酒の効能
本日、慶應義塾「台東三田会」の冬例会を開催します。
私は2020年より会長職をお預かりしておりますので、一言ご挨拶などしないといけません。
ええ、本日は台東三田会としましては、コロナ後二回目の飲食する会合でございます。
お久しぶりの「三定」さんで名物の天麩羅を頂戴するのは勿論ですが、このところしばらく酒を飲むのが憚られるご時世でしたから、久しぶりに酒でも飲もうよ!ということで、酒についてのレクチャーを聞いてから飲むという趣向でございます。よろしくお願いいたします。
実は慶應義塾には公式の日本酒があります。ご存じでしたか?義塾が酒を売っているんですが、今日飲むのが、その酒です。
先端生命科学研究所というところで、最先端のバイオテクノロジーを用いて酒を分析しまして、どういう酒が良いのか考えて、そのレシピで酒を造っているんです。
今日の講師の加藤さんの会社(「加藤嘉三郎酒造」さん)は、その酒の実際の醸造をやっている山形県の蔵元さんでして、加藤さんは、その功績で特選塾員になった方です。
食べ物の功績で特選された人って珍しいですよね。
特選塾員というのは、東大とか他の大学を出て慶應に来て教授になった方とか、逆に慶應高校から他の大学に行って教授になった方とか、学問が出来る人が成るもんですが、加藤さんとラーメン「二郎」さんは食べ物の功績です(笑)しかも、「二郎」さんと加藤さんは、特選の年度が同期だというから面白いです。
そういう次第で、今日は酒の会なんですが、ゲロゲロ飲んで、ガーガーしゃべる会とは少ーしだけ違います。
思えば、福澤諭吉先生本人は日本酒をこよなく愛し、酒席で塾生たちと大いに議論し近代日本を創造されました。今夜も酒にインスパイアされる知的で楽しい一席になればと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.748日目の投稿でした。
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