ニッポンの肉2018

本日19時~21時54分 フジテレビ系列で放送される、

「発見!ニッポンの肉2018 ~最新&最強の激ウマ大捜査SP~」にお採り上げいただきます。ありがとうございます。

どうぞ、ご覧くださいませ。(私個人は出ません)

<内容は以下の通りです>

いまニッポンは空前の「肉」ブーム!

究極の名にふさわしい「最強の肉」、一生に一度は食べておきたい「魅惑の肉料理」、グルメサイトや雑誌に載っていない「幻の肉の名店」など、肉という肉を紹介していく唯一無二の“肉バラエティー”がここに誕生!2018年の肉の最新事情が丸わかり!

▼“フォトジェ肉”や“赤毛和牛”など、肉の進化が止まらない!

▼史上最強の肉集団“肉バカ委員会”が推薦する肉がすごすぎる!

▼全国にあまたある肉弁当の中から選んだ“ニッポン5大肉弁当”を徹底解剖!

▼“インスタ映え”はもはや当たり前!最新の“ムービー映え”肉とは!?

▼安くておいしくてボリューム満点!一般開放されている“学食肉”の実態に迫る!

▼ご飯と合う肉はどれだ!?白米が欲しくなる肉選手権、開宴!

▼西岡德馬とバイきんぐが話題の熟成肉を食らう!

▼アキラ100%が大人気肉弁当の工場に突撃取材!

肉、肉、肉、肉にまみれた3時間をぜひご堪能ください。

出演者:

ギャル曽根
吉村崇(平成ノブシコブシ)

 

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」2017年2月8日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」2月9日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」2月10日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2月10日16時50分放送

東京新聞(特報面)2月12日

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」2月12日10時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2月15日15時44分放送

「肉メディア.com」(インターネット)2月15日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」2月16日7時35分放送

産経新聞(生活面)2月21日

日刊ゲンダイ2月24日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz)3月2日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」3月12日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」3月25日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3月31日19時56分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)2017年5月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送

ブーストマガジン(インターネット)5月12日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」5月18日放送

「婦人画報」(雑誌)2017年7月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)2017年6月号、文:山本謙治様

「dancyu」2017年8月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」2017年8月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8月1日23:56放送

単行本『くらべる値段』、2017年8月18日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」9月30日午前10時00分放送

雑誌「Hanako」1144号(2017年10月19日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』12月9日午後6時00分放送

雑誌「MetroWalker」2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞12月20日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)12月30日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)2018年1月5日配信

雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号

読売新聞2018116日夕刊社会面「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

夕刊フジ【肉道場入門!】2018116

フジテレビ「発見!ニッポンの肉2018 ~最新&最強の激ウマ大捜査SP~」2018年1月21日19時00分放送

*この他に収録済みで、今後公開されるものが数件あります。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.885連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

高齢化

その日の「ちんや」の高齢者率は、かなり高めでした。

皆さん、寒いのに車椅子に乗っていらして、「適サシ肉」をペロリと食べて下さいます。在り難い。

「店の高齢化」を、私はゼンゼン心配しません。

お年寄りはお孫さんを連れて来て下さるからです。やがてお孫さん達が自腹で来てくれるでしょう。

そういう店内風景を見るのが、私は一番好きかな。

それは1月の、とある日曜日のこと。

日本海側は大雪とかでしたが、浅草は穏やかでした。

追伸

本日1/20発売の雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号にお採り上げいただきました。ありがとうございます。

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」2月8日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」2月9日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」2月10日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2月10日16時50分放送

東京新聞(特報面)2月12日

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」2月12日10時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2月15日15時44分放送

「肉メディア.com」(インターネット)2月15日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」2月16日7時35分放送

産経新聞(生活面)2月21日

日刊ゲンダイ2月24日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)2017年3月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz)3月2日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」3月12日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」3月25日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3月31日19時56分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)2017年5月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4月13日20時15分放送

ブーストマガジン(インターネット)5月12日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」5月18日放送

「婦人画報」(雑誌)2017年7月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)2017年6月号、文:山本謙治様

「dancyu」2017年8月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」2017年8月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8月1日23:56放送

単行本『くらべる値段』、2017年8月18日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」9月30日午前10時00分放送

雑誌「Hanako」1144号(2017年10月19日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』12月9日午後6時00分放送

雑誌「MetroWalker」2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞12月20日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)12月30日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)2018年1月5日配信

読売新聞2018116日夕刊社会面「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号

*この他に収録済みで、今後公開されるものが数件あります。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.884連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

働き方改革

旧臘2017年は、「働き方改革」「ホワイト化」の年だったと思います。

弊社も12月の火曜・水曜はランチ営業を休止しました。

そしてブラック企業の主役は「ワタミ」さんから「電通」さんになりました。日本を代表する企業「電通」さんがブラックだったということは大きな衝撃でした。

が、私はこの二者を同列に考えるのは良くないと思っています。

「電通」さんは、たしかにブラックでしたが、多くの人を育ててきました。「電通」さんは、多くの人が競って入社したいと望むような会社で、そこでの経験を糧に独立開業した人が大勢います。

だから社員さんはハードな仕事に耐えてきたわけです。有名な料理屋さんでも同じようなことがあります。

もちろん、それを悪用して死ぬまで働かせたり、パワハラ・セクハラをはたらいて良いわけではありませんから、庇うつもりはないです。

が、人を育てず、労働者の体力を消費するだけの会社と同じに考えてはいけない、というのが私の意見です。

今の日本で一番問題なのは「電通的」でないブラック企業だと私は思います。

専門性の高い仕事は、ごく少数の人間が担当し、その他大勢の労働者は兵隊のように使いたおす会社がたくさん在ることが問題だと思います。

外食産業の現場を観てみましょう。

味付けはセントラル・キッチンがします。現場は加熱して、盛り付けるだけ。加熱だって機械がやります。だから現場の人間は、調理について、ほとんど何も学べません。ひたすら使われ、若さを消費されます。

その労働者が疲れ果てて退職した時、さらなる悲劇に遭います。専門性がないから、ロクな再就職が出来ないのです。同じような、体力だけを求めている会社にしか就職できないのです。

その調子で、いったい何歳まで働けるのか。

このような「電通的」でないブラック企業が多数在ることが、私は重大な問題だと思っていますので、ブラック企業の代表=「電通」と考えるべきではないと思うのです。

「電通」さんは軌道修正できると思いますが、存在そのものがブラックで、軌道修正すると存立し得なくなる会社がたくさん在ることが問題です。

結局薬局、問題の本質は「働き方改革」ではなく「育て方改革」だというのが、私の見解です。

 

追伸

明日1/20発売の雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号にお採り上げいただきました。ありがとうございます。

<これにて「適サシ肉宣言」関連の、これまでのメデイア掲載は以下↓の通りとなりました>

「文春オンライン」28日より掲載

日本テレビ「スッキリ!!」29日放送

TBSテレビ「白熱ライブビビット」210日放送

テレビ朝日「スーパーJチャンネル」2101650分放送

東京新聞(特報面)212

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」21210時放送

HBC 北海道放送「今日ドキッ!」2151544分放送

「肉メディア.com(インターネット)215日、文:松浦達也様

TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」216735分放送

産経新聞(生活面)221

日刊ゲンダイ224日掲載

「おとなの週末」(雑誌、講談社)20173月号掲載

FMえどがわ(84.3MHz32日放送

読売テレビ「そこまで言って委員会」312日放送

テレビ朝日「週刊ニュースリーダー」325日朝6時放送

TBSテレビ「ぴったんこカン☆カン」3311956分放送

「ワインホワット!?」(ワイン専門誌)20175月号掲載

NHKテレビ「所さん!大変ですよ」4132015分放送

ブーストマガジン(インターネット)512日(前編)、19日(後編)

テレビ東京「和風総本家」518日放送

「婦人画報」(雑誌)20177月号「世界が恋するWASHOKU」特集

「健康保険」(健康保険組合連合会発行)20176月号、文:山本謙治様

dancyu20178月号、「美味東京」特集

「文芸春秋」20178月号、「この人の月間日記」、文:中野信子様

TBSテレビ「テッペン!『友だち+プラス』」8123:56放送

単行本『くらべる値段』、2017818日刊行、東京書籍、著者:おかべたかし様

雑誌「だいごみ」、2017年秋号、「地方創生支援協会」刊行

インターネット「食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常」(扶桑社、筆者:大木淳夫さま)

BS-TBSテレビ「サタデードキュメント」930日午前1000分放送

雑誌「Hanako1144号(20171019日刊行)

BSフジテレビ『極皿~食の因数分解』129日午後600分放送

雑誌「MetroWalker2017年冬号(東京メトロ)

朝日新聞1220日夕刊「(あのとき・それから)1944年 和牛の誕生 サシ重視、偏る種牛に危機感も」(文:向笠千恵子様)

インターネット『NEWS ポストセブン』「ブランドや等級に縛られない肉の多様化が定着 好みで選択可」(文:松浦達也さま)1230日配信

インターネット『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」(文:山口祐加さま)201815日配信

雑誌『東京ウォーカー』2018年2月号

*この他に収録済みで、今後公開されるものが1件あります。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.883連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

明治150年

新年会とか賀詞交換会とかにまいりますと、挨拶する人全員がオリンピックのことを話すので、いささかウンザリしてきました。その話題に完全に埋もれてしまっていますが、今年は

明治150年です。

政府は記念事業をするそうですが、たぶん本心は改憲とか陛下退位の準備とかに忙しいですよね。

そこで、この件を盛り上げねばと、私は勝手に使命感に燃えてブログに書くことに致しました。

今を遡ること150年前。18681月に明治天皇は「王政復古の大号令」を出し、新政府樹立を宣言しました。新政府は鳥羽・伏見の戦いで旧幕勢力を京都から排除した後、4月には「五箇条の御誓文」で新政府の基本方針を表明しました。

それから110年、中学受験のため日本史を勉強していた私は「五箇条の御誓文」の開明性・先進性に衝撃を受けました。そして、この時代に起源を持つ料理屋の子に生まれたことを誇りに感じました。ええ、マジで。

5世紀に起源を持つ国が、

「旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし」

とか言っちゃうのはスゴいことですよね。

この受験は成功し、私は、やはりこの時代に起源を持つ学校に入学することになりました。そうしましたら、その学校の創立者・福澤諭吉先生は『肉食之説』という一文まで書いていたというから驚きます。肉食を嫌う者の論は「人の天性を知らず人身の窮理をわきまへざる無学文盲の空論なり。」とまで書いています。これは、ほとんど運命の出会いのように感じました。

そこから40年、今年は明治150年です。

多くの人が明治時代を想い起す年になれば、と思います。

ただし、です。明治の革新性ばかりでなくて、同時に江戸=明治の連続性も評価されると良いと私は思っています。

一見、江戸=明治は断絶しているように見えて、底流でつながっています。江戸時代の日本の良い所が明治になって開花したという風に考えることも出来ると思います。牛鍋が、それ。洋食は、その逆パターンで、まったく新しいものに見えて、実は和の味付けが加えられています。つながっているのです。

江戸的教養が、西洋文明を受け入れる際の基礎になったとも言えます。福澤先生は「演説」「簿記」など多くの言葉を造語しましたが、使ったのは漢文の素養でした。

2018年は、明治が近く感じられるよう、また多面的な評価ができるよう、このブログでも意識して書いてみようと思います。おつきあい下さいまし。

 

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.882連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

浅草インバウンドあるある

このブログにカテゴリーを一つ追加しました。カテゴリーを追加するのは久しぶりですが、それは題して、

「浅草インバウンドあるある」。

浅草にやってくるインバウンド客の困った習慣を、これまでは「ぼやき部屋」というカテゴリーに入れてきましたが、このネタがあまりに多いので、独立させることにした次第です。

さて「浅草インバウンドあるある」の記念すべき最初の「あるある」は、

「インバウンド客にタダで水を飲まれる」。

これは、かなり多いようです。

今日も外人に、水を18杯も飲まれちゃったよー

とボヤく飲食店主が多いのです。

なぜ水をタダで飲まれるのか?

それは、とにかくすぐに水とおしぼりを出す店が多いからです。喫茶店とか、食堂とか、蕎麦屋さんとか。

お店サイドとしては、お客様から、入店して着席したのに長時間何も応対してもらえなかった!サービスの悪い店だ!と言われたくないので、とにかくすぐに水とおしぼりを出すのです。

忙しい時間でも、とりあえず水とおしぼりを出しておけば、応対した実績づくりだけはできるので、そうしているのですが、さて困るのは外人さんの場合です。

着席して、しばらく協議した後、帰ってしまうことがあるのです。

その原因は、店のことを良く調べずに突入するからです。

私が店の玄関に立って来客に応対している時にも、そういう外人さんが入って見えます。日本人なら、メニュー内容や価格をよくよく確認してから入ってきますが、外人さんは、スーッと入って来て、

Are you open

あれ、店頭のメニューには、まったく視線を送らずに、スーッと入って来たな。ということは事前にスマホで検索して来たのかな・・・

という想像は禁物です。

中へ入っていただくのは良いとして、玄関でメニューを必ず確認してもらわないといけません。

実際メニューを見て、そこで帰ってしまうケースがあるのです、結構。

値段が合わないのか、すき焼き以外を食べたかったのか。

突入して、すぐ転身するのは恥ではないようです。西洋人でも、東洋人でも。

だから私は、部屋が空いていてもすぐには通さず、玄関ロビーで必ずメニューをご覧に入れるのですが、そうした段取りが、構造上できにくいお店さんもあります。喫茶店とか、食堂とか、蕎麦屋さんとか。

そうしたお店では、入って来た客はすぐさま席へ通し、続けてすぐ水とおしぼりを出すので、飲まれてしまうのです。

産休の一言もないんだよなあ!いや、サンキューの一言もないんだよなあ!

とボヤく店主が多いこと。

「浅草インバウンドあるある」でした。

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

読売新聞の2018116日夕刊社会面に載せていただきました。ありがとうございます。

「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.881連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: 浅草インバウンドあるある — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

調査結果報告書

旧臘のネタで恐縮ですが、日本相撲協会の危機管理委員会が作成した、

「元横綱・日馬富士の傷害事件に関する調査結果報告書」の全文を、皆さんはお読みになりましたか?

要旨だけ読むと載っていないのですが、全文を読みますと、今回の飲み会の、そもそもの設定の経緯が書いてあります。

そして、そこを読んだ時、私は、

あーあ。

やっぱり趣旨とメンツが不透明な飲み会は考えものだなあ!

と思いました。

今回は元々モンゴル力士会ではなく、「地元高校の相撲部OBや同部と縁のある力士を招いた」会でした。

白鵬は相撲部と関係があったので、招かれていたのですが、

OBとか身内の集まりです」程度の説明しか受けておらず、貴ノ岩が出席することは、なんと、知らなかったそうです。

日馬富士は、そもそも招かれておらず、白鵬が連れて行ったそうです。

つまり、相撲部のOB会であることがハッキリしていれば、日馬富士は参加せず、事件は起きなかったかもしれないということなのです。あーあ。

「趣旨とメンツが不透明な飲み会」の体験は、私にもあります。

ある時私と、とある蔵元さんが日本酒の会を開いたことがあり、私の知人の酒好きメンツに声をかけたのですが、お誘いした内の一人から、

友達を連れて行っても良いですか?

という質問がありました。賑やかになるのはもちろん嬉しいので、OKしまして、そのお友達が到着したのですが、そこで私と蔵元さんはビックリ。

きょ、今日は酒の会なんですか?

そうですよ、浴びるほど飲みまくる会です。ようこそ、お越し下さいました。

ぼ、僕はね、飲めないんですよ。

・・・(沈黙)・・・

どのように誘ったのか、私は存じませんが、

「浴びるほど飲みまくる会」が「趣旨とメンツが不透明な飲み会」に成ってしまいました。

あの時の蔵元さんの微妙な表情は忘れられません。

新年会シーズン、皆さんもお気をつけを。

 

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした115日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

20171 15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.880連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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古典芸能・最新形②

年始に、Eテレで邦楽の番組をやっていたので、視ていますと、それは

「すごいぞにっぽん!古典芸能・最新形」という番組でした。邦楽の革新に取り組んでいる方々を特集した番組のようでした。

その内容は、昨日の弊ブログに書きましたが、この番組でそれとは別に私が、

そう!そう!と思ったことがありました。それは、コメンテイターとして出演していた、バレエの草刈民代さんのコメントです。草刈さんは、

伝統の革新に取り組んでいると、伝統の本質に気づく場合があると思います。

とコメントなさっていました。至言と思います。

そして伝統料理にも、同じことが言えると思います。私のカレー卵やヨーグルト卵もそうです。

味や提供方法を変えてみると、旨さの本体が何だったか、そこで分かることがあるのです。遅いぞ、と言われそうですが、そこで初めて分かることがあるのです。

料理の世界を俯瞰しますると、だいたいは、

伝統的=美味しい

と言えます。味って人間存在の根本に繋がっていますからね。

でも、歴史に偶然が付きものであるように、料理の世界にも偶然が作った伝統があります。

例えば、土用の丑の日。

本当は、鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、それに比べて夏のものはベストではないそうですが、平賀源内(あるいは大田南畝)の入れ知恵で、鰻=土用の丑の日となって、それが立派な伝統になりました。

それはそれで結構なのですが、鰻の美味しさの本体を考える場合には、丑の日の件は頭から除外した方が良いということになります。

話しを戻しますが、私は、すき焼きの卵の味を変化させてみて、それで初めて、そうした変化に動じない肉の味の本体を認識することになりました。

それで、2017115日の「適サシ肉宣言」には、卵の件が付いているのです。

あれから一年。

そういうわけで、今日は日本全国

「適サシ肉の日」です(笑い)

「日本記念日協会」さんにも認定していただきました。

ちなみに「制定の由来」は、

「20171 15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

まだまだ、この件で怒涛の日々は続きそうです。

 

追伸

インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。

文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.879連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

古典芸能・最新形

正月はEテレを視ることが多いです。

正月の民放はやかましいからです。

今年もEテレで邦楽の番組をやっていたので、視ていますと、それは

「すごいぞにっぽん!古典芸能・最新形」という番組でした。

最近は、とにかく「すごいぞにっぽん!」と言わずにはおられない世相のようで、私は、そこが大変気になるのですが、正月から四の五の言うのは止めて視ておりますと、邦楽の革新に取り組んでいる方々を特集した番組のようでした。

面白かったのは、戦前の邦楽の革新の在り方と、現代の革新の在り方の違いです。

戦前の邦楽家はサウンドを改良しようとしました。西洋の楽器と比べて、音の迫力で劣っていたからです。

八十弦の琴とか、

「豪弦」というコントラバスのような巨大な三味線が登場しました。この三味線は立って、弓で弾きます。

しかし、こうした試みはあまり評価されず、現代の邦楽家は西洋音楽に対抗するより、西洋音楽と融合する方向に進んでいるようです。

例えば、MARU-YAというグループが紹介されていましたが、これは、琴・作曲の中井智弥さんと、三味線・唄の山本ゆきのさんのユニットです。番組では、さらに西洋のドラムとベースが加わっていました。ゆきのさんは着物ではなく、セクシーなドレス姿。

NHKさんは人間国宝の方とかを紹介することが多いですが、今回の特集は斬新だなあと拝見しました。

そして、この番組で私が、

そう!そう!と思ったことがありました。それは、コメンテイターとして出演していた、バレエの草刈民代さんのコメントです。草刈さんは、

伝統の革新に取り組んでいると、伝統の本質に気づく場合があると思います。

とコメントなさっていました。至言と思います。

そして伝統料理にも、同じことが言えると思います。私のカレー卵やヨーグルト卵もそうです。

<この話しは長くなりそうなので、続きは明日の弊ブログで>

追伸

インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。

文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.878連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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正月の音

浅草雷門のすぐ傍に住まわせていただいている私にとって、

正月の音=繰り返されるDJポリスさんの叫び、です。

年が明けましたら初詣ですが、この時期DJポリスさんが朝から必死に叫んでいます、

ご遠慮下さい!

お止め下さい!

大変危険な行為です!!

あまりに繰り返されるので、私などは、もう耳に焼き付いてしまいましたが、その、正月の浅草の「三大危険行為」とは何なのか?ここでご紹介したいと思います。

(三大危険行為ノ一)立ち止まっての写真撮影

今は皆がSNSを楽しむ時代だから、正月に浅草に行ったら、写真はゼッタイ撮るよね。それを禁止とか、警察は随分と野暮だなあ!

と思った方は多いと思います。しかし、行列の間で立ち止まって写真撮影することは実際危険です。渋滞している高速道路で、急にブレーキを踏むようなものだからです。

1カット自撮り位なら、まあ、いいです。しかし、それだけではSNSが盛り上がりませんから、

カノジョと2ショット

友達も入れて集合写真

果ては動画まで。「浅草に来てまーす♡ あけおめー♡」

とか演っている間に急ブレーキが後続の行列に波及して行きます。危険です。ご遠慮下さい。

(三大危険行為ノ二)歩きながらスマホ

そんな人いるのか って?

いますね、結構。私が観測したところでは、7人に1人とか、8人に1人くらいは操作しながら参詣しています。罰当たり者め。

実際に罰があたることもありそうです。歩きスマホの人の前方の人が急に「立ち止まっての写真撮影」を始めたら、どうなりましょう。

発見が遅れ→衝突→トラブル→喧嘩

と展開するのは目に見えています。だから親切にもDJさんは、

お正月の楽しい思い出が、つらい思い出に変わってしまう場合がございます!

と指摘してくれているのです。危険です。お止め下さい。

(三大危険行為ノ三)雷門の大提灯にハイ・タッチする

これは、もう不敬行為であって、特高警察があった時代なら逮捕拘禁ですが、今はやりたがる人が少なくありません。理由はもちろん、写真を撮って→SNSに上げるため。

しかし現代のDJさんは、フレンドリー警察ですから、

提灯に触るのは、お止め下さい!

そんなことをしても御利益はありません!→むしろ、そうか、御利益ありそうだと思ってしまう。

そんなことをしても記念には成りません!→むしろ、そうか、写真を撮って記念にしよう!と思ってしまう・・・と展開しています。

やがて、さらに踏み込んで警告せねば、と焦ったDJさん、

危険です!

提灯が落下した場合、重大な事故になります。

落ちます!落下します!危険です!!

そ、それは流石に言い過ぎかと・・・

(本当に言っていました。この耳で聞きました。)

 

追伸

インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。

文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.877連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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警察沙汰

またも旧臘のネタで恐縮ですが、小樽市の市長が尻をたたかれて→相手の男を告発する、という滑稽な事件が起きました。報道によりますれば、

「小樽市の森井秀明市長(45)が市庁舎内の廊下で、60代の男性に「もっと謙虚にならなきゃダメだ」と声をかけられお尻を叩かれた。市長は暴力を受けたとして警察に通報、その男性は公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された」

「ネット上では市長に対し「これで逮捕?」「市長はちっさい男だ」といった批判が出た」そうです。

60代の男性は即日釈放されたそうな。まあ、当然でしょう。

さて何故こんな件をここで採り上げるのか、ですが、実は私も似たような経験をしたことがあるのです。

ある冬の夜、食事を済ませて二次会に移動しようと思い、目指す店は駅から遠くて、また気温も冷え込んできたので、私達はタクシーをひろいました。

年配でおしゃべりなドライバーさんでした。

話す内、脈絡は忘れましたが、そのドライバー氏、私の知人が経営する老舗蕎麦店を猛批判し始めたのです。

客が店の批判をするのは、もちろん自由です。が、話す相手が、その会話を喜んでいるか、サービス業の端くれなら、配慮しなければいけないと思います。

私は、その話しが大変不愉快でした。

店を悪し様に罵るのが食通だと思っているのか、あるいは私がその店を庇う発言をするのがお気に召さないのか、そのドライバー氏、どんどん批判のボルテージを上げて行きました。しつこい、しつこい。

この様子では、おそらく店に嫌われて何か注意されたのかもなあ、と私は想像しました。それで逆恨みをしているのかも。

私は心底ウンザリしました。そしてドライバー氏に告げました。

そんな話しは、もうたくさんです。ここで降ろして下さい。降ります!

ここで私は、小樽の60代男性と似た経験をします。

降り際にタイヤを蹴飛ばしたのを咎められ、警察への同行を求められたのです。

この事件(笑)を持ち込まれた、お巡りさんは呆れていました。一応器物が損壊されていないことを確認した上で、気怠そうな声で言いました、

これは事件にはならないですから、後は気分的な問題ですね。それは当事者間で話し合って下さい。

実際大した脚力で蹴ってはいなかったのです。警察へと要求したのは、イヤがらせでしょう。元々そういう心魂の人物だったと思われます。

さて、イヤがらせにはイヤがらせを!と行こうじゃないですか。私はドライバー氏告げました、

運転手さん、事件は終わったようなので仲直りのために、最初の目的地まで、もう一度載せていただきましょうか。ただし無駄なおしゃべりは結構ですので。

この後のドライバー氏の、態度の変わり様は本当に滑稽で、私は内心笑い転げました。

ちっさい男だなあ。小樽市長なみ。

 

追伸

インターネットの『Rettyグルメニュース』「平成生まれがゆく「東京名店物語」」にお採り上げいただきました。

文は平成生まれの山口祐加さん。若い方が老舗店に関心を持って下さるのは、嬉しいですね。是非ご覧ください。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.876連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

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