まんぼう

飲食店にとっては恨みの対象でしかない「まんぼう」こと「まん延防止措置」ですが、「蔓延」と漢字で書かず「まん延」と書いているのは残念なことです。

「まん」とは蔓(つる)のことであり、ウイルスが蔓のように拡がる様を国民がイメージすれば、もっと感染対策をするように思うのですが、「まんぼう」と言ってしまったので、ユーモラスな魚しか連想しませんよね。

語感がユーモラスなのに飲食店にとっては大打撃なので、なおさら恨めしいのですが、それをここで書き連ねても進歩はないので、ここで話しを逸らせます。

肉業界人は「つる」と聞いて思い出すことがあります。牛の血統のことを古くは「つる」と言いました。

例えば、但馬牛には前田周助という人が19世紀前半に交配した「周助蔓(しゅうすけづる)」という血統がありました。

一方、犬業界では狆(ちん)の血統のことを「筋(すじ)」と言いました。浅草のブリーダー(=弊社)が持っていた狆の血統のことを「浅草筋」と言いました。

この「浅草筋」は珍重されたようで、江戸時代の浅草は狆のブリーディングの拠点だったと評価されています。

動物の種類によって言い方が違うのが面白いですね。この両方を知っているのは、世の中で私くらいなもんでしょう(笑)

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回忌

ごく少人数で法事

一人で法事

という例が最近あります。

コロナで親戚や友人を呼ばなくなったからです。

故人の直系の方だけが位牌を持ってお寺に出かけ、お経をあげてもらって、墓を掃除して、その後近くの店で食事して帰る、そんな流れです。

葬儀屋さんの世話にはなりませんが、立派な「法事」です。

これを「不要不急」と言うなかれ。

これを「オンラインでも出来る」と言うなかれ。

次の回忌には普通にしたいですよね。

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差別用語

人にあだ名を付ける時、その民族が食べる料理の名を付けると「差別だ!」と言われかねませんので、気をつけたいものです。
ハリウッドでテレビの仕事をしていた、あるイギリス出身の方が、最近その職を失いましたが、その原因は、中国系アメリカ人の出演者を「ワンタン」と呼んだからでした。
ワンタンは美味しいですけどねえ、これはNGだそうです。
他民族や他地方の料理は口に合わない場合がありますから、罵りたい場合もあるでしょう。
また今日では忘れられている歴史的経緯がある場合もあります。
例えば「芋侍」は薩摩藩士に対する差別用語でした。
薩摩は火山灰が多い土地なので、芋以外の作物が育ちづらく、また他藩と比べて武士の人口比率が高い藩だったので、侍の身分でも芋を食べている人がいました。それで薩摩藩士の貧しさを揶揄する意味を込めて「芋」と呼んでいたわけです。
現代人は芋について美味しい食べ物としか思っていませんから、この話しにリアリティーを感じにくいですが、知っておいて損することはありません。
私自身は「スキヤキ野郎」と言われても、その通りですから問題ないですけどね。

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栄養たっぷり

テレビを点けたら通販番組でウォーターサーバーを宣伝していました。

水道水は飲みたくないが、コロナの最中に水を買いに出かけたくない

という人が多いらしく、通販で水が売れるのだそうです。

私はコロナで儲けている人を見るとイラついてしまうので、チャンネルを変えようと思ったのですが、その瞬間驚きました。プレゼンターが

「栄養たっぷりのお水です!!」

と言い始めたのです。

え、「栄養たっぷり」って出汁のこと?

でも出汁はすぐに傷むからウォーターサーバーで保管できるわけないよなあ・・・と思いながら視ていると、

「栄養」とはミネラルのことでした。

その水は有名な山の麓で取っているそうで、水が山の岩盤を通る間に「ミネラルたっぷり」になるのだとか。

ミネラルを「栄養」と言うのは間違いではないです。

日常的に「栄養」と言えば、三大栄養素(タンパク質、脂肪、炭水化物)だと思いますが、栄養学で「栄養素」とは「三大」の他にビタミン、ミネラルも含みます。

ミネラルも、微量ながらも健康維持に欠かせない栄養素で、骨・歯を構成するカルシウムもここに入ります。ナトリウム=塩もそうですね。

ここでポイントなのは「微量」という点です。ミネラルは「微量栄養素」とも言われます。

逆に摂り取り過ぎた場合には「過剰症」を引き起こすことがあるのです。

鉄や亜鉛を摂り過ぎると中毒を起こしたり、ナトリウムを摂り過ぎると高血圧症に繋がりかねません。

よって、

ミネラルを「栄養」と言うのは×ではないものの、

「たっぷり」が良いとは限らない点にお気をつけいただきたいと思います。

あ、これって、ひがみ根性か、な。

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一周忌

今日3月29日は、戦後日本を代表するコメディアン・志村けんさん(1950年2月20日~2020年3月29日)の命日です。

1970年代のこと、私は毎週土曜日の夜欠かさず『8時だョ!全員集合』を視ていました。

所謂「ドリフ世代」ですから、志村さんの訃報に接した時の喪失感は大きいものでした。

また、この訃報で国民の間にコロナへの恐怖感が一気に高まり、店に予約キャンセルの電話が殺到したのも、去年のこの日でした。

「ドリフ世代」にとっては『全員集合』を越えるお笑い番組は考えられません。

裏番組だった『オレたちひょうきん族』のメインキャスト・ビートたけしさんが、後に『全員集合』を「今見ても面白い」「それは完璧に計算して稽古して作り上げたものだからだ」と高く評価したと聞いて、私は非常に納得しました。たけしさんは自身が出ていた『ひょうきん族』を「芸の笑いとは別のもの」とあまり評価していないとか。

『ひょうきん族』が台頭してきて『全員集合』をしのぐようになってきた頃、私は『ひょうきん族』を覗きに行って面白く思えず、そのたけしさんが浅草芸人出身と聞いて失望したものでしたが、後にこのコメントを知って大いに安心したものでした。

昨今のトーク主流のテレビ番組のあり方については、志村さんはインタビューなどで疑問符を投げかけていたそうで、これも私はまったく同感です。

昨今昭和の笑いについては批判の言葉も聞かれますが、私達にとっては『全員集合』は神聖なものですらあります。

一周忌にあたり志村さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.048本目の投稿でした。

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2月分

「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金」(2月8日〜3月7日実施分)

所謂「時短協力金」2月分の申し込みが始まり、エントリーさせていただきました。

世間には飲食店だけが苦しいわけじゃない、不公平だと言う方もおいでだとかですが、夜の食事を中心に営業している飲食店が、その営業時間を「8時まで」と制限されてしまったのですから、大変なことでした。

8時に食事を終えるには、6時には来ていただきたいわけで、普通のお勤めの方には難しいですね。そこを協力させていただいたわけですから、堂々と頂戴し、なおかつここにも公表させていただきました。

前回(1月分)は申し込みから1カ月以内に入金されて、助かりました。

東京都さん、今回もよろしくお願いいたします。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.047本目の投稿でした。

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コロナ対策リーダー

東京都の「コロナ対策リーダー」とやらになろう!と思い、エントリーしてみました。

申し込み自体は簡単。リーダーになるのに必要な研修は月末だそうです。

この制度は、

・店舗ごとに、マネージャーなどを「コロナ対策リーダー」として選任する。

・東京都の研修を受ける。

・研修の受講後、修了したマネージャーがいることが分かるステッカーを店に貼る。

という流れでして、ユリ子知事お得意のステッカー作戦の第二弾です。

研修(Eラーニングだとか)は月末ですが、その前に早くも「宣誓書」がダウンロードできました。

「宣誓書」の中身は・・・

・利⽤者の皆様には、来店時に⼿指消毒をしていただけるよう、呼びかけていきます。

は良いとして、

・利⽤者の皆様には、お⾷事の時以外は、マスクを着⽤していただけるよう、ご案内していきます。

・利⽤者の皆様には、出来るだけ⼩声でお話いただき、⼤声の会話を慎んでいただくよう、呼びかけていきます。

うーん。盛り上がっているお客様がいたら、盛り下げろという話しです。 はい、勿論、やりますけどね。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.046本目の投稿でした。

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春休み

春休みだからか、若い人が浅草に来て下さっています。

卒業旅行が禁止されているので、その代わりなのかもしれません。

年配者が引き続きホームステイしているので、若い人が多く見えるのかもしれません。とにかく目立ちます。

そして、カレ・カノジョ達が楽しそうにやっているのは、

歩き食い・・・

私達の世代は歩き食いは不謹慎と教わりましたし、実際問題として、ゴミが路上に捨てられるとか、汚れた手を拭かずに他のお店の商品を触るとか、トラブルもあります。

が、カレ・カノジョ達の表情は、とにかく楽しそうです。

浅草に行ったら歩き食いをしてみたいと楽しみにして来る人もいるとか。浅草には「縁日感」があって、その一部が歩き食いなのかもしれません。

その様子を見るにつけ、こちらの考え方を修整する必要があるのかなあとも思います。

浅草には過去歴代新奇なものが次々と登場してきました。

そして、その中には最初不謹慎と言われたものもありました。

22日の弊ブログに書いた「浅草オペラ」もそうでした。

「鬼滅の刃」の時代=大正初期の浅草で一番人気があったのはオペラでしたが、その若いファン(当時「ペラゴロ」と呼ばれました)は熱狂的でした。

「ペラゴロ」は、今日のアイドルの「追っかけ」に似ています。その非常識ぶりが、当時の日本で始まったばかりのイエロー・ジャーナリズムの恰好のネタになりました。

オペラ女優ごとに「推し」の集団が出来て、幟をたてて行進、他の推し集団と行き会えば一触即発。

一人のゴロが他のゴロを出し抜いて女優を口説き、アフターの食事に連れ出せば大問題・・・と現代と同じ構図ですね。

西洋のオペラを正しく紹介するという観点ではまったく不謹慎ですが、多くの人が喜んでいた事実は残ります。

まずはゴミの汚れた手の問題を解決して、それでも禁止すべきか考えた方が良いかもしれません。

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過去

「地元の人が知っている浅草の本当の魅力を学び発信していく」サイト

omve-asakusa.jp

に旧知の琵琶奏者・友吉鶴心さんが登場しました。

というサイトを知りました。

omve-asakusa.jp

は浅草の地元出身の、才能ある若い方がやっています。

その中で友吉さんは、こう言っています、

「”夢”ってみんな未来にあると、思いますよね。俺は、過去にあると信じます。過去が未来の”夢”に繋がっていく。」

過去を知ること無しに未来はないというのは同感ですね。

例えば、少々話しが飛ぶですが、オリンピック。聖火リレー。

そもそも、何のために始まったのか。そこが御留守と思うのは私だけでしょうか。

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大火

季節の変わり目は風の季節、東京は3月初旬が風の季節で、明暦の大火(「振袖火事」)はその時期でしたが、3月後半は北海道が風の季節のようです。

そう気づいたのは、「今日は何の日」を見ていて、1934年の「函館大火」が起きたのが3月21日だと分かったからです。

カレーが有名な「五島軒」さんの歴史を調べていた時に、この大火で店舗が燃えたと書かれていました。

この火事は2.000人以上の死者が出た大惨事でしたが、その原因は強風で木造家屋が倒壊し、囲炉裏の火が燃えうつったことでした。さらに火災の最中に風向きが変わったことにより火も移動して、市街地の3分の1を焼いてしまったそうです。

北海道の皆様、時節柄火の用心をお願い致します。

ところで「函館大火」の後日談として、「函館港まつり」の始まりがあります。

函館の夏の定番である「函館港まつり」は、大火で意気消沈した市民を鼓舞するために、翌年にスタートしたのだそうです。

当時の市長が「大火後の復興も遅々として進まない現状で「お祭り騒ぎ」に反対する意見もあるが、それは消極論であって進取の精神に反し、時代に落伍する恐れを多分に持つものである」と勇ましいコメントを出すと、

「帝国電力会社では3000円余りを投じた花電車3台を昼夜にわたって走らせ、自動車協会函館支部では3日間にわたりトラック20台、乗用車10台、乗り合い自動車4台を飾りたてて花自動車隊を編成して市内を行進・・・」(函館市史)と大変な気合の入れ方でした。

今世間はコロナで意気消沈していますが、終わったら、イヤ終わる少し前から「お祭り騒ぎ」を企画してはいかがでしょうか。

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