長寿の秘訣
服部幸應先生が主催なさった「G9世界料理サミット」というイベントに、あの有名な、100歳の現役医師・日野原重明先生が登場され、食と医療、音楽について講演されました。
私も有り難く拝聴して参りました。
先生の御名前がコールされると聴衆から歓声が湧き起り、先生はそれに応えて大きく両手をふりながら登場。第一印象から元気さを見せつけます。
病院ではエレベーターを使わないのだそうで、足どりもお元気です。
講演が始まってもからも声に強い張りがあり、健康と長寿を語る人間として、この方を凌ぐ方は考えられません。
さて、講演の内容は先生の食生活。
先生は、御自分の必要熱量を日に1.200Kcalと想定して、1.300Kcalを摂っておられます。
昼食は牛乳とクッキーだけで済ませる、というのは有名な話しですが、夕食はそれなりに食べておられます。
週7日の内2日がフィレステーキで、後の5日は魚を1本召し上がるとか。ただし野菜もたくさん召し上がります。特にブロッコリーには長寿のビタミンBがあるとかで必ず召し上がるそうな。
それから御飯は少な目。これが夕食です。
朝食はやや変わっていて、ジュースにオリーブオイルを混ぜて召し上がるそうです。先生は、オリーブオイルが動脈硬化を防ぐ効能を重視しておられて、これを毎日実行なさっているそうです。
高齢者は動脈硬化を警戒するべきで、そのためには心筋梗塞の少ない地中海沿岸地方の食生活をマネるのが良いそうです。それで「毎日オリーブオイル15cc」ということになります。
まとめますと、カロリー数は制限なさっているものの、タンパク質と脂肪はそれなりに摂っておられるのです。
お年寄りでも、活動的な人にはタンパク質と脂肪が必要!と先生は、力説されます。
実に結構!
そして同時に必要なのは「生きがい」だとも力説されます。
そのためには「自分のやったことのないことに挑戦すること」。その挑戦に必要なエネルギーは食べて摂るべきなのです。
で、先生、100歳でフェイスブックを始められたとか!
これでますますお元気。手帳は2020年まで予定が一杯(!)だそうです。
いや、驚きます。
だから美女からデートを申し込まれても、忙しくてお受けできないんですよね~とジョーク。
うーむ。
そうなるのはイヤだなあ。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は300人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて941日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。