浅草インバウンドあるある

このブログにカテゴリーを一つ追加しました。カテゴリーを追加するのは久しぶりですが、それは題して、

「浅草インバウンドあるある」。

浅草にやってくるインバウンド客の困った習慣を、これまでは「ぼやき部屋」というカテゴリーに入れてきましたが、このネタがあまりに多いので、独立させることにした次第です。

さて「浅草インバウンドあるある」の記念すべき最初の「あるある」は、

「インバウンド客にタダで水を飲まれる」。

これは、かなり多いようです。

今日も外人に、水を18杯も飲まれちゃったよー

とボヤく飲食店主が多いのです。

なぜ水をタダで飲まれるのか?

それは、とにかくすぐに水とおしぼりを出す店が多いからです。喫茶店とか、食堂とか、蕎麦屋さんとか。

お店サイドとしては、お客様から、入店して着席したのに長時間何も応対してもらえなかった!サービスの悪い店だ!と言われたくないので、とにかくすぐに水とおしぼりを出すのです。

忙しい時間でも、とりあえず水とおしぼりを出しておけば、応対した実績づくりだけはできるので、そうしているのですが、さて困るのは外人さんの場合です。

着席して、しばらく協議した後、帰ってしまうことがあるのです。

その原因は、店のことを良く調べずに突入するからです。

私が店の玄関に立って来客に応対している時にも、そういう外人さんが入って見えます。日本人なら、メニュー内容や価格をよくよく確認してから入ってきますが、外人さんは、スーッと入って来て、

Are you open

あれ、店頭のメニューには、まったく視線を送らずに、スーッと入って来たな。ということは事前にスマホで検索して来たのかな・・・

という想像は禁物です。

中へ入っていただくのは良いとして、玄関でメニューを必ず確認してもらわないといけません。

実際メニューを見て、そこで帰ってしまうケースがあるのです、結構。

値段が合わないのか、すき焼き以外を食べたかったのか。

突入して、すぐ転身するのは恥ではないようです。西洋人でも、東洋人でも。

だから私は、部屋が空いていてもすぐには通さず、玄関ロビーで必ずメニューをご覧に入れるのですが、そうした段取りが、構造上できにくいお店さんもあります。喫茶店とか、食堂とか、蕎麦屋さんとか。

そうしたお店では、入って来た客はすぐさま席へ通し、続けてすぐ水とおしぼりを出すので、飲まれてしまうのです。

産休の一言もないんだよなあ!いや、サンキューの一言もないんだよなあ!

とボヤく店主が多いこと。

「浅草インバウンドあるある」でした。

追伸、「適サシ肉の日」

日本記念日協会さん公認の記念日に成りました。

昨年私が「適サシ肉宣言」をした1月15日です。お見知りおきを。

「記念日制定の由来」は以下の通りです。

「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」

 

読売新聞の2018116日夕刊社会面に載せていただきました。ありがとうございます。

「和牛「脱霜降り」…脂肪抑えた「適サシ」人気 農家赤身多め「健康牛」

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.881連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: 浅草インバウンドあるある — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)