伝法院

じゅ、重文に成るんですか?!

地元で噂にもなっていなかったので驚きましたが、

浅草寺の「伝法院」が旧・朝香宮(あさかのみや)邸(=東京都庭園美術館)などと並んで、国の重要文化財に指定されることになったそうです。文化審議会が今月15日=三社祭の初日に答申を出したそうです。

「伝法院」は仲見世の西側に在りまして、小堀遠州の作と伝えられる、素晴らしい回遊式庭園があります。

院内にある茶室「天祐庵」は、表千家の「不審庵」を写したもので、江戸時代後期のもの。

また江戸時代の絵馬を多数保存していて、谷文晁、鈴木其一、歌川国芳、柴田是真といった著名な絵師による絵馬もあります。

通常は一般公開していませんが、ときおり特別公開されることがあります。

浅草は1945年3月10日の大空襲で焼け野原になり、国宝だった旧本堂も焼けましたものですから、重文の建物は、これまで本堂東側の「二天門」ぐらいのものでした。

ですので、今回の指定は大変目出度いのですが、今後利用方法がチト心配になります。

使っているんですよね、結構、伝法院を。

芸者衆の投扇競とか、

酒販組合さんの利き酒会とか、

これまで通りに出来るんでしょうか、特に酒は大丈夫なんでしょうか、心配です。

上野公園の旧・東京音楽学校奏楽堂は、やはり重文で現役稼働のホールですが(ただ今は耐震補強工事中)、重文なので飲食・タバコ禁止!です。素敵な音楽を聴いた幕間にワインもコーヒーも無しというのは味気ないものです。

「重文の伝法院で飲めます!」と謳って利き酒会をすれば参加希望者が殺到するでしょうが、不謹慎ですかねえ。

あ、いやいや、

このたびは重文指定、誠におめでとうございます。

 

追伸

日本橋三越本店の催事「お江戸日本橋 EDO style展」で精肉の販売を致します。

どうぞ、お出かけ下さい。

会期:5月20日(水)~25日(月)

会場:本館7階催物会場

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ご鞭撻

先日、慶應義塾「料飲三田会」の総会が開催され、

不肖・私が幹事長に仙人されました、いや、選任されました。

全く以て役者不足と申す他ありませんが、在り難くお請けすることに致しました。

で、早速FB友達の皆様に、

ますますご指導・ご鞭撻を賜りたく、お願い申し上げます。

とお願いしましたが、

ところで、そう言えば、「鞭撻」って、何でしたっけ?

試しに「グーグル翻訳」に「鞭撻」を入れたら、

Encouragement

と出ました。

なるほど。

英語の方が良く分かるというのは日本語力が今市だからですが、

それはさて置きまして、要するに、

激励する、励ますということですね。

そういうことですので、ブログ読者の皆さんも、ひとつ、

ヨロシクです♡

<当日の私の挨拶は以下の通りです>

えー、住吉史彦です。

幹事長とかいう次第になりました。

先ほどの総会では「新役員は、お配りした名簿の通りです」ということでシレっと可決されてしまいましたが、

これって大丈夫なのかなあ?と一番不安に思っているのは、本人です。

夕べも寝ている間に、不安で急に足がツッて、痛くて飛び起きましてですね(笑い)、今でも未だ痛いのでバンテリンを塗って来ておりますが、そんな話しはさて置きましても、このようにですね、いったん決まってしまいましたからには、とりあえず2年間、こんな人間でございますが、使っていただくより他ございません。

国会でも区議会でもそうですが、選ばれた人間より選んだ有権者に責任がありますね。で、選ばれた方は、「使っていただく」という想いで頑張らせていただくだけだと思います。

だいたい、社長なんて立場も同じですね。

お客様から、お金を渡されて、

この金でなんか美味しい物を出してよ、と言われている立場です。あるいは、

この金でオレをハッピーにしてよ、と言われている立場が社長だと考えていますので、

今回の件につきましても、偉く成ったとか、出世したとか、毛、頭、思っておりません。

こんな人間でございますが、とりあえず2年間、使ってみて下さいませ。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

追伸

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会期:5月20日(水)~25日(月)

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料理写真

その広告を見て、私は、

あーあ・・・

と思ってしまいました。

その広告は新聞の一面をカラーで使った、非常にインパクトのあるもので、とある特養ホームの広告でした。紙面のほとんどは、そのホームが実際に提供しているという料理の写真で埋め尽くされていて、その数27枚。

で、その27の料理の内、7点が牛肉なのです。

・ステーキ和風ソース

・和牛 しゃぶしゃぶ

・牛すき定食

・ビーフカレー

・ハンバーグステーキ

・和牛 すき焼きセット(すき焼きは2回登場します)

・焼き肉セット

この他に鶏や豚の料理もあります。

たしかにお年寄りが健康寿命を保つには牛肉が必要であって、それはこのブログでも何度も書いて来ました。

でも、そこに写っている牛肉は、とてもとてもモタレそうな肉なのです。

写真で分かるのか って?

分かりますよ。

モタレそうな脂=融点の高そうな脂

は写真でも判別可能です。

モタレる脂は蝋細工のようにカチっと固まっているので、分かる人が視れば分かるのです。

写真撮りの為に強いライトを肉に当てれば品温は20℃を超え、融けて液化した脂は照明のライトを反射して光る筈です。その光が見つけられないのは×です。

同時に肉全体も少しクタっとして来ますが、そのクタっ が見つけられません。それを体裁が悪いと嫌がる人がいるからです。

あーあ、ですねえ。

お年寄りに肉を!

までは悪くないのですが、どういう肉が良いのか本気で考えたわけではなさそうです。

ここに写っている肉を食べたお年寄りは気分を悪くして、次から食べなくなってしまうかもしれません。消化力の衰えた方々なんですから。

あーあ、ですねえ。

追伸

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風評被害

箱根町役場の動き方を見ていて、BSE問題を思い出してしまいました。

BSEは日本初の本格的な、食の安全ショックでしたが、ショックという意味では噴火もショックですね。

火山活動の活発化を受けて、町役場と観光業界の対策会議が開かれたそうで、報道によりますと、

「山口昇士町長は「ごく限られた大涌谷周辺での警報。箱根全体が危ないという風評被害が一番怖い」と懸念している。」

実際宿泊キャンセルがどんどん入っているようです。

しかし安全アピールを猛烈にやるとむしろ反感を買ってしまいます。

BSEの時も、政治・行政と一部の民間業者が安全アピールを猛然と展開しましたが、上手くいきませんでした。全容が見えない内に安全だ!と言い切ってしまい、その後から安全とは言い切れない事実が判明して、結局逆効果でした。

下手な訴え方をすると「自分達さえ良ければいいのか? 」って思われてしまうのです。

今回も既にネットでは、

「だからさ…風評被害じゃないって言ってんの。今は来ない方がいいですよ」くらい言った方が箱根観光の信頼性が上がると思うよ。」

「町長自ら単に大涌谷だけの問題、箱根は大丈夫だから観光しろってすごい違和感ある、観光組合もそうだが商売やお金のこと考え過ぎ、普通の常識ある人間だったら箱根湯本行くのも躊躇うよ。」

箱根の皆さん、さぞお辛いと思います。

世の中全体は平穏なのに自分達だけに災難が降りかかるというのは実に辛いものです。BSEの時、牛肉以外は何の問題もないのに、自分達だけが・・・というのは私も身にこたえました。

しかし、辛くても下手な安全アピールはいけません。

客観的なデータをネットや駅で見られるようにするとか、具体的なことをしない内に、「風評被害が一番怖い」と言ってしまうのは、とてもとても危険です。

怖いのは、風評被害ではなくて、やっぱり火山です。

それから政治家の下手な言動が怖いです。

黒岩祐治・神奈川県知事は「人的被害はゼロ、風評被害もゼロを実現したい」と宣言したそうですが、

「風評被害ゼロ」ということは、なるべく火口近くまで観光させよう!っていうことを意味しますよね。そんなデンジャラスなことを言ってしまうのは、選挙民が苦しむのを見ていられないからだとは思いますが、此処は落ち着かないと、です。

テレビも困った存在です。

テレビはトラブっている人を撮りたがりますから、安全PRをしようとインタビューに応じたら、損害の大きさが強調されて放送されてしまったりします。

必要なのは、冷静に怖がることが出来るような形にもって行くことだと思います。温泉と火山はセットですから、国民もやがては慣れてくれます。

それまでの間、お辛いとは思いますが、逆効果になりかねない言動は避けるべきです。

どうか、BSEの教訓が箱根の皆さんに伝わりますよう。

 

追伸

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デパートガール

ある日買い物をしようと開店前のデパートの玄関に行き、不思議な光景を見ました。

待っている人が、皆が外人さんなのです。

私が地下鉄口ではなくて1階の玄関に回ったのは、後の予定があって、少しでも買い物を早く済ませたかったからです。普通の日本人なら地下鉄口で待つのが普通でしょう。

玄関にいる外人さん達は、その普通の感じでは、どうやらありませんでした。

待ちながら聞き耳をたてていますと、英語を話す日本人がいました。どうやらガイドさんらしいです。

私は英語が得意ではありませんが、日本人が話す日本なまりの英語なら聞き取り易いですねえ。TOEICもこうすれば良いのに。

もとい。

そのガイド氏が説明するには、開店直後のデパートは大変なシャッターチャンスなので見逃すべきでないということでした。

多数のデパートガールが整然と並び、正確に同じ角度でお辞儀をするから、その写真を撮りましょう、と言っているようです。

なるほど、日本のデパートの「お迎え」を観に来たのですね。たしかに海外のデパートではやっていない、日本独自の慣行です。同じデパートという業種を日本人がやるとこうなる、という意味で興味深いかもしれません。

しかしですよ。デパートガールって和製英語じゃないですかねえ。正しくは何て言うんでしょう?

試しにネットの翻訳サイトにかけてみますと・・・

デパートガールは、Department store girl

百貨店の店員は、Shop assistant in a department store

うーん、チト違うような気がします。

洋食に一番適切な訳が、Youshokuであるのと同様に、

デパートガールは、Depato- girlなのかもしれません。

ガイドさん、失礼しました。

あ、そんなことを言っている内に、今日は三社祭の本番です。

外国の皆さん、ようこそ浅草へ。楽しくご観光を。

追伸

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視界

「地鶏坊」「地鶏坊」と言うので最初は新手の鶏肉かと思いましたが、違ったのですね。

例の「棒」が浅草でも増えてきて、紛議の対象に成ってきました。

そう、「自撮り棒」のことです。

「自撮り棒」を高く掲げて他人の景色観賞や神輿見物を遮る輩が続出しているそうです。

ルーブル美術館では既に禁止にされたそうです。美術品に気持ちを集中させている時に邪魔されたら、たしかに不愉快ですから、禁止も仕方ないところでしょう。

では美術品ほどは集中しない景色・夜景の場合はどうでしょう。やはり全面禁止ですかね。

浅草にもスカイツリーが良く見える展望台がありますから、ここは思案のしどころです。

写真は旅の記念ですし、SNSにUPして友達に「いいね!」してもらうのはたしかに楽しいですから、全面禁止では旅の魅力を少なくしてしまいます。

それにですよ、視界を遮られただけで本気で立腹するというのも、いささか野暮な話しです。

本人が周囲の人に一声許可を得るというルールにして、それからなら撮っても良いと思うのですが、いかがでしょうか。

あるいは「自撮り棒」メーカーの方に規制をかけて、「周囲の人の許可を得てから撮りましょう!」と棒そのものに大きく印字しないと販売許可が得られないようにします。そういう立法はメンドくさいでしょうか。

もっとも、この問題には別の側面もあって、「自撮り棒」をよく使っている民族が、そもそも嫌いだという感情がベースに在るように感じます。そう言うと言い過ぎでしょうかね?

「自撮り棒」で人の視界を遮る民族=全体的にマナーが悪い民族=歴史問題でも鬱陶しいことを言ってくる民族⇒嫌い!

という流れです。

このブログの立場は何回も書いていますが、

マナーを憎んで人を憎まず。

この話しもマナーに限定した話しにしたいものです。

さて、今日は三社祭。午後から町会神輿の連合渡御があります。

皆様、マナーを守って、楽しくご観光を。

 

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

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川柳包装紙2015

昨日までの三社祭タイミングをあわせて、今年も

「ちんや川柳包装紙2015」が出来ました。

ここに印刷されている川柳は、昨年の秋に「すき焼き川柳コンクール2014」として募集したものです。

その節は多数の応募をありがとうございました。

悩みに悩み、厳選させていただきまして、入選句をこの包装紙に刷り込みました。

そう、このコンクールは、単に川柳のコンクールをするだけでなく、入選すると、店で本当に使う包装紙にその川柳が刷り込まれるのです。それが特徴です。

この出来上がった包装紙は、

「おもいを包む」包装紙として、多くの方々に喜んでいただけると思っています。

だいたいですね、ギフトというものは相手の方に対して、なんらかの

「気づかい」や

「思いやり」を届けるものです。

お世話になった、恩師・上司・先輩がご高齢であれば、肉と贈るというのは我ながら良い考えだと思います。

今年は早くも気温が30℃を超える日があり、これから夏に向かって行きます。

肉で養生なさってください!

という想いを包んで贈ってはいかがでしょうか。

なお、「すき焼き川柳コンクール2014」の当選句はこちらです。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

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パン祖

もう、ウンザリですよね、「世界遺産」を観光誘致に結びつけるパターン。

結びつけるなとは申しませんが、私は結び付け方が気にいらないんですよ、例えば「大砲うどん」とか。

伊豆韮山の代官であり、洋学者でもあった第三十六代江川太郎左衛門英龍が、反射炉で大砲を造ったから⇒蒲鉾で大砲を模って⇒「大砲うどん」という次第です。

・・・

実は韮山では、既に江川と食に関わる、なかなか良いイベントをやって来たようです。「江川邸」で 「パンの日」というイベントがあって、パン焼き体験が出来たとか。

江川は本当に日本の「パン祖」でありますから、こちらはしっかりした由来があります。

江川の洋学の先輩に当たる高島秋帆の従者に、長崎のオランダ屋敷に料理方として勤め、製パン技術を覚えた作太郎という人がいたので、その作太郎を江川が呼び寄せて、屋敷にパン窯を作らせ、1842年4月12日に、記念すべき初パンが焼き上げられたそうです。

ですので、こちらは「世界遺産」と関係なくても、大いに推奨するべきものですが、テレビが採り上げるのは、「大砲うどん」の方なんですよね。トホホです。

今年はちょうど江川没後160周年で、今年の4月12日は地元としては力を入れていたようですが、報道したのは地元紙だけで私も知りませんでした。

その後「世界遺産」の勧告が出たので⇒「大砲うどん」です。

世界遺産!⇒盛り上がってます!

だけでは、なんだかなあ、ですよね。

だいだい、江川は美味しいものを食べたかったわけではありません。パンは兵糧として導入されたのです。

日本の海防について強い問題意識を持っていたので、それでパンと砲台なのですが、うどんの方を採り上げてしまうと、その脈絡が見えないと思うんですよね。

なお、今日江川の功績が広く知られているのは、我が義塾の福沢諭吉先生が洋学の先達として褒めたからでもあります。

現在地に移る前の義塾は江川家の江戸屋敷と近所で、江川の敷地を義塾が借りたこともあったそうです。それで先生は江川のことを良く知っていたのです。

ですので、江川の「パンの日」を義塾関係者は応援してあげるべきかもしれません。少なくとも「大砲うどん」よりは。

 

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

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独立記念日

「独立記念日」を自分の「記念日」として登録した方がおいででした。

???

この方は、そんなにアメリカに思い入れがあるのかなあ。

弊店の会員さんは、入会する時にご自分の「記念日」~例えばお子さんの誕生日とか結婚記念日とかを1日選んで「ちんや」へ登録することが出来まして、その日は割引率が普段の倍になるのですが、その「記念日」として「独立記念日」を、その方は登録されました。

留学経験がおありなのかな。

まあ、どの日を選ぶかは自由だし、それに武士道の日本とピューリタンのアメリカには似通った価値観があるしな。

と思いましたが、良く読むとそういう話しでは全くありませんでした。

その方は弁護士さんで、自分の事務所を開いた日が、その日だったのです。

それって、正確には「事務所開設の日」ですよね。でも、本人の想いの中では、それは「独立」だったのですね。

成人して、卒業して、司法試験に合格して、

でも未だ食えるわけではなくて、先輩の事務所に入れてもらって、やっと独立出来て、そういう日に食べたいものが、すき焼きだったいうことが、私はとても嬉しいです。

他の料理をやっている方には申し訳ないですが、すき焼きこそがそういう場合に食べる料理です。

独立誠におめでとうございます。

是非事務所に皆さんとお越し下さい。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

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伊藤博文公

GW連休中のある日レジの中身を確認していると、

お、伊藤博文公!

その数日前には聖徳太子様も来ました。珍しいことが続いたので、FBに画像をUPしますと、

次に岩倉具視来ますね。

板垣退助かも。

とコメントが。はい、期待しましょう。

さて、これを機会に伊藤公のことをウイキぺデイアで調べてみました。神戸の人達が公のことを神戸ビーフの恩人と位置付けているからです。

でも、肉の件は出て来ませんでした。ウイキぺデイアをコピペーしますと、

(生活ぶり)「食住には頓着しない性格で、大磯で伊藤と隣り合わせで住んでいた西園寺公望は食事に招かれても粗末なモノだったものばかりで難渋した」

(ふぐ料理とのかかわり)「古来から毒魚とされ、明治維新後も食用を禁止されていたふぐ料理を明治21年(1888年)、周囲の反対を押し切って下関にて食した際に大変気に入り、当時の山口県知事に解禁するよう語って食用・商用のきっかけをつくったと伝えられている」

となっていて、肉のことは出ていませんね。

このブログの2013年9月11日号に書きました通り、

神戸に牛肉を普及させ「神戸ビーフ」の基礎を築いた外国人キルビーとハンターの生涯を扱った小説『夜明けのハンター』には、二人と当時兵庫県知事だった伊藤公の交流が描かれています。その尽力もあって「神戸ビーフ」が有名になって行った、という筋です。

神戸肉流通推進協議会のサイトにも、

「神戸港開港と同じ年に、かの伊藤博文が兵庫県初代知事に就任。英国留学帰りの国際派として鳴らした伊藤は、神戸の外国人居留地の整備に力を注いだ人物としても知られています。そんな彼が、神戸ビーフを好んで食べていたという逸話が残っています」

と書かれています。

伊藤公は憲法制定とか、立憲政友会創立とか、韓国統治とか、業績が多過ぎて、肉のことは注目されにくいかもしれませんが、ご記憶いただくと良いかもしれません。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.899日連続更新を達成しました。

 

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