難波ネギ

「難波ネギ」を紹介するTV番組で、ネギ農家さんが自宅ですき焼きをするシーンが放送されていました。

大阪の「難波ネギ」は、京都の「九条ネギ」よりさらに日本のネギのルーツに近い品種です。関東のネギのように、軟白部分ができるようには育てませんから、緑色の葉の部分が多く、そこを主に食べます。

大変やわらかく、そこが良い点なのですが、風に弱く、運搬中に傷むことも多いので、生産量は少ないです。

で、そのすき焼きですが、

・深くて容量の大きい鍋を用意します。

・醤油と砂糖で牛肉を炒めます。

・その上に、小さくカットしたネギの葉を大量に載せます。底の肉が見えなくなる位大量に入れます。

・蓋をして、蒸し焼きにします。

この方式=まず肉で、その上に野菜というやり方を大阪の方は良くやるんですよね。

この方式だと、最初の肉は熱が通り過ぎますが、構わないようです。旨味を獲るために犠牲という感覚なのでしょうか。

外食のすき焼きで、これをやると、肉がかたくなる!とお客様に言われかねないので、出来ませんが、ご家庭のすき焼きでは良くやっていると聞きます。

すき焼きは自由で良いと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.739日目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 3:19 PM  Comments (0)