青大将

名優・田中邦衛さんの代表作は『北の国から』の黒板五郎ですから、そのイメージからはかなり離れているのですが、もう一つの代表作では「大企業の社長の息子」でした。

映画『若大将』シリーズでの「青大将」のことですね。

「若大将」こと加山雄三さんが、明治時代から続く老舗のすき焼き屋「田能久」の息子で、京南大学運動部のエースであるのに対し、

青大将こと田中邦衛さんは同級生で、やはりスポーツが得意。若大将に何かと対抗心を燃やします。

大企業の息子のアダ名が「青大将」というのも??ですが、映画自体は大ヒットして17作も作られましたから、細かいことはあまり関係なかったようです。それよりも、「敵役・悪役だがコミカルで憎めないキャラクター」を好演したところが評価につながったようです。

当時田中邦衛さんは29歳でした。一見自分に合わないように見える仕事でも受けたら良いという例ですね。

心よりご冥福をお祈りします。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.058本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)