伊藤博文公

GW連休中のある日レジの中身を確認していると、

お、伊藤博文公!

その数日前には聖徳太子様も来ました。珍しいことが続いたので、FBに画像をUPしますと、

次に岩倉具視来ますね。

板垣退助かも。

とコメントが。はい、期待しましょう。

さて、これを機会に伊藤公のことをウイキぺデイアで調べてみました。神戸の人達が公のことを神戸ビーフの恩人と位置付けているからです。

でも、肉の件は出て来ませんでした。ウイキぺデイアをコピペーしますと、

(生活ぶり)「食住には頓着しない性格で、大磯で伊藤と隣り合わせで住んでいた西園寺公望は食事に招かれても粗末なモノだったものばかりで難渋した」

(ふぐ料理とのかかわり)「古来から毒魚とされ、明治維新後も食用を禁止されていたふぐ料理を明治21年(1888年)、周囲の反対を押し切って下関にて食した際に大変気に入り、当時の山口県知事に解禁するよう語って食用・商用のきっかけをつくったと伝えられている」

となっていて、肉のことは出ていませんね。

このブログの2013年9月11日号に書きました通り、

神戸に牛肉を普及させ「神戸ビーフ」の基礎を築いた外国人キルビーとハンターの生涯を扱った小説『夜明けのハンター』には、二人と当時兵庫県知事だった伊藤公の交流が描かれています。その尽力もあって「神戸ビーフ」が有名になって行った、という筋です。

神戸肉流通推進協議会のサイトにも、

「神戸港開港と同じ年に、かの伊藤博文が兵庫県初代知事に就任。英国留学帰りの国際派として鳴らした伊藤は、神戸の外国人居留地の整備に力を注いだ人物としても知られています。そんな彼が、神戸ビーフを好んで食べていたという逸話が残っています」

と書かれています。

伊藤公は憲法制定とか、立憲政友会創立とか、韓国統治とか、業績が多過ぎて、肉のことは注目されにくいかもしれませんが、ご記憶いただくと良いかもしれません。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.899日連続更新を達成しました。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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