創業366年
糸魚川大火で焼失した、創業366年の酒蔵「加賀の井酒造」さんのお酒が、東京・表参道の県産品アンテナショップ「新潟館」で1日80本売れたそうです。
十八代目蔵元の小林大祐さんが、お辛いだろう中メデイアの取材に応じて、
「この大惨事の中で、人の被害がほとんどなかったということに安堵しています」
「ここは加賀藩の本陣があった場所。だからまた、同じ場所で新しくやりたいんです」
「下を向いても未来は来ない。この場所で、また酒を造りたい」
と語ったことが共感を呼んだのだろうと思います。
関東大震災と太平洋戦争で二回焼けた浅草の人間としては、火事被害というのが、どうにも気の毒に思えてなりません。
で、この件をFBに投稿しますと、学校の同期君から、すぐコメントが入り、
「三越前のアンテナショップにはすでになかったな、昨日。」
彼は、火事がまだくすぶっている時にショップを訪れていたようです。素早いですね。
日本人について残念な話題も多い昨今ですが、伝統を守る為に力になりたいと思う人が、まだまだ多いのですね。
神仏も「加賀の井酒造」さんを見棄てないと信じます。
南無観世音菩薩。
追伸① 今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。
追伸② 拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』 浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。 東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁 、価格:本体1600円+税 978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売 、株式会社晶文社 刊行
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