待ってたよ
11/29は第七回「すきや連」の日・・・「でした。」
私は「旗振り役」兼事務長なので準備に忙しく、この日ブログを書く時間がありません。そこで、実は今は11/28ですが、11/30号をあらかじめ「予約投稿」しておこうと思います。軽めのネタを・・・
11/16に三遊亭あほまろ写真展「待ってたよ。」に連れていかれました。同名の写真集が展覧会になったものです。
さて、誰が誰を待っているか、と申しますと、猫が犬を待っているのです、そういう写真の展覧会です。
あほまろさんは、浅草在住の庶民文化研究家・フリーライター・カメラマン・映画監督ですが、今や浅草では、犬の散歩の達人として知られています。
毎朝、愛犬ナナちゃん(北海道犬)と三社様・観音様境内を散歩しながら、そのことを一日も欠かさずブログ(=「江戸ネット」)に書いていらっしゃいます。散歩には朝4時半くらいから2時間以上かけるそうです。
散歩の合間に写真をお撮りになるのですが、毎日何百枚と撮るそうです。その、そんなにたくさん撮っている被写体が、愛犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんなのです。
ヒロちゃんは、三社様の境内に住む野良猫ですが、ナナちゃんが散歩に通う内に、母のように慕うようになり、毎日毎日、雨の日も、雪の日も待っています。ナナちゃんが来れば駆け寄ってきて、スリスリとほお擦りをして、側を離れようとしません。
そんな、二人?の一年間がフォトエッセー集「待ってたよ。」(徳間書店刊)に成って、9月に出版されました。
浅草の四季折々の風情の中で、繰り広げられる愛くるしい二匹の様子が、これでもか、という位載った写真集です。こんなに仲の良い飼い犬と野良猫なんて、見たことがないかもしれません。
ペットブログから出来た本というのは、今時やたらとたくさん存在していて、この本もその一種ではありますが、愛情の溢れ方がハンパでありません。ヒロちゃんが耳の辺りにケガをした時、ナナちゃんはそこをペロペロとなめ続けて、なおしてあげたそうです。その様子も写真に撮られています。
野良の境遇にあって愛を求めるヒロちゃんと、それを受け止めるナナちゃんの姿には、特に犬猫に興味の無い方も、簡単に感動できると思います。小理屈ぬきで。
会場は、アミューズミュージアム(浅草2丁目34番3号)にて、開催期間は11月16日(火)〜2011年1月30日(日)まで。
そう言えば、ブログ本と言えば、このブログも、そろそろ本にしても良いかなあ。
どこの出版社じゃないとイヤだとか、別に拘ってませんから、私。
稿料も、謙虚にしときますよ、はい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて275日(9ヶ月)連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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