サバ缶ブーム

どうにもフードファディズムは止められないようです。
サバ缶ブームのことです。
水産業界トップのマルハニチロさんの場合、サバ缶の売上高は前年同期比で5割近く伸び、業界2位の日本水産さんも約4割の増加と聞きます。      
やれ、DHAが入っているとか、EPAが入っているとか、
日本の侍なら「命ぎたない」のは一番カッコ悪いはずなんですけどねえ。
カッコ悪いで済まない問題もあります。国産サバの浜値が異常な高騰をみせているそうです。
それじゃあ、地元の人が気軽に食べられなくなりますよねえ。
日本各地にはそれぞれサバを使った食文化があります。日本海側が有名ですね。関西や九州でもたくさん食べられていますが、ブームに乗った「俄か」の人達が消費するせいで、普通に食べてきた人達が食べにくくなってしまいます。
止められないもんでしょうか、フードファディズム。

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観光亡国論

『美しき日本の残像』『犬と鬼』の著者アレックス・カー氏の近著『観光亡国論』を読みました。
これまで「観光公害」「オーバーツーリズム」と言うと、
・過剰な混雑
・外国人のマナーの悪さ
ばかりが強調されてきましたが、私は、そういうことよりも
・観光業者の理念の無さ
・町の稚拙化
・文化の稚拙化
の方が問題だと思ってきました。そうした現象は、長い目で見ると観光そのものを滅ぼすからです。この本は、そんな私にかなりフィットする本でした。
(観光振興を止めろという本ではなく、日本が真の意味で魅力的な観光地に成る為の本です)
皆様もご一読を。

中公新書
ISBN978-4-12-150650-4

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奥浅草写真展

「奥浅草写真展」と、写真家の沼田早苗さんの「浅草ものがたり」展が開催されていますので、みてきました。
「奥浅草」とは浅草寺の北側。花柳界のあるエリアです。以前は「観音裏」と言っていましたが、「裏」という表現があまり良くないということで、最近は「奥浅草」と言っています。
さて、このエリアは歌、踊り、着物、料理と和の文化の集積している地域ですから、その魅力を知ってもらおうと、写真展は昨年から開催されています。
二回目の今年は約百点の応募があり、皆さんアマチュアだそうですが、魅力的な写真が集まりました。
最優秀賞「奥浅草観光協会賞」は芦沢ゆり子さんの「華街(はなまち)」。三社祭の日に、老舗の料亭「婦志多(ふじた)」さんに出入りする芸者さんの姿をとらえた一枚です。
綺麗な一枚ですが、地元民としては、綺麗だね、文化だね、だけでは済まない感情もあります。
「婦志多」さんが祭りの後に廃業されたからです。浅草の店が廃業する場合は、三社祭のある五月末で閉めることが多く、「婦志多」さんもそうでした。
花柳界は文化の集積地としての評価は勿論高いですが、ビジネスとしては退潮傾向で、料亭の数は減り続けていますし、入門したものの、続かず辞職してしまう若い芸者さんもいます。そんな一人の写真も掲示されていて、「期待されていたのに」と複雑な気分です。
・・・なんてことは考えず、普通にみれば綺麗な写真展ですね。
隅田公園リバーサイドギャラリーにて。入場無料。14日までです。

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叙勲祝い

京都の「瓢亭」のご主人・高橋英一さんが旭日小綬章を受賞されましたので、料理業者が集まってお祝いの会をすることになりました。
会場は東の名料亭「金田中」さん。
これ以上に美味しいものを食べられる機会はそうないだろう・・・と勇んで参加を申し込み、当日を楽しみにしておりますと、
主催者から電話がかかってきて、
住吉さん、宴会の司会をしてくれませんか?
げ、げげげー!
司会なんか引き受けたら、料理に集中できないじゃないの。酒もぐびぐび飲めないし・・・
結局薬局、司会しながらでも、「金田中」さんのお料理は実に結構で、酒も結構いただいてしまい、楽しい会でした、私に司会された皆さんが楽しかったかは存じませんが。
高橋さん、叙勲誠にお芽出とうございました。

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東京大空襲資料展

「東京大空襲資料展」が開催されていますので、みてきました。
この資料展は毎年浅草で、3月10日をはさむ時期に開催されていますが、今年は平成最後の年だからか、例年より入場者が多いような気がしました。
会場に到着しますと、入り口に、焼け野原になった浅草の大きい写真が掲示されていて、「ちんや」のあった位置も更地になっているのが確認できます。焼け残ったビルは少なく、松屋、地下鉄ビル、神谷バー、ギャラリーFの蔵などが確認できます。
東京の建物は、関東大震災を教訓に、燃えにくい素材で補強する対策がなされていましたが、米軍の爆弾は、瓦屋根を貫いて建物の内部で着火剤を飛散させ、中から延焼させる仕組みに造られていたため、不燃対策は効果をあげず、広大な範囲が焼き尽くされました。
死者数は10万人以上。人類の戦史上最大規模の空襲が、これです。
私が2016年に出した本『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』の中で対談した、浅草の九人の旦那衆の中でも、「弁天山美家古寿司」の内田さん、「助六」の木村さんのお二人が、この空襲に遭い、逃げのびました。
平和の大切さが分かる展示ですので皆様どうぞお出かけ下さい。ただし黒焦げになった遺体の写真が展示されていたりしますから、そういうのが苦手な方はお気を付け下さい。
浅草公会堂1階ギャラリーにて。入場無料。11日まで。

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発光する都市のエロティシズム

旧知の写真家・佐藤信太郎さんが作品集を出されました。タイトルは、
「非常階段東京 The Origin of Tokyo」
オールカラーで立派な体裁。芽出たいです。
また弊店屋上から撮った作品も収められていて、嬉しいことでした。
作品の内容はタイトルの通り、東京のビルに登り、非常階段の上から撮った夜景です。
初期の作品は佐藤さんの出身地に近い東京東部が多く、弊店で撮ったものも2008年の作品ですが、佐藤さんは、その後も「非常階段」がライフワークであるかのように撮り続け、最近は都心の夜景が増えてきたようです。
写真に写っている光源は、月や日の残照を除いて、ほとんど全てが人口の灯りです。多数の写真を見続けている内に、
人は何故こんなにまで夜を明るくしたがるのだろう?
と、その欲望に怖くなってきます。この作品集を
「発光する都市のエロティシズム」
と評した方がいるそうですが、画像の向こうに欲を感じさせるからでしょうか・・・
・・・なんてことを考えず、普通に見ても美しい写真です。
刊行:青幻社
ISBN978-4-86152-722-7 C0071
御本の詳細は、こちらです。
刊行記念の展覧会もやってます。

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人間ドッグ

毎年恒例の人間ドッグに行ってきました。
お蔭様にて今年もオールA判定で在り難いことでした。
このところ、視力は少し落ち、髪も白くなってまいりましたが、成人病に関しては問題ないようです。
それから昨年11月の転倒・頭部強打事件につきましても、三か月経過したので、人間ドッグとは別にMRIを撮りまして、問題ないことを確認いたしました。大変お騒がせしまして、恐縮なことでした。
ご報告まで。

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いだてん

今年の大河ドラマ「いだてん」には、頻繁に浅草の場面が登場しているのですが、どうも低視聴率だとしきりに報道されていて、寂しく思っています。
ドラマが面白いか・面白くないか、と問われれば、個人的には面白いと思うのですが、視聴率の数字は、内容が面白いかよりも重要なことがあることを示しています。内容が視聴者層にマッチしているかが重要なようです。
企業が新商品を売り出す場合、
・従来からの自社のお客様に宣伝・告知する。
・従来からの自社のお客様ではない方に宣伝・告知する。
の2パターンがありますが、前者の場合旧来商品が好きな方ばかりが相手ですから、売れない可能性があります。
NHKさんは、「いだてん」がまったくの新商品であることを充分知らせずに、従来客層に売ろうとしているように見えます。つまり、今回はマーケティングに失敗している、という見方が大勢のようです。
この際、むしろ、
「大河の従来ファン層には全くウケなかったドラマ」(笑)
として押し出して行くのはいかがでしょうか?その方が、従来大河を視ていなかった方々つまり新規顧客が入って来るかもです。
NHKの幹部の方々は、テコ入れ策として、オリンピック選手とかを登場させようとか考えておいでのようですが、既に分かり易くはないドラマ展開がさらに分かりづらくなるだけのような・・・

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参拝ガイド

本日は年に一度のお参りの日です。
社員たちと共に浅草神社(「三社さま」)に参拝します。
奉納の品として、肉をお納めし、その一部を下げ与えていただいて、社内で食べる予定です。
最近は、神社への参拝ガイド本などが売れているようですが、弊社では以下のようにしておりますので、ご参考に。
<参拝の気持ち>
御利益祈願ではなく、感謝。
<参拝のマナー、手順>
屋外にいる時から参拝です。携帯電話は切って下さい。
鳥居の前で一列になる。五十音順。
鳥居で、いったん止まり一礼して境内に入る
参道の中央を歩かない。端を歩く。
水で手を清める。両手を清める。(飲まない)
「失礼します」と言って社務所に入る。
(代表者が)玉串奉奠。その間、心の中で自分の氏名と日頃の御礼を述べる。
(代表者が)進み出て→下がったら→全員揃って「二礼二拍手一礼」。
<終わり>

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赤ワイン向き

最近はネットで酒の飲み方が教えてもらえるようで、便利な時代になったと思います。先日もシャンパンと料理の合わせ方が紹介されていました。
「牛肉に卵を絡めるすき焼きは、本来赤ワイン向きです。シャンパンと合わせるならば力強い銘柄が適しています。」
味のことは好みもありますから、一概に他人の説を否定したくはないですが、すき焼きの場合、卵は卵でも生卵ですので、「本来赤ワイン向き」と思わない人もいると思います。例えば私が、そうです。
生卵には、魚卵もそうですが、糖質の在る酒、例えば日本酒が合うと思います。シャンパンは、二次発酵させるために糖質添加を行っていることがありますから、その場合赤ワインよりむしろ生卵に合うような気がします。
どうしても、生卵に赤ワインを合わせたい場合の私の工夫は2月11日の弊ブログでご紹介しました。ワインを選ぶというより、卵を改造してしまう作戦です。
皆さんは、どう思われますか?
是非実験してみて下さい。

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