濃厚飼料

ウクライナ戦争は、日本の牛肉も影響しています。

ウクライナが多くのトウモロコシを輸出していて、その一部は日本の牛たちの飼料になっているからです。

牛は元々草食動物ですが、サシを入れて味を良くするためには、草ばかりではダメでして、成長するに従って、穀物も与えます。

牧草などを「粗飼料」と言い、トウモロコシなどは「濃厚飼料」と言います。

サシが欲しいからと言って、あまり若い内から「濃厚飼料」を与えるのはNGで、それをやると私の好みでない味になってしまいます。

牛が若い内は飽和脂肪酸(固くて、融けにくい脂)がつくので、私の好みでないのです。若い内は「粗飼料」でしっかり育てて欲しいと思っていますが、

その濃厚飼料の自給率が12%にとどまっているそうです。粗飼料の自給率は77%で、飼料自給率全体では25%(令和元年)となっているそうです。

結果、日本全体の食料自給率も押し下げられています。

戦争の早期終結を願うと共に、将来的には飼料自給の道も探って欲しいものとおもいます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.492本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 2:00 AM  Comments (2)