が苦手、卵は要らないと言っていた外交官が美味しいと言いながら全部召し上がり、見ていて驚きました。」と書かれていました。
「苦手だった○○が食べられた」という話しは日本人の場合に、たまに聞きます。肉以外に「葱が苦手だった」「椎茸が苦手だった」という例があります。
そういう場合、お気の毒に、これまで美味しい葱を食べたことがなかったのかなあ・・・
と思うのですが、外国の方でも同じようなことがあるようです。
外国の方というと、食習慣とか宗教とか難しく考えがちで、たしかにそういうこともあるのでしょうけど、中には単に食べ慣れていない、ということもあるよねと私は感じてきました。
今回は、そういうケースで良かったと思いました。

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変わり羽子板

来週の17日、18日、19日は浅草寺の「羽子板市」の日です。
元々江戸時代は「歳の市」と言って、正月用品・越年用品を売る市が盛大でした。大店の主は奉公人を引き連れて市に繰り出し、たくさん買い物をして、帰り道大いに飲んで帰るのが粋だったようですが、次第に、同時開催されていた羽子板市の方がメインになったようです。
羽子板市の隆盛は歌舞伎の流行とセットのもので、人気役者を描いた羽子板が売れたそうです。現代では、羽子板という遊びそのものが行われなくなりましたが、「変わり羽子板」が毎年発表されています。
描くのが人気の芸能人であれば、昔と少しも変ったことはなく、歌舞伎役者を描くのと同じことですが、どうも近年は芸能人以外が多いような気がします。
今年については、
ラグビー・ワールドカップ(W杯)リーチ・マイケル選手
ゴルフ全英女子オープンの渋野日向子選手
リチウムイオン電池の吉野彰博士
そして、何と言っても、今年は
天皇・皇后両陛下!
両陛下を羽子板にしちゃって、肖像権は大丈夫なのかなあ。

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フードアナリスト

「フードアナリスト」で「いばらき大使」に任命されていた人が茨城県内の複数の食品業者と金銭トラブルを起こしていたと報じられました。
で、その、フードアナリストって、何だっけ?
と思い検索した人は多いと思います。私も調べてみましたところ、資格商法の一種のようです。
その内容ですが、レストランのミステリーショッパーつまり覆面調査員が知っておくべきことを試験にした内容のようです。ご丁寧に1級から4級まであるようです。
くだんの「大使」の人は単に「フードアナリスト」であるだけではなく、資格を認定する側・運営側にまわっていたようでした。
覆面調査の仕事を調査員の個性にまかせず、明文化するのは私も結構と思います。
が、そんなにたくさん仕事があるのかなあ、と思ったら、あるようでした。
FAQの、「資格を獲ったらどう活かせますか?」
の質問に対する回答の筆頭に、
・地域の食のアドバイザー・プロデュース・講師として
が挙げられていたのです。本来の、
・ミステリーショッパーとして飲食店調査を実施
より上でした。
地方の業者さんや自治体の人が中央のアドバイスに飢えていることが、仕事として利用できますよ♡と言っているようなものですねえ。
私としてはアドバイスに頼るより、地方の方がそれぞれの独自性を追求した方が良いような気がするんですけどね。なお、
「常任理事の藤原浩氏はご本人から連絡があり「フードアナリスト協会にこれ以上迷惑をかけたくない」との事由で、12月4日付で辞任されました。本事案は、藤原氏の個人的な案件であり当団体は一切関係ありません。刑事事件ではなく、民事の債務不履行問題であり、藤原氏と原告の皆様との間で解決すべき事案です。藤原氏には誠実に真摯に本案件の原告の皆様と対応していただくよう約束しました。今後、藤原氏は当協会とは一切関係ありません。本事案について、当団体は双方の主張について、公正に丁寧に耳を傾け、注意深く経緯を精察してまいります。」
・・・そうです。残念。

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開始時間

ただ今は忘年会シーズン真っ盛りですが、「働き方改革」のせいか、忘年会の開始時間が早まる傾向が出てきているように思います。忘年会をお受けする飲食店としても、帰宅時間が早まるのですから、悪い話しではありません。
20年前、忘年会の開始時間はたいてい19時、早くて18時半でした。
が、今年は18時スタートが主流になってきました。17時スタートや、中には16時半スタートというのもあります。
忘年会への参加は業務命令だと会社側が言うと、「業務命令なら残業代を払ってください」と反発されかねない御時世ですから、せめて開始時間を早めるということなのだと思います。
「働き方改革」の理想は業務時間内に忘年会が終わること、つまり15時とかに忘年会をスタートさせることですが、そこまで行きますかどうか。
早くから呑むと、結局終電まで呑むでしょうから、呑み過ぎにつながると思いますけどねえ、どうなりますやら。

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民謡酒場

三ノ輪の「鈴木酒販」さんが創業60年を迎え、記念誌を出されました。
「鈴木酒販」さんは1959年のご創業。台東区北西部を中心に多くの飲食店に酒を卸している会社さんです。弊店の取引先ではないのですが、記念誌を頂戴して拝読しておりますと、高度成長期の、この辺りの飲食業の歴史を知ることが出来て面白く読めました。
例えば、民謡酒場が何故このエリアに多いのか?
しかも何故東北地方の民謡酒場ばかりなのか?
それは、集団就職で「金の卵」と言われて東京にやって来た若者たちが憩える店だったからです。
当時の東京の北の玄関口は上野駅でした。東北地方から東京へ着く列車は東京駅へは乗り入れておらず、全て上野駅発着でした。そういう形で東京で働き始めた大勢の若者が、方言丸出しで飲める場所が民謡酒場だったのです。
そして鈴木酒販の創業者・鈴木藤吉自身も山形から出て来た人でした。
当時は数十軒の民謡酒場が大繁盛していたそうで、今も台東区千束にのこる、有名な「追分」さんなども、そうした一軒です。
中には吉原の遊郭を業態転換?した民謡酒場もあったとか。1957年に売春が禁止になったからです。吉原の遊郭には大きな物権もあり、それが転換して300畳敷の大会場のある民謡酒場になったそうな。
全盛期には、その300畳が人で満杯になり、酒場の店員だけでは下足取りが間に合わず、鈴木酒販の営業マンが下足番を手伝っていたと言います。
朝は早くから働き始め、夜はこうして飲食店の手伝いまで買って出たのに営業の人達は何も辛くなかったと言います。
高度成長ですねえ。東北の若者達の青春時代で、日本の青春時代でもあったのが、この頃です。

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トンカツの旨さ

浅草で私が好きなトンカツ屋さんは、寿3丁目の「すぎ田」さんです。
「すぎ田」さんの最寄り駅は大江戸線の蔵前駅で、歩いて行くと10分くらいかかるのですが、30年前までは浅草通りにお店があり、それで今でも浅草料理飲食業組合に入っておられます。個人的にも存じ上げているので、たまに食べさせてもらっています。今月の初めにも、繁忙期に向けて景気を付けようと、ロースカツを目指して行くことにしました。
で、美味しくいただき、そのことを書こうとして、私は悩み始めました。上手い説明が思いつかないのです。
「すぎ田」さんについて雑誌などで語られていることと言えば、
・低温と高温の二つの油で「二度揚げ」すること。
・白木のカウンターが清々しいこと。
・店の清掃が徹底していて、営業は20時で終わるのに、掃除は22時過ぎまでやっていること。
などでしょうか。不思議なことに直接肉について、あまり語っていません。・・・と考えている内に、私も登場させていただいた本『浅草老舗旦那のランチ』(小学館、2012年)に「すぎ田」さんが採り上げられていたことを思い出し、どんな表現だったか、確認してみようと思いました。
本を引っ張り出して、見出しは、
「なんと言っても肉の旨さですね」
となっていたので、「おお!」と思い読み進めましたが、やはり、直接肉について、あまり語っていません。この本を参考にしても上手い説明が思いつきません。
そして、ついでに思ったことは、浅草の店の美味しさって、表現し辛いよなあ・・・ということでした。
浅草の美味しい店に行っても、食材のブランドを前面に掲げている店はあまりないです。掲げている店もありますが、最近の店ですね。
今時は豚のブランドもたくさんありますが、「すぎ田」さんは何も掲示していないです。壁に掲げられているのは「ヒレカツ」「ロースカツ」「エビフライ」といったメニュー名のみ。愛想なく感じる人もいるでしょう。しかし食べれば問答無用で旨い。
私自身も元々は「食べれば旨い」を良しとしていたのですが、2017年の「適サシ肉宣言」ですっかり「つべこべ派」の人間と思われるようになってしまいました。元々は「食べれば旨い派」でしたが、17年当時メデイアの人達が次々にやって来て、あれこれ質問するので、答えていたら情報量が増えてしまったのです。それまでは肉の仕入れ方を掲示したりしていませんでした。
「すぎ田」さんや、浅草の店の美味しさって、表現し辛いです。
いつかAIが普及すれば、美味しさを数値化してくれるかもしれませんけど。

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消費拡大キャンペーン

本日9日から全国料理業生活衛生同業組合の事業として、
「映像コンテンツを使ったSNSの活用による消費拡大キャンペーン」
が始まります。
その映像の中に、「ちんや」も全国のすき焼き店の代表で出ています。映像は公開されますので、良かったら見てやって下さい。
この事業は消費増税対策の事業です。軽減税率の導入で、総菜・弁当が8%なのに対し、料理屋は10%となり、競争上不利な状況になります。
そういう中で、これまで料理屋にあまり親しんでいない人達にPRするには「動画」「Facebook」「YouTube」だということで、動画を製作して、FacebookとYouTubeに上げます。
下記URLでもご覧になれますので、どうぞよろしく。
https://www.ifys.jp/zrr/

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三大タワーまつり

本日浅草の六区ブロードウェイとオレンジ通りで、
「東京三大タワーまつり」が開催されます。クイズに参加し、正解すると商品券がもらえるそうです。
「三大」とはスカイツリー、東京タワーの前に日本一のタワーだった「凌雲閣」のことです。1890年から1923年まで浅草六区に立っていました。
その遺構が、昨年浅草旧六区(現浅草2丁目14番)の商業ビル工事現場で発見されたことで、浅草では今「凌雲閣」再発見の機運が高まっていますが、ご存知ない方も多かろうと思いますので、念のため書きますと、
浅草「凌雲閣」の設計者はウィリアム・K・バルトン。東京における高層建築物の先駆けであり、東京観光でまず行くべき場所として有名でした。地元では「十二階」と呼ばれましたが、関東大震災で倒壊しました。
その様子は多数の絵や写真に収められており、「ちんや」が所蔵する楊斎周延の「浅草公園遊覧之図」にも描かれています。
「東京三大タワーまつり」どうぞ、ご参加を。

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閣下の視察会

東京商工会議所さんが主催して駐日大使館向け視察会が開催され、途中の昼食を「ちんや」で摂っていただきました。
これは、2020大会を控え、駐日大使館関係者に東京の魅力を知ってもらう視察ツアーですが、商議所の主催ですから観光旅行にするわけには行かず、ウチ以外の訪問先は素晴らしい会社さんばかりです。
そんな中、ウチではすき焼きを召し上がっていただき、さらに私がスピーチもせよというご要望でした。どの位の知識をお持ちか分からない方を相手に話しをするのは簡単ではないですが、気合でお引き受けしました。
ツアーのご一行が見えまして、当初の話しでは15~20名様と伺っていましたが、最終的には30人以上に増えました。大使閣下ご本人も、何人か見えていると聞き、光栄なことでした。
さて皆さん、ここで雑学タイムですが、大使様には「大使閣下」と呼びかけないといけません。英語では、
Your/His Excellency
ですね。
呼び方の分野では未だ戦前が生きているようです。戦前は、省庁の次官や府県知事などの官僚や将軍を「閣下」と呼びました。大使も立派な高等官僚でしたから「閣下」ですね。それを相手国の大使にも適用しているわけです。
と、いうわけで閣下が大勢見えました。
すき焼きって、そもそも高等な方に向いた料理ではありませんが、喜んでいただけたようです。良かったです。

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川柳の掲示板

地下一階の廊下に「すき焼き川柳コンクール2019」の優秀句を掲示する場所を作りました。
すき焼き「ちんや」の入口の左に、肉の食べくらべレストラン「ちんや亭」へ降りて行く入口があります。中へ入ってすぐ地下へ降りる階段がありますから、それを降りていただいてすぐの所に句を掲示しました。どうぞ、ご覧くださいませ。
「ちんや亭」は昨年8月に「肉の食べくらべレストラン」になり、全メニューに「ちょい食べサイズ」ができました。その際に以前使っていた料理の蝋細工が要らなくなり、蝋細工を入れていたショー・ケースが要らなくなってしまったので、それを使って川柳を掲示することにしたわけです。
そういう次第なので、川柳と「肉の食べくらべ」とは、ハッキリ申して、あんまり関係がないのですけど、まあ、細かいことは気になさらないで、どうぞ、ご覧くださいませ。

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