食が壊れる

『ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?』(堤未果著、文春新書)

という本が注目されているようです。

知人に勧められて読んでみますると、第一章は、

「人工肉は地球を救う?」

牛は胃の中で飼料を反芻しますが、その時出るゲップにメタンが含まれているので、昨今畜産業は「地球の敵」扱いされています。地球を温暖化から救うためにビーガンに成る人もいるようです。

そこで人工肉なら温暖化しないと、開発企業は巨額の資金を投じて宣伝しています。

畜産の市場はとてもとても大きいですから、それを将来少数の人工肉企業が独占すれば、莫大な利益が出ます。それを見込んで人工肉企業側は先行投資ができるのです。

当然気になる安全性ですが、原料として遺伝子組み換え大豆を使い、乳化剤や結合剤をたくさん使うので、私は食べる気になりません。

健康的とは言い難い人工肉が、地球に優しいと言われるのは、ヒジョーに変な感じです。

野生のアフリカの牛が草地で暮らしていた時は、ゲップをしても周りの草がそれを摂りこむので問題にはなりませんでした。

どうも、なんだか、イヤな方向に行きそうな気がします。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.751日目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 4:00 AM
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