トマト祭り
「トマト祭り」が急遽中止になったそうです。
そう、あの、人々がトマトを投げつけ合う祭りのことです。
「YAMINAVE」なる団体が主催して、多摩川の河川敷に100人ほどの人を集め、スペインのマネごとをやろうと企画したようなのですが、
「この度は賛否両論沢山の意見があり、このまま強行運営致しますと、当日様々な事が起きることが想定されます。そのため、9/9(日)の開催は中止することに致しました。 今後の運営を考えて行きたいと思います。」
と、いうこことで中止に追い込まれた模様です。
聞けば、今回のトマト祭りについてネット上ではまさに賛否両論だったようで、
「あのトマト祭りが日本でできる」と参加を表明する人がいる一方、
「これ、主催者は何者なの?というか、河川敷の使用許可って取れるの?」
「食べ物を粗末にするとは、最低だな」
「バックボーンがないのに上っ面だけ真似して何の意味があるの?」という批判や疑問も多数書き込まれていたそうな。
河川敷の管理者である国土交通省・京浜河川事務所が、このイベントの情報を聞きつけ、主催者に届け出書を持って⇒説明に来るよう求めた所、大掛かりな設備などは用意せず、ブルーシートのみで実行すると説明したとか。「・・・」ですよね。
それで、参加者以外の人に迷惑がかかるような事が当日発覚した場合、即刻中止してもらう、と注意したところ、結局、開催前日にあえなく中止と成った模様です。
まったく、そんなモッタイナイことを、お遊びのイベントで行うなんて、とんでもない!本家スペイン・ブニョールの「ラ・トマティーナ」は、そんなもんじゃないぞ、実に由緒正しきものなんだ!
と、ここに書こうと思ったのですが、よくよく調べてみますと、「ラ・トマティーナ」も意外と最近始まったんですね。
私は知りませんでしたが、1940年代半ばに始まったようです。もっと伝統的な祭りかと思っていました。
しかも、その起源が「!」です。当時の町政に不満を持つ住人が、町の祝賀会で町会議員に向けてトマトを投げつけたのがそもそも、とか言われているそうです。フランコ独裁時代の世相が反映されているような気がしますね、なんとなく。
なーんだ、そうだったんですね、「ラ・トマティーナ」って。
そういう話しなら、今回むしろ決行すれば良かったのに!
今の政治に不満なメンツを集めて永田町や霞が関でやれば良かったんです。それも100人なんてショボい規模ではなくて、本家トマティーナの4万人の上を行く規模でやれば良かったんです。
名付けて、トマティーナ維新。
要は、今回は企画が甘かったと思いますよ。主催者さんは顔洗って出直して欲しいです。
追伸①
藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。
他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。
是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
参加者の方には、特典も!
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて928日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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