西陣
「国際観光日本レストラン協会」の理事会が、京都・西陣の「萬亀楼」さんで開かれましたので、行って参りました。
この日は、たまたま「ちんや」の定休日の火曜日でしたので軽い旅行気分。
早めに京都に着きまして、西陣という所に行ったことがなかったので、御店に入る前に、まず散策してみました。
西陣は、言わずと知れた、京の服飾文化の中心地ですが、京都駅や現在の中心部からは少し離れているので、私はこれまで訪ねたことがありませんでした。
その西陣の一角に、今回の御店「萬亀楼」さんは在ります。行ってみますと、
ユニクロがドカっと営業中。
うーん。
でも、さほど流行っていなくて一安心。
と申しますか、ユニクロだけでなくて、そもそも通行人自体があまりいませんな。
風情のある町家が残っていて結構なのですけど、買い物とか遊びに来る所ではないのですねえ。
「武道具屋」という店が存在するのだと知ったのが、西陣の新鮮な体験でした。甲冑のデイスプレイを初めて見ました。
さてさて、散歩はその位にして、肝心の「萬亀楼」さんへ。
「萬亀楼」さんは、京都御所ゆかりの「生間流(いかまりゅう)」の「包丁式」を代々継承していて、当代でなんと29代目なのだとか。
その29代目が御高齢で、まもなく30代目を継ぐ予定のご子息が「包丁式」に登場、神々しく鯉をさばく様子を拝見しましたら、その次は一転して上七軒(かみしちけん)の芸者衆の舞い。
上七軒は、西陣から距離的には少しまた先ですが、古くから西陣の旦那衆の散財で栄えた花街と聞きます。
成立したのが祇園や先斗町より古く、北野天満宮の門前の花街ということで、立場的には浅草花街に似ていますね。
「今度お、「東をどり」(=東京新橋の芸者衆の踊りのお披露目会のこと)を観に東京へ行きますもんで、その後にお兄さん(=私のこと)の御店に寄せてもらうかもしれまへん。」
はい、リップサービスとは思わずに待ってますよ♡。
と盛り上がって来たところで『のぞみ』の時間です。
ここで日帰りとはねえ。
新幹線なんて無ければ良いのに。
追伸
日本橋三越の催事に出店します。
「EDO style展」
日時:5月21日(水)~26日(月)
会場:日本橋三越本店・本館7階催事場
精肉の販売をいたします。詳細はこちらです。
どうぞお出かけ下さい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.547日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。