ブルームーン

 根岸の「レストラン香味屋」さんの、「残暑に揚げ物をガッツリ喰らう会」にお招きいただきましたので、参加しました。

 開会早々、乾杯の音頭を取るため立ち上がった、TK山先輩が、

 今日はブルームーンの日です。ブルームーンに乾杯しましょう!

 ??? ブ、ブルームーンってなんだっけ、と思って調べてみますと・・・

 1カ月のうちに満月が2回ある場合に、その2回目をブルームーンと呼ぶそうです。

 月の満ち欠けの周期は平均29.530585日で、一方1カ月は31日なので、月の初めに満月になると、その月の終わりに再び満月が巡ってくる場合がありますね。2~3年間隔でこういうこと起こるそうです。

 この日=2012年8月31日がその日で、

 前回は=2009年12月31日。

 次回は=2015年7月31日だそうです。

 へええ。要するに、「三の酉」とか「二の丑」みたいなもんですかね。

 念のため解説しますと、「酉の市」は、毎年11月の酉の日に開催されます。11月が30日あるのに対して、干支は12日で1回転しますから、11月の酉の日は2回ある場合と3回ある場合があるのです。

 鰻を食べる「土用」は、立秋直前の18日間のことで、それに対して干支は12日で1回転ですから、「土用の丑の日」は、1回ある場合と2回ある場合があります。鰻を食べるアイデイアについては、平賀源内が発案したと言われていますね。

 でも、「三の酉」や「二の丑」を特に慶ぶ習慣はないですね。「三の酉」まである年は火事が多いという伝承まであって楽しくないですね。

 一方西洋では、満月の日にロゼワインを月にかざしてから飲むと願いがかなうという話しがあるそうです。そっちの方が楽しいですね。この晩も石和温泉の女将MCH子さんが、ロゼワインを差し入れて下さって、美味しく頂戴しました。

 よし、どうせなら、「三の酉」の日にすき焼きを食べると火事から逃れられる、ということにしてしまおう、と思います。

 が、しかし、暦を調べたら、今年は「二の酉」までしかないなあ。11/8と11/20だけか。ちぇ。

 じゃあ、「二の丑」だ。「土用」は「夏の土用」だけなくて、年に4回ありますね。だから「寒の土用の丑の日」もあるのです。当然、「寒の土用の、二の丑の日」もあります。その日こそは、すき焼きだ!

 勿論、鰻産地の岡谷市や三島市の商工会議所が、「寒の土用」にも鰻を食べさせようと運動していることは私も知っています。

 でも鰻が「夏の土用」も「寒の土用」も獲ることはないですよねえ。ウシの日なんだから、冬は譲って貰いたいです。いや、鰻と牛が一致協力して、「寒の土用」を盛り上げれば良いんです。特に「二の丑」を盛り上げようじゃないですか!

 よし!では、2013年の「寒の土用の丑の日」がいつか調べよう!と思って、「うなぎのまち岡谷」のサイトを開けると⇒2012年2月11日のイベント告知をした状態のまま。その後の更新は無し・・・

 しっかりしてよ!鰻業界さん。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて925日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)