さかさま

日本人の名前を逆さに言われると聞き取れません。

ある日外国の方が「ちんや」の玄関に入って来るなり、

マリカトー!

と言ったので、私は訳が分かりませんでした。

アリガトー!

コンニチワ!を間違えて覚えていて、こんにちはと言いたいのかなと思いましたが、彼は二度繰り返して、

リザベーション、マリカトー!

と言いました。

ああ、ああ、そうか、

加藤真理様ね。

この外人さんの為に加藤様が代理で予約をしてくれて、それで予約名義が「加藤真理」になっているわけね。それで彼は予約名を叫んでいるんだ。了解。了解。

OK、プリーズカムイン。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.755日目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インバウンドあるある — F.Sumiyoshi 10:00 AM  Comments (0)

グルテンフリー

海外の方がお越しになりますが、その中にはグルテンフリーの食事を摂りたいという方もおいでです。セリアック病とか小麦に由来するグルテンを食べると調子が悪くなる方々ですね。

すき焼きについては、基本、お麩を外せば問題無しかと思います。

醤油の原材料として小麦がありますが、

「醤油の原材料に利用される小麦は、醸造過程で小麦アレルゲンが消失する。したがって原材料に小麦の表示があっても、基本的に醤油を除去する必要はない」

と厚生労働省の「食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017」に書かれています。

ただしアレルギー度合いが深刻な患者さんの場合は、醤油にも慎重になった方が良いようです。

アレルゲンは、醸造過程で分解されているはずなのですが、醤油醸造とは何分、生きてる微生物がやることですので、完璧か分かりません。

要注意ですね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.752日目の投稿でした。

一人前

明後日は「春節」で、明日から中国は春節連休に入ります。

既に「ちんや」にも多くの中国人から予約が入っています。

既に昨年の秋から、多くの中国のお客様に来ていただいていて気づいたのは、

一人前注文しない人が、ほとんどいない。

たいてい一人前注文して下さるのです。

2016年~18年頃の、前期インバウンド・バブルの時は違いました。一人前注文しない中国人が大勢いたのです。

浅草の飲食店主たちは、当時それについて大いに不満に思っていました。

が、今回は違います。

何故でしょう?

よく分かりませんが、為替レート(円安)かもしれません。

一人前普通に頼んでも安く思えて、おかわりしてしまう位ですからね。

今は一人前注文して下さるのです。

円安は国家にとっては良くないことですが、

現場では、まあ、ありがたいです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.710日目の投稿でした。

印籠

外国の方が本当に多いです。

円安ですからねえ。

ほとんどはネットで予約してから見えます。

で、玄関先でスマホを取り出し、予約客だぞとばかりに、それを見せつけてきます。

水戸黄門の印籠みたいです。

「この予約履歴が目に入らぬか!!」

ムカっとするので、私はスマホを無視して、

口頭で予約名を尋ねています。当然ですよね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.697日目の投稿でした。

住吉史彦の十大ニュース2022

大晦日は例年「住吉史彦の十大ニュース」の日です。

今年もご覧くださいませ。

3月「ちんや」が浅草花川戸「金泉ビル」で再開業しました。

6月 慶應義塾「台東三田会」の活動を再開させました。最初は会議のみでした。私の会長としてのリアルデビューでもありました。

6月 長引くウクライナ戦争が、牛肉の価格にも影響してきました。

7月 熱波とコロナ第7波で、夏場の業績はさんざんでした。

9月 日本経済新聞に私のインタビュー記事が載りました。「ちんや」の事業継承について記事にして下さいました。

10月「全国旅行支援」と円安で「ちんや」の業績が上向き始めました。11月には週末満席になることが多くなりました。

11月 オミクロン株対応ワクチンを打ちました。

11月 慶應義塾「台東三田会」の食事会を「香味屋」さんで開催しました。コロナ後初の「食べる例会」でしたが、人数を制限、席の間隔を開けて開催しました。

通年 浅草の飲食店主の人達が、コロナ中にどう考え、行動したかを聞き取る事業「浅草コロナアーカイブ」を実施しました。アンケートと店主さん達へのインタビューは終わり、来年刊行予定です。

通年 今年も弊ブログを連日投稿致しました。弊ブログは2010年3月1日にスタートし、本日は4.690日目の投稿でした。ご愛読、本当にありがとうございました。

勘違い

八村塁さん、インタビューで毎度すき焼きについて語ってくれてありがとうございます。

最近NBAのオープン戦が日本のさいたまスーパーアリーナで開催されましたが、その際もチームメートにすき焼きをご馳走したと語っていました。ありがとうございます。

もしかすると、バスケ界では「八村塁=すき焼き」という固定観念が既に出来上がっていて、記者さんがそういう方向に誘導尋問しているのかもです。そう思ってしまう位毎度八村塁さんのインタビューではすき焼きの話しが出てきます。

で、肝心のその内容ですが、少し気になる点がありました。

「クリスタプス・ポルジンギス(27)がコース料理で提供されたすき焼きをしゃぶしゃぶと勘違いしていたことを知ると「ちゃんと教えておきます」と苦笑いを浮かべる場面も見られた」

そ、そうか、外人さんがすき焼きとしゃぶしゃぶを正しく把握しているとは限らない。

そこは私も忘れていた点でした。

外国の方が今後また増えるでしょうが、「理解されている筈」という前提は外さないとけせんね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.601日目の投稿でした。

原点

浅草の飲食店主の人達が、コロナ中にどう考え、行動したかを聞き取る事業をしています。

週に一人のペースでお目にかかり、毎回2時間ほどの聞き取りをさせていただいています。

基本的には、衛生面や資金繰りなどの苦労話なのですが、2時間も話していると、不思議なもので、いつの間にか「良い話し」「勉強になる話し」に変わっていることが多いです。

コロナの最中に、飲食業の原点に回帰した、という方もおいででした。それは、

お客様との接触を地道に増やすこと。

お客様のテーブルに伺う回数を、とにかく増やすこと。

そうした繰り返しを通じて、「常連さん」になっていただくこと。

コロナ前の2019年はインバウンドが盛んでしたので、そうした原点を忘れてしまうこともあったようです。

しかし、コロナでインバウンドを含めた観光のお客様が去ったので、「常連さん」を増やさないといけない。その為には、とにかく「接触の回数だ」。

そろそろまたインバウンドが戻ってくるとかですが、以前と同じことをしてはダメですね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.590日目の投稿でした。

着物レンタル

最近、浅草の着物レンタル業者さんに感心させられています。コロナで外国人がいなくなっても、生き残っているからです。

かつて利用客は外国人ばかりでしたが、客層を日本人に切り替えることが出来たようです。日本人の若い女性が着物で自撮りしている様子を最近よく見かけます。

が、そうなると逆に、

・着物の質感がチープ

・色づかいが派手過ぎる

・季節感がおかしい=秋なのに春の柄を着ている

・(来ている人の)歩き方が変

といったことが以前より気になります。外国人相手だから仕方ないよと、これまで言われてきましたが、日本人相手となると、そうも言えなくなります。

日本人相手になることで、内容が少しでも本格的になってくれたら嬉しいです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.917本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

日本人です

<浅草インバウンドあるある>
店の玄関に立っていた時アジア系のカップルが二本指を突き出しながら入って来たので、
Dinner for two?
と尋ねたら、
日本人ですけど!
だって。日本人なら、
二名入れますか?
とか言えば良いのに。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.609本目の投稿でした。本年3月1日まで無事連載が続けば10周年になる予定です。引き続きご愛読を。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インバウンドあるある — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

ゴミ箱

ウチの近所にシアトル系世界的コーヒーチェーン店が開店しました。
このチェーン店にはテラス席があることが多いですが、浅草店もそうでして、快適なテラス席があります。雷門の真ん前なので、連日外国人で賑わっています。
で、1点だけ問題点が。テラス席にゴミ箱がないのです。
ゴミ箱がないので、外国人達はコーヒーの容器やレジ袋を手に持ったまま浅草を巡遊し、最後に路上の適当な所に投棄してしまうのです。
投棄場所としてターゲットになるのは、まず自動販売機の近辺、それから飲食店が設置しているダストボックスの近辺です。そういった場所にはゴミが山積みになっていることもしばしばです。当然、その自動販売機やダストボックスの関係者は怒ります。
外国人は、なんてマナーが悪いんだ!
一方、外国人にも言い分はあります=なんで、東京にはゴミ箱が全然ないんだ?!
これには今回のワールドカップで来日したアイルランド人も驚いたようで、AFPの取材に対して、「とてもきれいで清潔だが、ごみ箱なしでどうやっているのか分からない。ごみをプラスチック袋に入れて持ち歩かなければならないね」と語ったそうな。
ゴミ箱を設置しない側にも言い分があります。屋外にゴミ箱なんか下手に置いたら、瞬く間に大量のゴミが置かれて集積所みたいなっちゃうよ。それを全部ウチの店が処理するなんて、出来ないよ。
そもそもゴミ箱が少ない状態ですから、設置すると目立ってしまい、そこにゴミが集中してしまうのです。よって、この件ではスタバさんを責められません。
解決策としては、
・自治体がゴミ箱を設置して、その管理費用を、ゴミの排出元に負担させる=課税する。
・容器やレジ袋を使用すること自体を規制して、マグカップなど回収できるものだけで営業させる。
でしょうけど、なかなか難しいでしょうね。
ゴミとの闘いは今日も続く。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.519本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インバウンドあるある — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)