県民性
昭和天皇の誕生日です。
コロナのリスクを抱えたままオリンピック開催に進む今の様子を、昭和の戦争に例える人が昨今いるようです。「灯火管制」とか。この状況を昭和天皇ならどう見るか、聞いてみたい気がします。さて、まったく話しは変わりますが、
ネットで、県民性について緩くつぶやいているという方を見つけたのですが、ある日のツイートが気になってしまいました。
【一度は食べてみたい全国のご当地鍋ランキング】
1位 石狩鍋
2位 きりたんぽ鍋
3位 ジンギスカン鍋
4位 ふぐちり
5位 すき焼き
すき焼きって「ご当地鍋」だったのでしょうか。
私としましては、すき焼きは全国鍋で、それぞれの土地に県民性を反映した「ご当地変わりすき焼き」があると考えています。
2015年に「ちんや」創業百三十五年を記念して、
を刊行した時は、その第3章を、
オラがすき焼き~家庭ごとに違うすき焼き、地方ごとに違うスキヤキ。なんて面白いのか!
にしました。
「すき焼きは「関東」VS「関西」だけではありません。ご家族の数だけ、街の数だけのすき焼きが在って、そのどれもが後世に伝えたいものばかりです。どれが一番美味しい?と問うのは止めて、全部面白い!と言っていただけたら嬉しいです」という趣旨でした。
瀬戸内ではすき焼きに大根を入れたり、高知では葉ニラを入れたりといった「ご当地変わりすき焼き」の件を、この章にまとめました。肉が牛肉でなくて、豚という地域もありました。
でも、すき焼き自体が「ご当地鍋」と思う人もいるのですね。
すき焼きは、松阪とか肉の有名ブランド産地で食べるもの、という認識なのかもしれません。歴史的事実としては有名産地が形成される前に都市部ですき焼きは食べられるようになったので、その認識はすき焼きの歴史を踏まえていないのですけど、今の世間の認識は、そういう具合なのかもしれません。
ネットを見ていると、色々なことに気づきます。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.079本目の投稿でした。