調査結果報告書
旧臘のネタで恐縮ですが、日本相撲協会の危機管理委員会が作成した、
「元横綱・日馬富士の傷害事件に関する調査結果報告書」の全文を、皆さんはお読みになりましたか?
要旨だけ読むと載っていないのですが、全文を読みますと、今回の飲み会の、そもそもの設定の経緯が書いてあります。
そして、そこを読んだ時、私は、
あーあ。
やっぱり趣旨とメンツが不透明な飲み会は考えものだなあ!
と思いました。
今回は元々モンゴル力士会ではなく、「地元高校の相撲部OBや同部と縁のある力士を招いた」会でした。
白鵬は相撲部と関係があったので、招かれていたのですが、
「OBとか身内の集まりです」程度の説明しか受けておらず、貴ノ岩が出席することは、なんと、知らなかったそうです。
日馬富士は、そもそも招かれておらず、白鵬が連れて行ったそうです。
つまり、相撲部のOB会であることがハッキリしていれば、日馬富士は参加せず、事件は起きなかったかもしれないということなのです。あーあ。
「趣旨とメンツが不透明な飲み会」の体験は、私にもあります。
ある時私と、とある蔵元さんが日本酒の会を開いたことがあり、私の知人の酒好きメンツに声をかけたのですが、お誘いした内の一人から、
友達を連れて行っても良いですか?
という質問がありました。賑やかになるのはもちろん嬉しいので、OKしまして、そのお友達が到着したのですが、そこで私と蔵元さんはビックリ。
きょ、今日は酒の会なんですか?
そうですよ、浴びるほど飲みまくる会です。ようこそ、お越し下さいました。
ぼ、僕はね、飲めないんですよ。
・・・(沈黙)・・・
どのように誘ったのか、私は存じませんが、
「浴びるほど飲みまくる会」が「趣旨とメンツが不透明な飲み会」に成ってしまいました。
あの時の蔵元さんの微妙な表情は忘れられません。
新年会シーズン、皆さんもお気をつけを。
追伸、「適サシ肉の日」
が日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。
昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。
「記念日制定の由来」は以下の通りです。
「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.880連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。