がっつり!ステーキ
「いきなり!ステーキ」さんが絶不調だそうです。
2018年下期の客数は前年同期比で8%減、2019年上期は同22%減。10月には消費増税の影響もあって同40%減となったとか。そしてついに、店頭に社長直筆のポスターが貼りだされ「お客様のご来店が減少しております。このままではお近くの店を閉めることになります」と訴えているそうな。
何故そうなったのか、様々分析がなされていて、短期間に出店し過ぎたと言われることが多かったように思いますが、そんな中「百年コンサルティング」代表・鈴木貴博さんの解説が私には納得的でした。
「いきなり!ステーキ」は「がっつり!ステーキ」で、それが嫌われた理由だというのが、鈴木貴博さんの解説でした。
これまで設定されていたカットの下限がサーロインで200グラム。おトクなランチタイムのリブステーキの場合は300グラムもあったので、注文できない人が多かったという説明です。
これは私自身の体験と重なります。浅草に初めて「いきなり!」が出来た時、試しにトライしてみたのですが、目方の下限があるとは知らず、自由に目方を注文できると思っていたので、ヒレを150グラム注文しようとしたら、200グラム以下はダメと言われてしまったのです。それで私は「いきなり」さんが、自由に注文できる店ではなく、実は「がっつり!」の店だったことに気づきました。
そして、自分はその逆方向へ行ってみようと昨年8月に「ちょい食べ」に店を始めました。おかげ様で盛況です。フードロス削減のトレンドにも乗れていると思っています。
社長直筆ポスター以降「いきなり!」さんも、この問題に気づいたようで150グラムのメニューも始めたようですが、さてさて、どうなりますやら。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.579本目の投稿でした。