なんで付いているのか
すき焼きにタマゴって、いつから付いているんですか?
すき焼きにタマゴって、誰が付けたんですか?
と御取材の記者さんから良く聞かれます。その記事内容には関係ない場合でも良く聞かれます。
答えは、勿論、キッパリ、
存じません!
だって、すき焼きは誰か有名シェフが発明したものではなく、自然発生的にできたものですから、結局、分かりません。
なんで付いているか?
は分かります。それは他に適当なものがないから、です。
そんな、つまらない理由なのか って?
考えてみて下さい。
鍋から取り出したばかりの具は非常に熱くて、食べれば火傷しますね。だから、なんらかの液体に浸して温度を下げないと食べにくいです。
では、何に浸しますか。水ですか、出汁ですか、酒ですか、味醂ですか。
どうせなら、割り下の甘辛い味をマイルドにしたいですね。
ほら、タマゴしかないでしょう。
温度を下げて⇒しかも味をマイルドにするには、消去法で考えて、タマゴがベストです。だから普及しているのです。
では、いつから付いているのか、誰が最初に付けたのか。
実は私は、それをそんなに知ろうとは思わないんですよね。普通の味覚を持っている、日本のどこかの人に決まっています。天才ではないと思いますよ、多分。
現状美味しくて成功しているのですから、ムキになって詮索することもないように思います。
失敗は詮索すべきで、成功はそうでもない、と私は思ってるんですけどね、東電さん。
おっと、話しが逸れました。味の話しに戻りますね。
味が失敗しているのなら、いつから付いているのか、誰が最初に付けたのか、なんでまた付けようと思ったのか、気になりますよね、それは。でも、御蔭様でそういうことにはなっていません。
そう、普通の味覚を持っている、多分天才ではない、日本のどこかの人が作った料理=すき焼きはそこが良いんです。
追伸①
9/30(日)に「すき焼き通検定試験」を実施します。
この試験は「落とす試験」では勿論なく、すき焼きについて学ぶことを楽しんでいただく試験です。
どなたでも受験できて、合格者には特典満載です。
ただ今受験生募集中ですので、是非是非お受験を!詳しくはこちらです。
申し込みは、今日まで、です。
追伸②
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸③
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて939日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。