2010年10月28日
すき焼き芸者
向嶋の花街に「すき焼き芸者」として知られた、お姐さんがいます。名をCH姐さんと言い、私も旧知の女将AY子女史が経営する、料亭「きよし」の専属です。
なんで「すき焼き芸者」って言うかって? それは芸者さんなのに、すき焼きを作れるからです。
CH姐さんがすき焼きを作れるのは、若い頃、神田万世橋の肉料理店「M」に勤めていたことがあるからです。
あっ、CHさん、失礼! 今も若いです、当然ですが。
えー、話しを戻しますが、そういうわけでCH姐さんは、すき焼きを作れます。
「きよし」のお客様が、すき焼きを所望すると、AY子女史は「ちんや」へ肉を買い出しにやってきます。その肉を使って、CH姐さんがすき焼きを作ります。完全予約制・完全指名制ですが、もちろん。
某大手食肉企業のオーナーさんも、このコースがお好きだとか。
先日、この話しを『すき焼き通』の著者・向笠千恵子先生が聞きつけて、ご対面。彼女をいたく気にいってしまわれたようです。
先生がこのことをどこかに書いて、さらに彼女が有名になると、それはそれでチト困るなあ。
我々が遊びに出かけた時、彼女にお目にかかりにくくなるかもしれないし、それに、「ちんや」のお客様が減っちゃいそうだし・・・
でもこの話しはかなり面白いので、思わずここに書いちゃいました。失敗したかなあ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。
Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM
先日は大変お世話になりました
その上ブログにも取り上げて頂き光栄です!!
三田会の皆様の宴会はいつも和やかで楽しませて頂いておりますが、第一回すき焼き三田会の場に同席できましたことは、何より有り難いことでした
これからも肉食男女が増えます様に、陰ながら応援&微力ながら貢献させて頂きたいと思います
ビバ!肉の王者!!