若手経営者サポートセミナー⑤
書く順番が前後してスミマセン。
11/9に「台東区若手経営者サポートセミナー」の第5講を受講しました。
このセミナーは全10回シリーズで、来年の2月まで連続して、いろいろなテーマの講義があります。テーマはいろいろでも、講師は10回同じで、人気の二条彪(にじょう・たけし)先生が務めます。
今回のテーマは、経営者のためのマーケテイング入門パート4。
中小企業こそマーケテイングを!というのが二条先生の勧めで、マーケテイングの話しも4回目です。景況に入ってきました。
今回の中心的テーマは 「ベネフィット」
ベネフィットというのは、イヌイットの仲間、では勿論ありません。
単語がとっつきにくいのは、マーケテイングの話しの難点ですね。ベネフィットというのは、ひらたく言えば「お客様にとっての良いこと」あるいは「目に見えない価値」のことです。
まだわかりにくいので、例を出しますと、
「工場では化粧品を作っていますが、店舗では希望を売っています」という、レブロン社の名言の中の、「希望」がベネフィットに当たります。
一方「希望」には負けますが、「ちんや」でも、ある情緒的ベネフィットを売っています。それは=「思い出」です。
「厨房では、すき焼きを作っていますが、お座敷では思い出を売っています」と言わせていただきたいと思います。
「ちんや」創業130年記念サイトhttp://www.sukiomo.com/ も、実はそのために作りました。
最初、どんな思い出をお売りしていくのか、サイト上に例としてご提示しようと思い、作文してみましたが、あまり上手くいかず、それに、だいたい作文では「嘘ぴょん」なので、一般の皆さんから、すき焼きにまつわる思い出話しを投稿していただくことにしました。
次第に投稿も集まってきまして、サイトをご覧いただくと、すき焼きが文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理だ、ということがわかります。
親子の絆、友とのつながり、時には少し葛藤。そうした思い出こそ、「ちんや」がご提供申したいことです。
今は「思い出をお売りする」という方向性に迷いはありません。二条先生の参考書を毎週朝礼で読ませていますので、やがて店の連中にも浸透することと思います。
もう一度、私の名言を申し上げたいと思います。
「厨房では、すき焼きを作っていますが、ブログでは失笑を買っています」
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて261日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
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