中村座

「平成中村座」が来月浅草に帰ってきます。

「平成中村座」は、江戸時代の芝居小屋「中村座」の雰囲気を再現したいという、中村勘三郎さん(十八代目)の夢を実現したものでした。最初は2000年に浅草で始まりました。

この方法は、演者と観客の距離が近くて大好評。

その後毎年のように、日本各地や海外へも進出しました。

途中で勘三郎さんが惜しくもなくなってしまいましたが、当代の勘九郎さんが遺志を継承しておられます。

今回は2018年以来の浅草での公演ですので、地元の飲食店としても支援しようということになり、

「ちんや」の店で「中村座」のチケットをご提示くだされば、ワンドリンクサービス致すことになっております。

どうぞ、おでかけ下さいませ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.595日目の投稿でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 11:29 PM  Comments (0)

近親交配

最近の日経新聞に

「霜降り至上主義、和牛受難 過度な近親交配招く」

という記事が出てました。

近親交配については業界にいる者には常識ですが、日経新聞を読むような普通の経済人が関心を持って下さるのは良いことです。

さて近親交配の件ですが、肉牛として飼われている黒毛和牛は、人間で言えば皇族のようなものです。

皆が、何世代にもわたって選抜されたDNAを持っています。

猫と違って、牛に「野良牛」はいませんで、ほとんど全ての黒毛和牛は人間の管理下で生きています。ごく少数の、人間に気に入られたオス牛だけが子孫を遺せます。

それ以外の大多数のオスは去勢されて肉になりますから、子孫は遺せません。気の毒なことです。

そうしたDNAの選抜を繰り返した結果、日本の黒毛和牛は、皆が似たDNAを持っているのです。

この点をご存じない方は、〇〇県産と××県産はDNAが違うと思っておられますが、違うんですね。似たようなもんです。

だから産地なんかより、育て方や、と畜後の取り扱い方の方が、味に影響を与えるわけです。

近親交配は、もちろん種としての弱さにつながりますから、なるべくDNAの遠いオスとメスを掛け合わせる研究もなされているようですが、その積み重ねは厚くなく、味につながるかは、「これから」ですね。

さしあたっては、育て方や、と畜後の取り扱い方に注目していただくのが宜しかろうと存じます。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 11:12 PM  Comments (0)

土地柄

東京はどこでも同じと思っていただくと困ります。

下町と東京中央では「土地柄」が大いに違います。

そして、その土地柄の違いはすき焼き店の様子の違いにも現れています。

東京中央のお客様は、自分で鍋奉行をすることに自信がおありでないようです。特に接待の場で鍋奉行をしくじると、自分の昇進に響きますので、手を出したくないようです。

で、「店の人に最初から最後までやって欲しい」ということになります。

私に言わせれば、すき焼きを作れない人なんて、ほとんどいませんけどね。

下町のすき焼き店では、様子がだいぶ違います。

下町でも接待はありますが、下町の接待の主役である中小企業の社長連中は、幼い頃からすき焼きに慣れていますから、鍋奉行は得意中の得意。接待先の人を感心させることなんて、お茶の子さいさいです。

むしろ、自分が奉行として活躍したいから、すき焼き店を接待の場に選ぶのです。

結局、土地柄の違いはすき焼き店の様子の違いにも現れています。

店の人に最初から最後までやって欲しければ、東京中央のすき焼き店へ。

自分が活躍したければ、下町のすき焼き店へ、行かれるのが宜しかろうと存じます。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 11:28 PM  Comments (0)

行き当たりばったり

「無計画」「日帰り」旅行が流行っていると聞きます。

行き当たりばったりで観光地に行き、アドリブでどうするか決めて行くとか。

「ちんや」にも良く、かかってきます、

10分くらいで行けるんですが、大丈夫ですか?という電話が。

大慌てで席を用意すると、

見えないんですよね・・・

10分では。

時間の感覚だけは、行き当たりばったりでなくして欲しいです。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 9:45 PM  Comments (0)

2週続けて

9月は台風が多い月なので仕方ありませんが、2週続けて3連休に丁度合わせてやって来るとは、いまいましい話しです。

それに最近の台風は、どうも日本に近い所で発生します。

海水温がいまだ高いからだとか。

きっと、その海にいる魚の生態系も変わっているに違いないと想像します。

どの時期に、どこの魚が美味いのか、今までの常識が変わることも覚悟しないとですね。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 11:26 PM  Comments (0)

原点

浅草の飲食店主の人達が、コロナ中にどう考え、行動したかを聞き取る事業をしています。

週に一人のペースでお目にかかり、毎回2時間ほどの聞き取りをさせていただいています。

基本的には、衛生面や資金繰りなどの苦労話なのですが、2時間も話していると、不思議なもので、いつの間にか「良い話し」「勉強になる話し」に変わっていることが多いです。

コロナの最中に、飲食業の原点に回帰した、という方もおいででした。それは、

お客様との接触を地道に増やすこと。

お客様のテーブルに伺う回数を、とにかく増やすこと。

そうした繰り返しを通じて、「常連さん」になっていただくこと。

コロナ前の2019年はインバウンドが盛んでしたので、そうした原点を忘れてしまうこともあったようです。

しかし、コロナでインバウンドを含めた観光のお客様が去ったので、「常連さん」を増やさないといけない。その為には、とにかく「接触の回数だ」。

そろそろまたインバウンドが戻ってくるとかですが、以前と同じことをしてはダメですね。

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日本の食をつなぐ

今朝の日本経済新聞に私のインタビュー記事が載りました。

伊藤記者の「日本の食をつなぐ(3)」と題した、事業継承を扱った連載でして、「ちんや」の事業継承について記事にして下さいました。

実際のインタビューでは恰好悪いことも沢山話したんですが、記事では体裁良くなっており、若干居心地は悪い感じです。

お読み下さって、早速予約までして下さった皆様、ありがとうございました。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 4:25 PM  Comments (0)

国葬

英国の国葬をテレビ中継で視ました。

完璧な様式美の中に故人の希望も入れたという仕事ぶりに圧倒されました。

が、下司が心配してしまうのは、

いったい、いくらかかるんだろう・・・

ということです。それについては、

葬儀を視た世界中の人々がやがて観光にやって来るから、「元が獲れる」んだとか。日本での視聴率も悪くなったようです。

一般論ですが、

中途半端に資金を投入すると「無駄遣いだ」と言われ、

突き抜けた額の資金を投入すると「その位のお金は使うべきだ、素晴らしい」と言われる、

というパラドックスがございます。

既に英国旅行の計画を考え始めた皆さん、「思うつぼ」だったようですよ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.588日目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 3:41 PM  Comments (0)

入りの日

明日は秋のお彼岸の「入り」の日です。

「ちんや」は、お彼岸のお墓参りの帰りに寄っていただく、という形で従来利用されてきており、店は移転しましたが、今年の春のお彼岸でもそうでした。

秋のお彼岸でも、そうなれば良いなと思っています。

お墓参りは、お爺さん・お婆さんを先頭に、お孫さんまで三世代で行くものですから、親族の会食の席でもあります。

そうした機会を通じて、一族の味覚が出来て行くのが、何よりの「食育」と私は考えています。

台風も20日の午前で去るようですので、今年もお墓参りにお出かけ下さいませ。

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Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 11:51 PM  Comments (0)

計画休業

「史上最凶レベル」の台風が来ているとかで、

遠く離れた東京でもゲリラ的な豪雨が既に降っています。

そんな最中に見えたお客様は、お帰りのタクシーを呼ぼうとなさいますが、

なかなか車は来てくれません。

雨でタクシーに乗りたい時間帯に営業すれば儲かるのは確実ですが、儲けより安全を優先して、休んでいる車が多いようです。

聞けば、コンビニ大手3社では、九州地方を中心に計約3700店舗が「計画休業」して、従業員らの安全確保を優先する、とか。

いやはや、日本もホワイトになったもんです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.586日目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 11:09 PM  Comments (0)