待ってたよ

 11/29は第七回「すきや連」の日・・・「でした。」

 私は「旗振り役」兼事務長なので準備に忙しく、この日ブログを書く時間がありません。そこで、実は今は11/28ですが、11/30号をあらかじめ「予約投稿」しておこうと思います。軽めのネタを・・・

 11/16に三遊亭あほまろ写真展「待ってたよ。」に連れていかれました。同名の写真集が展覧会になったものです。

 さて、誰が誰を待っているか、と申しますと、猫が犬を待っているのです、そういう写真の展覧会です。

 あほまろさんは、浅草在住の庶民文化研究家・フリーライター・カメラマン・映画監督ですが、今や浅草では、犬の散歩の達人として知られています。

 毎朝、愛犬ナナちゃん(北海道犬)と三社様・観音様境内を散歩しながら、そのことを一日も欠かさずブログ(=「江戸ネット」)に書いていらっしゃいます。散歩には朝4時半くらいから2時間以上かけるそうです。

 散歩の合間に写真をお撮りになるのですが、毎日何百枚と撮るそうです。その、そんなにたくさん撮っている被写体が、愛犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんなのです。

 ヒロちゃんは、三社様の境内に住む野良猫ですが、ナナちゃんが散歩に通う内に、母のように慕うようになり、毎日毎日、雨の日も、雪の日も待っています。ナナちゃんが来れば駆け寄ってきて、スリスリとほお擦りをして、側を離れようとしません。

 そんな、二人?の一年間がフォトエッセー集「待ってたよ。」(徳間書店刊)に成って、9月に出版されました。

 浅草の四季折々の風情の中で、繰り広げられる愛くるしい二匹の様子が、これでもか、という位載った写真集です。こんなに仲の良い飼い犬と野良猫なんて、見たことがないかもしれません。

 ペットブログから出来た本というのは、今時やたらとたくさん存在していて、この本もその一種ではありますが、愛情の溢れ方がハンパでありません。ヒロちゃんが耳の辺りにケガをした時、ナナちゃんはそこをペロペロとなめ続けて、なおしてあげたそうです。その様子も写真に撮られています。

 野良の境遇にあって愛を求めるヒロちゃんと、それを受け止めるナナちゃんの姿には、特に犬猫に興味の無い方も、簡単に感動できると思います。小理屈ぬきで。

 会場は、アミューズミュージアム(浅草2丁目34番3号)にて、開催期間は11月16日(火)〜2011年1月30日(日)まで。

  そう言えば、ブログ本と言えば、このブログも、そろそろ本にしても良いかなあ。

 どこの出版社じゃないとイヤだとか、別に拘ってませんから、私。

 稿料も、謙虚にしときますよ、はい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて275日(9ヶ月)連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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さとうきび機能研究所

 11/21に「沖縄さとうきび機能研究所」のT社長が来店されました。

 本日11/29これから、開催する「第七回すきや連」で、「すき焼きにあう砂糖とは」という題で講話をしていただく予定なのですが、その打ち合わせの為の、ご来店です。

 「打ち合わせ」と申しましても、ひらたく言うと、すき焼き屋という人種が、有機化学をどの程度理解できるものなのか、リサーチに見えたのです。リサーチの対象は他でもなく、私・住吉史彦です。

 T社長自身も元々は文系人間で、実は将棋の学生名人だったのですが、大学卒業後、製紙会社に入り、今はすっかり理系に成っておられます。そこを脱サラして、企業されたのが、今の、さとうきびの会社です。さて、そのTさんの御砂糖ですが・・・

 いいですか? 住吉さん、ウチの会社の「粟国生なり糖」にはですね、フラクトースとグルコースが含まれていてですね・・・

 この時点で、既に吐きそうになった方もご安心下さい。私がわかりやすく説明いたします。勿論、私が理解できた範囲で、ですがね。

 まずは有機化学を離れ、イメージから入っていきましょう。 東西東西!

 「沖縄さとうきび機能研究所」さんの「生なり糖」は、

*おじい・おばあが齧っていた、さとうきびの成分をなるべく残したまま、砂糖にした、「アンチ・エージングの砂糖」だそうです。

*だからと言って、原始的な手法で造ったわけではなく、新開発のフィルターを使って、有用でない成分は取り除いてあるそうです。

 通常の砂糖は純度を高める為に、遠心分離機にかけますが、この時に色々な成分が砂糖から分離されます。それが蜜です。この方法により、砂糖の純度は高まりますが、面白味のない味に成っていきます。

 Tさんの御砂糖は、遠心分離機にかけないところが特徴で、フィルターにかけて葉緑素などを取り除いただけなので、さとうきびの元々の味に近い味を実現しています。

 従来からある「黒糖」の場合も、Tさん同様遠心分離機にかけませんので、天然の成分にかなり近いのですが、葉緑素も残っているので、酸化しやすいのが難点です。

 またPH値をアルカリ方向へ調整するため、石灰を投入しており、黒糖にはその成分が残っています。この石灰が黒糖のアクの元です。

 Tさんの御砂糖は、そういうPH調整がされていないため、さとうきび本来の酸味が感じられます。普通に味わうと酸味を特に感じるかもしれません。ここは、好き嫌いの分かれる点です。

 さらに、原料のさとうきびを砕く時の手法にも特徴があるそうです。

 製紙会社のノウハウで、きびを砕くので、細胞のセルの中にあった「結合水」が溶け出します。「結合水」は細胞を自由に出入りする「自由水」と違って、ほとんど出入りしない水なので、いろいろな成分が溶けていて、これにより「おじい・おばあが齧っていた」味になるのです。

 「齧っていた」という所がポイントです。齧ることにより出て来た成分は、動物で言えば、豚骨スープのようなもので、ポリフェノール・ミネラルといった大変有用なものです。

 「アンチ・エージング」は上品には実行できず、とうきびの組織をうまく壊すところがポイントなのだそうです。

 以上で、おわかりいただけたと思いますが、Tさんの御砂糖は、精製糖でも黒糖でもない「第三の砂糖」と言うべきもので、おじい・おばあが齧っていた、「アンチ・エージングの砂糖」なのです。ちょっと、酸っぱいですけどね。

 さらにTさん「まだ大きい声では言えないが、美肌効果もある」とおっしゃいます。それで、この砂糖を入れて焼いたパンを、セレブ主婦が争って買っているとか。

 ほほお、美肌効果ですか。

 でもTさん、そこまで言っちゃうと、眉ツバと言われかねないから、実証しない内に「美肌効果」を広言するのは、やめた方がいいと思いますよ。

 え? まだ自分じゃ広言してないのに、ブログに書かれたら困るって?

 ああ、それはそうです、早速実証しましょう。

 ウチには、女のスタッフがいっぱいいますし、浅草の女将さん方に配布してみる、というのはどうでしょうね。ご紹介しますよ、喜んで。

追伸

 本日11/29に開催される、第七回「すきや連」では、T社長の砂糖のお話しに続いて、小伝馬町の「伊勢重」さんにて、すき焼き大宴会です。

 既に、松阪の「和田金」さん・米沢の「登起波牛肉店」さんなど、全国の、すき焼き関係者が50人のご参加が決まっていて、満員札止めです。

 この催しは、「旗振り役」兼事務長の私にとって、毎回結構な手間がかかるのですが、盛り上がること間違いないので、楽しみですね。

 後日、このブログでも報告いたします。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて274日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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ノロウイルス

 ノロウイルス流行の気配があります。11/25の読売新聞が次のように伝えました・・・

 下痢や嘔吐を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増し、流行期を迎えたことが、国立感染症研究所の調査でわかった。ノロウイルスが主な原因とみて、手洗いなどの徹底を呼びかけている。(中略)

 昨年同時期の3倍以上で、過去10年では大流行した2006年に次いで多い。(中略)ノロウイルスは例年12月に感染のピークを迎える・・・

 さて、ブログ読者の皆さん、ノロウイルスの感染予防で最も重要なのは、手洗いです。

 インフルエンザと違い、ノロはアルコールでは殺菌できません。だから、せっけんと大量の流水で洗い落として下さい。わずかな数のウイルスでも下痢や嘔吐を引き起こしますので、念入りに手洗いして下さい。

 それから、患者の嘔吐物や便には数億個のウイルスが居ますので触らないで下さい。

 感染した人が、出勤して会社のトイレで吐くと、その場所が汚染されます。そうすると、今度はそのトイレが感染源になりますので、症状が出た人は、会社や学校を休んで下さい。

 症状がおさまっても、2日間位は便からウイルスが出るそうですので、自宅で待機して下さい。

 実はノロウイルスは、今、料理屋が一番気にしているウイルスなのです。料理人が感染したまま、調理にあたると大変なことになります。

 だから少しでも症状が出たら、即自宅待機しないといけません。つまり料理人本人の体調管理が大事なのです。

 でも、ノロで気持ち悪いのか、前夜の呑みすぎで気持ち悪いのか、区別つかない場合は困りますよね。

 私自身も数年前の、ある朝やたらと気分が悪く、その前夜に行った居酒屋で、馬肉専門店でもないのに馬さしを食わされていた為、

 これは、ひょっとして当ったか?!

と思って医者に行ったら、アッサリ、

 住吉さん、二日酔いでしょう。

と診断されたことがありました。

 要するに、酒は、ほどほどにということです。

 特に記者会見の日は。ねえ、成田屋さん。

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今こそ宮崎牛を食べる会

 11/26は、浅草雷門横丁一斉清掃の日でしたので、朝から出動しましたが、どうも先週末辺りから腰が痛くて、気勢が上がりません。

 そろそろと掃除していると、15分ほどで塩梅良く、いやザンネンなことに、雨が降りだしました。

 あ!雨ですねえ、雨!

 皆さんが風邪をひくと困るから、撤収しましょう!撤収!急いで!

と、いう次第で撤収して、今日は以下にお知らせです。

 <今こそ宮崎牛を食べる会>を開催します。

 ご高承の通り本年4月に宮崎県で発生した、口蹄疫問題は防疫措置が効を奏し、感染をストップできたようであります。しかし、畜産業を再建するための、関係者の御苦労はこれからが本番です。そこで、私は今こそ皆様に宮崎牛を召し上がっていただきたいと考え、標記の会を企画いたしました。

 今回はTwitterのハード・ユーザーの方を歓迎いたします。単に宮崎牛のすき焼きを召し上がっていただくだけでなく、食事会場にモバイル機器をお持込みいただいて、この会の趣旨・会場の様子などを、生中継のようにつぶやいていただきます。

 今、先端の情報技術であるTwitterを使い、そのハード・ユーザーの皆様のお力をお借りすることで、宮崎県畜産業界への支援の輪を広げる事が目的で、今回の宴がその一助となれば最幸です。

 開宴に先立ち、「第1部:お話し」として、口蹄疫被害者への応援メッセージを集めながら、埼玉から宮崎まで1500キロを自転車で走った、明治大学商学部の学生・小林大地さんに体験談を語っていただきます。

 あわせて、私から皆様に、日本の畜産業の現状と改善のビジョンを、お訴えする時間もとらせていただきます。

 続きまして「第二部:宴会」では、私から直接皆様に「ちんや」の肉の旨さの秘密。肉の各部位の特徴・豆知識等を特別公開いたします。

 さらに!名刺交換する良いことがあるかも・・・・・ご期待下さい。

日時:平成22年12月26日(日)18時30分〜21時

    18時受付開始、18時半開会(第1部:「お話し」⇒第2部:「食事会」)

場所:浅草ちんや http://www.chinya.co.jp 

電話:03-3841-0010

    東京都台東区浅草1-3-4(雷門通り北側。雷門から西へ4軒目)

  (*住吉史彦のブログ「浅草ちんや六代目のスキヤキフルな日々」http://chinya-blog.com/

会費:13.000円(宮崎への寄付金を含む。)(お支払いは事前振込みで御願いたします。)

料理:すき焼き(10.000円相当。私「ちんや」六代目店主による解説付き、肉の各部位食べ比べ)(おススメ銘酒1本付き。)

会場:和室、着席制。ご来店順におかけいただき4名様1組で鍋を囲んでいただきます。  

*すき焼きを召し上がっていただきますので、定刻より遅くお見えの場合も、

必ず19時までにご参集下さい。

寄付:会費の内5,000円を宮崎県の畜産振興のために寄付いたします。お客様のご負担は3,000円、ちんや負担は2,000円です。50人の方に御参加いただき、金25万円寄付することを目指したいと存じます。ご協力賜りたくお願い申し上げます。

当日なるべく実行していただきたいこと:モバイル機器をご持参いただき、18時〜21時の間に、この会について盛んにツイートしていただきます。

<申し込み方法(仮登録)>

・指定の申込みフォーム http://bit.ly/erhrvK からお申込み下さい。

・フォームにご入力いただく内容は、以下の通りです。

 ご芳名(本名)、Twitter上のアカウント名、「フォローされている」人の数、メールアドレス

・Twitterユーザーの方は、Twitter上で、住吉史彦(「ちんや」店主)のアカウントをフォローしていただきます。アカウント名:chinya6th (開催日の翌々日までフォロー解除をしないで下さい。)

12月12日(日)午前(朝)6時より受付開始します。

・登録受付が完了次第、「ちんや」より、仮登録完了メールを送信します。

・募集定員(50名様)に達し次第、受付を終了いたします。

 定員に達した場合は、「ちんや」創業130年記念サイト上に告知します。

 URL:http://www.sukiomo.com/

・1本のメールにつき、1名様の申し込みとさせていただきます。

・3日以内に住吉史彦からもフォローいたしますので、ご確認下さい。

<申し込み方法(本登録)>

・開催前々日までに参加費を指定銀行口座へ、お振込み下さい。(口座番号は仮登録完了メールに記載いたします。)入金確認が出来次第、本登録完了となります。

*この手続きが前々日までに行われない場合は、次点の方が繰り上がり参加となります。

・申し込み後の取り消しは、前々日まで可能です。

<当日の手続き>

・モバイル機器をご持参の上、「ちんや」へお越し下さい。

・ご来店順におかけいただき、4名様1組で、鍋を囲んでいただきます。席順は到着順です。(同じ鍋を、お知り合いでない方と囲んでいただく場合もあります。ご容赦願います。) 

・宴会中、皆さんのツイートを大型スクリーンに投影します。それをご覧いただきながら、お召し上がりいただきます。

*当日は、メデイアの取材があります。あらかじめご了承願います。(以上)

 (以上お知らせでした)

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下仁田ネギ

 「百味」12月号が届きました。

 「百味」には、向笠千恵子先生の『続すき焼き ものがたり』が連載されています。この連載は今年の5月号より始まったもので、今回で第八回です。この連載を、私が早速読むだけでなく、「ちんや」では全従業員が読んでいます。

 さて、今回向笠先生は群馬県の下仁田へ行かれたようです。ネギと蒟蒻が有名な所です。ここに「すきや連」常連メンバーKさんのネギ農場があるので、訪問されたようで、そのことが書かれています。

 文中に「下仁田ねぎは異形のねぎである」とありますように、下仁田ネギは他のネギと品種が違い、その太さと甘味が特徴です。(正確に申しますと、煮た時の甘味が特徴です。生の状態では、非常に辛いネギです。)

 下仁田は出荷時期が真冬に限定されるので、「ちんや」をはじめ、一年中すき焼きを提供している店では、「下仁田ネギ」より「千住ネギ」を使う場合が多いと思いますが、下仁田がとても美味いことは、あらためてここに書くまでもありません。

 ネギに関して少々ややこしいのは、品種名として地名が使われているところです。だから、その産地以外で生産されたネギについても、その地名入リの品種名が使われます。

 例えば、「千住ネギ」というのは、ネギの品種の名前ですので、他の産地のネギ、例えば、有名な「深谷ネギ」も品種で言うと「千住ネギ」に分類されます。

 しかし一方「千住ネギ」には、「東京都足立区の千住市場で取引されたネギ」という、もう一つの意味もあります。これは一種のブランド名です。つまり、一つの言葉が品種名を言っている場合と、ブランド名の場合とがあるのです。ややこしいでしょう。

 これと同様に「下仁田ネギ」も、この土地の特産=ブランドという意味で言っている場合と、品種の意味で言っている場合の両方があって、気をつけないといけません。

 混同を避けるために、品種名としては「下仁田ネギ」とは言わず「加賀太ネギ」という場合もあります。

 関西に行けば、もう一つの品種「九条ネギ」(=青ネギ)が、多く使われています。

 このようにネギに関して、つべこべ書いておりますのは、すき焼きにおいて、ネギが肉の次に重要と思うからです。今回の連載『続すき焼き ものがたり』で向笠先生も、「すき焼きの準主役であるねぎ」と書いておられます。

 特にネギは冬、これからの季節が旬ですので、是非とも、ネギを味わうために、すき焼き屋へお出かけいただきたいと思います。

 それに、お連れの方にウンチクを語るのに、このブログの、この部分はネタとして最高と思いますよ。

 あのサー、カノジョ、知ってた?

 「千住ネギ」というのはネ、ネギの品種の名前だからサー、「深谷ネギ」もサー、品種で言うと「千住ネギ」なワケ。分かる?

 でもネ、「千住ネギ」には、「東京都足立区の千住市場で取引されたネギ」という、もう一つの意味もあってサー、これは一種のブランド名なワケよ。

 つまりイー、一つの言葉が品種名を言っている場合と、ブランド名の場合とがあるんだヨ。どう?カノジョ、分かるかナー、ややこしいだろオ。

 でも勉強になったロ?覚えときなヨ。

 必ずやモテることを、私が、やす請け合い致します。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて271連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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ご紹介

 商売をしていて「××さんのご紹介」という言葉が少々やっかいです。

 ヨの辞書によれば「紹介」とは、同一宗教の信者が集まる場所のこと、では勿論なく(それは「キョウカイ」)、「間に入って引き合わせること」です。だから、そういう場合に限って「ご紹介」と言って下されば、良いのですが、

 まず最初の「ご紹介」(?)のケース⇒「ちんや」で食事したことのある方が「あそこは旨い」と言うのを聞いた別の方が、その「旨い」と言っていた方の「ご紹介」と言ってくることがあります。

 これは「ご紹介」というより、口コミであって、「××さんに旨いと教えてもらった」とか言っていただけば、こちらも正しく理解するのですが、「ご紹介」と言っていただくと、どうも話しが混線します。

 過去の予約帳を調べて「たしかにその方、見えてはいるようだけど、正直、御顔も覚えていないなあ」ということもあったりして、困ってしまいます。勿論、有り難い話しではありますが、狭義の「間に入って引き合わせること」ではないような気がします。

 逆に、私のことを知っている方が電話またはメールで「自分の知りあいの、これこれこういう人がお店で食事したいそうなので、予約を採ってほしい」と連絡していただけば、それは勿論、完全な「ご紹介」ですから、さらに有り難いです。

 一番困るのは「人脈自慢の方」の「ご紹介」です。世の中には、名刺交換しただけで、「ちんや」の社長を良く知ってるんだ!」と吹聴する方がおいでのようです。これが、いわゆる「人脈自慢の方」です。

 この場合、まずたいてい吹聴している御本人は連絡を寄こしません。「オレの名前を出せば、食い放題になるよ!」などと放言している場合もあるようなのですが、当のご本人から「食い放題にしてほしい」と電話がかかってくることはなく、そんな眉ツバな話しを信じ込んだ、哀れな方が「食い放題を頼む」と電話してきます。(碇、じゃなくて怒)

 たぶん、その方、本心から「食い放題」をやりたいわけではなく、「ご紹介」のメリットが何か享受できれば、それで御満足なのだと思います。私が部屋へ顔を出すだけでOKなのかもしれません。

 でも、「ちんや」という店が間違ってもやらない「食い放題」をリクエストされてしまうと、そういう方には、お目にかかる気がしませんねえ。下手に会って「何で、食い放題やってくれないんだ?」と聞かれても、ツマリません。

 ハッキリ申して、そんな下手な「ご紹介」など利用せず、むしろ自分の氏素性などをご自分でキチンと名のった後、「ご主人さんが、その時間にお店においでのようなら、お目にかかれると有り難い」とか言っていただけば、それはお会いします。

 私は、ちんやの社長=公人と思っていますから、政治・宗教・セールス以外で、かつ怪しくない方には、お目にかかっています。

 女性は喜んで、オトコは、まあ、ヒマでしたら・・・

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて270日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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草食男子

 11/17に国際観光日本レストラン協会の理事会があったので、出席しました。

 今回の議題は、来年度の活動計画・予算案です。来年の2月に総会があるので、そこに提出する案を検討するわけです。

 議論の的になったのは、「親子体験食味学習会」事業の予算です。この事業は、協会発足50周年だった昨年に、初めて実施され、好評だったため、今年も実施されたものですが、問題は、その予算です。

 50周年の時は「特別会費」も集めたので、協会にお金があったわけで、そこから各会場店に補助金を出せました。結構な金額を補助金として支出しています。

 しかし、2年目以降は、そうはいきません。好評なので、続けていきたいわけですが、お金のことを真剣に検討する必要性があったのです。

 11/17には、いろいろ議論して、結局、協会からの補助はだんだん減らして、各会場店が独自に負担する方向にして、事業としては、是非続けていきたい、ということになりました。

 この「親子体験食味学習会」事業には「ちんや」も、2年続けて参加しました。

 それなりに人数も集めて、好評だったと自負していますが、会費が高くても、大勢参加していただけたかは、微妙です。今後、補助が減って会費を上げたら、どうなるか、不安はあります。

 しかし、食育関係の事業は、「ちんや」としても是非続けたいと思っています。

 特に若者の「草食化」を心配しています。なんだか社会に元気がなくなっていくようで、とてもイヤです。

 そこで青少年、特にスポーツをする子達に、肉の話しを聞かせながら、すき焼きを食べてもらう会を計画しています。

 前回は、台東区花川戸のシュートボクシング・ジムに入門している、お子さん達が親子で参加して下さいました。

 ここで、肉の話しというのは、肉の熟成の話しが中心です。たくさん食べても胃もたれしないのは、熟成させた肉でして、そうでない肉は、タンパク質がアミノ酸に分解されていないので、たくさん食べると胃もたれします。

 だから当然、お子様の成長に良いのは前者の方です。食べて⇒成長して、是非試合に勝ってもらいたいです。

 今後は、補助金が減る分、「値段は格安のお値段で」、というわけにはいかないのですが、内容で勝負したいと思います。

 と、思っていたら、知人の中に剣道をやっている人が見つかったので、声をかけてみました。実現したら嬉しいです。

 子供と真剣勝負!はしませんけどね、文科系男子なんで、ワタクシ実は。

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*前回の「親子体験」開催例は、私のブログの、8/22号〜8/25号をご覧下さい。

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デフレ酉の市

 鷲神社の「酉の市」の日の、「ちんや」店内の雰囲気が、ここ数年上品です。

 なぜか酉の日に、弁護士・会計士・行政書士・設計士といった、士業の事務所の皆さんが来店されるのです。考えてみれば、士業の事務所も中小企業のようなものですから、お酉様に繁盛を祈願に行かれるのでしょう。

 11/19の「二の酉」の日は金曜日でしたので、5〜6人の事務所から30人くらい所属している事務所まで、大中小の宴会を「ちんや」でしていただき、しかもこうした職業の方々は、酔って大騒ぎしたりしないので、有り難かったです。

 その昔は、こうではありませんでした。昔は、酉の日というと町工場(こうば)御一行様がお得意様でした。

 社長さん(=と言っても、工場のお父さん)が先頭に立って、工員さん全員を率いてお酉様に行き、その帰りに寄っていただいていました。これは勿論、有り難いことは有り難いのですが、工員のおじちゃん達が、酒に酔って事件を起こすことがありました。

 大企業とか役所なら、「全員動員」はせず「課長級以上のみ参加」とか仕切りがあると思いますが、町工場の場合、そういうヤボをするハズもありません。

 社長に動員されて、「今日は好きなだけ飲めよ」と言われたら、本当に好きなだけ飲んでしまうのが、おじちゃん達です。酉の日というと、おじちゃん達の動静が気がかり、というのが御約束でした。

 しかしその後、世は移り、台東区の地場産業の工場の内、相当数が海外に移転し、寂しくなりました。円高が、その引き金を引いたことは、ここで指摘するまでもありません。

 それにつれて、「ちんや」の雰囲気も上品になりました。それはそれで嬉しいのですが、これで良いのか?!とも思います。

 工場の企画部門・デザイン部門は、この辺りに残っていても、おじちゃん達の働き口だった生産ラインは、今はもう海外です。働き口=雇用をなくした、あの酔っぱらいの、おじちゃん達はどこへ行ったのでしょう。

 今デフレが酷い、と連日報じられていますが、それは雇用が無いからだろう、と思います。かつて地場産業が栄えた地で、すき焼き屋をしていて、そう私は感じています。

 今日はジョークに出来ませんね。

 なんとかなりませんかね、チョーさん。

追伸

 昨日放送のTV番組『紳助の「深イイ話」アートスペシャル』(日本テレビ)で紹介された、彫紙アーテイスト林敬三さんのブログは、

こちらです⇒http://blog.choshi-art.com/ 

 林さんは、弊店のパンフレットをデザインしてくれた方でもあります。是非ご覧ください!

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*「酉の市」の縁起については、このブログの11/7号をご覧ください。

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日本ローカルごはん紀行

 「すきや連」で大変お世話になっている、向笠千恵子先生が、11/20に新刊本を出されました。7月にも新刊を出されたばかりなのに、ズゴいです。

 さて、その御本は『日本ローカルごはん紀行』。

 『米ぢから八十八話』という本を書かれて以来の、先生のテーマである、日本人とお米、ご飯、米加工食品の関わりを、おいしく楽しく考察した食紀行です。

 内容は、

・日本の米ぢからに迫る!
・飯ずし、凍み餅にかぶ蒸かし――伝えたい昔ながらの郷土料理
・熊のリゾットにおじやうどん――発見! 新感覚のユニーク料理
・うにの海苔巻き、柚子胡椒むすび――「定番もの」も地方色豊か
・人気ますます上昇中――創意工夫あふれる米粉もの
 

 全国47都道府県の知られざる郷土ご飯ものや、おなじみではありながらトりビアなご飯物語を収録し、番外編もたっぷりです。

 どれもその土地その風土にしっくり溶け込み、新旧のセンスが入り交じったユニークな料理ばかりです。米という食材のすばらしさを存分に味わえます。

 「ちんや」にも最近、食が細く、ご飯をあまり食べないスタッフがいますので、全員にこの御本を配布し、読ませることにしました。

 皆さんも是非お読みいただき、たくさんご飯をお召し上がり下さい、すき焼きのおともに・・・

 講談社+α文庫。ISBNは978-4-06-281399-0

追伸

 弊店のパンフレットをデザインしてくれた方で、彫紙アーテイストでもある林敬三さんがTVに出ます。本日夜9時〜日本テレビ『紳助の「深イイ話」アートスペシャル』。是非ご覧ください!

 林さんのブログは、こちらです⇒http://blog.choshi-art.com/ 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて267日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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*「すきや連」についてくわしくは、このブログの10/15号をご覧ください。

公開企画会議onツイッター

 昨日から「公開企画会議onツイッター」をしています。

 何の企画会議かと申しますと、

 「Twitterハードユーザー限定、今こそ宮崎牛を食べる会」の企画会議です。

 「今こそ宮崎牛を食べる会」公開企画会議onツイッター住吉史彦です。と始まるツイートが表示されたら、それです。

 昨日の、このブログに登場した、明治大学商学部4年の小林大地君と、私の近所にお住まいの、サブカルチャー論・ゲームデザイン論の先生semio_tomoさんが参加して下さっています。

 さて、その宮崎牛ですが、ブログ読者の皆さんもご高承の通り、4月に発生した口蹄疫問題は防疫措置が効を奏し、感染をストップできたようであります。しかし、畜産業を再建するための、関係者の御苦労はこれからが本番です。

 そこで、私たちは今こそ皆様に宮崎牛を召し上がっていただきたいと考え、この会を企画いたしました。 

 そして、今回誠に勝手ながら、ご参加いただく方を、Twitterのハード・ユーザーの方に限定いたしました。

 単に宮崎牛のすき焼きを召し上がっていただくだけでなく、食事会場にモバイル機器をお持込みいただいて、この会の趣旨・会場の様子などを、生中継のようにつぶやいていただきます。今先端の情報技術であるTwitterの、ハード・ユーザーの皆様のお力をお借りして、宮崎県畜産業界への支援の輪が広がれば、最高です。

⇒ここが、今回の企画の眼目です。

  この会の参加者は、広く一般から募ります。当然、参加費は通常相場より割安のお値段にて、ご奉仕いたします。また、当日「ちんや」六代目店主・住吉史彦が、直接皆様に「ちんや」の肉の旨さの秘密、肉の各部位の特徴をお教えします。

 名刺交換をするとさらに良いことが、あるかも・・・という企画です。

 さらに開宴に先立ち、1500キロを自転車で走った、小林大地君には体験談を語っていただきます。あわせて住吉史彦から皆様に、日本の畜産業の現状と改善のビジョンを、お訴えする時間もとらせていただきます。

 と、いうところまで決まっていますが、まず悩ましいのは会費です。

 会費を高くすると集まる人数が心配ですし、でも会費が安いと寄付できる金額が小額になってしまい、盛り下がりますよね。なにぶん初めてのことで相場がわかりません。

 そこで!

 こうした意見交換の様子をツイートしますので、ご注目を。

 オレはもっと高くても参加するぞ!と思った方は、是非そうツイートして下さい。よろしくお願いします。何卒!

 なお、参加登録開始は12月です。

追伸

 弊店のパンフレットをデザインしてくれた方で、彫紙アーテイストでもある林敬三さんがTVに出ます。明日22日夜9時〜日本テレビ『紳助の「深イイ話」アートスペシャル』是非ご覧ください!

 林さんのブログは、こちらです⇒http://blog.choshi-art.com/ 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて266日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 公開企画会議オンTwitterは、こちらです。

Filed under: すき焼きフル・トーク,台彪会 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)