カットレット

トンカツは日本人の大好物です。

もちろん元々は西洋料理で、「カツ」は「カットレット」が詰まったものですが、ある時日本人は、料理方法を修正してしまいました。

カットレットはフライの一種ですが、「カツ」は「ディープ・フライ」つまり、どっぷりの油に浸して揚げる、天麩羅のような方法で揚げるようになりました。

西洋式のフライでは外気に触れてしまい、その時肉に含まれる水分が蒸発することがありますが、「カツ」は油に深~く沈んでいますので、それがなく、しっとりとした食感に仕上がるようになりました。

揚げる素材が魚介類の場合は「フライ」と言いますが、その場合は、たいてい身が薄いですよね。肉は厚いので、どっぷりと上げて、言い方は「カツ」と決まりました。

また現在の、とんかつ専門店の提供の仕方は、ご飯・味噌汁・香の物がセットになっていて、どう見ても和食に見えます。

インド料理でイギリス料理であったカレーが、日本に入ってきて、独自の日本化したカレーライスになりましたが、双璧と言えるのではないでしょうか。

トンカツのルーツの店は、ハッキリ分からないようですが、美味しく、面白い食べ物であることはたしかです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.506本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

八丁味噌

そういうことが出来てしまう制度だと、私は思っていました。

GI制度(地理的表示保護制度)

この制度では「国が農林水産物や食品を地域ブランドとして登録して守る」と称していますが、嘘ですね。

ブランドの本質である品質や歴史は守らず、名称だけを守るのが、この制度です。

しかも岡崎の「八丁味噌」問題のように、近隣の業者が名前を横取りすることすら可能です。

実は「愛知県味噌溜醬油工業協同組合」が愛知県全体を生産地として、「八丁味噌」GI登録を受けました。これに対して、岡崎市八帖町にある老舗2社が、岡崎城から八町の場所に在り、なおかつ伝統的な製法で作る自分達だけが「八丁味噌」だと提訴していました。

で、その裁判の判決が今月出て、老舗側が敗訴してしまいました。

これにより、愛知県全域にまで生産地を広げ、しかもステンレスのタンクを使ったり1年も熟成させないで仕上げたりした味噌が「八丁味噌」として世界に出て行くことになります。

いや、これからは世界に売り出して行くんだから、品質や歴史に拘ってもらっては困るというのが、この制度の本質だと露顕してきました。

邪の道ですな。蛇も避ける道かと。

私はこの制度のことは、これまでも無視して来ましたし、今後も無視し続けます。ご承知おき下さいまし。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.505本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

どじょうの季節

どじょう鍋は夏の季語です。夏に汗をかきながら食べるのが良いとされますね。

この時季になると食べたくなりますが、今年は梅雨あけが早く、まだ6月なのに食べてきました。

もっとも、どじょうに脂がのっているのは、真冬です。寒いから。

冬の日本海の魚がうまいのと、まったく同じ理屈です。

どじょう=夏

というのは、まだ養殖が行われていなかった頃に、田んぼのどじょうを獲って食べていたイメージなのかもしれません。冬になると、どじょうは土に潜るので、獲りづらかったわけです。

今は養殖で、水温も管理されているので、事情がかなり違いますが、

やはりどじょうは、感覚では夏ですね。

エアコンの効いた店で食べて、節電には反したなあ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.504本目の投稿でした。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 10:00 AM  Comments (0)

涼風川座敷

まだ6月だというのに猛暑となりまして、そう言えば有馬温泉の「川座敷」はもう始まっているのかなと調べたら、7月22日からでした。

有馬の夏の風物詩「有馬涼風川座敷」は、有馬川の親水広場ですき焼きが食べられます。

屋外ですき焼きを食べるイベントとしては最大規模と思います。

阪神・淡路大震災の後、復興のために始まり、すき焼きの他有馬芸妓の踊り、パフォーマンスステージ、縁日ゲームコーナーもあります。

親水広場のリニューアルに伴い、「有馬涼風ビアガーデン」と名前を変えて今年も開かれるそうな。

待ち遠しいと言いますか、もう始めても良いような。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.503本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 5:03 PM  Comments (0)

40℃超え

人様に、真夏にすき焼きを食べさせている立場上、自分は真夏に燗酒を飲んでいます。

元々、そんなに燗の温度を上げませんから、昨今の気温と同じくらいなのです笑

25日(土)、群馬県伊勢崎市では40.1℃の気温を観測しました。まだ6月だというのに、40℃を超えてしまいました。

私の燗の温度は、45℃くらいなので、たいして変わりません。全然問題ないです。

低めの温度で燗すると、はやく冷めてしまうのが問題ですが、夏場は気温が暑いから、ゆっくり冷めて、むしろ良いですね。

猛暑は当分続くでしょうから、、ポジティブに過ごしたいものです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.502本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 9:31 AM  Comments (0)

四季

ヴィヴァルディの「四季」を初めて聞いた時、

なんで「夏」がこんなに陰気なんだろう・・・

と不思議に思いました。

「四季」は「春」「秋」が明るい長調で書かれ、「夏」「冬」が暗い短調で書かれています。

子供は夏休みと冬休みがある夏と冬が好きですから、その季節が暗く描かれているのが、良く理解できませんでした。

それが今や完全に逆転しました。

まもなく梅雨明けしそうと聞いて、げんなりしている自分に歳を感じます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.501本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

トロロ

すき焼きの卵に自然薯や山芋のトロロを入れることもあるようです。

東京、京都、大阪などの都市部では、あまりそうしないと思いますが、地方都市や温泉地などではやるように思います。

そして、この時季登場する「川床ですき焼き」に登場することもあるような。

トロロは、味の面でインパクトがありますし、なんと言っても粘りが強いですから、変わり卵としてはユニークな部類に入ると思います。

最大の特徴は、ご飯が進むこと。

トロロ飯というのがあるくらいですからね。「すき焼きには酒よりご飯」と思っている方はトライするのも一興と思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.500本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 2:00 AM  Comments (0)

納豆条例

「納豆条例」が可決されたそうです。

正確には「水戸市納豆の消費拡大に関する条例」。7月10日を「納豆の日」に定めるという条文もあるとか。

7月10日が「納豆の日」というのは、水戸に限った話しではなく、既に全国納豆協同組合連合会が、そう決めているのですが、水戸市議会があらためて制定したのは、

水戸市内での納豆の消費額を増やしたいからです。

水戸市の世帯当たり年間納豆購入額は、2016年まで1位でしたが、その後は5年連続でトップを逃し、2021年には3位に落ちてしまったそうです。

で、トップ返り咲きが必要だということのようです。

なんだか、餃子消費額の争いに似ていますね。昨今は何でもランキングから話しが始まりますから、そういう流れになるんでしょうか。

ランキングばかり気にするのは、私は賛成できませんが、消費拡大の為に、どんなアイデイアが出て来るのかは注目しようと思います。

とりあえず今年開催されるのは、

「納豆まぜまぜ選手権」(10日にイオンモール水戸内原のイベントステージにて開催)

ま、まぜまぜ選手権・・・

納豆に最も合う日本酒選手権とか

納豆に最も合うワイン選手権とかなら、私も興味が持てますが。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.499本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

コンサート活動

85歳の加山雄三さんが年内をもってコンサート活動から引退すると発表し、寂しく思っています。

「人間いつかは終わる。まだ歌えるうちにやめたい」

「けじめってのは大切だと思うんだよ」

という身の処し方は、ご立派と言う他なく、有終の美を飾って下さるものと思います。

加山さんと言えば、「ビートルズとすき焼き」のエピソードが有名です。

1966年のザ・ビートルズ来日時に、メンバーのホテルを訪れ、すき焼きをルームサービスで注文し、一緒に食べたのですが、その話しを繰り返し語って下さいました。

また映画「若大将シリーズ」(1961年~71年、東宝)の中で、加山さんの役どころは「すき焼き屋「田能久」の息子で、大学の運動部のエース」というものでした。

芸能界でもダントツですき焼きに縁の深い方です。

他の芸能活動は続けられるそうですので、引き続き期待させていただきたいと思います。

これまでのコンサート活動、お疲れ様でした。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.498本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

夏は夜

今日は「夏至」の日です。

この時季、暮れ行く西の空を眺めながら一献かたむけることをお勧め致します。

今私が住んでいるマンションは、西向きの7階なので、その趣向にぴったりです。

西向きなので、真夏は西日が強烈で、暑くて往生するのですが、この時季なら、未だそれほどではありません。

酒宴?は18時30分に始めます。

東京の夏至の日没時間は19時01分なので、その30分前にスタートということです。日没の後も暮れ切るまで30分くらいかかりますので、およそ1時間風情を楽しめます。

空の様子だけでなく、昼の賑わいがだんだん落ち着いて行く、浅草の街の音も酒肴にします。

古来「夏は夜」と申しますが、私には、この時間が夏の夜ですね・・・

と悦に入っていたら、

浅草の商店街の皆様、お世話になっております、××(候補者名)でございます!

大きい音でご迷惑おかけします!!

今の政治はまったく間違っていると思います!!!

その間違いを私が正すべく、今回の参院選に立候補を決意致しました!!!!

や、やめて欲しいです・・・

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.497本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)