トリップアドバイザー
ある日イギリスの知らない会社から航空便で、ステッカーが送られて来ました。
「トリップアドバイザー」というサイトを運営している会社のようです。
手紙を読みますと、どれどれ・・・
「Chinya様、ご存知でしたか?世界最大の旅行口コミサイト トリップアドバイザーにおいて、Chinya様は旅行者から高い評価を受けています!旅行者からの支持に敬意を表して、「トリップアドバイザー推薦」ステッカーを貴施設に贈呈させていただきます。」
イギリス人のくせに「口コミ」などと日本語が旨いイヤ上手いですねえ。でもねえ、日本人はステッカー程度の品物を「贈呈」とは言いませんよ。
「毎月2億人ものトリップアドバイザー利用者がサイトを訪れ、ホテル、レストラン、観光名所などへ投稿された口コミを読んでいます。この新しいステッカーによって、貴社がトリップアドバイザーで支持されており、貴施設がこうした旅行者からの声を大事にしている事を示す事ができます。是非御活用ください。」
うーん、「観光名所などへ投稿された口コミ」ですか、チト直訳っぽいですねえ。学校英語を思い出してしまいます。「観光名所について」にした方が日本語っぽいですよ。
それからですけど「大事にしている事を示す事」と「事」を繰り返すのはしつこいです。「大事にしていると示すこと」で充分でしょう。意訳しないと学校英語から抜け出せませんよ。
訳し方が今市ですが、2億人とは聞き捨てならないので、一応サイトを開けてみますかね。たしかに「ちんや」が載ってますな。なんて口コミされてるんでしょう・・・
We had a lunch set and enjoyed the Sukiyaki, but quite expensive.
うるさいよ!オーストラリア人のくせに。
The service was excellent and the waitress dress in traditional kimonos.
そ、そうですかあ。それはどうも、ありがとうございます。
で、元の手紙に戻りますが、
「トリップアドバイザー」のオーナー管理ページには、貴施設のゲスト訪問客獲得をサポートする無料マーケテイングツールを各種ご用意しております。「施設ページの管理」からご確認ください。旅行者からの投稿口コミに対して返事を投稿したり、最近訪れてくれたゲスト訪問客の方に口コミ投稿を促したりすることができます。」
えっ、「ゲスト訪問客の方に口コミ投稿を促したりする」んですかあ!
それって、日本語では、
Ya-ra-se とか
Ste-mar って言うんですよ。
考えることは同じだなあ、日本人もイギリス人も。
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.290日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。