淡路島牛丼

またも将棋の「勝負メシ」の件ですが、

兵庫・淡路島(洲本市)の「ホテルニューアワジ」で開催されている、第93期「棋聖戦」五番勝負第1局の休憩で、藤井聡太・棋聖が食べた食事は、

「淡路島牛丼」

でした。

画像では肉の特徴は良く分かりませんが、やはり淡路の名産のタマネギがたくさん入れられていました。

で、肝心の淡路島の牛ですが、

元々は、島内で最後まで飼う牛としては有名ではなく、むしろ「松阪牛」として売られる子牛の生産地として有名でした。

「松阪牛」の2002年の規約改訂までは、「松阪牛」の子牛は、但馬牛か淡路島で生育した但馬牛に限られていましたので、松阪の生産者さんは、こぞって淡路の子牛市場に買い付けに行っていました。

ところが、その規約は改訂され、他の産地の、他の血統の子牛でも、松阪で長期間育てれば「松阪牛」となり得ることになりました。

つまり淡路の子牛が松阪へ高く売れて行く保証がなくなってしまいましたから、淡路の人達は、それなら自分達で最後まで牛を飼い、自分達のブランドで出荷しよう!という話しになって行きました。

現在の「淡路ビーフ」が、それです。

さて、藤井聡太・棋聖は、但馬血統の肉の、脂融けの良さや和牛香を感じてくれたでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.480本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)