顔文字

このブログの自慢の一つに

顔文字を使わない

という点があります。

使わないと今時でないと思われるかな・・・と思いつつ、あえて使ってこなかったのですが、事態は一周して、顔文字・絵文字を使っていると若者世代から「おじさん絵文字」と、今は馬鹿にされるのだそうです。

若者世代では顔文字は最低線しか使わないそうです。文字の後に同じ意味の絵文字を入れるのは特にくどいと感じるそうな。

顔文字ではないですが、「!」「?」を色を赤くするのも「おじさん絵文字の代表」で嫌われるとか。

また「(笑)」は古く、笑一文字の方が若いとか。

そ、それは使ってるなあ(笑)

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.080本目の投稿でした。

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県民性

昭和天皇の誕生日です。

コロナのリスクを抱えたままオリンピック開催に進む今の様子を、昭和の戦争に例える人が昨今いるようです。「灯火管制」とか。この状況を昭和天皇ならどう見るか、聞いてみたい気がします。さて、まったく話しは変わりますが、

ネットで、県民性について緩くつぶやいているという方を見つけたのですが、ある日のツイートが気になってしまいました。

【一度は食べてみたい全国のご当地鍋ランキング

1位  石狩鍋

2位  きりたんぽ鍋

3位  ジンギスカン鍋

4位  ふぐちり

5位  すき焼き

すき焼きって「ご当地鍋」だったのでしょうか。

私としましては、すき焼きは全国鍋で、それぞれの土地に県民性を反映した「ご当地変わりすき焼き」があると考えています。

2015年に「ちんや」創業百三十五年を記念して、

『読み継ぎたい すき焼き思い出ストーリーの本』

を刊行した時は、その第3章を、

オラがすき焼き~家庭ごとに違うすき焼き、地方ごとに違うスキヤキ。なんて面白いのか!

にしました。

「すき焼きは「関東」VS「関西」だけではありません。ご家族の数だけ、街の数だけのすき焼きが在って、そのどれもが後世に伝えたいものばかりです。どれが一番美味しい?と問うのは止めて、全部面白い!と言っていただけたら嬉しいです」という趣旨でした。

瀬戸内ではすき焼きに大根を入れたり、高知では葉ニラを入れたりといった「ご当地変わりすき焼き」の件を、この章にまとめました。肉が牛肉でなくて、豚という地域もありました。

でも、すき焼き自体が「ご当地鍋」と思う人もいるのですね。

すき焼きは、松阪とか肉の有名ブランド産地で食べるもの、という認識なのかもしれません。歴史的事実としては有名産地が形成される前に都市部ですき焼きは食べられるようになったので、その認識はすき焼きの歴史を踏まえていないのですけど、今の世間の認識は、そういう具合なのかもしれません。

ネットを見ていると、色々なことに気づきます。

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遠山の金さん

加藤官房長官が先日の記者会見で、東京都で寄席が観客を入れて興行していることについて「さまざまな支援策も活用しながら、イベントの無観客化に理解と協力をお願いしていきたい」と述べたそうです。これとは別に西村大臣も寄席の休業を求めたとか。

寄席の弾圧なんて、天保の改革以来でしょうね(笑)

この時江戸に200軒以上あった寄席が、老中・水野忠邦によって全廃されそうになります。それはやり過ぎと15軒だけは残そうと反対したのが、「遠山の金さん」こと遠山景元でした。

寄席はなんとか生き残り、水野が失脚すると復活します。

「よせよせといふ内もとの様(よう)になり」

は、寄席がたちまち息を吹き返した様子を詠んだ川柳です。洒落てますね。

水野は浮世絵も弾圧しました。特に役者絵、芸者絵、春画が不届きということで禁止されました。

これに対して反骨精神を発揮したのが、歌川国芳でした。役者絵の役者の顔にヒゲを書き込み、役者絵ではなく猫の絵だと言い張ったのでした(「猫の百面相」)。こうした作戦は、やがて一種の戯画作品として展開して行きます。洒落てますね。

今回のコロナの酒弾圧に対して、「酒の持ち込み歓迎」を打ち出した飲食店のやり方は、天保の庶民の様な反骨精神と言えるかもしれません。

が、しかし、

加藤官房長官は、これについても、

「自粛要請の対象ではないとしつつも「休業要請の趣旨に添わない」と指摘。その上で「こうした行為を推奨、黙認することのないよう、実態も踏まえながら飲食店に持ち込みをお断りすることを要請するなど各都道府県において適切な対応が図られていく」と述べたそうです。無粋だなあ。

令和の世に、金さんはいないのか、な。

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寄席

緊急事態中の寄席営業について東京寄席組合(鈴本演芸場・新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場)は、

「寄席は社会生活の維持に必要なもの」と判断し、4月25日以降の公演についても予定通り「有観客開催」を続けています。

世間では「浅草の大英断」と報じられていましたが、正確には東京四席亭が落語協会や落語芸術協会とも協議した結果と聞いております。

で、世間の反応ですが、「浅草演芸ホール」でリアルタイム検索をしたみたところでは、

ポジティブ40%

ネガティブ60%

という結果でした(25日15時時点)

要請破りを熱烈に支持する人が多いですが、過半数には届いていないようです。

それでも1年前とは大違いです、1年前は「自粛警察」が跋扈し、営業している店や施設を攻撃していましたが、今回演芸ホールさんを批判する人に当時の勢いはありません。

寄席に負担を強いる一方で、社会生活の維持に必要とは到底思えない聖火リレーが続いていて、これではダブルスタンダードそのものですから、自粛派も大声を上げにくいものと思われます。

弊店は大人しく酒抜き営業を続けながら推移を観て行きたいと思います。

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三度目の

コロナ対策グッズを売っている会社さんは、今は「押せ押せ」なんでしょうね。

その勢いで電話をかけてこられるが、それに応対するこちらの気分も想像していただきたいですな。

日本は三度目の「緊急事態」。

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禁酒法時代

さて突如として令和の禁酒法時代に入りました。冗談キツイよと思った人も多いのではないかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

「ちんや」は「酒類を提供しない飲食店」として緊急事態中も営業致します。どうぞ、ご利用下さいませ。

東京の飲食店が要請に従っても、

外呑み

家呑み

越境呑み

という抜け道があるため、完璧な感染抑止はたぶん出来ず、特に「家呑み」は飲食店に比べて感染対策をしていませんから、より危険な気がしますが、私一人がここで吠えても実効性はないので、つれづれに禁酒法時代について調べてみました。

禁酒法時代(1920年~1933年)にアメリカの酒造メーカーは全滅したのかと思いきや、生き残った会社はあったのです。

有名な「バドワイザー」もそうです。アンハイザー・ブッシュが1876年に創業した会社ですから、禁酒法以前から続いているのですね。コロナは2年で、禁酒されたのは13年なのに、すごい。

「バドワイザー」は特に禁酒法の標的とされた会社でした。 ブッシュがドイツ系アメリカ人だったからです。ドイツは第一次世界大戦(1914年~1918年)でアメリカの敵国だったので、禁酒法にはアメリカ国内のドイツ系勢力を弱める目的もあったようです。ドイツはビールの名産国ですから、ブッシュ以外にもアメリカの酒造家にはドイツ系の人が多かったのです。

その禁酒法は、ご存じの通り惨憺たる結果を招きました。 さて令和の禁酒法は、どうなりましょうか。

なお「ちんや」は、酒類を提供しない形で緊急事態中も営業いたします。夜は20時で閉店させていただきます。ノンアルコールビールはございます。どうぞ、ご利用下さいませ。

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中国人は見ている

ますます増え続ける在日、訪日中国人。彼らが日本や日本人の習慣、行動様式をどう見たかを書いた本

『中国人は見ている。』(中島恵著、日本経済新聞出版)

が売れているそうです。

そして「日本の高級接待、この料理だけは勘弁してほしい」が、

すき焼きなのだそうです。

理由は生卵。

世界中で生卵を食べる国民は少なく、中国人も食べないのでそうなるとか。現状ではたしかにそうかもしれません。

が、日本の影響を受けて食べ始める中国人も登場しているとも聞きます。特に香港で。

思えば、以前は寿司を食べられる外国人は少なかったですが、今や人気の和食になっています。食習慣は変わる場合もありますから、この本は2019年時点のルポと思えば良いのかと思います。

食の件より、私は日本人が冬でも子どもに半ズボンを履かせるのは虐待では?と思うことの方が面白かったです。

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納豆

納豆を紹介するテレビ番組を視ていたら、水戸市で売られている「納豆スイーツ」が多数紹介されていました。

水戸商工会議所が「納豆食べ方コンテスト」を実施した際には、全国から153点もの応募があり、上位をスイーツ系が占めたとか。

さらに視ていると、割烹料理屋さんが納豆を摺ってタレに混ぜ込み、薄切りステーキにかけていました。タレのお替りを所望されるほど評判が良いとか。

つまり、

納豆+甘味→あり

納豆+牛肉→あり

と、いうことは、

納豆+甘味+牛肉→あり

納豆+すき焼き→あり

となります。

早速、すき焼きの卵に納豆を入れてみました。

私自身は納豆を甘く食べるのが大好きというわけではないですが、人生にトライは必要ですからね。食して、

うん、まあ、まあと思います。

が、1+1が3に成るというほどではないです。

納豆の旨味はアミノ酸の一つのグルタミン酸ですが、肉の熟成によって得られるのも主にグルタミン酸ですから、

1+1=2の状況と申せましょう。

酔狂な方がトライなさるのであれば、止めさせることはないのかなという感想です。

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アクリル板

仲睦まじい感じの、年配のご夫婦が見えました。

お二人の間にアクリル板が立っているのが、本当に申し訳ない。英国王室のご葬儀を拝見したばかりなので、ことさらそう思います。

はずしたいと仰れば、

東京都には内緒ですが・・・

と応えるつもりなのだが、そう仰らないところが、

昔の日本人って真面目だなあ。

アクリルを外したがるのは、年齢は30歳位で夫婦じゃない場合ですね(もちろん戸籍を確認したわけではないけど、雰囲気でだいたい分かりますね)

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ハリス氏

ネットに「ハリス」と入れて検索したら、

カマラ・デヴィ・ハリス氏が出て来ました。

カマラ氏(1964年~)はアメリカ合衆国の政治家、法律家、第49代副大統領です。

が、

ち、違うんだよなあ。探していた人は。

肉の業界で「ハリス」と言えば、

タウンゼント・ハリス氏(1804年~1878年、アメリカ合衆国の外交官。初代駐日本アメリカ合衆国弁理公使)です。

タウンゼント氏は最初の駐日公使ですが、自身を公使として日本に駐在させるための条約(=日米修好通商条約)を自分で交渉して締結しました。

その交渉の場所は下田の玉泉寺で、ハリスは1856年からそこに滞在、条約が成立して→江戸に公使館ができ→公使として入居したのは1859年のことでした。

さて、その下田滞在中に、ハリスは牛肉食べます。食べるには牛をと殺しないといけませんから、玉泉寺の境内でそれをしました。今玉泉寺に行くと、その場所に牛の供養塔が立っています。(その塔の建設費の一部を私の曽祖父・住吉忠次郎が協賛しています

このようにタウンゼント氏は日本の肉の業界に大いに関係があるのですが、カマラ氏はどうでしょうか。インド系だし民主党だし、牛を熱心には食べないでしょうねえ、きっと。

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