食への無関心

 食の国産志向が過去最低だそうです。

 日本政策金融公庫が先日発表した、2012年度上半期の消費者動向調査結果によりますと・・・

「食料品を購入する際に国産かどうかを気にすると答えた人は70.6%と、1月の前回調査に比べ3.5ポイント低下。外食の場合も7.8ポイント低下の25.1%となり、08年5月の調査開始以来、いずれも最低となった。」

「価格が外国産に比べ1割以上高くても国産を選ぶと答えた人も7.4ポイント低下の51.2%と最低を更新。品目別では、コメが70.3%、野菜が57.7%、魚介類が46.3%、牛肉が45.7%、果物が41.4%などと、いずれも最低となった。」

「厳しい経済状況が続き、節約志向が強まる中、安価な外国産農産物への期待が高まっていることが浮き彫りになった。」

「環太平洋連携協定(TPP)など貿易自由化をめぐる議論にも影響しそうだ。」

 以前から日本人の中に、「食への無関心層」つまり食べ物はとにかく安い方が良い・金をかけたくない、という人達が、四人に一人位の割合でいる、と言われてきました。今回の統計を見ると、その割合が拡大しているように見えます。

 ここでハッキリ言えることは、日本人のおよそ30%は「ちんや」の御客様には成りえない、ということです。

 食べ物以外の商品を商っている人達からは、

 いいよねえ、食べ物を売っている人は!だって人は絶対毎日3回食べるから、儲け損なうことがないよね!

と言われたりしますが、この統計を見れば、そういう単純なものではないことが分かると思います。

 なにしろ和牛肉の値が外国産より少々=1割高いだけなのに、「高い和牛をパスして外国産を買う」という人の方が、「やっぱり和牛を買う」という人より多いのです、55対45で。

 日頃私達が苦労する理由が、ここに在ります。実際、値の開きはもっと大きいですからね。

 ついでに申せば「食べ物だけは自由貿易をしない方が良い」というのが私のかねてからの考えですが、それを口に出すと、日本人のおよそ30%とは友達に成れない、と言えるのかもしれません。

 まあ、御蔭様で、友達に不自由はしていませんけど、トホホですよね、やっぱり。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて935日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  

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老舗ボッサ

 すき焼・日本酒・ボサノバが出会ってしまいました!

 そういうイベント=題して「老舗ボッサ」を、9/17に弊店にて開催しました。

 知人が「インストボッサユニットWAVE」という、ブラジル音楽「ボサノバ」のバンドに参加しているのですが、その方から、

 「ちんや」さんでライブとか出来ないですかね~

と問い合わせがあり、

 おお、いいですね!

ということで、ライブを聞き⇒すき焼きを食べ⇒食べ終わったら、またライブというイベントを決行しました。

 さらにさらに面白くするために、茨城県笠間市の「磯蔵酒造」蔵主・磯さんにもご登場いただき、「ボサノバと日本酒」のライブ・トークをしていただきました。磯さんは若き日に「ブルーノート東京」で働いていたことがある、という異色の経歴の持ち主で、酒と音楽を語っていただくのに、これ以上の人選はありません。

 ですので、ドリンクも当然日本酒。普通のライブハウスだと、たいていドリンクはカクテルとかですが、磯さんが升酒を出して下さり、いい雰囲気に。

 ライブは勿論、御機嫌。

 私も恥ずかしながら、余興の「すき焼きクイズ」を担当いたしました。

 さらにアンコール曲のスキヤキソングに歌で飛び入り参加することになり、皆さまの御耳汚しを致しました・・・

 ところで、この記事を読んで、もしかすると、心肺症いや心配症の読者さんは、 

 そういう貸切りイベントとかやって、フリーで来店する常連さんを断ると、「ちんや」さん、売り上げが減っちゃうんじゃないの?たしか「ちんや」さんは常連客志向だったよねえ。

と心配なさっているかもしれません。

 たしかに、そういう面も無くは無いでしょう。

 でも商売というのは、固定客オンリーではいけないものだ、と思っています。常連さんは勿論有り難いですが、放っておけば必ず減ります。

 それに、「ちんや」さんって名前を聞いたことはあるし、前を通ったこともあるけど、一度も入ったことないんですよね・・・

って、私は色々な方から聞かされます。所謂「敷居が高い」という話しですね。そういう方に、何かのキッカケで、とにかく中に入っていただくことも大事、最近私はそう思っているのです。

 しかし、まあ、そんな野暮な話しはさて置くことにしまして、楽しかったので、またやりたいです。

 すき焼・テキーラ・マリアッチが出会ってしまいました!とか、

 すき焼・シェリー酒・フラメンコが出会ってしまいました!とかも良いかな。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて934日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

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デトックス効果

 「ちんや」精肉売店で、オリーブオイルを売り出しました。

 シチリア島の「パルンボ」と、カンパーニャ州の「ボルゴ・デイサンニーティ」 です。

 で、どのように使っていただくか?ですが・・・

 やはり「ちんや」の売店で売っている自家製ポン酢に混ぜていただけば、もう、それだけで立派なドレッシングになるのです。割は、ポン酢3に対してオイル1位で宜しいかと思います。

 そのドレッシングをサラダにかけていただき、それを肉料理に付け合わせるサイドデイッシュにしていただこう、という次第です。

 勿論、酢と油を融合させる物質は入っていないので、いちいち分離しますが、そこは恐縮ですが、いちいち混ぜて下さい。

 なんで、そんなサイドデイッシュが要るのか って?

 その目的はデトックス効果です。

 いや、ちゃんと通じるように、ビロウではありますが、ハッキリ申しましょう。

 それは、便通促進、便秘防止です。

 オリーブオイルにはオレイン酸が非常に多く含まれていますが、そのオレイン酸の効果として、

・小腸で吸収されにくい為に腸を刺激して便秘に有効である

・オリーブオイルが潤滑油的な役割を果たし、腸壁を滑らかにする

・便自体のすべりを良くする相乗効果もある

という機能があるそうです。

 肉を召し上がると、どうしても便通が遅くなりますが、そのことを気にして最初から肉を避けるのはつまりません。

 付け合わせに、オリーブオイルをかけていただけば、翌日難儀しなくて済むと存じます。

 是非是非、御利用下さい。

 え? それだけの目的で買うにしては、オタクのオリーブオイルは高級過ぎるぞ って?

 うーん、そうですかね。

 そうだとしても、私は「健康オタク」はイヤなんです。

 健康に良くてもマズいものは嫌いでして、「美味くて健康に良い」ものだけが好きなんです。「美味しい」が優先です。

 そういう主義ですので、悪しからず、本格的なオリーブオイルを品揃えさせていただきました。

 何しろイタリアの、どこの畑でいつ獲れたか、そこまでトレサビ出来る、というスペシャルなものです。

 油の成分を分離する時、遠心分離機やフィルターを使わずに時間をかけて自然分離しているところもポイントと思います。その間に熟成も進むのです。

 このオリーブオイルと塩を、豆腐にかけるだけでも上手くて、簡単に酒肴に成ります。

 御味も歩哨いたします、イヤ保証いたしますので、是非是非、お買い求めを。

(「ボルゴ」の方がややスパイシーです。)

追伸①

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スター読者

 一日に一度、ツイッター検索をしています。

 ツイッターに「すき焼き」「ちんや」といったキーワードを入れて検索すると、この単語を含むツイートが表示されます。場合によっては、今まさに「ちんや」の店内で食事されている方が・・・

「ちんや」ですき焼きチウ!

とかツイートなさっているのを発見することもあって、結構楽しいのです。

 そんなある日「すき焼き」と入れてみますると、一見してアイコンが愛らしい女性が・・・

 ブログ更新しました。すき焼き!

とツイートしていました。

 おお!

と思って、早速そのブログを開けてみますと、たしかに内容はすき焼きでした。御自宅ですき焼きをなさったらしいのです。

 ブログの主が別嬪さんな理由もすぐに分かりました。そのブログは雑誌CanCanの「スター読者」さんの公式ブログなのでした。可愛いわけです。以前は「読者モデル」と言っていたような気がしますが、いつの間にか変わったんですかね。

 それはさておき、ブログのカテゴリーは・・・

 美容 ( 54 )

 ファッション ( 45 )

 日常 ( 54 )

 グルメ ( 79 )

 おうちグルメ ( 74 )

 お知らせ ( 4 )

 CanCam ( 41 )

 スポット ( 18 )

 ハワイ ( 10 )

 お返事 ( 23 )

 おともだち ( 13 )

 グッズ ( 15 )

と分かれていて、今回のすき焼きは「おうちグルメ」の一つに当たるようでした。別嬪さんがすき焼きのことを書いてくれてヒジョーに嬉しいです。

 でも、嬉しくないことも。

 掲載されている写真を見ると、肉のパッケージにデカデカと、

 「国産牛」!と印刷されています。

 弊ブログの読者さんなら既にご存じとは思いますが、 念のため解説しますと「国産牛」は「和牛」ではありません。

 血統が和牛でなくても、日本国産であれば 「国産牛」 と表示できるわけで、たいていは和牛と別品種の「合いの子」です。体が大きくなる品種と和牛をかけあわせて生まれた牛を 「国産牛」と表示している事例が多いです。

 そう、要するに、増体と肉質の「虻蜂獲り」をするために、意図的にハーフの子を造っているのです。

 和牛の血が一応入っていても、結局儲け主義の飼い主に育てられているので、肥育期間が短かったり、飼料が良くなかったりします。

 まあ、要するに美味しくないケースが多いのです。酸味をつけたり辛みをつけたりと味を調整して、美味しく食べられないこともないとは思いますが、すき焼きだけはゴマカシが利きませんから、やっぱり結局、「国産牛」ですき焼きはお勧めできません。

 別嬪のお姐さん、もう少し肉のことも勉強してね!

 なんなら、私がお教えしますよ、懇切丁寧に。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

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保養地文化

 老舗旅館「茅ヶ崎館」さんを、「すきや連」の有志の皆さんと一緒に再訪し、「登録有形文化財」のお部屋で、小津安二郎監督が愛した「カレーすき焼き」を食べて来ました。

 私が「カレーすき焼き」をいただくのは二度目で、既に弊ブログの7/25号と7/29号、8/3号に書きましたので、詳しくはそちらをお読み願いたいのですが、時に、なんでまた温泉も湧かない茅ヶ崎に老舗の、歴史的建物の旅館があるのでしょう?

 そういう旅館が存在するのは、この土地が別荘・保養地文化の土地柄だったからです。

 湘南地域(=相模湾沿岸一帯)には、明治時代から別荘・保養地が形成され、首都圏の政財界人・文化人らが滞在する土地に成りました。当時は「潮湯治」という言葉があって、潮風に当たることが療養に成ると考えられていたのです。

 有名な例を挙げれば、小田原の元老・山縣有朋、大磯の元老・西園寺公望、やはり大磯の吉田茂首相があります。

 そうした湘南の中にあって、茅ヶ崎はなぜか、政財界人より文化人が多く、小津監督は、その一人だった、というわけです。そうした人々が交流することで、文化的な土地柄が出来上がったようです。

 さらに「!」なことに、その保養地文化は現代まで続いています。

 現代茅ヶ崎を代表する人と言えば「サザンオールスターズ」の桑田佳祐さんだと思いますが、桑田さんの御父上は茅ヶ崎で映画館を経営していたそうです。「茅ヶ崎館」の五代目・森さんに、そう教えて貰いました。

 このことを聞いて私は、へええ!と声を上げてしまいました。

 ここまで知れば、茅ヶ崎を単に「東京のベッドタウン」「海水浴場」と看做すのは失礼だということが分かりますね。

 そうした経緯で、湘南には明治・大正・昭和の邸宅が今でも残っているようです。結構なことです。

 ところが、です。結構とばかりも言っていられないことに、歴史的建物が相続の難しさや維持管理の費用負担などから、次々に失われているそうなのです。

 そうした建物を行政が引き取って保全している事例もありますが、予算が潤沢なわけではなく、そして何より、そうした建物が「文化財然」としてしまうと、活きた文化創造の場ではなくなってしまいます。

 湘南の人達は、そのことに飽き足りなくなったらしく、行政・NPO・民間が大合同して「湘南邸園文化祭連絡協議会」を作り、建物を保全活用⇒さらに新しい湘南文化を創造し発信することを目指しているそうです。

 「茅ヶ崎館」の五代目・森さんも、そのグループの若きリーダーの一人です。9/1に始まった「湘南邸園文化祭」の最初の「キックオフイベント」は「茅ヶ崎館」さんで開催されたそうです。

 こういう文化が亡くなったら、つまらないですよね!

~森さんはそう話しておられました。

  まったく、その通りと思います。

 すき焼きっていうものは、そうした文化的土壌・文化的雰囲気の中で伝えられて来たので面白いんです。

 しかし、そのための経済的御負担は小さくないと拝察します。何しろ修繕を出来る大工さんも少ないのです。

 そうした保全活用を、なんとか経済的に成り立たせるために、皆さま方も是非「カレーすき焼き」をお召し上がり下さい。私からも、切にそうお願い申し上げます。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
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ふぐ中毒騒動

 有名人というのは、騒動を巻き起こす才能がある人のことを言うんですね。

 ひがし知事こと東国原英夫さんのことです。今度はふぐ中毒で騒動を巻き起こしています。報道(=週刊誌)によりますと・・・

「東国原さんはジョギング中にナンパした都内在住の女性(35)を誘い、2人で2011年11月10日夜に「ふぐ福治」を訪れた。この店は、ミシュランガイドで3年連続2つ星を獲得したことで知られ、東国原さんは常連客の1人だった。」

「店内で、東国原さんは「いつもの出してあげて」などと、すりつぶしたトラフグの肝臓をポン酢に溶かした「肝ポン酢」を裏メニューから注文した。「フグの毒で口をピリピリさせて酒を飲むのが通」などと言って味わったといい、女性にも勧める仕草を示したという。」

「東国原さん本人はさほど異変はなかったというが、女性は店を出てから唇のしびれや頭痛などフグ毒特有の症状を示した。帰宅後に救急車で運ばれて入院し、翌11日になってようやく退院した。」

「病院からの通報で都中央区保健所が動き、店を14日から1週間の営業停止処分にした。保健所では29日になって食品衛生法違反などの罪で警視庁築地署に店を刑事告発し、12月2日には店主のフグ調理師免許を取り消す事態にまでなっている。」

 これについて「ふぐ福治」の店主は・・・

「こちらから進んで出してはいません。要求がなければ絶対に出しませんよ。店のリスクを考えると、あり得ないことです。東国原さんが注文しており、女性にも勧めていたのではと思います。しかし、違反なのを知っていて出してしまったので、本当に申し訳ないというしかありません。可食性のフグ肝なんて、そんなのはないですよ」

 牛のレバ刺しの時もそうでしたが、客が要求したから⇒デンジャラスなものでも提供した、と説明する店が実に多いです。

 一方、ひがし知事はブログでこれに反論・・・

「店から『肝ポン酢』があると説明されて注文するようになり、「毒性のない可食性」と認識していたとした。」

「九州の宮崎・大分では毒性のないふぐ肝が提供されることが多々あります」

 み、宮崎には、毒性のないふぐ肝があるんですか・・・

 初耳です。

 良い子の皆さん、何がなんでも有名に成りたい、と考えておいでならともかく、やっぱり、ふぐの肝はお止めになった方が良いと思いますよ。

 追伸①

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 皆様も、是非御参加下さい!

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目黒の秋刀魚

 今年も「目黒のさんま祭り」が開催されたようです。露天で豪快に焼かれる秋刀魚の映像がテレビで放映されていました。

 昨年は東日本大震災で、秋刀魚産地の宮古・気仙沼が大きな被害を受けましたが、それでも関係者の必死の御努力でなんとか開催、今年も無事開催されたそうで、実に結構なことでした。

 ただ、イベントの様子を伝えるニュースの採り上げ方が、私には少し気にかかりました。

 秋刀魚を上手く食べられない人を、集中的に撮っているのです。お子さんは勿論、その親御さんも上手く食べられずに、恥ずかしがる様子を流し、

⇒このように、魚を上手く調理したり、食べたりできないことが、魚の消費減につながっています!

と報じていました。

 水産庁の公式サイトによりますと・・・ 

「消費者の『魚離れ』が依然として進行しています。」

「魚介類と肉類の国民1人1日当たり摂取量の推移をみると、魚介類が長期的に減少傾向にあるのに対し、肉類はほぼ横ばい傾向にあり、平成18年には初めて肉類の摂取量が魚介類を上回りました。」

「その後、19年、20年と魚介類と肉類の摂取量が拮抗していましたが、21年には肉類と魚介類の摂取量の差が拡大しています。」

 で、この事態を受けて採られている対策が、まるっきり、落語の「目黒の秋刀魚」方式なのです。

 ご存じの通り、この落語では殿様が目黒へ鷹狩に出た時に、現地の庶民が食べる秋刀魚を食して⇒好きになり、お城へ戻ってからも、秋刀魚を御所望になるのですが、お城の家臣たちは、

・秋刀魚は脂が多く出る。それでは体に悪いということで脂をすっかり抜き、

・骨がのどに刺さるといけないと骨を一本一本抜きますね。

・そうすると、さんまはグズグズになってしまう。こんな形では出せないので、練り物にして、お椀の中に入れて出します。

 殿様は、ただ豪快に焼いただけの秋刀魚がお好きなので、お気に召さず、

「いずこで求めたさんまだ?」と聞きます。

「はい、日本橋魚河岸で求めてまいりました」

「ううむ。それはいかん。さんまは目黒に限る」。

というのがオチです。

 その脂抜き・骨抜き商品の開発を、水産庁の御声がかりで、促進して行こう、ということになっているようです。

 生の魚が上手く食べられないので、まあ、結局、いわゆる「溺愛商品」いや「出来合い商品」にするわけです。

 名付けて、「ファストフィッシュ」と申すそうな。

 果たして、殿様のお気に召しますか、どうか・・・

追伸①

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トマト祭り

 「トマト祭り」が急遽中止になったそうです。

 そう、あの、人々がトマトを投げつけ合う祭りのことです。

 「YAMINAVE」なる団体が主催して、多摩川の河川敷に100人ほどの人を集め、スペインのマネごとをやろうと企画したようなのですが、

 「この度は賛否両論沢山の意見があり、このまま強行運営致しますと、当日様々な事が起きることが想定されます。そのため、9/9(日)の開催は中止することに致しました。 今後の運営を考えて行きたいと思います。」

と、いうこことで中止に追い込まれた模様です。

 聞けば、今回のトマト祭りについてネット上ではまさに賛否両論だったようで、

「あのトマト祭りが日本でできる」と参加を表明する人がいる一方、

「これ、主催者は何者なの?というか、河川敷の使用許可って取れるの?」

「食べ物を粗末にするとは、最低だな」

「バックボーンがないのに上っ面だけ真似して何の意味があるの?」という批判や疑問も多数書き込まれていたそうな。

 河川敷の管理者である国土交通省・京浜河川事務所が、このイベントの情報を聞きつけ、主催者に届け出書を持って⇒説明に来るよう求めた所、大掛かりな設備などは用意せず、ブルーシートのみで実行すると説明したとか。「・・・」ですよね。

 それで、参加者以外の人に迷惑がかかるような事が当日発覚した場合、即刻中止してもらう、と注意したところ、結局、開催前日にあえなく中止と成った模様です。

 まったく、そんなモッタイナイことを、お遊びのイベントで行うなんて、とんでもない!本家スペイン・ブニョールの「ラ・トマティーナ」は、そんなもんじゃないぞ、実に由緒正しきものなんだ!

と、ここに書こうと思ったのですが、よくよく調べてみますと、「ラ・トマティーナ」も意外と最近始まったんですね。

 私は知りませんでしたが、1940年代半ばに始まったようです。もっと伝統的な祭りかと思っていました。

 しかも、その起源が「!」です。当時の町政に不満を持つ住人が、町の祝賀会で町会議員に向けてトマトを投げつけたのがそもそも、とか言われているそうです。フランコ独裁時代の世相が反映されているような気がしますね、なんとなく。

 なーんだ、そうだったんですね、「ラ・トマティーナ」って。

 そういう話しなら、今回むしろ決行すれば良かったのに!

 今の政治に不満なメンツを集めて永田町や霞が関でやれば良かったんです。それも100人なんてショボい規模ではなくて、本家トマティーナの4万人の上を行く規模でやれば良かったんです。

 名付けて、トマティーナ維新。

 要は、今回は企画が甘かったと思いますよ。主催者さんは顔洗って出直して欲しいです。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

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 皆様も、是非御参加下さい!

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断捨離

 9/3~9/7の連休中は、自宅の「断捨離」を敢行しました。

 とあるサイトに掲載されていた、

「汚部屋になりやすい」

「モノが増えやすい人」の条件に、当家がピッタリ街頭いやピッタリ該当していたからです。すなわち・・・

・持ち家を買った

・5年以上、引っ越しをしない

・自分と家族以外は誰も立ち入らない(=来客は全て店で対応している)

・35才以上である

 どうです?心当たりのある人いませんか?

 この条件に加えて、ここ数年私は、なにしろ用事が多く、休みの火曜日にも家に居ないことが多かったので、だんだん家に「要らない物」「要らない書類」が溜まってしまいました。

 それに今時はゴミの分別の仕方が細かく、搬出指定日とかがあって、ゴミのテキストを熟読しないと正しく捨てられません。ゴミを捨てにくくなっていますよね。

 そんなわけで、あまりにトホホの状態に成ったので、ついに、連休であるのに、どこにも行かず、「断捨離」の時間に充てた次第です。

 それにしても、モノを増やすのは簡単ですが、モノを減らすのは体力的にも精神的にも大変です。そのことを改めて痛感しました。

 1日中汗だくでモノを捨てる作業に従事しても、全体を見れば、歴然と綺麗になった感じがしません。それくらい時間のかかる仕事ですよね。

 実際今回も、丸4日間かけて、なんとか「見れるレベルの部屋」にすることが出来ました。

 それでも、まだまだ「捨て切れていない」と感じています。

「その品物に思い出や愛着があって、それを捨てるのことは、身を切られるくらい辛い」というものを、生贄として2~3個捨てると良い、とか教えている人もおいでのようですが、そこまで悟れなかったことを告白いたします。

 それから、もう1点。通販に頼ることの問題点がハッキリしました。

 買い物に出かける時間がないため、通販でモノを買ってしまいがちですが、そこに問題点があります。

 リアルにモノを見ず、寸法の数字だけ見て買っているので、モノの大きさを体感できず、結局、大き目なモノを安易に買っていたのです。文庫本だと思って注文したら、立派なフル製本の本だったこともありました。

 通販は、便利なようで実は不便、の一つの見本でしょうね。今後気をつけたいと思います。

 終わりまして、まあ、気分は良いのですが、ヘトヘトでした、休みなのに。

  追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて927日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

タクシードライバー

 このところ、タクシーに何回か乗りました。

 つまりは遅くまで飲む機会が続いた、ということなのですが、それはさて置くことにさせていただきまして、なんかタクシー業界って、最近、乗るたびにサービスの質が落ちて来ているように感じます。そう感じるのは私だけでしょうか?

 なんか、自分が客を降ろしやすい所で降ろそうとする傾向が見え見え、なのです。

 「通りの左側に『カラオケ館』の青いビカビカした看板が見えますよね。ひどく目立つから分かりますよね。あそこで降りたいんです。」私はいつも、そう申します。

 酔っ払っていて長い距離を歩きたくないから、タクシーに乗っているわけで、なるべく近づきたいからそう申すのですが、

 「ここで良いですか!」

って、ドライバーさんは筋1本手前のバス停の所で降ろそうとします。そこが寄せ安いからでしょう。

 先回りして「良いですか!」って言ってしまえば、No!と言いにくいだろう、と思って、そう言ってるんでしょうね。このパターンに頻繁に遭遇します。

 荷物がある、とか

 高齢で足腰に支障がある、とか

 雨が激しいので、とか

~そういう理由で客は電車やバスでなくて、タクシーを利用するのに、その根本のベネフイットを自分から放り出してしまったら、他に誰が乗るんでしょう、タクシーに。

 まあ、乗るのは酔っ払いに限られましょう。

 酔っ払いを乗せ⇒吐かれたり・騒がれたりと、ヒドい目に遭ったドライバーさんが次々に退職し、後の採用がうまく行かず、ますます残念な人材ばかりが、この業界に集まって来ているような気がします。

 今時はナビがありますから、プロ意識が無くてもドライバーが務まってしまいますね、表面的には。まさに悪循環です。

 一部には、福祉専門タクシーとか観光専門タクシーに特化して、こういう悪循環からぬけ出ている会社があることは私も知っていますが、全般的には、良くない傾向が続いているとしか見えません。

 高速バスのように一度に大勢の人が死んだりしないので、大きく報道されませんが、事故も少なくないと聞きます。

 酔っ払って、「流し」の車ばかり乗っている私にとっては困った事態です。今後はいちいち優良な会社に電話して、来て貰わないといけないのかもしれません。トホホです。

 それにですよ、どこかへ観光に行くと、行った先では、たいていタクシーに乗りますよね。だから観光客にとっては、タクシーのドライバーさんの印象って強いですよね。

 観光振興にとっては、現状は実に良くない状況だと思います。業界としての重要度が低いとは言えないと思うんですけど!

 そんなことを考えながら、ネットを見ていたら、タクシー業界について、こんなことが・・・

「流しや辻待ち営業では客が車を選びにくく、かつ、乗るまでサービスの良し悪しが分からないため、利用者保護の観点から、安心・安全なサービスの確保が重要。」

「運賃原価のうち人件費が約8割を占めるうえ、歩合制賃金であるため、運賃を下げた場合に見込んだだけの需要が増えないと、減収のかなりの部分が運転者の賃金にハネ返ることになり、長時間労働や過労運転を招きがち。」

 やはり、業界の構造が原因で顧客志向の経営が行われにくい、と考えられているようです。

 別のサイトには、こんなことも・・・

「タクシー業界ならではの数多の矛盾。それらのほとんどは労使間の信頼関係の欠如に起因します。タクシー会社により多少の温度差はあれど、雇用側は自社乗務員を消耗品と捉え、営業車を回転させる労働力としか見ません。」

「乗務員は会社組織の一員ではなく、単に軒先を借りているだけとうそぶきます。このような環境下において良質なロイヤリティが生まれ、お客様を感動させるサービスを望むことは難しいのかもしれません。」

「お客様との濃密なコミニュケーションが不可欠であり、安全と安心を提供する専門性の高いタクシー乗務員という仕事。これほど遣り甲斐のある接客接遇業はそう多くはないばずです。航空会社や旅客鉄道、バスなど、他の交通移動手段と肩を並べる環境の構築はできないのでしょうか。」

「答えは簡単です、経営者の意識が変われば可能なのです。」

 うーん、なかなか、深刻。

 この現状を打破したい!という経営者の方、今度飲みましょう!

~じゃなかった、乗りますよ、御社の車に。

 

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて926日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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