ブルームーン

 根岸の「レストラン香味屋」さんの、「残暑に揚げ物をガッツリ喰らう会」にお招きいただきましたので、参加しました。

 開会早々、乾杯の音頭を取るため立ち上がった、TK山先輩が、

 今日はブルームーンの日です。ブルームーンに乾杯しましょう!

 ??? ブ、ブルームーンってなんだっけ、と思って調べてみますと・・・

 1カ月のうちに満月が2回ある場合に、その2回目をブルームーンと呼ぶそうです。

 月の満ち欠けの周期は平均29.530585日で、一方1カ月は31日なので、月の初めに満月になると、その月の終わりに再び満月が巡ってくる場合がありますね。2~3年間隔でこういうこと起こるそうです。

 この日=2012年8月31日がその日で、

 前回は=2009年12月31日。

 次回は=2015年7月31日だそうです。

 へええ。要するに、「三の酉」とか「二の丑」みたいなもんですかね。

 念のため解説しますと、「酉の市」は、毎年11月の酉の日に開催されます。11月が30日あるのに対して、干支は12日で1回転しますから、11月の酉の日は2回ある場合と3回ある場合があるのです。

 鰻を食べる「土用」は、立秋直前の18日間のことで、それに対して干支は12日で1回転ですから、「土用の丑の日」は、1回ある場合と2回ある場合があります。鰻を食べるアイデイアについては、平賀源内が発案したと言われていますね。

 でも、「三の酉」や「二の丑」を特に慶ぶ習慣はないですね。「三の酉」まである年は火事が多いという伝承まであって楽しくないですね。

 一方西洋では、満月の日にロゼワインを月にかざしてから飲むと願いがかなうという話しがあるそうです。そっちの方が楽しいですね。この晩も石和温泉の女将MCH子さんが、ロゼワインを差し入れて下さって、美味しく頂戴しました。

 よし、どうせなら、「三の酉」の日にすき焼きを食べると火事から逃れられる、ということにしてしまおう、と思います。

 が、しかし、暦を調べたら、今年は「二の酉」までしかないなあ。11/8と11/20だけか。ちぇ。

 じゃあ、「二の丑」だ。「土用」は「夏の土用」だけなくて、年に4回ありますね。だから「寒の土用の丑の日」もあるのです。当然、「寒の土用の、二の丑の日」もあります。その日こそは、すき焼きだ!

 勿論、鰻産地の岡谷市や三島市の商工会議所が、「寒の土用」にも鰻を食べさせようと運動していることは私も知っています。

 でも鰻が「夏の土用」も「寒の土用」も獲ることはないですよねえ。ウシの日なんだから、冬は譲って貰いたいです。いや、鰻と牛が一致協力して、「寒の土用」を盛り上げれば良いんです。特に「二の丑」を盛り上げようじゃないですか!

 よし!では、2013年の「寒の土用の丑の日」がいつか調べよう!と思って、「うなぎのまち岡谷」のサイトを開けると⇒2012年2月11日のイベント告知をした状態のまま。その後の更新は無し・・・

 しっかりしてよ!鰻業界さん。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて925日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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VIVA洋食

 根岸の「レストラン香味屋」さんの、「残暑に揚げ物をガッツリ喰らう会」にお招きいただきましたので、参加しました。

 参りますと、本当に揚げ物のオンパレード。

 エビフライ⇒カニコロ⇒松茸のフライ⇒一口カツ⇒タンコロ⇒メンチカツ⇒ビフカツと大満腹・大満足でした。

 これらの揚げ物を堪能しておりますと、マダムのKA恵さんが、

 住吉さ~~ん。大変に申し訳ござりませぬ。今夜の会で〆のお言葉を賜りたいのです。どうぞよろしくお願いいたします♪♪♪

 うーん、恥ずかしいけど、下町洋食応援団の私としては断るわけには勿論いかず、この際ですから、洋食賛美を一席演らせていただくことにしました・・・

・・・皆さん、少しおおげさかもしませんが、私は洋食をいただきますと、

 日本っていいなあ。

 日本人ってすごいなあ。

としみじみ思います。青鞜の和食イヤ正統の和食もそれは勿論結構ですが、私は、洋食のように外国の文化を日本に輸入・翻訳した人達の仕事ぶりにいつも感動します。

 それから、さらにそれを分かりやすく・親しみやすくしてきた人達の仕事ぶりにもいつも感動します。

 伝統芸の継承ばかりが日本人の良さなのではなく、訳して⇒馴染ませるのも上手いよなあ、といつも思います。

 だいたい浅草とか根岸とかの下町は、そういうものだらけです。

 かつては「浅草オペラ」とか「活弁さん」が親しまれていまして、今はなんと申しましても、食べもの=洋食が代表でしょう。おおげさついでに申しますと、洋食は日本の近代化遺産だ、そう私は思っています。

 さらに最近では、いろいろな文化のジャンルで逆輸出すら起こっていますね。和製Dai-kuの海外公演なんて、その見本でしょう。「大工」じゃないですよ、「第九」です、ベートーベンの。

 今時の東京には、ありとあらゆる種類の食べ物が溢れていますが、本日お集まりの皆様におかれましては、下町の洋食に、ますますの御愛顧を賜りますことを、最後に、私からもお願い申し上げまして、挨拶を終わらせていただきます。

 KA恵さん、皆さん、本日は誠に有り難うございました。

 それでは皆の衆、御手を拝借!

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて924日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

不自然な食べ物

 昨日まで夏休みをいただき、御不便をおかけしました。「ちんや」は、本日より通常営業しております。さて、

 休み中に映画『モンサントの不自然な食べ物』を観ました。

 世界の種子市場を支配し、農業全体をも支配しそうな、バイオ化学企業・モンサント社の実態を暴いた映画です。

 モンサント社は、さまざまにビジネスを展開していますが、主要な分野は遺伝子組み換え作物~例えばトウモロコシの種です。その世界市場の90%を占めています。

 モンサント社は、まず農薬に強い(=耐性のある)作物を開発しました。大規模農場で、飛行機で農薬を大量にバラ撒いても、この作物は育ちます。

 で、その種を使うことで、それまで虫とりや草むしりに従事していた子供が、学校に行けるようになる、と宣伝しました。収量も多いので飢餓を脱することが出来る、とも宣伝しました。

 世界の農民はこの種を歓迎しました。モンサントの宣伝に乗せられたからです。

 しかし恐ろしいことに、この種から育った作物が実らせた種は、翌年植えても発芽しないのです。なんと、そういう風に遺伝子を組み換えてあるのです。

 だから、翌年も農民はモンサント社から種を買わないといけません。

 結果、いったん収量は上がったようですが、皆が完全にモンサント社の支配下に入ってしまいました。

 そもそも、ですが、モンサント社は、あの悪名高き「枯葉剤」のメーカーです。ベトナム戦争で「枯葉剤」を使用し、戦後はそれを農薬に転用し、やがて農薬と作物の関係を研究する内、農薬耐性のある作物の開発に成功しました。

 普通の遺伝子のトウモロコシは、農薬に弱く収量も少ないので、次第に植えられなくなって行き、「遺伝的多様性」が失われました。世界中でモンサントの種ばかりが植えるようになってしまったのです。

 それを忌避した農家は、経済的に敗北し、破産して行きました。

 これが現代農業の姿です。

 日本食品に遺伝子組み換え作物が含まれていれば、それを消費者に表示する制度になっていますから、モンサントの支配から今の所、免れています。

 でも、皆さん、ここでご注意いただきたいのですが、TPPに参加しようとすると、この表示義務を撤廃しないといけないらしいのです。

 恐ろしくないですか?

 TPP参加後は、食品に遺伝子組み換え作物が含まれても、そのことを消費者に隠すことが出来るのです。

 末法の世ですな。

 南無観世音菩薩。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて923日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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観光案内

 盆休みの盛りの頃の話しです。

 お客様の御忘れ物の中に、結構な額の現金が入っていたので、雷門の交番に届けて来ました。

 拾得手続き完了を待つ間、およそ10分。交番は千客万来でした。と言っても来るのは犯罪者でも被害者でもなくて、観光客。

 スカイツリーはどっちですか?

 合羽橋はどっちですか?

 モツ焼き通りはどっちですか?

 都営地下鉄の駅はどっちですか?

 聞くのはタダって感覚なのでしょうか。聞いていて・・・

 「観光センターは通りの向かいじゃああ!」

と横から言ってやりたくなりますが、交番の方が聞きやすいんですね、観光センターより。

 観光センターの入口には大きな「?」のサインがあって、それがグローバルには観光案内のサインなのだそうですが、日本人はやはり青い警視庁の制服に近寄って行ってしまうようです。流石世界に誇るKobanです。

 若い御巡りさんは、こうした業務に慣れきっておいでなのか、「立て板に水」の観光案内。私でもあんなにスラスラできません。

 中には、珍問を発する客も。

 寅さんの饅頭屋はどっちですか?

 「それは柴又じゃああ!」

 もう少し調べてから来た方が良いと思いますよ。それに、ですよ、人にモノを尋ねて答えて貰ったら「有り難う」位言った方が良いと思いますけど。「オレの納めた税金で雇ってる」とか思っておいでなら、大きな間違いです。

 なんかイヤな気分。

 しかし、それから数時間。この話しには追伸がありまして、その落とし主の方が、その夜「ちんや」へ現れました。

 「無事財布や免許証が戻って助かりました!皆さんで食べて下さい!」

と菓子折りを持って見えました。

 まだまだ、こういう方がおいでなんですね、この日本に。嬉しかったです。

 南無観世音菩薩。

 追伸①

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追伸②

 9/3から9/7まで、「ちんや」は遅めの夏休みをいただきます。盆休みの代わりです。何卒、御諒承下さいませ。

 このブログは、予約投稿により連続更新してまいりますので、ご愛読下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて922日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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井戸の茶碗

 「林家たい平師匠を囲む会」を開催しました。私が会長をしている「台彪会」の、夏の恒例行事です。

 たい平師匠は、日本TV「昇天」イヤ「笑店」の大喜利メンバーで、「売れっ子中の売れっ子」と申して良い噺家さんだと思いますが、今年も私たちのために御来演下さり、本当に有り難いことでした。 

 で、今年の演目は「井戸の茶碗」。武士道を描いた、古典落語の名曲ですから、ご存じの方も多いかもしれませんね。

 貧乏なのに身に添わぬ金銭をかたくなに受け取らない二人の侍を登場させて、欲よりも名誉を優先させる人の生き様を見せます。このように武士道を描いた一曲なのですが、描くと言っても、勿論そこは落語ですから、おおげさに描写して笑わせます。

 清貧を貫く二人に金を受け取らせようと、狂言回し役のクズ屋が右往左往する場面を見れば、師匠は、やはり実力者なのだなあ、とあらためて感心させられます。

 最後には、貧乏侍が持っていた茶碗が、茶の湯で珍重される「井戸茶碗」だと鑑定され⇒細川侯にお買い上げ、となってハッピーエンドに成るのですが、師匠は、鑑定人を茶人ではなくて、テレビ「なんでも鑑定団」で有名な骨董商・中島誠之助に変えてしまいます。

 「鑑定団」の音楽を歌いつつ、自分の口から、

 古典を冒涜するのはマズいよねえ!

などと言って、さらに笑わせます。

 この一曲は、二人の侍、その間を使い走りするクズ屋、侍の間を仲裁する大家さんと、全ての登場人物が善人なので、演ずる側の噺家さんの間でも人気があると聞きます。

 そして、それだけに、今のご時世にタイムリーでした。

 私も含め、目をウルウルとさせながら聞きいっている人が沢山おいででした。

 またお土産は、師匠が応援している石巻の缶詰。

 震災後、被災圏外の工場を借りて缶詰の製造を始めた『木の屋石巻水産』さんのために、師匠がパッケージ・デザインを提供され、それが製品に成って、この日配布されたのです。

 実は、武蔵野美術大学の落ち研出身なので、そういう特技がおありなんですね。こうした活動も素晴らしいことです。

 終演後の懇親会に師匠も御参加下さいましたので、その席で私は師匠に申し上げました。

 いやあ、本当に良いお噺でした。是非国会で演って下さい、「井戸の茶碗」を!

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
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追伸②

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顔写真検索

 グーグルの画像検索に、自分の名前を入れて検索したこと、ありますか?

 私はやってみました。

 げげっ 結構出て来ますね、私の顔が。

 この機能を顧客サービスに利用し始めた企業があるそうです。

 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)社です。

 この機能によって・・・

「なじみのレストランに行く感覚を、スタッフ数千人、乗客数百万人の規模で再現するのが目標だ。」

「座席の位置や前回までのフライト、食事メニューの選択などの情報をデータベースにまとめ、客室乗務員や空港ラウンジのスタッフが共有する。スタッフは全員、配布されたタブレット端末「iPad(アイパッド)」でデータを取り出したり、グーグル検索を利用したりすることができる。」

「到着の遅延が乗り継ぎに影響する客を素早く見つけたり、以前のフライトで不備のあった客におわびの言葉を添えたりすることにより、細やかなサービスが可能になる。」

 乗客の中でも大物実業家らVIP客を対象にしているそうで、BA社は既に1年半試験を実施済み。その期間に苦情はなく、「すでにある情報を、まとめて引き出せるようにしただけだ」と説明しているそうです。

 うーん。

 たしかに店の側として、こういうことをやりたくはなります。

 大物実業家なら、既にネット上に顔写真が掲載されているでしょうから、ただちにプライバシー侵害!と言えないかもしれません。

 でも、気味悪いですよねえ。

 実際、賛否両論を巻き起こしているそうです。

 私もBAの飛行機に乗ったら、イキナリ、

 浅草のすき焼き屋さんですよね!

と言われるかもしれません。

 気味悪いですよねえ。

 まあ、でも、いいか。CAさんと仲良くなれるなら。

追伸①

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追伸②

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 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて920日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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すき焼き落語

 すき焼きを題にした落語は無い、と思っておりましたところ、それは大きな間違いだったようで、在りました。ネットで発見しました。

 ただし古典ではなく、桂三枝師匠の創作落語です。あらすじをコピペーしますと・・・

「新しく赴任してきた人のために、上司の家で歓迎のすき焼きパーティーをする。上司が自ら作ろうとすると、部下が脂の量に文句をつけてきた。聞いてみると、自分は大学のときに料理を研究して、究極のすき焼きを見つけたというので、それを作ってもらう。」

「食べている間もすき焼きの思い出話になり、新しく赴任してきた人は兄弟が多くて、子供の頃はとても肉を口に入れることができなかったとのこと。四年に一度のスキヤキのときには、兄弟が本気で肉を争っていた。」」

「実はつい先日も親が亡くなって、スキヤキを食べながら遺産分けの話をしたら、自分は思い出の土地家屋を売りたくないのに、他の兄弟が売ると言って、大喧嘩になったという。」

「そこに自宅から電話がかかってきて、その兄弟が今から家にくるとのこと。上司が、すき焼きで仲直りをしろと気を利かせて、余っている肉をおみやげにして持たせる。」

「男が家に帰ると、妻がお義兄さんが来ると言うので、急いで肉屋に行って、すき焼き用の肉を分けてもらったという。そこに兄がやってきて、遺産分けのことでもめて済まなかったと謝る。お前の言うとおり、思い出の土地家屋は売らないことにした。これからも兄弟仲良くやっていこうと、兄が差し出したお土産がスキヤキの肉だったというサゲ。」

 すき焼きを食べる場面の形態模写が、この落語の一つの眼目らしく、そういう落語は当然、どこの会場にも向くわけではないので、あまり上演されていないようです。

 CDは出ているらしいので、買ってみようと思いますが、携帯模写イヤ形態模写の場面が、CDだと良く分かりませんね。椎茸を落として客を笑わせたりするらしいのですが、何で笑っているのか「???」となってしまいますよね。

 弊ブログの読者さんで、生でこれを聞いたことの方がおいででしたら、是非是非、リポート願います。

 追伸①

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報奨旅行

 とある大手企業さんが、成績優秀な社員さんのために、スカイツリ​ー見物+「ちんや」のすき焼き、という報奨旅行を企画して⇒その下見​に見えました。

 いやあ、景気良くて結構ですねえ!

と申し上げると、

 いえいえ、景気は良くないですよ、デフレですから。でも、だからこそ、こう​いうことをやらないといかんのです。

という御返事が。

 流石、ご尤も!

と思いましたので、このやりとりをFBにUPしました。そうしましたら、

 墨田区観光協会の阿部会長から、

 「生き金」の使い方ですね^^;

とコメントが。

 そうそう、まさに、その​「生き金」の話しだと私も思います。

 会社の支払いを一律にケチれば​、入って来る収入もググっと減ってきますよね、結局。さりとて景気が悪ければ、リストラしないわけにも行かず、どこが削ってはいけない所か、の判断が会社の分かれ道と思います。

 「ちんや」のすき焼きで、社員さん達がますますやる気を出していただけたら、嬉しいです。

 ガンバレ、日本経済。

追伸①

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NGな携帯電話の使い方

 ネットで「!」という記事を見つけました。

 「危険だから絶対にやめて!NGな携帯電話&スマホの使い方」という記事です。

 その使い方とは・・・

・枕元に置いて寝るのはNG!

 電磁波が脳に悪影響を与えるそうです。特にお子さんはやめた方が良いとか。

・液晶モニターから紫外線が出ている!?

 紫外線の影響で不眠症に成ってしまう人がいるようです。また肌が焼けることもあるとか。

 そして「!」と思ったのが、次です。

・携帯電話はトイレよりも汚い!

「考えてみれば、寝ているときも食事中も、さらにはトイレの中にだって持っていく携帯電話。そんな携帯電話は、実はトイレの便座や靴、ドアノブよりも、はるかに多くの細菌が繁殖しているのです。」

「細菌の中には、黄色ブドウ球菌が含まれていることもあって、体の中に入ると肺炎などを引き起こすこともあるというから驚きです!」

「必ず、食事のときは携帯電話やスマホはしまいましょう。食事をとった手で、携帯電話を触ることがもっとも細菌が増殖する原因です。」

「抗菌作用のある濡れティッシュなどで、週に1回程度は液晶画面を拭くようにしましょう。」

 黄色ブドウ球菌と言えば、食中毒菌でもあります。

 いやあ、迂闊でした。これは気をつけないといけません。

 特に飲食関係の皆さん、御注意を!

追伸①

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追伸②

 明日9/3から9/7まで、「ちんや」は遅めの夏休みをいただきます。盆休みの代わりです。何卒、御諒承下さいませ。

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30カ月

 本日弊ブログは、30カ月連続更新を達成しました。

 30カ月といいますと、肉牛の一生の長さですね。もう少し飼った方が、肉の味が深まるのですが、最近は、餌代を節約するため30カ月より前に出荷される牛が多く、残念に思っています。

 ですので弊ブログは、それをマネせず、味が深まるまで頑張って参りたいと思います。さしあたって、今年の11月の後半に千日連続更新を迎えますので、それを当座の目標にしています。

 さて、弊ブログを読んだ方から、

 面白いけど、シニカルだよねえ、

というコメントを戴くことがあります。

⇒シニカルであることは認めます。

と申しますか、あるジャンルについては意図的にシニカルに、つまり当事者意識ゼロであるかのように、書いています。

 あるジャンルとは、主に政治・それから芸能界ですね。

 今時は、政府・国会・マスコミをあげつらっても誰からも「そういうモノ言いはやめておけ」と言われることはありません。気分良くコケに出来ますので、そうさせていただいています。

 ネタが不足している時に丁度良いですしね。

 ですので「政治を自分のこととして考えよう!」

とお考えになっている方がそれを読めばシニカルに見えるのは当然かもしれません。

 だって、政治をあんまり真面目に論じたら、

 じゃあ、自分が選挙に出れば良いじゃないか!

って言われてしまいそうですからね。いや、実はもう何度か言われています。

 ですので、ますます本気には書けません。引き続き、当事者意識ゼロのシニカル路線で書きたい、と思っています。

 一方、すき焼きや食べ物のことは、シニカルに、というわけにはいきません。

 こちらは自分の血と汗と、人生の時間の相当部分を奉じる対象ですので、どんなに解決困難な課題であっても、完全な当事者あるいは渦中の人物の立場で、書かないといけません。

 ご存じの通り、現代の食を巡る状況は、どうも良くない傾向ばかりが目につきますので、ぼやきが多いかもしれません。弊ブログの「ばやき部屋」というカテゴリーに入っている文の相当数が、そうした文章ですね。

 しかし、ぼやいていたとしても、食に関しては大前提として、最期まで当事者としての位置を放棄しないようにする積りです。

 引き続き、ご愛読をお願い申し上げます。敬白。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
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 現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

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 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて916日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

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