ミレニアルブレンド
磯蔵酒造さんの浅草売店が開店2周年ということで記念酒を頂戴しました。
このお酒は「ザ平成ミレニアルブレンド」だとかで、磯蔵さんが平成の30年間に取り組んだ様々のタイプのお酒をブレンドしてものだということでした。
大変美味しく頂戴しました。ありがとうございました。
お酒には、取り組んだ事柄のリストと蔵主さんの挨拶文が付けられていたのですが、リストをみて、随分色々取り組んでおられたのだなあと思うと同時に、挨拶の方に書かれていた、「酒創りのモットー」についての一文にも感心しました。
そのモットーとは、
「大切なのはこだわりではなく味」
「こだわりを作り、こだわりを売る酒」ではなく、
こだわるのであれば、それは味のみ
ということです。
逆に申しますと、磯蔵さんはそうは書いておられませんが、世間には、まずこだわるポイントが定めてから造って行く、多少味のバランスに問題があっても、話題性が提供できれば売れて行く、という風潮が見られるということです。
売るため、話題性を提供するために、世間が「?!!」というようなポイントにこだわってみせる手法は、色んな業界に蔓延していますね。
牛の業界にもあります。例えば、面白いエサ。エサが面白くても、肥育期間が短すぎては×だと私は思うのですが、エサばかりが前面に出ている場合があります。
テレビの人は「こだわり」が大好きですからね。最近では「こだわり」を通り超して、「変態」もお好きなようです。
「こだわり」にこだわらない。
私も、それで行きたいと思っています。
追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。