キッズウイーク

「キッズウイーク」

「プレミアムフライデー」に続く横文字企画ですが、はたして上手く行くんでしょうか?

休日分散という趣旨自体は全く結構と私も思います。思うだけに、続けてコケるのが心配です。

これが実現すると自治体ごとに学校の休みを設定できるそうな。夏休みを短縮して秋休みを創ったりできるらしいのですが、はたして親が一緒に休めますでしょうか?

ほとんどの県が今と同じ休みを設定するのではないでしょうか?

東京の大手企業と取引していてる会社が勝手に休んだら、仕事をもらえなくなります。ある県が他とズレて休んだら、その県全体が不利になるわけですから、とてもそんな決断はできないでしょう。

ズレて休めるのは、県まるごと観光地である沖縄とか、厳冬期がある北海道とか、それ位ではないでしょうか。

私は、現行の夏休みを分散させる方が、まだ現実的と思います。

例えば、8月の第二月曜を「海の日」にして、第月曜を「山の日」にします。

現行の「山の日」はお盆に接近しているので、休みがそこに集中しがちですし、現行の「海の日」はハンパな時季にあるので休みとしてはまったく盛り上がりませんが、第二月曜を「海の日」に、第三月曜を「山の日」にすれば、第二を中心に休む方と第を中心に休む方に分かれて良いのではと思います。

「キッズウイーク」~来年からの導入を目指すそうですが、既にネットではさんざん批判されています。

続けてコケるのが心配ですね、私は。

追伸1

「ブーストマガジン~人生の楽しさを加速するメディア~」(ネットメデイア)に「適サシ肉」の件を載せていただきました。ありがとうございます。

 

追伸2

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.644日連続更新を達成しました。

 

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料理ハ2人前

私はもちろん排外主義者ではないですが、インバウンドの外人さんがやって来て、

僕タチハ4人組デスケド、料理ハ2人前シカ頼ミマセン!(弊社訳)

と言われると、やはり、イラっとします。

浅草の料理屋が集まると必ず、この話しになります。

「4人で2人前」は、店にとっては単に減収になるばかりではなく、おしぼり・お茶・水・調味料・薬味それから食後に器を洗浄する洗剤が必要になる話しですから、どうしても増収策として席料を徴収するか、料理代そのものを値上げする他ありません。

ここで問題なのは、外人さんだけ値上げすることは出来ない、ということです。そんなことをしたら、それこそ排外主義と言われかねません。だから日本人にも一律にご負担願うようになる、つまりトバッチリが日本人にも及ぶ、という点です。

日本人の中には、これを嫌って他所の店や街に移って行く人も出るでしょう。オリンピックはすぐに終わりますが、その後お客様がいなくなっていたら最悪です。

折衷案として、席料を導入して、一方同時に料理代は少し下げて、合計で以前より高い金額にする、という手もありますが、日本人客は席料を取られること自体を嫌うような気がします。

このように、インバウンド客を受け入れる店には、業界外の方には見えづらいストレスがあります。

そこでメデイアに在職しておいでの方に申し上げますが、

外人さんが日本に夢中!!

というような浅薄な記事を量産するのは、どうか、そろそろ止めて欲しいと思います。この話しはトバッチリが日本人にも及ぶ話しですから、いい加減、実務的な議論をする時季と思います。

 

追伸1

「ブーストマガジン~人生の楽しさを加速するメディア~」(ネットメデイア)に「適サシ肉」の件を載せていただきました。ありがとうございます。

追伸2

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題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

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2016年2月25日発売

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日本人の味覚が鈍化している理由

最近ビールを嫌いな若者が増えたなあ・・・

は実は洒落にならない事態=不健康な人が増える可能性を示すことかもしれません。

㈱トータルフード代表取締役でフードプロデューサーの小倉朋子さんが、

「本当にそれ「おいしい」?日本人の味覚が鈍化している理由」という一文を書いておられたのですが、その中で、今人々の舌が鈍っている、そして、それに起因して太りやすくなっていると指摘されているのです。

味覚は「五味」=酸味、苦味、甘味、旨味、塩辛味の5つがありますが、この中で現代人が「おいしい」と感じにくくなっているのは酸味と苦味です。

人の味覚の成長は、実は一律ではなく、幼児期は甘味、旨味、塩辛味を感じやすく、やがて酸味、苦味もおいしく感じるようになります。

が、その酸味、苦味の感覚が成長しない方が、今たぶん増えているのです。で、ビールが嫌いなのです。

そして、その味覚は不健康な体質に繋がって行きます。

酸味、苦味を育てるには、ある程度訓練を強制する必要があります。好き嫌いの多い子を放置してはいけないのです。

外食・総菜産業の影響もあります。

「例えば、コンビニで“苦い”大ヒット商品なんてないじゃないですか。『この山菜の苦味がすごくて』とか。結局、果物とかも糖度を増して、野菜もフルーツのように甘くなっていますよね。梅干だって『酸っぱくない』という売り文句が成立してしまっていますし」

「外食や惣菜ばかりで素材を購入する機会がない人は、まず酸味と苦味が苦手になっていきます。そうすると、さらに甘味や塩味など濃い味を求めるようになります」

そうそう、「フルーツ野菜」の糖度追求は実に嘆かわしいことだと私も思っています。

そして、ここで話しは、「適サシ肉宣言」に繋がって行きます。

「メディアのグルメ紹介も味覚を変えるきっかけになりやすい。肉でいえば、これまでA5ランクの霜降り肉が最高級とされ、数々のメディアで紹介されてきた。しかし今年2月、老舗すき焼き店が「脱・霜降り肉」を宣言し話題となったことも記憶に新しい。過剰に脂ののった霜降り肉よりもA4ランクの肉のほうが本来の旨さがあるというものだ。」

「メディアのコメンテーターも脂たっぷりの霜降り肉を食べて『お肉がとけちゃう』とか『飲めるこのお肉』とか、決まり文句のように言いますよね。でも、味の方向をひとつのベクトルに決めるのでなく、もっといろいろなおいしさがあるはずなんです。味覚を狭めるんじゃなくて広げようじゃないかと思うのです。」

この一文は傾聴すべき警告だと思いました。

小倉さんは存じあげない方ですが、その中にお採り上げいただき、誠にありがとうございました。

弊店は今後も「適サシ肉」を提供し、さらに味覚を拡げるために、ヨーグルト入り卵やカレーオイル入り卵も提供して参ります。

 

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通達

高市大臣、G.J.

総務省がやっとA5和牛に制限をかけてくれました。

私は、ようやくか、と思いましたし、もっと大幅に制限しても良かったと思いますが、まずは第一歩として、制限をかけたことは良かったと思います。

「制限」というのは、「ふるさと納税」の「還元率」のことです。

これまで「ふるさと納税」は本来の趣旨を逸脱し、自治体間で激しい返礼品競争が起きていました。

地域特産の高級食材やら高級家電やら商品券やら、寄付金額の50%を超える返礼品が多数あり、それが税控除の仕組みを利用することで、実質負担2,000円で買えたのです。

やがて各地の返礼品を比較するポータルサイトまで登場してしまいました。これでは控除を悪用した安売り合戦です。まったく呆れます。

そこでこのたび総務省が返礼品の還元率を寄付額の3割以下にするよう通達を出しました。G.J.

私は、名前も気にいりません。自分の故郷以外を「ふるさと」と言いますか?

第二の故郷と思うくらいお世話になった土地があって、それを「第二のふるさと」と言う人もおいでかもしれませんが、人気一位のA5和牛を買うためだけにクリックした市を「ふるさと」とは言いません。その「誤魔化し感」が私は大嫌いですね。

返礼品はノベルティー程度で良いのです。還元率は5%程度で結構かと。「返礼品目当て」は、いい加減、もう止めて欲しいです。

おっと、冒頭のA5和牛の件について、くわしく書くのを忘れました。

これまで返礼品の人気第一位が、都城市のA5宮崎牛8.000円相当だったのです。ものすごい還元率ですが、今後都城市は大臣の通達に従う方針だとかで、肉はどうするんでしょうかね。

2等級くらいにするんでしょうか(笑い)気になります。

え? 肝心の返礼肉の味はどうなのか書け って?

私は食べてませんから、分かりません。

ここでは一般論だけを申しますと、厳しいバイヤーの目をくぐりぬけた肉が美味しい肉です。

そして厳しいバイヤーは、生産地より消費地にいることが多いです。日ごろ料理人や舌の肥えた消費者と意見交換をしているから厳しくなるのです。

そういう次第で、あくまでも一般論ですが、私は産直サイトの一種である「ふるさと納税」サイトを基本的にはあまり信用しておりませんです。ごめんね。

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画像を食らう

おいしい肉との「出逢い方」を指南して欲しいというご取材がありました。

そうですねえ、まず申し上げたいのは、

画像検索はお止めなさい。

あるいは、

画像を食うのはお止めなさい。

ですかね。

美味しい肉は、あまり綺麗な色をしていません。画像の美しさと肉の美味しさは別物です。

まず肉の赤色ですが、長期肥育して、さらに熟成させた肉は「あずき色」をしていて、鮮明なピンク色でありません。鮮明なピンクは、短期肥育で、熟成させてないことの証です。

次に、サシの白ですが、融点の低い脂すなわち胃モタレしない脂は室温で融け始めますから、ピカッとした白ではなく、半透明です。形もパキっとしておらず、デレっとしています。写真撮影が長引くとどんどん融けてデレデレになります。

デレデレの方が美味しいんですけど、カメラマンという人たちは、無意識に綺麗なものを欲するのでしょう、脂が融けない内に撮ってしまおうと必死になることが多いです。寄った絵を撮る時は、なるべくピンク色の所に寄って行きます。うーん。

そうやって撮られた画像がネットに掲出されて、貴女は、その画像だけを見て、どれを買うか決めて、クリックするでしょう。美味しくないですよ、それは。

では、どうしたら、出逢えるのか。

食の先輩のお勧めを素直に聞く。

ということではないでしょうか。

食の先輩とは、「食♡ログ」に100回以上投稿しているヘビーユーザーさんのこと、では勿論ないですよ。そういう探し方ってどうなんでしょうか。貴女はその方をご存知なんですか?

食の先輩は、身近にいますよ。

貴女のお爺さんやお父さんです。

昭和な家庭では、お爺さんやお父さんが、

こういう肉がうまいんだ!

と言って肉を買って来て、その肉を家族が囲んですき焼きをしていましたよね。

そういうことを、またなさったら、いかがですか?

最近家ですき焼きをした時、貴女は勇んでパソコンに向かい、

「楽♡」ランキングで1位の肉を取り寄せたわよ!

お爺ちゃんの情報なんかアテにならないわ!!

今時はなんでも検索で見つけられるのよ!!!

とお爺ちゃんを虐めませんでしたか。

でも「楽」で貴女が見つけたのは、「画像が綺麗な肉」ですよ、私に言わせれば。

綺麗な食べ物=美味しい食べ物ではありません。味噌なんて、美味しいですけど、ウ☆コ色ですよ。

どうか、画像を食うのはお止めになって、もう一度お爺ちゃんにお勧めを聞いてみて下さい。

 

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イベント屋

世間にイベント屋という職業が在ります。

イベントを企画し、そのチケットを自社で売りさばいて、必要経費をペイすることがお出来になるなら、それは立派な職業だと私も思います。

ところが、です、それがお出来にならないイベント屋さんが、どうも多いように見えます。

イベントはやりたし、されども

券は売れず、

なので頼る先は、行政の補助金か商店街の予算になります。

その合わせ技もありますね。商店街から予算を引き出し、さらに商店街から区役所へ補助金を申請させるように仕向けるのです。

ここで必要なのは、弁舌です。

これは、浅草にこれまで来なかったような、新しい客層を呼び寄せられるイベントです♡

浅草の中で、こちらの商店街が先駆者になるのです♡

これから、どんどん伸びる市場です♡♡♡

いやいや、いやいや。

甘い言葉を信じてはいけません。

仮に、彼らの言う通り、その「新しい客層」とやらを呼び寄せられたとしても、そのお客様が買いたい商品が浅草になければ、何も買わずにお帰りになるでしょう。そのお客様が飲みたいような雰囲気の飲食店がなければ、他の街に移動してから飲むでしょう。

おそらく、そんなことはイベント屋さんは分かっているのです。

しかし、イベントやりたし・券売れず、

なので商店街を頼るしかないのです。

ここは商店街の側がしっかりマーケティングを考えないといけません。「新しい客層」を本気で自分の店のお客様にしたいのか、そうするには、どういう対応をしなければいけないのか。

区役所へネゴりに行くより、それを考えるのが先だと私は思いますよ。

追伸

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4年目

群馬県庁が推進している「ぐんますき焼きアクション」について、産経新聞さんから意見を求められたので、お答えしましたところ、422日に記事になりました。

群馬県が平成26年9月に「すき焼き応援県」宣言をして今年は4年目です。

県庁では「ぐんまのすき焼き」PV(プロモーションビデオ)の長尺版(約3分)を3月末にインターネット上で公開したり、PRソングを作るなど新たな作戦で浸透を図っています。

PR動画は、バックに「スキスキスキスキ すき焼き グングン ぐんまのすき焼き~」という軽快な歌声が流れるもので、県庁は今後、歌と動画の入ったDVDを県内のスーパーなどに配布する予定だそうな。

まあ、食材が県内で揃うから、すき焼きを推すというのは、基本的に私は賛成です。

また過去に開催したコンテストで新しいすき焼きが出て来たのは、結構なことと思いました。

しかし「スキスキスキスキ」とかは「なんだかなあ」と思ってしまいます。

で、私のコメントは、

「地元産品振興のため行政が動画を作ったり、短期間に結果を出したがるのは理解できるが、まずは地道においしいすき焼きを宣伝すべきだろう」「コンテストですき焼きのおいしさを訴えるなど時間がかかっても続けていくことだ」

・・・なんか口調が自分でないようですが、内容的には、そういうことを申しました。

そもそもですが、ブランドの基礎はお客様への「お約束」であり、その裏返しとしての、お客様からの信用・信頼である筈です。

だからブランドづくりとは地道なものだと私は思うのですが、他県の動画でウケた事例があるためか、自治体が動画に走る例が後をたちません。

仮に動画がウケた事例があったとしても、それは、その動画がウケたのであって、その県がウケたわけではないと思います。その当たり前のことが分からないのは、どうしたことでしょうか。

さらに、何より気がかりなのは、群馬県民自体が肉を食べないことです。

「総務省家計調査(26~28年平均)では、県庁所在地と政令指定都市を合わせた全国52市で、前橋市の牛肉消費は金額で年1万261円の50位、数量で年3582グラムの51位(最下位はいずれも新潟)。すき焼きプロジェクトが牛肉消費につながっているとは思えない。」

自分達が食べないと、商品の本当の魅力がブランド化の過程に反映されず、ブランドづくりが空回りすることがあるから気になります。

産経新聞さんも「すき焼きの主役となる上州和牛のブランド力向上という思惑がある」と「思惑」という言葉を使って、警戒感をにじませています。

一段のご努力をお願いしたいものです。

追伸

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一番の癌

発言に、もちろん私は賛同できませんし、発言した人の人間性すら疑ってしまうような言い方でしたが、観光と文化財の関係について重大な問題提起をした功績はあると思いますよ、ええ、皮肉ですけどね、当然。

その発言とは、

ヤマモト・コーゾー大臣の、

「一番の癌は学芸員」という発言です。

「一掃しないとだめだ」とも言ったとか。すぐに撤回したそうですけどね。

なぜ「癌」で「一掃する必要がある」のかと言うと、

学芸員に「観光マインドが全く無く」、

「インバウンドの興味を引くさまざまなアイデアについて「『文化財が大変なことになる』と全部、学芸員が反対する。観光立国として(日本が)生きていく時、そういう人たちのマインドを変えてもらわないと、うまくいかない」からだそうです。

想い起しますと、江戸の昔から観光の目玉は、「御開帳」などの文化財でした。

しかし当然ながらその文化財には、観光の目玉としての価値だけではなく、本来の文化財として価値があるわけで、その価値を深く識っている方もおいでです。その人達から見たら、群れを成して押し寄せる観光客など、イライラの対象でしかないでしょう。

だから「さまざまなアイデアについて全部、学芸員が反対する」は言い過ぎでしょうが、「反対する場合がある」なら事実でして、実際しばしば摩擦を産んでいます。例えば、ウチから近い所では、上野。

では学芸員とは別に接客専門職をおけば良いかと言うと、そう単純な話しでもなく、観光客も、その文化財の価値を一番良く分かっている人に説明して欲しいのです。そう、観光客とは実に貪欲で無遠慮なものなのです。わざわざ、取りにくい休みを取って、遠くから運賃をかけて来たのだから、普通の対応では納得いかないのです。

この話しは職人と販売員の関係に似ています。弊店では実は職人と販売員が同一人物なので、接客が不得意な人間も販売をしています。

不得意ではありますが、まさにその肉を仕込んだ、本人ですから、

この肉はなかり良いですよ。今朝ボクが仕込みましたけどね、包丁がスーっと入りましたから!

というような会話が出来て、それで売れるのです。

販売専門で仕込みにまったく関わらない人だけで売り場を造ると、今時のデパートのように売れなくなってしまうのです。

話しを戻しますが、観光と文化財の件は、おそらく永遠のテーマで白黒つけられません。塩梅をして行くしかないと思います。

で、あるにも関わらず、「癌」発言への反発心から、文化と観光の間に溝が拡がり、塩梅が出来なくなれば、大変寂しいことになって行くだろうと私は思います。

 

追伸①

52日は火曜日ですが、GW連休中なので、「ちんや」は臨時営業いたします。どうぞ、ご利用下さいませ。

追伸②

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パクチー料理ありません

新しい食が発見されるのは、もちろん基本的には結構なことと思います。

しかし「発見」を通り超してブームにまで仕立て上げようとするのには違和感を抱くことがありますね。

って申しますか、最近は、そういうのばっかり!

その代表が昨今のパクチー・ブームでしょう。

そして、とあるタイ料理店が、その異様なブームに異を唱えました。ツイッターで拡散しているのですが、京都のタイ料理店が以下↓のような貼り紙をドアに掲示したのです。

「当店ではパクチー(香草)だけのサラダ料理や、パクチーを大量に使用するような流行りもの系の料理は提供しておりません。パクチーの追加増量に関しましても大量に増量を希望されるお客様が増えますと通常の料理に使用する量を確保できなくなるため今後はパクチーの追加増量には対応しないことと致しました」

この掲示は意外に長文で、さらに、そもそもタイ料理とパクチーとの関係についての説明も書かれていたそうな。

「タイ・ラオス料理にはパクチーを使用していない料理も多数あり、あくまでもパクチーは薬味としての扱いが基本です。本来のタイ・ラオス料理ではパクチー(香草)そのものをサラダのようにして食べるという習慣はありませんので当店では過度なパクチーのみを強調して使用するような料理は提供いたしません」

「もしそのような料理をご希望される場合は他の店舗様をご利用ください。お客様のご理解ご協力お願い致します」

GJ.

このお店さんの姿勢を、私は断然支持します。

もっとも、貼り紙を良く読みますと、あくまで「流行りもの系」の、過度なパクチー料理はありません、と言っているだけで、ニュースのタイトルの「パクチー料理ありません」では言い過ぎであることが分かります。弊店の「適サシ肉宣言」が「霜降り肉ありません」と言い換えられて報道されたのと酷似していますね。ヒジョーに気になってしまいます。

もう一つ気になったのが、この件を世間がどう感じているのか、でしたので、ヤフコメも読んでみましたら、

「この店の対応は大正解。タイ料理に敬意を払おう。」

104258で多数支持。

「テレビで紹介されていた、芸能人が使っているなどの理由で、特に考えもなく食い付いている人達ばかり。別の物が紹介されれば、また同じ理由で食い付く。それはまるでイナゴのよう。自分もそうですが、日本人は熱しやすく冷めやすいですからね。」

1361118で多数支持。

「客は店を選べるのだから、店も客を選んでも良い。」

47837で多数支持。

まずは良かったです。

しかし食の「仕掛け人」と称する連中が懲りるという保証はないです。

ブームの結果、多くの農家さんが、他の作物からパクチー生産に転じたと思われますが、その転作バブルは、この掲示をきっかけに崩壊して→損失を負うでしょう。その頃「仕掛け人」は次なる「ブーム創り」に一生懸命・・・

まったくトホホな在り様ですねえ。

先進国なんでしょうか、この国は?

 

追伸①

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フェイク

近頃アメリカに流行るもの=フェイク・ニュース

近頃浅草に流行るもの=フェイク・キモノ

ちゃんとした着物をお召しになった方が通ると、

ハッ!としてしまいますが、

それって良く考えたら、トホホなこと。

どうも、フェイクの方に目が慣れてしまったらしいです。

悲しいね。

 

追伸①

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追伸②

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