思いを包もう

今月の弊社のキャッチフレーズは、

「思いを包もう」です。

このブログの5/9号に書きました通り、「すき焼き川柳包装紙」が本日5/16三社祭の日に出来上がるからです。

この包装紙には、昨年秋に募集した「すき焼き川柳コンクール」の優秀句を刷り込みました。嬉しい句が並んで最高の気分です。(句の一覧は、こちらです)

そもそも食事の思い出を記す方法として川柳は一番素敵ですね。それに、すき焼きほど川柳に合う料理は他にないとも思います。川柳は、日本人とすき焼きの繋がりの深さを、あらためて教えてくれます。

そして何より、この店で働く私達にとってはヤル気の源になります。ここに書かれている様な幸せの為に働いているんだということを、川柳は思い出させてくれます。在り難いことです。

今秋も募集を行って、来年版も創りたいと今から考えています。包装紙の裏面が投稿欄に成っていて、それを使って来年用の投稿ができるのです。

こんな包装紙はなかなか無いと思いますよ。

さらに!ハート型牛脂『牛ゅっとハート』(=弊社の登録商標)と、この包装紙を連動させて使う考えです。

ご進物を「川柳包装紙」で包み、中に『牛ゅっとハート』を入れようと思っています。

いや、「進物」「贈答」といった漢語は、これからなるべく使わないようにします。

「贈りもの」「お祝い」「お返し」といった大和言葉を使おうと思います。

「シンモツ」「ゾートー」っていうと、なんとなく義理っぽい雰囲気が出て、思いが乗らない感じがしますからね。

私の個人的体験の範囲で申しますと、病気を経験されて退院された方に肉を贈りますと、大変喜ばれます。養生して早く全快なさっていただきたいという思いを贈るのに肉以上のものが在るのかなあ、といつも思います。

「ちんや」の肉はモタレませんから、年配の方や病後の方にも喜ばれるのです。

今回そうした思いを包む包装紙が出来て嬉しく思っています。

川柳をご投稿いただきた皆さん、ありがとうございました。

追伸

ムック本『江戸っ子に学ぶ! 浅草本』に載せていただきました。ありがとうございます。

 「枻(えい)出版社」刊行、エイムック2855。

<内容>浅草寺を中心に発展してきた“浅草”は、江戸の文化と今が混在する街で、歴史とグルメと情緒を肌で感じる場所がそこかしこにあります。100年、200年と続く老舗のうなぎ、どぜう、そば、天ぷら、すき焼など和のお店をはじめ、絶妙の味を伝える洋食屋さんや女性にとって嬉しい甘味処など目白押しです。いっぽう、かっぱ橋周辺に足を伸ばせば、木札や手ぬぐい、櫛といった職人の技が織りなす伝統の工芸品に出会うことができます。そこで本書は、浅草をまるごと楽しむために「食・技・遊・祭」の4つを徹底的に紹介しました。また巻頭では、浅草在住のたいとう観光大使をつとめる、なぎら健壱さんといとうせいこうさんに登場をいただき、浅草の魅力を語っていただきました。

お求めは、こちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.538日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)