音楽コンクール

 私が学生オーケストラで下手なチェロをひいていた頃、抜群にヴアイオリンが美味いイヤ上手い同期生がいました。

 その趣味が高じてしまい、彼は慶應大学を卒業後に音大に入り直し、音大を出た後は地元に戻ってヴアイオリン教室を開業しました。

 私は浅草ですき焼き屋、彼は地方で音楽教室という人生に成りましたので、その後は親しく往来することはありませんでした。

 その彼から突然にメールがあり、上京するのですき焼きの予約をしたい、と言ってきました。

 上京する目的は、教え子が全国コンクールに出るから、それにつき添う、ということで、スゴいことです。

 で、当日部屋へ会いに行きまして、いろいろ話しをしますと、なんと、その子を小1から高3まで指導して来た、と言います。今回その子が高校を卒業するので、コンクールにチャレンジさせたら入選したので、それで上京することになったそうな。

 ほお。

 それだけ長期間一人の子を世話するって、音楽やスポーツ以外では今時あんまり無いことで、大変素晴らしいと思います。

 そして後からまたメールが・・・

「今日は人生最良の日だったと言えます。ちんやでの食事は、大変良い思い出になりました。ありがとうございました。」

 ますます教室稼業を頑張って貰いたい、そう心から願いました。

 こちらこそ、良い話しをありがとうございました。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて943日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)